キューブ[CUBE]

「キューブCUBE」のネタバレあらすじ結末

謎の立方体空間から脱出を図るという異色のシチュエーションサスペンス。閉じこめられた人間の頭脳と精神と肉体を極限まで追い込みます。果たして出口を見つけることが出来るのか。そして出口の先にあるものは。

映画「キューブCUBE」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「キューブCUBE」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

キューブCUBEの主な出演者

クエンティン(モーリス・ディーン・ウィント)、ハロウェイ(ニッキー・グァダーニ)、レブン(ニコール・デボアー)、レン(ウェイン・ロブソン)、ワース(デヴィッド・ヒューレット)、カザン(アンドリュー・ミラー)、オルダーソン(ジュリアン・リッチングス)

キューブCUBEのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①いきなり立方体の部屋に閉じ込められた男女。無数の部屋への通路は壁にあるハッチのみ。何のための部屋か、何のためにいるのか不明なまま一同は移動を開始する。規則性、法則性を探りながら脱出を図る。 ②キューブ状の部屋は一定周期で移動していた。部屋の間の金属プレートに書かれた数字は因数と判明。船橋に辿り着いて脱出できたのは1人のみ。 ③死ぬ順番。「1.オルダーソン(細いワイヤーでサイコロステーキばりの肉片にカットされる)」「2.レン(顔面に強い酸を浴び、頭部の半分以上が溶ける)」「3.ハロウェイ(キューブ外探索中、クエンティンにわざと手を離されて墜落死)」「4.レブン(執拗に追ってきたクエンティンに、ハッチのハンドルで胸を刺される)」「5.クエンティン(脱出しようとした時ワースの妨害で、キューブ移動で身体切断)」「6.ワース(クエンティンとの戦いで腹部損傷、いずれ死ぬ予定)」自閉症・カザンのみ外に出られた。

【起】- キューブCUBEのあらすじ1

細いスキンヘッドの男・オルダーソンが目覚めると、立方体の箱のような部屋に閉じ込められていました。部屋は全体的に発光しており、立方体の各面には中央に正方形のハッチ式の扉があります。
そのハッチを反時計回りに一周させると扉は開きますが、隣も同じ形状の部屋があります。
オルダーソンは赤く光る部屋から隣のオレンジの部屋に移動しました。その瞬間、細い網状のワイヤーが張り巡らされ、オルダーソンは小さなサイコロ状の肉片となって転がりました…。
…この謎の立方体(CUBE・キューブ)の部屋に閉じ込められた男女は、何が何やら分かりません。まずはワースのいる部屋にクエンティンが入り込み、ハロウェイが新たに、さらにレブンとレンも加わりました。
・クエンティン…中年の黒人男性。9歳、7歳、5歳の3人の子持ちだが妻とは現在別居中。警察官でリーダーシップがあるも、やや乱暴で粗雑な面も併せ持つ。
・ワース…中年にさしかかった白人男性。非常にやる気なし。実はこのキューブの外壁設計を担当していたのだが、途中までは皆に内緒にしている。
・ハロウェイ…中年の独身女性。金髪の白人。精神科の開業医を営む。正論をぶちかますので、たびたびクエンティンと衝突する。
・レブン…若い女子学生。黒髪の白人。眼鏡を所持しているが読書用、しかも序盤で眼鏡を割るトラブルで、眼鏡の右側はヒビが入っている。数学に強い。
・レン…小柄な初老男性。部屋の罠を見抜く天才。7つの刑務所を脱獄し〝アッティカの鳥〟と呼ばれた過去を持つ男。理性的で無駄がない人物。
(・カザン…白人の青年。探索の途中で上記の5人に見つけられる。自閉症でハロウェイのサポートを受けるが、映画終盤に因数を即座に解く能力があると発見される。)
集まった5人はまず互いに情報交換します。ハロウェイは夕食中に拉致されたと言い、国家が大掛かりに何かの実験を行なっているのだという国家陰謀説を唱えます。
レンも「監視されているような気がする」と言いました。クエンティンは右腕に軽い切り傷を負っています。
食料も水もないので3日経過すると脱水症状で危険だと指摘したハロウェイに、レンは「ボタンを舐めろ」と言いました。ボタンを口中に含むことで唾液の促進を図れるのです。
クエンティンがレンを〝アッティカの鳥〟と見抜きました。警官だと名乗ったクエンティンは、レンが脱獄のプロだと言います。
部屋の色は白・赤・青・緑・薄茶などさまざまですが、基本構造は同じでした。時々罠がある部屋が存在しますが、部屋の色と罠の関係性はありません。
皆同じ服装を着せられ、同じ革靴を履いています。軍靴のような靴の紐を解き、紐をぎりぎりまで長くして端を持ち、隣室に入る前に靴を投げ入れ、センサーや罠がないかチェックする案をレンが出しました。皆、レンを頼もしく思います。

