「誘拐の掟」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

誘拐の掟の紹介:2014年製作のアメリカ映画。『96時間』シリーズでアクション俳優としての新境地を開拓した、実力派俳優リーアム・ニーソン主演のサスペンス・ミステリー。ニューヨーク市民を震撼させる連続猟奇誘拐殺人犯と、元刑事の私立探偵との息詰まる対決がスリリングに描かれる。

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予告動画

誘拐の掟の主な出演者

マット・スカダー(リーアム・ニーソン)、ケニー・クリスト(ダン・スティーヴンス)、レイ(デヴィッド・ハーバー)、ピーター・クリスト(ボイド・ホルブルック)、ジョナス・ローガン(オラフル・ダッリ・オラフソン)、TJ(ブライアン・“アストロ”・ブラッドリー)、ホーウィー(エリック・ネルセン)、ルーベン・クインターナ(マーク・コンスエロス)、アルバート(アダム・デヴィッド・トンプソン)、ユーリ・ランドー(セバスチャン・ロッシェ)、レイラ・アルヴァレス(ラウラ・ビルン)、ルシア(ダニエル・ローズ・ラッセル)

誘拐の掟のネタバレあらすじ

【起】- 誘拐の掟のあらすじ1

…1991年、アメリカ・ニューヨーク市。
マット・スカダーは現職の刑事です。その日も非番でしたが、警察ならただで呑める行きつけのバーに行きました。マットは酒好きで、酒に溺れかけている時でした。
マットが奥の机でゆっくりと酒を傾けていた時、バーに強盗2人が入ります。強盗はバーテンダーと揉めていたらしく、バーテンダーを射殺すると立ち去りました。
非番のマットは追いかけます。強盗は運転手を含めて3人組でした。2人を射殺し、3人目は脚を撃って捕まえます。
マットはこの件で表彰されましたが、刑事を辞めました。というのも、銃撃戦の時にマットが撃った銃弾のひとつが7歳の少女の目を貫いて、少女は即死したからです。
酒さえ飲んでいなければ、誤射することがなかったのではないかとマットは悔やみ、警察を辞めたマットは断酒会に所属して、酒を断ちました。
…1999年、ニューヨーク市。
警察を辞めて久しいマットは、今では私立探偵として仕事をしています。妻とは離婚し、気ままな独り暮らしの生活でした。警察時代のバッジは、本当は今では無効ですが、聞き込みの時には役に立ちます。
ある日マットは、断酒会の集まりで知り合った男性ピーター・クリストに声をかけられます。ピーターは自分の弟・ケニーを助けて欲しいと言いました。
ピーターの弟・ケニーに会いに行ったマットは、ケニーの妻・キャリーを誘拐された話を聞き「それはFBIの管轄だ」と答えます。
ケニーは話を続けました。妻・キャリーを誘拐されたのは昨日で、身代金40万ドルを払ったにもかかわらず、妻・キャリーは昨日の夜に殺されたそうです。
ケニーの依頼は「やった奴らを捕まえて、俺の元に連れて来い」というものでした。前金で2万ドル、成功報酬2万ドルです。
自らを建設業と名乗ったケニーですが、マットはケニーの本業を「麻薬仲介人」と見抜きます。きな臭い話だと思い、マットはケニーの依頼を断って去りました。
翌日、ケニーがマットの部屋の前まで再び頼みに来ます。「最初は身代金100万ドルを要求されたのだが、それを値切った。そのために殺されたのだろうか」とケニーは悩んでいました。
マットは仕方なく詳細を聞きます。
誘拐の電話は、まず昨日の昼間にありました。誘拐の証拠を見せろと言ったケニーに、電話の相手は「ホクロがある方の乳房を切り取って届ける、それでいいか」と言います。
物騒な話に、マットは思わず聞き入ります。
身代金40万ドルで承諾した相手は、金をゴミ袋2つに分けて入れて、コロンビアとコマースの角の公衆電話で待てと指示します。
ケニーが指示された場所に行くと公衆電話に着信があり、「金を車中に残したまま、コロンビアとリチャードの角まで歩け、そこで5分待って、車に戻って家まで乗って帰れ」と言われました。妻はその時、金と引き替えに車中に待たせると言われます。
ところが妻・キャリーはなく、金だけ取られました。公衆電話に着信があり「妻は家で待っている」と言われたケニーは急いで帰宅しますが、家にもいません。
またまた家に電話があり、「レッドフックに行け、車のトランクにいる」と言われたケニーは、行った先の車のトランクに、妻・キャリーのバラバラ死体を発見しました。 この映画を無料で観る

