「羊たちの沈黙」のネタバレあらすじ結末

羊たちの沈黙の紹介:1991年公開のアメリカ映画。第64回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞を受賞した。アカデミー賞主要5部門全てを受賞したのは『或る夜の出来事』、『カッコーの巣の上で』に次いで3作目である。

予告動画

羊たちの沈黙の主な出演者

クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)、クロフォード主任捜査官(スコット・グレン)、バッファロー・ビル(テッド・レヴィン)、フレデリック・チルトン医師(アンソニー・ヒールド)、アーディリア・マップ(ケイシー・レモンズ)

羊たちの沈黙のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アメリカで若い女性が6人殺され、死後皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生。実習生の女性クラリスは上官のクロフォードに命じられ、手がかりを得るために監禁中の元精神科医レクターの元へ派遣される。 ②クラリスに興味を持ったレクターはアドバイスをする。7人目の被害者が拉致され院長のチルトンが横入りし、被害者の母である上院議員にレクターを会わせる。レクターは脱走、事件はクラリスが解決した。

【起】- 羊たちの沈黙のあらすじ1

アメリカ・バージニア州クワンティコ近くの森林。
若い女性クラリス・M・スターリングは、バージニア大学を卒業した後にFBIの捜査官になるべく訓練を重ねていました。FBIには女性もいますが男性が圧倒的に多く、小柄なクラリスはひときわ非力に見えます。しかしクラリスは努力でカバーしていました。
ある日クラリスは行動科学課のクロフォード主任捜査官に呼ばれます。クラリスは大学時代にクロフォードのゼミに所属しており、クラリスが優秀であることはクロフォードも認めていました。
クラリスはFBIの訓練学校を卒業後は、クロフォードのいる行動科学課への所属を希望しています。
クロフォードはクラリスを課の部屋に案内すると、任務を課します。それは、監禁中の連続殺人犯であり元精神科医でもある囚人ハンニバル・レクターを観察して来いというものでした。

その当時、ある事件が世間をにぎわせていました。それは〝バッファロー・ビル〟と呼ばれる犯人による連続猟奇殺人事件です。
それはアメリカ国内で若い女性が殺害された後、遺体の皮膚を剥がされるという事件でした。手掛かりが全くなく手詰まりのFBIは、監禁中の連続殺人犯たちの心理分析を始めることにより、未解決事件の解明をしようと考えたのです(犯人像を絞り込もうと思った)。
大抵の犯人は協力的でしたが、ただひとり協力を拒んだのがレクターでした。
クロフォードはクラリスに「君に協力するとも思えないが、少しでもレクターを観察して、レポートにして提出してほしい」と言います。クラリスは心理学と犯罪学の2つを閃光しており、優秀だったのです。
レクターは危険だから気をつけるようにと、クロフォードは念を押します。決して個人的な話をするな、まともな人間と思うなと言い、クロフォードはクラリスを派遣しました。

