「黒い十人の女」のネタバレあらすじ結末

サスペンス映画

黒い十人の女の紹介:市川崑監督の下、1960年代の日本を代表する女優が数多く集結した作品で、錚々たる女優たちを相手に船越英二が好色のプロデューサー役を堂々と演じ切っている。1961年製作の映画で、2000年代にはドラマ、舞台作品でリメイクされた。

黒い十人の女の主な出演者

風松吉(船越英二)、石ノ下市子(岸恵子)、風双葉(山本富士子)、三輪子(宮城まり子)、四村塩(中村玉緒)、後藤五夜子(岸田今日子)、虫子(宇野良子)、七重(村井千恵子)、八代:(有明マスミ)、櫛子(紺野ユカ)、十糸子(倉田マユミ)

黒い十人の女のネタバレあらすじ

【起】- 黒い十人の女のあらすじ1

テレビ局でプロデューサーとして働く風は、妻がありながら多くの女性と関係を結んでいました。会社の部下、協力会社の社員、劇団員…女優の市子もまたそのうちの一人で、いつものように風を部屋に招き入れていました。市子は女優を辞めることを風に相談しますが、風はその相談を受け付けず帰宅してしまいます。すると、市子の部屋の押し入れから二人の女が出てきました。女たちは風の別の浮気相手で、そのうちの一人は、印刷会社社長の三輪子でした。この二人は、風の浮気現場をこの目で確認しようと市子の部屋に押しかけていたのです。浮気相手の女たちには共通点がありました。風にどうしようもなく惹かれていましたが、同時に好色な風の性格に憎しみすら感じていたのです。

三輪子は風の妻、双葉の元に赴き、風と離婚するよう頼みこみます。三輪子は風との結婚を望んでいたのです。三輪子の思いを知った双葉は本音を語り始めました。双葉もまた、風に対して愛憎の念を抱いていたのです。「誰かが殺してくれればいいのよ、あの男」…双葉のこの一言が浮気相手の女たちを団結させることとなります。 この映画を無料で観る

【承】- 黒い十人の女のあらすじ2

妻・双葉の元には、市子たち浮気相手の女たち9人が集結。この10人の女たちは本格的に風を殺す計画を立てていました。一方で、心が宙に浮いている風が完全に誰かのものになってくれるようなことが起こるのならば、殺す必要はない…女たちはそんな思いも抱いていました。そんな中、三輪子は風に結婚を迫り、女たちの計画を暴露してしまいます。三輪子の熱心な結婚の申し出を風は聞き流し、急いで双葉の元に向かいました。しかし、双葉とはなかなか話す機会に恵まれず、風は仕事に忙殺されてしまいます。

やっと収録を終え、屋上で夜空に輝く満月を見つめ一休憩していると、風は横に美しい女性がいることに気づきました。いつもの悪い癖でその女性を口説き始めた風でしたが、双葉にことの真相を確かめなければならないことに気づき、その場を後にします。しかし、それでも双葉は捕まらず、風はしかたなく双葉が経営するレストランに押しかけるのでした。

【転】- 黒い十人の女のあらすじ3

風に問いただされた双葉は計画をあっさり認め、風を驚愕させます。風には自分が殺される理由がまったくわかりませんでした。なりゆきで女性と親しくなってしまうと言い訳する風に、双葉は呆れかえってしまいます。追いつめられた風は、ある解決策を思いつきます。それは、浮気相手の女たちがいる前で双葉が風をピストルで撃ち殺す芝居を打つというものでした。この芝居で風が浮気相手の女たちと関係を切り、自分一人のものになる…そのことに魅力を感じた双葉は、風の提案に従うことを決めます。

芝居の舞台となるのは、双葉の経営するレストラン。レストランが休みの日であるため、広い店内には10人の女たちの風のみ。ピストルを見て怖気づく女たちを前に、双葉は風めがけて引き金を引きました。ピストルは空砲でしたが、それでも女たちを騙せるほどの迫力がありました。胸に仕込んだトマトを潰し死体の演技に徹した風に、女たちは恐怖を感じ早々と退散していきました。女たちのほとんどは双葉に責任を押し付けいていましたが、三輪子だけは風を殺す計画に加担したことに強い罪悪感を覚えていました。三輪子は、レストランから戻って間もなく自ら命を絶ってしまいます。 この映画を無料で観る

【結】- 黒い十人の女のあらすじ4

風は病気を理由に会社を休み、双葉に匿われていました。しかし、二人の嘘は浮気相手の女たちに見破られてしまいます。追いつめられた双葉は、風に愛想をつかしており離婚したいと女たちに伝えます。そこで、たっての願いで市子が風を引き取ることとなります。

市子は風を自分の家に迎え入れましたが、長い隔離生活に疲れた風は仕事への復帰を望んでいました。しかし、市子はすでに風を社会的に抹殺していました。風の退職手続きを済ませ、もし無理に風が社会に戻ろうとしたら双葉との狂言犯罪と三輪子の死を警察に告発すると脅してきたのです。その事実を前に、風は泣くことしかできませんでした。市子はさらに言葉を続け、人と心を通わすことのできない風を現代の社会機構の産物と論じるのでした。

ただただ一人泣き続ける風の前に、霊となった三輪子が現れます。「誰かあなたを本当に殺してくれる人いないかしらね」…号泣する風を不憫な目で見つめる三輪子は、かつて双葉が語った言葉を繰り返すのでした。

市子は風とゆっくり日々を過ごすために、女優を引退。引退パーティーには、双葉たちが駆けつけていました。市子は双葉たちへの挨拶を軽く済ませ、車に乗り込み帰途につきました。反対車線では車が炎上する大事故が起きていましたが、市子はそれに目もくれず走り去っていくのでした。

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