「罠DeepTrap(2015年韓国)」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

罠 Deep Trapの紹介:2015年製作の韓国映画。『殺されたミンジュ』のマ・ドンソク主演、実話を元に描くスリラー。気分転換のため離島にやって来た夫婦・ジュンシクとソヨン。ネットで見つけた店を訪れたふたりは、親切な主人・ソンチョルに警戒心を解き、泊まっていくことにするが…。

罠DeepTrap(2015年韓国)の主な出演者

パク・ソンチョル(マ・ドンソク)、クォン・ジュンシク(チョ・ハンソン)、リー・ソヨン(キム・ミンギョン)、キム・ミンヒ(アン・ジー)

罠DeepTrap(2015年韓国)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①流産がきっかけで勃起不全に陥った夫・ジュンシクを治そうと、妻・ソヨンは離島のサンマル食堂に連れていく。どんな勃起不全でも治せるという惹句どおり、店主・ソンチョルは精力のつく食べ物を提供。ソンチョルの妻・ミンヒは美人で魅力的だった。 ②店主・ソンチョルにそそのかされたジュンシクはソンチョルの妻・ミンヒと関係を結ぶ。ソンチョルは自分の意に沿う手下を増やすことで、帰ろうとした夫妻は襲われる。ジュンシクとソヨンはソンチョルを撃退した。

【起】- 罠DeepTrap(2015年韓国)のあらすじ1

韓国、ソウル。
若い女性・ソヨンは妊娠していましたが、流産をしてしまいました。
ソヨンはショックを受けましたが、夫であるジュンシクもこの事実に呆然としてしまいます。手術室に入ったジュンシクは、泣きぬれるソヨンを前に、言葉が見つかりませんでした。
…2年後。
結婚して5年が経過するジュンシクとソヨンですが、流産が引き金になって、夫・ジュンシクは性行為ができませんでした。
妻・ソヨンのことは今でも深く愛しているのですが、性行為に及ぼうとすると、どうしても流産の日のことが脳裏をよぎり、勃起しないのです。
ジュンシクもソヨンも子どもを欲しがっていましたが、ジュンシクのことが原因で妊娠はできません。
相談した女医に「まずは流産の心の傷を治すべき」と言われたソヨンですが、もう2年間も経過していました。ソヨンは内心あせります。
ジュンシクが飲み会で遅くなった日、ソヨンはインターネットである食堂の情報を見つけます。それは離島にあるサンマル食堂というところで、「病院では治せない勃起不全も治せる」ということで、ソヨンはその食堂へ行こうと考えました。
「旅行へ行こう」と誘うと、ジュンシクは有給休暇を取りました。2人して名も知られていない小さな離島へ行きます。
向かうフェリーの中で、どうせなら済州(チェジュ)島(注:韓国テレビドラマ『冬のソナタ』の舞台になった島)に行けばよかったかなと夫・ジュンシクは言いますが、この島へ行くことを希望したのは妻・ソヨンです。
車でフェリーから降り、森の中にある秘境のような場所を訪ねていきました。食堂の情報を何で得たのかという夫・ジュンシクの問いに、ソヨンは素直に「インターネットで」と答えます。
森に入ると携帯は圏外で道は舗装されておらず、脱輪してしまいました。ジュンシクが車を押して脱輪を外しますが、泥だらけになります。
そうやって苦労して訪ねたサンマル食堂は、ごくごく平凡な平屋建ての木造家屋でした。夫・ジュンシクは期待の色を隠せません。
今回の旅行の目的を、ソヨンは夫・ジュンシクに話していませんでした。ソヨンはジュンシクの勃起不全を治したくて、治せるというサンマル食堂を訪ねたのです。ジュンシクはただのグルメツアーだと思っています。
店には客がいませんでした。森の奥の奥で、ほかに民家すらない場所なので当然かもしれません。
えらそうにふるまうこわもての店主パク・ソンチョルとその妻・ミンヒの2人が店を切り盛りしていました。ソンチョルはミンヒに横柄な態度を取りますが、ミンヒはまるで奴隷のように、黙って従っています。聞くと、ミンヒは口がきけないとのことでした。
両親なき後のミンヒを、ソンチョルが育てたようなものだそうです。育ててやったのに恩知らずなので、ミンヒの舌を切ったのだというソンチョルの発言は、ソンチョルなりのブラックジョークと思われました。

