「L change the WorLd(デスノート)」のネタバレあらすじ結末

L change the WorLdの紹介:日本の人気漫画『DEATH NOTE』を原作とした2006年の映画『デスノート』のスピンオフ作品。2008年2月9日公開。

予告動画

L change the WorLd(デスノート)の主な出演者

L(松山ケンイチ)、久條希美子(工藤夕貴)、二階堂真希(福田麻由子)、駿河秀明(南原清隆)、松戸浩一(平泉成)、BOY(福田響志)、小西朝雄(正名僕蔵)、二階堂公彦(鶴見辰吾)、的場大介(高嶋政伸)

L change the WorLd(デスノート)のネタバレあらすじ

【起】- L change the WorLd(デスノート)のあらすじ1

L(エル)は若くして名探偵として知られる人物でした。アメリカ・FBI(連邦捜査局)などに優秀な部下を複数持つLは、今までにさまざまな事件を解決してきました。
ロサンゼルスBB事件の容疑者が潜伏する貸事務所を見つけたLは、部下のナオミとレイ・イワマツに捜査を任せます。ナオミとレイ・イワマツは結婚予定で、ナオミは結婚後はFBIを退職する予定です。
貸事務所に銃を持って突入したナオミは事件を解決させ、Lが見るカメラに向かってウインクしました。
それを確認したLは、有能な初老の右腕であるワタリに、日本へ向かう手配を頼みます。
…Lは日本で『キラ事件』を担当しました(『デスノート』シリーズ参照)。有能なLは、併行して複数の事件を抱えています。
…その頃、タイ・バンナム村で新種のウィルスが大流行していました。ウィルスは人為的に作られたもので、黄色い防護服に身を包んだ一団は、村人の様子を撮影して採血をします。
ウィルスが猛威を振るうのを確認した一団は、爆撃機の出動を要請し、爆弾投下により村を一掃します。
バンナム村に潜入したLの部下・Fは資料を入手すると、発症していない唯一の少年・BOYを連れてトラックで逃亡しました。追っ手がかかります。
自らも発症しかけたFは青いネックレスを少年・BOYの首にかけると、電話番号を言いました。BOYは数字に強く、1度聞いただけで13桁の数字を覚えます。
森の木陰でこっそりBOYを降ろしたFは、軍用ヘリに爆破されて死にます。それをBOYは見ていました。
Fが死んだ知らせがワタリのパソコンに入り、ワタリはLに告げます。
その頃Lは海砂(みさ)の部屋から奪ったデスノートに自分の名と死因「L Lawliet 心不全 23日後に安らかな眠りの中で死亡」と書いていました。これによりLはキラとの最後の戦いに勝利しますが、死ぬことも決まります。キラという大きな悪を止めるための、小さな犠牲だとLは言いました。またLの予想に反し、ワタリが命を落とします。
Lはワタリの死を部下たちにメールで知らせました。
アジア感染症センター所長・二階堂公彦は、部下の九條希実子と共に「生体感染防御棟(P4)」で新種のウィルスの研究をしていました。12歳の二階堂の娘・真希は体が弱く、週に1度父から注射を受けています。真希は低血糖の病気で、定期的にインスリンを打たねばならない身でした。父・二階堂は娘・真希に「宿題」といって、難しめのクイズを出します。
二階堂は持ちこまれた新種のウィルスが、2種類のウィルスを元株にして作られたものだと割り出します。感染力の強いインフルエンザ・ウィルスに、凶暴きわまりないエボラの遺伝子を掛け合わせたもので、感染力はエボラの100倍になります。
このウィルスに感染すると発熱し、全身の粘膜や皮膚から出血して亡くなります。二階堂はウィルスに対抗する抗ウィルス薬(ワクチン)を作ろうとしましたが、ウィルス自体がこの20時間のうちにどんどん進化を遂げているため、役に立たないと言いました。

