「PRESSURE(プレッシャー2015年)」のネタバレあらすじ結末

PRESSURE(プレッシャー)の紹介:2015年公開のイギリス映画。石油のパイプラインが故障し、ソマリア沖の深海で作業をすることになった作業員4人。順調に進んでいたはずが、いきなりの嵐で母船が沈没してしまい4人を乗せた作業タンクが水深200メートルで孤立してしまう…。酸素も残りわずかの中、作業員4人は生き延びることができるのか!?

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予告動画

PRESSURE(プレッシャー2015年)の主な出演者

エンゲル(ダニー・ヒューストン)、ピート・ミッチェル〔ミッチ〕(マシュー・グード)、ジョーンズ(ジョー・コール)、ハースト(アラン・マッケンナ)、カーセン(イアン・ピリー)、エミリー・ルー(デイジー・ルー)

PRESSURE(プレッシャー2015年)のネタバレあらすじ

【起】- PRESSURE(プレッシャー2015年)のあらすじ1

〝海底パイプラインの保守を行なうダイバーたち。
水圧に耐えるため、彼らの体内の空気は圧縮される。
減圧せずに急浮上すれば、間違いなく死に至る。〟
ソマリア海域(インドの南西に当たる場所でソマリア国の沖合)…。
アフリカ大陸沖のインド洋にあたるこの地域では、海賊だらけの危険水域です。
ヴァクシロン社の潜水作業支援船(DSV)・ロリマー号は、海底にある石油のパイプラインの故障箇所を修理するために、ソマリア沖で作業をしていました。
付近は時化(しけ)で海が荒れており、ロリマー号自体も嵐に巻き込まれて進路変更を余儀なくされています。
そんな中、潜水鐘(ダイビングベル)チームに出動要請がかかりました。嵐ではありますが海中は関係ないので、パイプラインを修理する作業に入ります。パイプラインは、バージ船の錨で傷がついて故障していました。
ヴァクシロン社だけの地図のDC178という場所を修理するために、4人の男性が選ばれます。
・ミッチ…潜水士のリーダー、しぶい黒髪の男性
・エンゲル…溶接担当の技術者、初老のベテラン
・ハースト…アルコールに目がない男性
・ジョーンズ…新人の若い男、潜水経験はまだ30mまでしかない
集められた潜水チームAは、水深200mの深海に潜るために、圧力タンクに集合しました。まずはこのタンクのハッチ内を閉鎖し、室内の気圧を水圧と同じにします。
そうして身体を慣らしてから、4人の乗る潜水艇『ロリマーベル号』は潜水を開始しました。今回の任務はあくまで修理なので、潜水艇とはいえ自力で進むという能力はなく、母船からの操作で深海におろされます。
水深200mの深海への降下が完了し、ジョーンズ以外の3人はヘルメットと潜水服を着て、船外に出ました。ジョーンズは新人なので見学と船内での補佐です。
修理箇所は錨が直撃して塗装がはがれ、供給管が裂けていました。エンゲルは溶接棒を当て、入熱(溶接)を手早く行ないます。
ほぼ修理が完了した時、ロリマーベル号に大きな振動が伝わりました。潜水艇内にいるジョーンズはもちろんのこと、作業をしている3人にも振動が伝わり、派手に転倒します。
あと数分で作業が終わるので、エンゲルは作業を優先させました。ハーストを先に艇内に返すと、入熱を再開して修理した後、リーダーのミッチとエンゲルも戻ります。
艇内ではハーストが母船のロリマー号の作業員・カーセンに無線で連絡を取ろうとしていましたが、応答がありません。
諦めかけた頃、一瞬無線が繋がりました。ミッチは修理が完了したことを告げ、潜水艇ロリマーベル号の引き揚げをカーセンに頼みます。
4人はシートベルトを装着し、潜水艇は上昇を始めました。200mから150mまで上昇した後、突如GPS信号が途絶え、潜水艇は海中でひきずられます。
潜水艇は再び急潜航を始め、200m(厳密には205m)まで落ちると着地しました。
ジョーンズが口を押さえて暴れ始めます。事態を理解したエンゲルがハーストに押さえつけろと指示し、ナイフで口の中の詰め物を取りました。急激な気圧障害で、虫歯の詰め物の下の圧力が上がったのです。
詰め物を取ってもらったジョーンズは、けろりとおさまりました。
落下時の損傷を調べるため、エンゲルが外に出て潜水艇を調べます。落下による損傷はごくわずかで、酸素も充分にありました。
発信機も正常ではありますが、通信は戻りません。
ミッチはハーストに救急箱と救命服、毛布、発煙筒の数の確認を指示し、ハーストは救命服がないと言いました。ただ現段階では室内の暖房はきいているので問題ありません。