【承】- 誘拐の掟のあらすじ2

トランクには、犯行の一部始終を録音したカセットテープも残されていました。「聞いて楽しめ」というメモもあったそうです。
事件があまりにも常軌を逸しているので、マットは依頼を引き受けることにしました。
早速マットは遺体が発見されたレッドフックに行き、車が置かれていた周辺の聞き込みを開始しました。キャリーはそこで拉致され(キャリーの車はそのまま残り)、別の場所で殺された後、バラバラの遺体を車のトランクに入れられたようです。
周辺では多数の人が、ライトブルーのバンを目撃していました。しかし車体の文字は〝B&R TV〟〝J&M暖房〟〝R&L音響〟〝B&A設備〟と、人によって目撃証言が異なります。塗装し直したり、上からテープを貼ったりして誤魔化しているようでした。
慣れた手口に、似たようなケースが過去にないか図書館で閲覧したマットは、類似事件を見つけます。
1998年に、マリー・ゴッテスキントという女性の遺体が、切断されて空き地で発見されていました。
図書館の反対側に座った黒人少年・TJが、トイレを汚したという理由で図書館員に連れられそうになります。黒人の少年は、図書館に入りこんだホームレスだからです。マットは「助手だ」と咄嗟にかばいました。
TJはパソコンの操作が苦手なマットの代わりに、図書館の記事を探します。
ほかについ最近、25歳のデザイン科の学生・レイラという女性がバラバラ死体で、グリーンウッド墓地で発見された記事があると、TJは見つけました。ブルーのバンという共通点があります。
マットはTJに20ドルのチップを渡して、食事に誘います。最初、TJはそれを「男色家に誘われている」と警戒しますが、そうではないと分かり、一緒に食事しました。
マットが本当に私立探偵だと知ると、TJは助手になりたいと言い出します。TJは推理小説のファンで、探偵にあこがれていました。
マットはTJの申し出を断りますが、TJは勝手にマットについて回ります。
グリーンウッド墓地に行ったマットは、遺体を発見したジョナス・ルーガンという墓地管理人に事情を聞きました。
遺体は十数個のゴミ袋に入れられて捨てられていました。ジョナスは開けませんでしたが、別の管理人・ヴィンスが別の場所に捨ててあったごみ袋を開けて、警察に通報しました。
レイラの婚約者で、当初FBIに疑われた男性ルーベンにも、マットは聴取します。ルーベンは「犯人は3人組だった」と答えます。ちなみにそれまでの聴取では、犯人は2人組と目されました。
ルーベンは売れていない俳優でしたが、過分なほどに贅沢な暮らしをしています。口止め料か、はたまた副業でなにかよくない商売をしているのか…。
向かいの建物にハト小屋があるのを見つけたマットはそこへ行き、脇の小屋でレイラの犯行の写真を発見します。そこの家の主はジョナスでした。
レイラを殺害したのは、墓地の管理人・ジョナスと他の2人組でした。アジトを押さえられたジョナスは、知る限りの情報を伝えます。
2人組とあやしげなビデオ屋で知り合ったジョナスは、呑みに行って意気投合しました。向かいの部屋でいつもレイラがルーベンに変態プレイを要求されているのを見ていたジョナスは「彼女をルーベンから助けたくて」誘拐を思い付きました。

【転】- 誘拐の掟のあらすじ3

しかし他の2人組はそうではありませんでした。レイラを拉致すると、暴行し、殺したのです。ジョナスは怖くなって逃げ、口封じの意味で、残る2人はわざとジョナスの勤務先のグリーンウッド墓地にレイラの死体を捨てたのです。
「1人は口とアゴにひげがある」「喋るのはもう1人の方」「どっちかの名前はレイ」「たぶんDEA(麻薬取締局)にいた、DEAのロゴ入りのファイルを持っていた」「警察無線も持っていた」
知る限りの情報をマットに提供した後、ジョナスはマットの目の前で飛び降りて自殺します。
その頃、犯人であるレイ(喋る方)とアルバート(無口な方、喋れないわけではない)は、次なるターゲットを物色していました。彼らは女性を殺すことを目的にした快楽殺人鬼で、ついでに金ももらうといった具合です。
金持ちの家に出入りする女性・アナに目星をつけた2人ですが、下見している際にアナは一介の看護師だと知りました。2人はターゲットを14歳の娘・リュドミラ〔ルシア〕に切り替えます。
その頃マットは依頼主・ケリーに告白されていました。実は身代金の100万ドルを要求された時、ケニーの手元には100万ドルあったのです。しかしケリーは「そんな大金はすぐに用意できない」と言って値切ったのでした。
マットはケニーに、犯人は殺害が目的で、仮に100万ドル支払ったとしても妻は殺されていただろうと言って慰めます。
一方で、どうやってケニーの妻・キャシーに辿り着いていたのか疑問に思います。100万ドルという大金を吹っ掛けるためには、ケニーが裏の商売でそれなりに稼いでいたという情報を知るしかないからです。
ジョナスが死ぬ前に洩らした「DEA(麻薬捜査局)のファイルを持っていた」というのも気になりました。
1998年に殺害された被害者・マリーの捜査を始めたマットは、不良グループの若者・ハシントから、マリーは警官だったと聞きます。警官を狙った殺害…ますますマットにとっては不可解になってきました。
マットを不審な車が尾行します。〝イースト・ヴィレッジ配管工事〟と書かれた白いバンを見つけたマットは、電話番号案内で、それが実在しない会社だと知ります。
実はこの白いバンはDEAの捜査車両でした。捜査官・ストーヴァーと会ったマットは、ケニーの兄・ピーターのことを仄めかされます。
ピーターに会いに行ったマットは、意外なことを聞かされました。
ピーターは弟・ケニーをねたんでおり、その妻・キャリーのことが好きでした。ケニーとキャリーに旅行の留守を頼まれた時、ピーターはケニーの金を見つけてクスリを買いに行き、マリー刑事に逮捕されます。
ピーターは逃れたくて、マリー刑事と取引をしました。麻薬仲介人である弟・ケニーの情報を提供する代わりに、放免してもらったのです。
マリー刑事はケニーが麻薬仲介人と知り、ひそかに捜査を進めていました。ところがその捜査途中でマリー刑事は殺人犯の2人組の餌食となり、ケニーの情報ファイルが2人組に渡ったというわけです。
マットにあこがれて周辺をうろちょろしていたTJが、ギャングの手下から銃を盗み、いたぶられました。
病院に運ばれたTJを見舞ったマットは、TJが珍しい鎌状赤血球症だと知ります。TJはこの特殊な血液であることで、11歳の時に母から捨てられたのでした。