レクターの収監されているボルティモアに飛んだクラリスは、フレデリック・チルトン博士に会います。チルトン博士はレクターがいる監禁病棟の担当でした。
チルトン博士もレクターに警戒しろと言います。ガラスに近寄るな、鉛筆やペンは渡すな、ホチキスやクリップも駄目、書類は食事の差し入れ口から入れ、レクターからは何も受け取るな…警戒は厳重を期しました。チルトンはある例を挙げます。
1981年7月8日、レクターは胸の痛みを訴えて医務室に運ばれました。
心電図を取るために看護師が近づくと、レクターは自分の歯で看護師の顔を攻撃したそうです。看護師の女性は大変な状態になり、医者が看護師の女性の顎を整形し、片方の目だけは救いました。そんな状態でありながらもレクターの脈拍は正常と変わらない…そうチルトンも言います。
監禁病棟へ行くと、黒人看守のバーニーが扉を開けました。「右側を歩いてくれ」と言います。
房はすべて向かって左側にありました。奥に椅子がぽつんとひとつ置かれています。
レクターは4人目でした。初老の男性、座っているスキンヘッドの男性、サルのように牢にかじりついている男性…いちばん奥にいるレクターは、直立不動でクラリスを迎えます。
礼儀正しいレクターですが、クラリスの身分証を見て実習生だと看破しました。証明書の期限が近いからです。
レクターは隣の房の多重人格の男性・ミグズが何と声をかけたか質問し、クラリスが正直に答えた態度を気に入りました。協力要請には拒否を示しますが、レクターは「新しい連続殺人犯のことで忙しいのだろう」と、今巷を賑わせている連続殺人犯の手がかりを得るために心理分析を始めているのだということを看破します。
新聞記事には、なぜ犯人のことを〝バッファロー・ビル〟と呼ぶようになったかは書かれておらず、レクターは知りたがりました。クラリスが「カンザスシティーの警察が、犯人が女の生皮を剥ぐので、そんなあだ名をつけた」と答えると、レクターはクラリスになぜ生皮を剥ぐのか分析を促します。
クラリスが自説を述べますが、レクターはそんなクラリスを挑発するようなクラリス自身への分析をしました。バッグは高級なものを購入しているけれども、靴は安物で野暮な格好だとか、ウエストバージニアのなまりが残っているとか…。
クラリスは打ちのめされましたが、レクターへの礼儀を失することはありませんでした。
落胆して手ぶらで帰る時、隣の房のミグズが精液をクラリスにかけます。他の房の者も興奮しました。
レクターは戻って来いとクラリスに命令し、戻ったクラリスへ隣人の非礼を詫びると「質問事項の記入は断るが、昇進のチャンスを与える」と言います。「昔、私の患者だったミス・モフェットを探せ!」とヒントを与えました。クラリスは半泣きで去ります。

その後クラリスは訓練の合間に、レクターについて調べます。
クロフォードから電話を受けたクラリスは、隣の房のミグズが一日じゅうレクターになじられて自殺したと知り、驚きました。
レクターは逮捕前に患者のカルテを破棄していたので、捜査は難航を極めます。それでもヘスター・モフェットという名義で、10年間先払いで貸倉庫が借りられているのを見つけたクラリスは、倉庫を見に行きました。
中には雑多なものが納められていましたが、中に化粧を施した男性の頭部のホルマリン漬けを見つけます。ヘスター・モフェットはアルファベットの綴り変え遊びで「私の残り(the rest of me)」という意味でした。つまり倉庫の借主はレクターです。クラリスはすぐさまレクターを訪問します。

【承】- 羊たちの沈黙のあらすじ2

レクターはミグズを自殺へ追いやった懲罰を兼ねて、部屋に電灯をつけてもらっていませんでした。チルトン博士の地味な嫌がらせです。
クラリスが訪問したので、看守の黒人男性・バーニーが灯りをつけました。バーニーの厚意です。レクターはバーニーに礼を述べました。
レクターは「首の主はベンジャミン・ラスペールという元患者だ」と答え、自分は隔離しただけだと答えます(レクターが殺したのではなく、殺人者が別にいるということ)。
さらに情報を求めるクラリスに、レクターは「私はここに8年いる。一生出られない。でも外の景色を見たい。窓が欲しい。木や水が見たいんだ。ドクター・チルトンから遠くへ離れたい」と言います。
「バッファロー・ビルの心理面を資料から分析できる。逮捕を手助けしよう」と言うレクターに対し、クラリスは「犯人を知っているのだ」と感じました。レクターが保存していた、化粧した頭部の男性を殺した相手が、その犯人である可能性が大でした。