【承】- PRESSURE(プレッシャー2015年)のあらすじ2

外で潜水艇の確認をしたエンゲルは、海中に漂う数人の遺体を見ました。潜水艇に戻ったエンゲルは、母船ロリマー号が沈んだと報告します。海上の嵐で沈没したのでした。
信じようとしないハーストに、エンゲルはウインチの一部を見せます。ウインチが壊れても引き揚げる方法はあると言うミッチに「カーセンの死体を見つけた」とエンゲルは言いました。
母船が沈んだことを、ミッチやハーストも認めざるをえなくなります。
潜水艇内の酸素はまだ80%あります。通常であれば18時間送気が可能です。
リーダーのミッチは「沈没前に母船が救難信号を出していれば、救助隊が向かってくるから、救助を待つ」と考えました。
しかしそれに対し、エンゲルはシビアな判断を下します。海賊だらけの危険水域にヴァクシロン社がわざわざ救助隊を派遣するはずがない、むしろ今は事故を言い逃れするためのPR戦略を練っているだろうと言いました。
リーダーのミッチはあくまで救助を待つ姿勢で、新人・ジョーンズも救助に期待を寄せます。
自力でなんとかしなくてはと考えるエンゲルとハーストは、お互いに不仲でした。
溶接した場所から座標を「南緯19度14分、東経71度33分」と割り出した4人は、当面は座標を15分置きに無線で送信し続けることにします。新人・ジョーンズが無線に向かいます。
エンゲルがリーダー・ミッチに「クランプウエイト(潜水艇につけている重り)を外して潜水艇を浮かせれば、発見されやすい」と言いますが、ミッチは「減圧せずに急浮上すれば、ベル号の圧力が下がって死ぬ」と返しました。
屋外のボンベのタンクが外れ、警報が鳴り始めて空気が洩れ出します。室内で供給装置を再起動して、新しい酸素タンクに切り替えしました。システムの誤作動で艇内に二酸化炭素が入り、呼吸ガスが残り2時間分だけになります。
危険を冒しても浮上しようと主張するエンゲルと、救助を待つと言い張るリーダー・ミッチの間で意見が衝突しました。このままだと凍死か窒息死だと、エンゲルは重ねて言います。
そんな折、ジョーンズが無線電波を拾いました。みんな意識を傾けます。
無線の相手は中国の漁船・ジウシン号でした。但しジウシン号に届く信号は弱く、無線も聞こえにくい状態です。
ジウシン号は無事だったものの、嵐で損傷していました。救助は無理と言って、通信は途絶えます。4人は落胆しました。
ミッチとハーストが左舷酸素ボンベを確認しに、外へ出ました。右舷ボンベも異状はありませんが、ベル号の上部にクレーンの一部がひっかかっています。
取り除こうとしたミッチがクレーンと共に倒れ、ホースがひっかかって気絶します。ハーストはパニックに陥りました。
エンゲルがヘルメットなしで潜り、ミッチを助けて艇内に戻ります。18年も勤務しつつパニックを起こしたハーストは責められて、反省しました。
酸素が残り42%になります。艇内でただ救助を待つだけの状態に飽きたエンゲルが、何か手を打とうと言い、ミッチは相変わらず救助を待とうの一点張りです。
仮に救助が来てもどうやってベル号を見つけるのだとエンゲルが指摘し、発信機があるとミッチは答えました。但しその発信機は230mしか電波が届かない微弱なもので、船が真上を通過しないと気づきません(深さ205mの深海にいるため)。
自分を責めたハーストが単独行動を取ります。ひそかに船外に出たハーストは、母船・ロリマー号を探そうとしていました。