【結】- 誘拐の掟のあらすじ4

ケニーと同業の麻薬仲介人ユーリ・ランドーが娘・ルシアを誘拐されます。同じケースだと察知したケニーは、急いでマットを紹介しました。マットは次から自分が電話に出ると宣言します。
犯人からの最初の電話に対し、マットは「(女の子が)死んだら金は払わん。女の子が無事であることが条件だ」と断言し、あとは相手を無視して切りました。
これにより、犯人側としては(金も欲しいので)「生かしておかねばならない」という条件を突きつけられたわけです。
一方でマットは、病院をひそかに抜けだしていたTJに連絡を取りました。TJには見舞いの時、携帯電話を差し入れしていました。
マットはTJに指示すると、マットの自宅にある偽札を持って来させます。
途中でかかってくる犯人からの電話には「生きている証拠として、現在飼っている犬と、その前に飼っていた犬の名前とそれぞれの特徴を娘から聞き出せ」と指示しました。
お前は誰だと聞く犯人に「取引を願う相手だ」「分かっているんだぞ、レイ」と強気で応じます。レイとしては自分の名前まで知られているので、恐怖です。マットは「取引が完了すれば捕まえない」と重ねて言いました。
こうしてマットは誘拐犯より優位に立ち、犯人との取引交渉を自分から指示します。夜10時半にグリーンウッド墓地で金と娘を直接交換する、と取り決めました。
墓地にはマット、ケニー、ピーター、ユーリ、TJの5人で行きます。TJには「車で待て。何かあれば通報しろ」と指示し、あとの4人は銃やライフルを持って墓地へ行きました。
取引は上手くいきますが、ルシアは左手の薬指と小指を切断されていました。怒るマットに対し、レイは「電話を貰う前だった」と言い訳します。ルシアは生きたまま返されました。
金を受け取ったアルバートが偽札だと見抜き、レイに無線で知らせます。銃撃戦となり、ピーターが撃たれて亡くなりました。相手側は、レイが腕に被弾します。
犯人・レイとアルバートの車には、TJがこっそり忍び込んでいました。TJは2人がアジトに戻ったのを見届けて、マットに電話連絡します。アジトはすぐ近くでした。
足手まといとなったレイは、アルバートに首を切られて死にます。
マットが突入してアルバートを捕まえ、手錠で家の鉄パイプに拘束すると、ケニーに引き渡しました。当初の依頼は、ケニーに「妻・キャシーを殺した相手を連れて来い」だからです。
マットは「通報しよう」と言いながら、一時席を外します。ケニーは悩みつつも妻・キャシーの復讐を果たすため、拷問用具を物色しに地下室へ行きました。その間にアルバートが拘束を解き、ケニーを殺します。
やはり警察に引き渡した方がいいと助言するために戻ったマットは、ケニーの遺体を見てアルバートと戦いました。アルバートは透明なワイヤーでマットの首を絞めますが、マットはレイの遺体がぶらさげていたスタンガンで応戦し、銃で射殺しました。警察も駆け付けます。
夜が明けてアパートの自室に戻ると、マットの部屋にはTJが入り込んでソファで眠っていました。机の上の紙には、ヒーローのイラストが描かれています。
それを見たマットはTJがつけっぱなしだったテレビを切り、自分も眠り始めました。

みんなの感想

ライターの感想

原作はローレンス・ブロックの探偵マット・スカダー・シリーズの1編『獣たちの墓』。
あー、確かに、これシリーズ化できそう、と思った。
アクションよりもサスペンス色が濃い。
アクションはラストのみで、あとは地味な聞き込みにより犯人に近づく…という形。
思った以上にハードボイルド。悪くない。
アクションを期待して見たら外れかも。但し内容的には決して悪くないのだ。
誘拐犯相手に最後は自分側が優位となって指示する…とか。
このへんの展開は「やり返してる」よしよし、と、つい主人公を応援したくなるし。
ただ…114分はちょっと長すぎかも。90分くらいにおさめたほうが、話に緊迫感がより得られたかもな。
ぜひシリーズ化してほしい。

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