【承】- キューブCUBEのあらすじ2

靴を入れても反応がなかったので、安心したレンが部屋に降り立つとトラップが作動し、レンの顔面に酸が噴射されました。レンの顔は半分以上溶けて、死にます。レンでも駄目だったと、皆があきらめムードになりました。
部屋に最初に入る人物を順番制にします。
メンバーの構成に意味があるのかという案が出ました。警官、医者、泥棒…レブンとワースが聞かれ「学校に通い、友達と遊ぶ平凡な学生」「普通の会社に勤めている」と答えたことから、法則は破れます。
そのうち、部屋と部屋を繋ぐ通路内に、小さなプレートがあり、そこに3桁の数字が3つ並んでいることを発見しました。
レブンが「3つのどれかが素数だと罠がある」と気づきます(これは後に覆される)。火が出た部屋は083で、分子感知器は137で、酸の部屋は149だった…素数が鍵だったと喜ぶレブンですが、周囲が罠だらけの部屋に辿り着き途方に暮れます。
上のハッチを調べてないことに気づき、クエンティンが上部のハッチを開くと、カザンが降ってきました。カザンは「青の部屋がいい」と言い、ずっと同じ部屋にこもっていたようです。
10時間以上が経過し、皆イライラしてきました。こんなものを作れるのは軍産複合体だけ、ニューメキシコあたりにあるんじゃないかとハロウェイが言い、体制側(警察)のクエンティンは否定して「どこかのイカれた金持ちが作ったんだ」と言います。
ハロウェイがクエンティンの説に爆笑しながら赤い部屋に入ると、苦しみ始めました。皆はガスかと思って心配しますが、爆笑したはずみで口に含んだボタンを飲み込んだだけでした。ハロウェイとクエンティンの仲は険悪になる一方です。
素数ではない部屋に入りますが、入った瞬間クエンティンの周囲に円形のワイヤーが張り巡らされました。クエンティンは素早く脱したので足を少し切っただけですが、ワイヤーは円錐状に変化します。
素数ではないのに罠があったことで、レブンが唱えた「素数に罠がある法則」は崩れました。皆落胆し、休憩しようと言います。とにかく何か法則があるはずだと、レブンは必死になりました。
…一定時間が経過し、皆の唇はかさかさになっています(脱水症状)。皆イライラし始めます。
カザンのフォローはハロウェイが担っていますが、何もしないワースにクエンティンが「お前も手伝え」と言いました。
誰かが隊長役をしなければならないとクエンティンが力みますが、そのクエンティンは暴君化していきます。
隣室に行って気骨のあるところを見せろとワースに言いますが、ワースは応じません。クエンティンと口論になった時にワースが洩らした「出口はない」という断言口調に、皆がしんとしました。
ハロウェイが「なぜ?」と聞き、ワースは事情を説明します。