【承】- L change the WorLd(デスノート)のあらすじ2

二階堂の部下の希実子は環境保護団体『ブルーシップ』の一員であり、同時にLの部下・Kでもありました。環境保護団体『ブルーシップ』のメンバーである的場大介は、左目が白濁しており、左こめかみにやけどの傷・ケロイドがありました。
ブルーシップは環境保護を謳いながら、裏では地球浄化計画、人類削減計画を考えています。穏健派の加賀見を殺害した的場は代わって指揮をとり、より過激な方向に進もうとしました。
新種のウィルスは的場が命じて希実子が作ったものでした。
的場はこのウィルスを「より高く売って儲ける」ことを目的としていますが、希実子は純粋に「世界をよくするためには、増えすぎた人類を減らさねばならない。そうすれば地球環境は守られる(極端な話、自分が死んでも構わない)」と思っています。
的場はウィルスとワクチンをセットにして高く買ってくれる企業を見つけ、バイオテロをおこなうつもりでした。しかし希実子はウィルスを作ったものの、ウィルスが予想外に進化を遂げたためワクチンを作れずにいました。それで二階堂の助力を仰いだのです。
二階堂はひそかにワクチン作成に成功していました。しかし希実子の企みにも気づきます。
二階堂は12歳の娘・真希に注射器とSDカードと新たな宿題を渡し、「あの人に届けてくれ」と言います。あの人とは、前回の宿題の解答で出て来た人物の住所でした。
その直後、二階堂の元に希実子が的場や部下を連れてP4を訪れました。ウィルスを作ったのが希実子だと看破した二階堂は、希実子の目の前で自分にウィルスを打ってその威力のひどさを見せた後、ワクチンのデータは焼却処分したことを告げます。
最後にウィルスは防疫フィルたーを食い破るためにプラズマ焼却することを告げ、二階堂は希実子らの目の前で死にます。ウィルスが進化しているのは本当のことで、当初は発症まで数日かかったはずが、二階堂が注射した折にはすぐ発症し、二階堂は全身から血を流しながら死にます。
そしてその一部始終を、二階堂の娘・真希も見ていました。真希は希実子を憎く思うと共に、父・二階堂に頼まれた用事を済ませるためタクシーに乗り込み、ワタリという名の住所を片っ端から当たります。
希実子はワクチンのデータを娘・真希が託されたのではないかと思い、真希の行方を追いました。
…Lはその頃、タイからBOYという少年を引き取っていました。BOYはFから青いネックレスを渡された後、市街で親切な老婆に電話をかける金をもらい、ワタリへ電話をかけます。他界したワタリに代わり、Lが応対しました。
BOYから青いネックレスを見せてもらったLは、中にMicroSDカードが入っているのを見つけます。データを開くと、Fが撮影したタイ・バンナム村の動画が入っていました。Lは陰謀をかぎつけます。Fは、的場が要注意人物だと告げていました。Lはウィルス細菌学の本を手にとります。
明け方、真希の乗るタクシーがLの元へ来ました。Lは真希を招き入れます。

【転】- L change the WorLd(デスノート)のあらすじ3

真希が持っていたのは「注射器→新ウィルス(ワクチンではない)」「SDカード→新ウィルスのデータ」でした。自分はワクチンを託されているのだと考えていた真希は、意外な事実に驚きます。ワクチンだと渡した相手を無敵にするからだ、と、Lが二階堂の賢明さを指摘しました。
Lのアジトに希実子と的場たちがやって来ます。希実子に復讐したい真希は、希実子の目の前で自分に注射を打ってウィルスに感染し、巻き添えにしようとします。しかし真希は発症せず、Lは真希とBOYを連れて、表向きには移動用クレープ屋にしか見えないピンク色のトラックで逃げました。ちょうどデスノート事件の件で来日した日本人のFBI捜査官・駿河が運転します。
トラック内部は最新のパソコン機器が充実していました。Lはそこから遠隔操作し、アジトの全パソコンのデータを消去します。残った希実子は先手を打たれて悔しがりました。
駿河は囮となり、ピンクのトラックを走らせ続けます。Lと真希とBOYは途中で下車し、秋葉原で買い物した後、メイドカフェで過ごしました。
3人は電車に乗って、二階堂と共著の本を出したことのあるウィルス学の研究者・松戸浩一の所へ行きます。希実子のたくらみで真希が「危険な感染病隔離患者」と放送されたため、公共機関に乗ることができなくなった3人は、途中から自転車で移動しました。
迎えた松戸はワクチンを作る自信がないと言いますが、Lの「目の前の命を諦めたくない」という言葉に励まされ、研究する決意をします。
真希が発症しないのは、真希が低血糖の病気を持つからでした。これにより、新ウィルスのエネルギー源は糖質で、砂糖は好きだが果糖は嫌いだと分かります。
また真希の体内のウィルスは「スリープ状態にある」だけで、いつ発症してもおかしくないことも判明しました。
数学の天才であるBOYが真希の宿題を代わりに解きます。図形の答えは「13:11(サーティーン・イレブン)」で、アルファベットに置きかえると「MK」でした。暗号だと勘付いたLは「ミッドカイン」だと突き止めます。
ミッドカインとは細胞の生成、増殖を促すタンパク質で、壊れた細胞の修復も司り、癌の進行を止め、神経細胞の修復も可能なのでアルツハイマーの特効薬としても期待されるものでした。
しかし人工的に合成するには、100億円の研究資金と5年の歳月が必要です。
「胎児にはミッドカインが豊富だ」と松戸が洩らした一言で、Lは気づきます。BOYは新種のウィルスが蔓延した村で、唯一発症しなかった子どもでした。
松戸は、BOYの体内のMKタンパク質を調査します。
検査が続く間、屋上でランチしたLとBOYと真希は、少しずつ心の距離を縮めます。甘いものばかり食べるLに、真希は「食べ過ぎは毒。死ぬよ」と注意し、背筋も伸ばした方がいいと助言しました。Lは言いつけどおり背筋を伸ばしますが、すぐ元の猫背に戻ってしまいます。
屋上でランチした後「ちょっとトイレへ」と言った真希が姿を消します。