その頃、テネシー州メンフィスで次の凶行が始まっていました。
帰宅途中の若い太めの女性キャサリン・マーティンが、トラックで連れ去られます。
キャサリンはその日、マンションの入り口まで帰ってきたところ、右腕を負傷した男性が苦労してソファを運び込もうとしているのを見かねて、手伝いを申し出ました。
その男性こそがバッファロー・ビルでした。右腕のケガも嘘です。キャサリンはソファをトラックに入れる手伝いをして殴られ、連れ去られました。
男はキャサリンを気絶させた後、車内で服をハサミで切って捨てるとその場に捨て、車で立ち去ります…。
同じ頃、女性の変死体が発見されたので、クラリスは授業中に呼び出されてウエストバージニア州クレイ郡にクロフォードとヘリで行きます。
被害者は常に、捕らえてから3日生かした後に射殺されます。生前は残虐なことはされず、死後に遺体の皮膚を剥いでいつも違う川へ捨てていました。水の中だと証拠が残らないのです。今回はエルク川で発見されました。
最初の被害者だけ重石をつけて沈められたので、発見は3番目です。被害者は今回で6人目でした。
検視に立ち会ったクラリスは、詰めが割れて爪の下に土が入っていることと、喉に何かが詰まっていることを指摘します。
喉に詰まっていたものは虫の繭でした。遺体の口中に水中の何かが入ることはありますが、これは自然に詰まったとは思えないと検視官も言います。
遺体は背中側の皮膚がダイヤの形に、2か所大きく切り裂かれていました。
繭を調べてもらうと、スズメガの、学名アケロンティア・スティックスと呼ばれるものの繭でした。これはアジアにしか生息しない種類で、〝死の頭〟というあだ名がついています。成虫の胴体の部分がちょうど、ドクロのように見えるのです(注:DVDパッケージにこの蛾がプリントされていることが多し)。
犯人はわざわざアジアから輸入して育て、繭にして死体に入れたものと思われました。

キャサリンが行方不明になったニュースが報道されます。キャサリンの母は上院議員でした。そのため、いつも以上に大きく扱われます。
何度もクラリスがレクターに会いに来るため、何か有力な手がかりを貰っているのではないかとチルトン博士が怪しみました。自分の出世のため、チルトン博士は盗聴器を仕掛けて2人の会話を盗み聞きします。
クラリスは作戦を練ってきました。レクターが協力することでキャサリンが救出された場合、母親である議員はニューヨーク州の森が見える病院へ移すという条件を出したと言います。
レクターは興味を示しますが、それ以外にクラリスの個人情報を交換条件に加えました。クラリスは承諾します。
子ども時代の最悪の思い出を聞かれたクラリスは、10歳の時に田舎の警察署長だった父が死んだことを挙げます。母はすでに他界していたため、ショックでした。
交換条件としてレクターも情報を流します。被害者は大柄で喉の奥に蛾が入っていたことを示唆したレクターは、犯人は変化を求めていると言います。
クラリスは化粧した男性の頭部の喉からも、同じものを見つけていました。やはり、犯人は同一人物なのです。
父の死後のことを聞かれたクラリスは、モンタナの母方のいとこ夫婦の牧場に行ったと答えました。ただし2か月しか滞在していません。
なぜ2か月しかいなかったのかと聞かれますが、クラリスは「交換条件よ」と答えずに、続きを促しました。レクターは話します。
「バッファロー・ビルは自分で性的な倒錯者だと思い込んでいるだけ。性転換手術を病院に希望して断られた可能性がある」

〝バッファロー・ビル〟に囚われたキャサリンは、家の中の地下にある井戸の底に幽閉されていました。必死で助けを乞いますが、通用する相手ではありません。
キャサリンは犯人に促されるまま、皮膚にローションを塗りました。犯人は愛犬のトイ・プードルを抱いて、キャサリンがローションを身体に塗るのを懐中電灯で照らして確認します。

【転】- 羊たちの沈黙のあらすじ3

懐中電灯の灯りが、井戸の壁に刺さった爪を照らしました。今までに監禁された女性たちが脱出を試みて、井戸の壁に爪を立てて登ろうとしたのです。
それを見たキャサリンは絶叫し、犯人は喜んで真似をしました。