【転】- キューブCUBEのあらすじ3

ワースは外壁の図面を描く仕事をしていました。但し外側なので内部構造は知りません。またその他の詳細や設計の意図や黒幕も知らず、他の製作者とも電話で話した程度だそうです。
ハロウェイがここぞとばかりに陰謀説を持ち出してきますが、ワースは「たぶん何の陰謀もなく、何の展望もなく行なわれていることだ」「最初は何かの目的があったのだろうが、入れるものがなくなったためじゃないか」と言いました。
クエンティンがワースを殴りますが、レブンとハロウェイが止めます。「ここの情報を知っているのは彼だけだ」という言葉で、クエンティンはやめました。
レブンがワースに質問した結果、外壁も立方体で脱出口は1つだけ、外壁の長さの1辺が130mで、この部屋の1辺が4.2mということから、「最大で1辺に26の部屋、全体で17576の部屋」があると判明します。
「デカルトだ」とレブンがいい、デカルト座標だと興奮しました。3桁の3つの数字は、3次元の位置を表す座標なのだと言い、レブンはこれでおおよその場所が分かると言います。
ところが…それはすぐ覆されました。27個めの部屋を示す座標が現れたのです。
ハッチの開閉音以外の声や物音に反応する青い部屋を、通り抜けることが決まりました。皆、声を立てないよう移動します。自閉症のカザンが床の上で止まり、足で下にあるハッチを回転させてしまいます。
その後に移動したクエンティンが落ちそうになり、部屋を通過したカザンがうっかり声を出しました。ダブルでピンチだったクエンティンは怒り狂い、カザンを殴ろうとします。
端っこの部屋に到達しました。外は夜で真っ暗です。キューブの上の方の部屋だと判明し、皆の服を破ってロープを作り、壁を伝って下りられないかチャレンジします。
2番目に軽いハロウェイがロープで降りてみますが、何もありません。「他も見てみる」と言ったハロウェイは振り子のように動いて対岸の方へ行こうとします(注:向こう側に何かあった。後に明かされるがキューブが移動するので、ここは厳密には壁の外ではなく内部)。
ハロウェイが弾みをつけて動いたので皆が引っ張られ、手を離してしまいました。急いでクエンティンがキューブの外のハロウェイに手を差し伸べて手首を握りますが、わざと離します。ハロウェイは落ちて死にました。
キューブの外で見えなかったのをいいことに、クエンティンは「ハロウェイは滑った」と嘘をつきます。
休憩中、クエンティンがレブンを拉致してワース&カザンと別行動しようとします。「俺は人の頭が見える。2人は君が解くのを邪魔したがっている」と言いますが、レブンからするとそんなクエンティンの方が危なく見えます。
ワースが助けに来ますが、クエンティンが殴って下の部屋に落としました。レブンに解かせようとするクエンティンに、レブンは「あんたこそ何もせず人に指示ばかりじゃないか」と言います。

【結】- キューブCUBEのあらすじ4

レンの死体のある部屋に戻っていました。
落胆したクエンティンは、ワースに「お前の言う通り、出口はないのかもしれない」と言い、カザンはクエンティンの頭を撫でました。
ふとワースは、レンが死んだ部屋は隣だと気づきます。開けるとまた空洞が広がっており、「前は隣に部屋があった」つまり「部屋が移動している」とワースは言いました。
レブンも肯定します。もし移動しているならば、27個めの座標を示すものがあってもおかしくないわけです。部屋が通った座標のリストではないかと考え、時々遠くで聞こえていた音や振動は、部屋移動の物音だったのだと気づきました。
27を表す部屋に入れば移動をする…いわば「船橋(せんきょう)」で、キューブの内部を移動しているけれども、いずれ外に出るとヘブンは指摘します。そして鍵は素数ではなく因数だったとも理解しました。
但し計算するにはすごく大変な作業です。巨大計算機が必要だとヘブンは言いました。
「567の因数がいくらかと…」とヘブンが言った時、横でカザンが「2」と言います。正しいかどうか判定するため、ヘブンは自分でも分かる範囲の因数として「30は?(3)」「7は?(1)」と試しました。カザンは即座に答えると「アメ欲しい」と言います。
一同は唇が乾燥しただけでなく、目の下にクマもでき始めていました。
面倒くさくなったクエンティンが、ワースを乱暴に隣の部屋に投げて「安全、これでいいだろ」と言います。ワースが扉を閉めてクエンティンを追い出しました。追いかけてきたクエンティンは怒りますが、下の部屋に落とします。
ワース、ヘブン、カザンの3人で移動しました。
カザンが脱出する前に部屋が移動を開始し、取り残されます。幸い遠くへ移動しておらず、カザンの声を頼りにワースが助けに行きました。
待っていたレブンは自分の眼鏡の破片を見つけ、次にこの部屋が動くと気づきます。ワースとカザンが戻ってくると、部屋が移動を開始しました。部屋は急降下します。
再びの振動の後に開けると、隣に赤い部屋が出現していました。船橋の部屋です。そこに入ってハッチを開けると、外から明るい白い光が差し込みます。
そこでワースはヘブンとカザンに「行け」と言います。ワース自身は「生きるに値するものが外にはない、あるのは人間の果てしない愚かさだ」と言いました。
「それでも生きるわ」と告げたレブンは、背後から胸を刺されます。ハッチのハンドルを武器にして、追ってきたクエンティンが刺したのです。
ワースは抵抗しますが、クエンティンがワースの腹を刺します。
カザンは外に出ました。クエンティンも続けて外に出ようとしますが、ワースが足首を持っています。
クエンティンがまずいと思った瞬間には遅く、キューブの部屋は移動を開始し、クエンティンは部屋の隙間に挟まれて身体を切断されました。
ワースはキューブに残ったまま、天井を仰ぎます(腹部損傷なのでいずれ死ぬ)。
外の明るい光に包まれ、カザンは歩いて行きました。