【転】- PRESSURE(プレッシャー2015年)のあらすじ3

3人がハーストの不在に気づいた時には、ハーストは低体温症で、うわごとを言っていました。家族を顧みず5歳の時以来会っていない息子の花嫁の名すら知らないハーストは、新人・ジョーンズを自分の息子と重ね合わせており、自分のようになるなと言います。
死ぬほど暑いと言い出したハーストは倒れ、ジョーンズは送気を止めました。
ハーストの死に、みなショックを受けて無言になります。
ジョーンズには身重の妻・リサがいます。もうすぐ出産するリサに対し、自分はまだ父親になる覚悟ができていないと、ジョーンズは嘆きました。リーダーのミッチは、自分の妻・カーメルが息子を生んだ時のエピソード「俺の到着を待って息子が生まれた。妻は『だったら早く駆け付けろ』と俺をたしなめた」と話し、ジョーンズを和ませます。
「海は穏やかで美しく、情事に似て互いに離れがたくなる」とミッチは言いました。
発熱体が壊れて、ジョーンズは手製の蒸気ボイラーを作って間に合わせます。
空気は残り1時間と少ししか残っていません。リーダーのミッチは、妻・カーメルに宛てて手紙を書きました。
あきらめムードの中に無線が入り、ミッチは飛び付きます。相手は英海軍マールバラ艦の艦長でした。
ヴァクシロン社からの連絡を受けて救助に来てくれたのかとミッチは思いますが、そうではなく、中国船のジウシン号からの知らせを受けてでした。ヴァクシロン社とは連絡が取れないそうです。
ミッチはおおよその座標を知らせますが、英海軍は捜索に数時間かかると言いました。「会社が俺たちを見捨てた」と、ミッチはショックを受けます。
酸素は残り4%でした。エンゲルがミッチに「パイプラインの溶接室に呼びの酸素ボンベがあるから、それを取りに行く」と言いだします。パイプラインの位置が定かではない(母船が沈没した際に潜水艇も流されたから)と嘆くミッチに「パイプラインは海底に張り巡らされているから、見つかる」「どの道、他に方法はない」と言ってエンゲルは海に潜りました。
そのまま歩き続けると低体温症になるので、温水を新人・ジョーンズが送りながらエンゲルは捜索します。エンゲルはパイプラインを見つけますがその場所は溶接室がない連結部(ジョイント)でした。隣のパイプラインを探せとジョーンズが指示します。
ガス切れを起こし、ジョーンズは温水を送れなくなります。エンゲルは南西へ歩き始めてパイプラインを見つけますが、自分の体につけたホースが届きません(ホースは潜水艇に帰るための道しるべであり、空気を送るラインや無線連絡をする役目もする)。
エンゲルはホースを外して作業をすると言いました。居場所が判明したのでミッチも駆け付けます。エンゲルは酸素ボンベを抱えて倒れていました。
潜水艇に引き戻したミッチは、まず酸素ボンベを開きます。室内の酸素量が上がり、猶予が延びました。
心肺停止になったエンゲルに蘇生措置を施しますが、生き返りません。あきらめかけた時、ぎりぎりエンゲルが息を吹き返しました。ミッチは酸素マスクをつけさせます。
室内の酸素量は2%から20%にあがり、猶予は2時間に延びました。
英海軍から無線連絡が入ります。座標付近には90分で着きますが、そこからの捜索に時間がかかると言います。ヴァクシロン社とは連絡が取れないので、詳しい地図も手に入りません。
潜水艇の発信機で探知できないかとミッチが聞きますが、船の残骸が邪魔でソナーが使えないだろうと艦長は言いました。 この映画を無料で観る