チルトン博士はクラリスとレクターの話を聞いて、本当にクラリスが議員と取引したのか確認します。架空の話だと知ったチルトン博士は、嫌がらせも兼ねてレクター博士を拘束して呼び出し、自分の研究室でクラリスの取引は嘘だと告げました。レクターは研究所の机の上にある書類の、筆記用具をちらっと見ます。
取引は嘘でしたが、チルトン博士が実際に上院議員に掛け合って、テネシーの田舎の刑務所に行けるよう手配をしたそうです。チルトン博士は手柄を自分のものにして、出世の足がかりにしようと企んでいました。
レクターは「犯人の名前はルイス。苗字は議員に直接言う」と言います。チルトン博士はレクターをテネシー州メンフィスに移送しました。クラリスとクロフォードはそれを知りますが、何も手立てはありません。
レクターは拘束衣で身体を動けないように縛られ、ベッドにくくりつけられて移送されます。口にはマスクをはめられて、噛みつけないように配慮がなされています。
上院議員と会ったレクターは、娘を亡くしたらどこで痛みを感じるのかと質問しました。母乳を与えていた胸で痛みを感じるのかと、暗に指摘し、母である上院議員は不愉快な表情をしますが、態度は変えません。
レクターは「ルイス・フレンド」と答えた後、「1980年の4月か5月に、患者・ラスペールの紹介でやってきた。2人は同性愛の関係だった。身長175cm、がっしりして体重は80kg、髪はブロンド、目はブルー、35歳くらい、住所はフィラデルフィア…」と述べて「服を大事にな」と議員に言いました。
チルトン博士は手柄をものにして、得意げな顔でインタビューに答えていました。

夜、クラリスはレクターの収容先に会いに行きます。レクターはシェルビー郡裁判所の、体育館ばりに広い一室の中央に作られた、仮設の檻に入れられていました。警備員は常時2名配置されています。
クラリスはレクターに「ルイス・フレンドは〝まがいもの〟という意味の綴り遊びだ」と指摘しました。レクターも否定しません。
レクターはクラリスに「犯人を殺しに駆り立てるものは『極度の切望』が本質なのだ」と述べて、交換情報として、クラリスが先日話しかけてやめた、牧場に2か月しかいなかった理由を聞きます。
クラリスはある朝まだ暗いうちに、子どもの声のような悲鳴で目を覚ましました。声の先の納屋へ行って、その正体を知ります。
子羊が殺されていたのでした。屠殺です。
クラリスは子羊を逃がそうと思って檻を開けましたが、子羊たちは逃げませんでした。せめて1頭でも助けたくて、クラリスは抱いて逃げますが、10歳のクラリスに子羊は重すぎました。
数キロ逃げた先で保安官に捕まったクラリスは、牧場主である母のいとこ夫婦に怒られて、施設に送られました。
「今でも夢で子羊の悲鳴を聞くか?」というレクターの問いに、クラリスは頷きます。少女時のその事件は、クラリスの中でトラウマになっていました。
「もしキャサリンを助けたら、子羊の悲鳴を聞かなくなると思うか?」という問いには、クラリスは「分からない」と答えます。
次はクラリスが質問する順番でしたが、ここでチルトン博士がやってきてしまいました。話はお預けになってしまい、クラリスは犯人の名前を聞けません。
引き立てられて立ち去るクラリスに、レクターは「子羊の悲鳴が消えたら教えてくれ」と声をかけます。レクターが資料を返すと言ってクラリスを招き寄せ、書類を渡す刹那、レクターの人差し指がクラリスの人差し指を撫でました(レクターとクラリスの接触は今作品ではこのときのみ。人差し指を撫でることに大きな意味はないが、愛撫することでレクターがクラリスに尊敬の意を払っていることを示唆している)。