【結】- L change the WorLd(デスノート)のあらすじ4

真希は希実子に復讐するために連絡を取り、カッターナイフ持参で希実子にウィルスを感染させようとしていました。希実子の部下・初音が真希を取り押さえ、拉致します。
Lは残されたバッグで、真希が拉致されたことを知りました。ちょうどその時、松戸によりワクチンが完成し、松戸は作れるだけ作ったと大量の注射器を渡します。
Lはその注射器を持って、真希奪回に動きました。
希実子は的場らに「ワクチンは作った」という嘘の情報を流し、アメリカに渡ろうとしていました。的場は金目当てですが、希実子の真の目的は「ウィルスをばらまいて人間を減らす」ことなので、ワクチンができていなくてもいいのです。
最も金になり効果を及ぼす国・アメリカに渡ろうとした的場たちは、「緊急手術が必要な患者とその医師団」という振りを装って、最低限のチェックで乗り込みました。ベッドの下には武器も入れています。
飛行機が離陸すればハイジャックして、行き先をアメリカに変更するのが的場たちの計画でした。
しかし空港内にピンクのクレープ屋のトラックが暴走侵入したため、航空管制塔より離陸禁止の命令が下ります。あせった希実子はハイジャックを早め、離陸前から機内をジャックしました。
この時、真希が発症し、真希の点滴の管をぬいた血に触れた的場も感染し、機内では瞬く間に感染が広がります。的場は死にました。
ハイジャックした一味は機長の代わりに飛行機を離陸させようとしましたが、操縦者も感染が始まり離陸どころではありません。
その隙を突いてLが飛行機に侵入し、男性乗務員に大量の注射器を渡して乗客にワクチンを打たせ、Lも希実子にワクチンを打ちます。そして「これが本当にワタリの望んだことですか」「人間は未来を変える力を持っています。生きていればやりなおすことができます。それを奪ってはなりません」と言いました。
自分は2日後に死ぬことを告げ、Kに「あなたは生きなさい」と言います。希実子は反省し、悔恨の血の涙を流しました。
飛行機が空港に激突しそうになりますが、Lが回避します。
希実子にナイフを振りかざした真希は、悩みますが結局復讐をあきらめました。「よく頑張りましたね」とLは真希に声をかけます。
病院に運ばれた真希は、枕元にくまのぬいぐるみがあるのを見つけました。ぬいぐるみには亡き母の声が録音されており「真希ちゃん、おかえりなさい、いい一日だった?」と再生されますが、追加で新たにLの声で「真希さん、おかえりなさい、明日もいい一日にしてください」と入っていました。それを聞いた真希は「あなたもね」と答えます。
Lは「どんな天才でもひとりでは世界を変えることができない」とBOYに告げ、養護施設に預けると、BOYに「ニア(near)」という名をつけました。救うべき人のそば(ニア)にいられるように、という思いを込めてです。
ニアが秋葉原で気に入っていたロボットのおもちゃを渡したLは、養護施設を後にしながら背筋を伸ばしてみますが、また猫背になりました。
Lは去りながら、亡きワタリに「この世界でもう少しだけ生きてみたくなりました」と告げます…。
(エンド後)L、チョコを齧りながら立って去る。「L Lawliet 安らかに眠る」の文字。

みんなの感想

ライターの感想

『デスノート』を見た人へのボーナス的な、Lが主人公のスピンオフ作品です。確かに『デスノート』では月とLとの対決、攻防が見どころでしたが、それとともに松山ケンイチ演じるLのキャラクターが印象に残る作品でした。
今作品では、そのLがデスノートに自分の名を記入してから死ぬまでの23日間(ならびにその前後)を描いた作品です。
猫背でひょろっとしてて、白いシャツにジーンズ、黒い目張りに甘いもの好き…Lのキャラはほんとにインパクトありますよね。あ、あと、体育座りも。
『デスノート』に較べてアットホームなムードも加えて、さらにBOYという少年と真希という少女との3人で行動する…「子守は苦手な分野のようです」と呟くLに、くすっと笑ってみたり。
一見似つかわしくないこの三者が少しずつ心を通わせていくさまが描かれています。いい話です。
工藤夕貴演じる希実子が悪役だということは、序盤から「もろわかり」です。隠す気はありません。
的場のように「金儲け主義」よりも、心底から「世界を救うためには人類を減らすしかないのだ」と盲信してる希実子のほうが、タチが悪いよなあ。自分は正しいと心酔しちゃってるだけに。希実子がずっと黒い服ばっか着てるのも気になった。喪服か!

ライターの感想

デスノートを使って殺人を犯していた夜神月との戦いを、自分の名前をデスノートに先に書くことで終わらせたLが主人公の物語です。
ノートに名前を書いて操れるのは23日までなので、Lは、その残りの間に、できる限りの事件を解決しようと努力していました。
そしてある大きな事件に最後に取り組むことになるのですが、その事件で出会った女の子のマキとのやり取りが面白いです。
そして一番印象に残っているシーンは、マキの持っているぬいぐるみから、Lの声が聴こえてくるシーンです。Lの優しさがとても伝わってくる素敵なシーンだと思いました。

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