映画:くじらびと

「くじらびと」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

くじらびとの紹介:2021年9月3日公開の映画。インドネシア・ラマレラ村の鯨の銛打ち漁師たちを撮影したドキュメンタリー。30年という長い時間をかけて彼らと信頼関係を築き、2017年から2019年までの3年間に撮影した映像を本作に結実。世界で初めてラマレラの鯨漁の空撮と水中撮影に成功した。監督は、「世界でいちばん美しい村」の石川梵。

くじらびとの主な出演者

石川梵(監督、撮影)、吉田大致(音楽)、ピスドニ、エーメン、サバル、アガタ、イナ、サンガ、ステファヌス、イグナシウス、ベンジャミン、イタ、ヨハン、デモ、セバスチャヌス、イナ(登場順)

くじらびとのネタバレあらすじ

【起】– くじらびとのあらすじ1

くじらびとのシーン1

画像引用元:YouTube / くじらびとトレーラー映像

マッコウクジラが映し出されます。その映像にあわせて、父・ピスドニは話します。

この地域では、クジラの先祖は水牛と言い伝えられています。クジラは利口なので、島の住民が作った新しい捕鯨船の弱点を一目で見分け、的確にその弱点を攻撃してくるそうです。

最後にとどめを刺されて息絶えるとき、クジラは目をつむります。目をつむる「魚」は、クジラだけだとピスドニは語ります。

海上には舟が浮かんでいました。乗っているのはピスドニと幼い息子・エーメンです。エーメンは舟のなかに溜まる水を、汲みだしていました。いつまでも水量が減らないので「浸水が止まらない」と父に訴えると、ピスドニは舟の浸水箇所を見つけて補修する方法を息子に教えます。舟の隙間を探して詰め物をするのを見せて、エーメンにも真似するよう示しました。

トビウオ漁の季節が終わり、もうすぐクジラ漁の季節です…。

〔インドネシア ラマレラ村〕

ラマレラ村は小さな島です。人口1500人がそれぞれ家族単位で浜辺から少し奥まった場所に、小さな家を建てています。彼らは互いに平和を重んじて、協力して生活していました。山から恵みを得る者、海から恵みを得る者。みんな働き者です。

トゥアンタナという先住民の長が、クジラ漁の成功を祈る儀式をしています。「森の精霊たちよ、降りたまえ。海の精霊たちよ、ラマレラへ来たまえ。クジラよ、浜辺へ来たまえ。あなたの命が村人を飢えから救う」と真剣に祈ります。

浜辺では海に漕ぎ出る舟があります。何隻も出ていき、彼らが協力してクジラを捕まえるのです。

昔はすべて手漕ぎでしたが、今では技術の進歩に伴い、小型の舟でも動力エンジンがついています。小さな舟に大勢が乗り込み、舟の中央で仁王立ちになります。立って獲物を探すのです。最初に見つけた獲物は、マンボウでした。ジンベエザメも捕まえます。獲物を見つけると、漁師は手に持った銛を獲物に突き刺します。大きな獲物だと、海に飛び込んで全力で銛を獲物に刺します。

エーメンは父と乗る2人用の舟しか経験がありませんでした。この日、初めて大人も大勢乗り込む舟に乗ったので、船酔いを起こしました。「水平線を見な」と父・ピスドニに教わり、海水でうがいをしますが気持ち悪さはおさまりません。他の大人の迷惑にならないよう、舟の隅で小さくなってやりすごすエーメンを見て、父は苦笑します。

大人たちはマンタに夢中です。大きなマンタを仕留めようと必死でした。マンタも命がけなので抵抗に必死です。マンタのシッポが舟に当たると危険でした。1つの銛では効かず、2番銛を打ち込みました。ようやくマンタが静かになり、大人が総出で舟に引き揚げます。その様子をエーメンも見ていました。

漁師たちが獲物を捕らえて島へ戻ってくると、浜辺には子どもたちが待っています。子どもでもただぼうっと待っているわけではなく、舟が浜辺に近づくと率先して引き揚げるのを手伝います。エーメンはまだ漁に出られない幼い友人に、「船酔いしたけどマンタ獲れてよかった」と正直に話しました。

この日の彼らは大漁でしたが、1か月間、何も獲れない日も珍しくありません。

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