【承】- 罠DeepTrap(2015年韓国)のあらすじ2

店のたたずまいと、店主・ソンチョルの異様な雰囲気に呑まれたミンヒは、帰ろうと切り出します。しかし鶏の水炊きがおすすめとソンチョルが言い、ジュンシクが注文したことから、食べ終わるまで帰れなくなりました。
ミンヒはミニスカートに胸が開いた露出の高い服を着ており、しかも美人です。愛妻家のジュンシクですら、ついつい見入ってしまうほどです。
食事ができました。しめた(殺した)ばかりの鶏を使っているので店主・ソンチョルの言う通り美味で、しかも酒もふるまわれます。居心地の悪いソヨンとは対照的に、ジュンシクは上機嫌でした。
ソンチョルは結婚して5年になるジュンシクとソンヒに子どもがいないと知ると、「これを食べれば妊娠する」と言って精力のある食べ物を狩ってきます。帰るタイミングを逸した2人は晩ご飯もソンチョルとミンヒ夫妻と一緒に食べました。そのまま宴会に突入します。
ソンチョルはしきりにソンヒに酒を勧めました。店主・ソンチョルは自分の妻・ミンヒに対してジュンシクをもてなすよう命令し、ソンチョル自身はやたらソンヒに接近してきます。まさかスワッピング(夫婦または男女のカップルが、お互いに相手を交換して行う性行為)を望んでいるのではないかと、ソンヒは疑いますが、そのくらいソンチョルは露骨でした。
小用に立ったソヨンにソンチョルがたちはだかり、たちはだかり「俺に話があるんだろう」と言います。やはり噂どおり、サンマル食堂に来ると勃起不全が治せるようです。
今夜泊まれとソンチョルが言い、ジュンシクは喜びました。
その夜、ジュンシクがソヨンを求めますが、やはりいざという時になると流産のことが頭をちらついて、無理でした。
翌朝、起きたソヨンは夫・ジュンシクがいないのに気づきます。ジュンシクはソンチョルとすっかり打ち解けて、一緒に狩りに出かけていました。仕留めたイノシシの血を飲めとジュンシクは言われ、思い切って飲むと「ここで精力をつけていけばいい」と声をかけられます。
帰る段になりましたが、ヒューズ切れで車のエンジンがかかりませんでした。修理工は島を出ており、明日にならないと帰ってこないそうです。ソヨンとジュンシクはもう1泊することになりました。
その夜、部屋で飲もうと店主・ソンチョルがジュンシクを誘い、半ば強引に自分たち夫婦の部屋に連れて行きます。

【転】- 罠DeepTrap(2015年韓国)のあらすじ3

そしてソンチョルは倉庫に行くと言って中座し、ジュンシクと2人きりになったミンヒはジュンシクのケガした指を舐めて誘いました。ジュンシクはいけないことだと思いながらも、ミンヒを押し倒します。勃起不全は回復されました。
ソヨンのところへ店主・ソンチョルが来ると、隣室の覗き穴を示します。隣の部屋では夫・ジュンシクがミンヒを抱いていました。背後からソンチョルが抱きすくめ、無理やりにソヨンをレイプします(ジュンシク&ミンヒは合意の上だが、ソンチョル&ソヨンのほうは強姦に近い)。
翌朝、ジュンシクを誘ったミンヒは何事もなかったかのように洗濯物を干していました。ソンチョルとジュンシクは港に行きますが、夜にならないと修理工が帰って来ないと聞きます。ジュンシクは会社に電話をして、車のトラブルで帰れないと言いました。
港にいた老人・マンシクがソンチョルを見て罵り、疫病神呼ばわりします。
食堂に帰る道すがら、店主・ソンチョルはジュンシクに事情を説明しました。
ソンチョルは幼い頃から父に暴力を振るわれていました。その父が後妻を迎えると、後妻までもが自分に暴力を振るうようになり、耐えかねたソンチョルは家に火をつけたそうです。まさかそれで父と後妻が死ぬとは思っていなかったと、ソンチョルは言いました。
そのまま森に狩りに出かけたジュンシクは、動物用の罠にかかって左足を負傷し、しかも崖から落ちて気絶します。それを見ていながら、ソンチョルは見捨てて帰ります。
ソヨンは夫の帰りを待っていましたが、いつまでも戻って来ず、店主・ソンチョルが偉そうに命令し始めたので戸惑います。
店に新たなカップルの男・チャンギュと女・スジョンがやってきました。水を出せ、注文を取れと、ソヨンは店員のように扱われます。後でソンチョルはソヨンに「お前の主人は俺だ。客の前で恥をかかせるな。俺の言うことをきけ」と命令しました。
新たに来たカップルが自分たちと同じような待遇(鶏の水炊き&晩ご飯&宴会)を受けるのを見ながら、ソヨンは次第に「サンマル食堂は罠だ」と気づきます。
サンマル食堂が勃起不全のカップル用に、精力のある食べ物を提供するのは事実です。しかし、そのうたい文句をあてにしてやってきたカップルを支配下に置き、従う者は生かし、歯向かったり意に沿わなかったりする者は殺すというのが店主・ソンチョルの方針でした。