クラリスが立ち去った後、レクターは2度目の食事を要求しました。今度は子羊のステーキだそうです。上院議員との取引なので、ある程度レクターのわがままは受け入れられていました。
食事を檻の中に持ちこむ時、レクターは先に檻の外から手錠をかけられます。凶暴だからです。
それをレクターは読んでいました。チルトン博士の部屋で盗んだ文房具を口から出して(移送前に部屋に呼ばれた時に盗んでいた)指の間に挟み、手錠をかけられた後にこっそり外します。入ってきた警備員・ボイルが食事を置くため、机の上の絵をどけたわずかの間にボイルに手錠をかけて檻に固定させ、後ろを一瞬向いていた警備員・ペンブリーの鼻を噛みちぎると、目にスプレーをかけました(スプレーは警備員が腰につけている防犯用のもの)。ボイルには警棒を振るいます。
ペンブリーは鼻を噛みちぎられた後、顔の皮膚を剥がされました。ペンブリーの身柄はエレベーターに隠されます。

【結】- 羊たちの沈黙のあらすじ4

ボイルは腹を割かれて、檻の上部にはりつけにされました。
その後、レクター博士は警備員の拳銃を発砲しました。
発砲音を聞きつけた他の警備員が集まります。そこには、はりつけにされたボイルと、あおむけに倒れたペンブリーがいました。ペンブリーの顔は血まみれです。レクターは行方不明でした。
ペンブリーの息があるとして救急車が呼ばれ、ストレッチャーで運ばれます。
エレベーターに乗った一同は、上部から血液が落ちて来たので黙って合図し、まずはストレッチャーを運び出します。その後、エレベーターの周囲を囲み、さらに一部の者は上階からエレベーター上部を覗きました。
エレベーターの上に乗っているレクターの服を着た者は、ぴくりともしません。威嚇発砲で太ももに銃弾を撃ち込んでも反応しないので、エレベーターの天板を外して落としました。
それは、顔の皮膚を剥がされたペンブリーの遺体でした。しまったと思った時には、もう救急車は出た後です。
その頃、救急車では顔の皮膚を乗せたレクターがゆっくりと起き上がり、乗員を襲っていました。救急車は空港のそばで発見されますが、乗員はすべて死亡し、さらに空港で旅行者が殺されて衣服と金が盗まれていました。

レクターの脱走を知りましたが、クラリスは自分が狙われることは考えませんでした。同僚女性のマップは心配してくれますが、その不安はないとクラリスは言います。
最初の犠牲者であり3人目の発見となった被害者フレデリカ・ビンメルの周囲に犯人がいるとクラリスは考えました。レクターの言葉『極度の切望が本質にある』をヒントにしたのです。
毎日目にするフレデリカという女性のようになりたい…そう考えて殺害した犯人は、それを隠匿するためにわざと重りをつけて発見を遅らせたのです。つまり犯人はフレデリカの友人で、オハイオ州ベルベディアにいるとクラリスは考えました。
クロフォードにそれを報告し、クラリスは被害者・フレデリカの父に会います。
フレデリカの部屋でトルソー(首のないマネキンの胴体部分)とダイヤの形に切られた布を見たクラリスは、犯人が女性の皮膚で服を作ろうとしていると気づきました。
犯人はドレスメーカーで、女性を捕まえて飢えさせ、皮膚の緩んだところを剥いでいるのだとクロフォードに電話します。
ところがクロフォードは犯人を見つけたとして、移動中でした。医療センターで性倒錯者を調べて、シカゴ郊外にいるジェーミー・ガム、別名ジョン・グラントに行き着いていました。ジェーミー・ガムの自宅へFBI捜査官を率いて突入します。
しかしクロフォードの方は空振りでした。電話をかけてきたクラリスの方を、クロフォードは心配します…。

井戸に閉じ込められたキャサリンは、犯人の愛犬のトイ・プードルを井戸に落とし、犬をたてに脅して解放を要求していました。
犯人は犬の名(プレシャス)を呼びつつ、困ってうろうろと頭を抱えます…。