【結】- PRESSURE(プレッシャー2015年)のあらすじ4

「発信機に浮力をつけて浮かせたらどうだろう」とジョーンズが言います。「ホースが届く限り浮上して、そこから手を離せば、深層流に流されずに浮かぶ」とエンゲルも賛成しました。
発信機の電池が弱くて長くはもたないから、英海軍が捜索範囲に近づいてから発信機を浮かせることも話し合いで決め、浮上する係はリーダーのミッチが名乗りを上げます。
「35歳までに潜水士をやめると妻・カーメルと約束してたのに、忘れてた」と言ったミッチは、生きて戻れたら潜水士を辞める決意をしました。
エンゲルも自分の過去を告白します。独身のエンゲルですが、かつて結婚を考えた女性・エミリーがいました。しかしエミリーはエンゲルと乗った車で他の車との衝突事故に遭い、車が湖に落ちて死んでしまいます。
エミリーは車に挟まっていて、救助は無理でした。「彼女を離すまいと思ったのに、離してしまった」と言ったエンゲルは、ミッチに「必ず戻れ、俺たちを離すな」と励まします。
英海軍が到着する時間が来ました。ミッチは浮上を始め、ぎりぎりのところで電池を入れようとしますが、手袋が邪魔でスイッチが入りません。
手袋を外して作業をしようとすると、手に痛みが走り、発信機を離してしまいました。周辺はクラゲの大群で、クラゲに刺されたのです。
スイッチを入れないまま離してしまった発信機を追いかけて、ミッチは浮上しました。スイッチを入れることはできましたが、クラゲの毒が回ってミッチは死にます。
潜水艇に残ったエンゲルとジョーンズは、死の覚悟を決め始めます。「助からなくても窒息はしたくない」「どうせなら一気に死にたい」とジョーンズはナイフを出しました。
英海軍から無線が入り、発信機の受信に成功したと言いました。ただ、潜るのに1時間かかるそうです。
潜ってくるのを待つだけではなく、どうせならロリマーベル号を浮上させようと、エンゲルは決断しました。ハッチを閉め、シートベルトをしてベル号の浮上を開始します。
75mまで到達しましたが、そこでベル号は上昇を止めます。母船と繋がっているため、上がらないのです。
エンゲルは「酸素が尽きるまでここで待つか、泳いで浮上するか」と言います。ぎりぎりまでホースで空気を送り込み、その後は自力で泳いで浮上するにしても、50m以上はかかるとエンゲルは言います。
見捨てられると思ったジョーンズは、ひそかにナイフを手にしますが、エンゲルは振り返って「できるか?」とジョーンズに訊きました。エンゲルはジョーンズに任せます。
30m以上潜った経験のない自分に任せる理由をジョーンズは訊き、エンゲルは「私は4時間前に死にかけたから、肺がもたないだろう」と言いました。エンゲルはジョーンズに潜水服とヘルメットを装着させると、ミッチが妻宛てに書いた手紙を渡します。
一緒に行こうと言うジョーンズに、エンゲルは「お前を(サポートして)助けて、罪を償いたい」と言いました。
自動車事故の時、エンゲルは加害者の運転手を殺そうと、運転手が浮上するのを待ちました。しかし運転手は浮上せず(死んだ)、潜って確認に行ったエンゲルは、運転手の後部座席にいる赤ん坊を見殺しにしたのです。
その罪の償いのつもりでした。
エンゲルはホースの届くかぎり、ジョーンズに声をかけて励まします。ホースぎりぎりまで浮上したジョーンズは、減圧症で口から血を出しつつ、一心に海上めざして泳ぎました。
無線でジョーンズ救助の知らせを聞いたエンゲルは満足し、恋人のネックレスを持って潜水服なしで海に潜ります。そしてそのまま亡くなりました…。
…後日、元気になったジョーンズは、妻・リサと一緒に海を眺めていました。

みんなの感想

ライターの感想

派手な展開はありません。が、深海のムードはよく出ている作品です。
潜水士の話ではありますが、つまるところ「極限状態に置かれた時に、どう動くか」というのをメインに描いています。
舞台がずっと深海なので、景色も代わり映えしません。そのぶん会話で補い、映画も90分強という短さでコンパクトにおさめています。
私はけっこう面白いと感じましたよ。
クラゲの大群のシーンは若干CGっぽさを感じたのですが、綺麗っちゃ綺麗。
むしろ、海底をただよう死体…けっこう死体にリアリティあって、どきっとしました。
最終的には潜水艇を急浮上させる…最初からやれよ、と思わなくもありませんが、リーダーのミッチがずっとかたくなに拒みつづけてましたからね。
生き残ったのはジョーンズだけ。死んでいったあとの3人にもそれぞれの「ドラマ」があるだけに、見たあとせつない気分になりました。

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