【結】- 罠DeepTrap(2015年韓国)のあらすじ4

新しいカップルも夫妻を交換して性行為に及びますが、激しく抵抗したスジョンが夫・チャンギュに助けを呼び、ミンヒと性行為をしていたチャンギュが現れて殴ろうとすると、店主・ソンチョルはアイロンでチャンギュとスジョン夫妻を殴り殺しました。
その頃、崖から落ちたジュンシクは気絶から目を覚まし、時間をかけてですがソヨンを迎えに食堂に向かいます。
ソヨンと会ったジュンシクは、店主・ソンチョルのトラックで逃げようとしますが、ソンチョルにばれました。
トラックを発進させたものの、下り坂でハンドル操作を誤ったジュンシクは、ソンチョルに追いつかれます。ソンチョルはハンマー(片方が平らで釘打ちなど用、もう片方は尖っている形)で2人を殴ると、倉庫に監禁しました。
ソヨンはジュンシクにこの食堂に来た理由を説明し、謝ります。
ソンチョルがやって来ると「帰ろうとしやがって」と怒りました。親切にした自分たちを置いて立ち去ろうとするジュンシクとソヨンは、ソンチョルにとっては裏切り者なのです。
ナイフを持ったソンチョルがジュンシクを殺そうとした瞬間、警察が訪問しました。ソンチョルは応対に出ます。
ソウル市内の夫婦が行方不明だという知らせを受け、ソンチョルと一緒にいたところを目撃したと港の老人・マンシクが証言したことから、警察官2人がやってきていました。監禁されているジュンシクとソヨンは、ドラム缶や壁を蹴って居場所を知らせます。
警官の若者の方が2人を発見したと同時にナイフで首を切られ、老警官が無線で知らせようとしますが、ソンチョルに襲われます。
そこに隙ができました。ジュンシクとソヨンの会話を聞いて深く同情したソンチョルの妻・ミンヒが、2人の縄を解いて解放してくれます。
2人は森の中を走って逃げました。店主・ソンチョルも追って来ます。
足をケガしているジュンシクは走るのが遅く、追いつかれそうになりました。ソヨンはわざと罠の場所にひきつけて、ソンチョルの武器のハンマーを罠にかけます。
ハンマーは罠から抜けなくなりますが、持ち手の部分をソンチョルが引き抜きました。先端部分は罠のところに残ります。
追ってきたミンヒが猟銃を発砲しました(誰にも当たっていない、単なる威嚇発砲である可能性も大)。その音で振り返ったソンチョルの腰に、ハンマーの先端部分の尖った部分をソヨンが刺しました。ソンチョルは怒って腰から引き抜きますが、転倒して胸に刺さってしまい、死亡します。
ジュンシクとソヨンはそのままふもとまで逃げました。自分を虐待していた相手ですが、ミンヒはソンチョルの遺体にすがって泣きます。
帰りのフェリーに乗りながら、ジュンシクとソヨンは警察から事情聴取を受けました。ジュンシクはソヨンの肩を抱き、いつまでも遠ざかる島を見ていました。

みんなの感想

ライターの感想

こわい! ストーリーは完璧にサスペンスなんだが、はっきりいってかなりホラーな部分がある。ホラーにしてもいいと思うくらい。
店主・ソンチョルの圧倒的な存在感。すごいわあ。この人見たあとだと、ジュンシクとチャンギュは優男に見える。
店主のもくろみなんて、あってなきがごとしなのだろう。とにかく相手を支配したい。
全編を通して、非常に緊迫した展開で、最後までスリリング。
特に目新しい題材というわけでもないのだが、とにかくこの迫力がすごい!

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