みんなの感想

ライターの感想

出口への脱出路、そして安全な部屋へと続く暗号の解読方法を、数少ない手がかりから探っていくのが面白いです。部屋の色なのか、ハッチに記された暗号なのか、はたまた・・?判断を間違えればすぐさまえげつないトラップが作動して即死亡するため、失敗はゆるされない緊張感。見ているこちらも登場人物といっしょにはらはらしながら推理をする楽しみがあります。
また、人物関係の変化もこの映画のみどころの一つです。どんどん人物がトラップにかかって死んでいく極限状態の中で、次第に本性を現す人あり、相手を罠に陥れようと画策する人あり、登場人物内での腹のさぐり合いもみどころです。

ライターの感想

なぜ放り込まれたのか、誰によって放り込まれたのかもわからないまま、同じ正四角形の形で作られた部屋を、ひたすら移動していくのですが、先々で命にかかわるレベルのトラップが仕掛けられており、見てるのもつらいようなトラップも数多くありました。
そういった中で、出口につながるヒントをなんとかして見つけ出し、もう少しのところまでたどり着くのですが、内輪揉めもあり、出られたのは障害をかかえていた一人だけ。
のちに続編が作られて、なぜ、誰によっての部分が描かれるのですが、そういった説明にあたる部分は余計に感じました。
何もわからないまま理不尽な目に合い続ける、パニックホラーとしてはこの1作目が一番でした。

ライターの感想

立方体の部屋に隔離された男女7人が、なんとか部屋の謎を解き明かして脱出を試みようとするミステリーサスペンスホラーの要素がある作品。
密室環境で素性も知らぬ者たちは疑心暗鬼になりながらも協力していくのだが、見所は登場人物の一人である黒人の男性警察官。リーダーシップと行動力で皆を引っ張っていくのだが、この人物の豹変ぶりが恐ろしい。正義を司る象徴である警察官であるのに誰よりも暴力的で、身勝手。
人間の狂気と愚かさをを描いた作品。

ライターの感想

思えばこれが、不条理映画ヒットの火付け作品。
のちに数多の「ある日突然、メンバーが集められました。意図とか意味とかは不明ですが、とりあえず脱出しましょう」系の映画がたくさん作られるようになったのは、この作品あってこそのもの。
しかも「結局なんの解決にもなっていない」にもかかわらず、ついラストまで見てしまう。
陰謀説やら金持ちの娯楽やら、いろいろな説が出てくるけど、そこはもうどうでもいい。
描かれているのは「閉鎖された空間で、徐々に各々の人間性が明らかになっていく」その怖さ。
ヒットを受け、正式な続編としては『キューブ』『キューブ ゼロ』の2作品が作られたが、監督は異なる。

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