クラリスの方はフレデリカの友人を頼り、イリノイ州カリュメット・シティーにあるリップマン夫人宅を訪れました。フレデリカがリップマン夫人の洋服の直しを手伝ったと聞いたのです。
リップマン夫人はおらず、ジャック・ゴードンと名乗る男が住んでいました。リップマン夫人は転居したけれども、息子の名刺を探すと言って、ジャックはクラリスを家に招き入れます。
部屋に蛾がいるのを見たクラリスは、裁縫用具も見つけ、ジャックが犯人だと確信しました。ひそかに銃を構えますが、ジャックに気取られて部屋の奥に逃げられます。
地下室に井戸とキャサリンを発見したクラリスは、無事を確認すると作業部屋に入りました。奥のバスタブに腐乱死体を発見しますが(恐らくリップマン夫人)、その時停電が起きます。ジャックがブレーカーを落としたのです。
ジャックはナイトスコープ(暗視カメラ)でクラリスを見ながら接近しました。真っ暗なのでクラリスの方は見えません。
しかしジャックがクラリスを撃とうとして撃鉄を上げる音で気づき、クラリスが先に音の方に連射しました。犯人・ジャックは死にます。
7人目の被害者となるはずだったキャサリンは、無事に保護されました…。

クラリスは実習訓練を終えて、卒業式に出ていました。
クロフォードがクラリスの元にあいさつを述べに来た時、式場にクラリス宛の電話がかかります。
電話の主は「クラリス、子羊の悲鳴はやんだか」と聞きました。脱走したレクターからの電話です。
レクターは電話をすぐ切るから逆探知は無理だと告げ、クラリスに事件解決と捜査官就任のお祝いの言葉を述べました。
そして「もっと長く話したいが、これから古い友人を夕食に…」と言って電話を切ります。
レクターのいる公衆電話はとある空港が見える場所にあり、レクターは長髪の茶色のウィッグをかぶり、サングラスに帽子のいでたちをしています。
飛行機からおりたチルトン院長は、警護の者に囲まれていますが、それでも怯えていました。その姿を見ながら、レクターは人並みにまぎれます…。
(ラストシーン「古い友人を夕食に」とぼかす。「夕食に誘う」のではなく「夕食にする」=「食べる」という意味で、チルトン院長をさしている。
レクターは自分に礼儀正しくない者を好んで食する傾向があり、それは一貫している)

みんなの感想

ライターの感想

女性刑事クラリスが、連続殺人鬼バッファロービルを逮捕するために、連続殺人鬼として逮捕され、刑務所で暮らすハンニバル・レクターに操作の協力を求める、悪を持って悪を征すストーリーがユニークでプロファイリングというこの映画で有名になりました。
映画の中で、レクターに質問をぶつける、クラリスが逆に、レクターから質問を受けて、過去のトラウマを話すところは印象的です。また、ラストで、レクターが脱獄する場面は、映画史に残るような名シーンで、何度見ても興奮します。

ライターの感想

内容は確かにおどろおどろしいのだが、ぜひ見てもらいたい一品。
レクターの異様なムードは、最初に出たシーンからもう味わえる。直立不動の怖いこと!
見終わってからも、とにかく印象に残っているのは「1位 レクター博士」「2位 クラリス」「3位 はりつけにされた人」…。
なのに、なんとアンソニー・ホプキンスの出演シーンは、たったの11分とか!?
真摯に取り組んで何事も糧にしようとする実習生の捜査官・クラリスと、すべてを悟っているかのようなレクターの応対は、見ていてほんとに奇妙な印象を受ける。
一種のラブストーリーにも見えるし、師匠と弟子にも見えるし…犯罪者と捜査官には見えない。このアンバランスさも絶妙。
次作『ハンニバル』でもアンソニー・ホプキンスが同役を続投。こちらはグロさでは今作品の比ではない。興味があるかたはご覧ください。
  • 匿名さんの感想

    FBI本当はこんなもんか?がっかりの一言

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