「ぼけますから、よろしくお願いします。2~おかえり お母さん~」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

【転】– ぼけますから、よろしくお願いします。2~おかえり お母さん~のあらすじ3

ぼけますから、よろしくお願いします。2~おかえり お母さん~のシーン3

画像引用元:YouTube / ぼけますから、よろしくお願いします。2~おかえり お母さん~トレーラー映像

母親の入院している病院へ見舞いに行くのが、父の新たな生きがいとなりました。病院への道のりは、父の足では片道1時間かかります。母の病状が判ってほっと気が抜けたのか、病院通いが疲れたのか、父は居眠りが増えました。

「私」が仕事を辞めて呉へ戻ろうかと聞くと、父は「働けるあいだは働いたらいい」と答え、今回も父ひとりで母の面倒をみると答えました。

【2018年11月】

映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』が東京で公開され、連日多くの観客が映画館を訪れました。大盛況です。

そんな折に、今度は父親が頭を打ったという知らせが入りました。「私」が急いで帰郷すると、玄関に血の跡が残っていました。家のなかにいる父は、左のおでこをケガしています。

雨が降り始めたので濡れないようにと慌てて家のなかに入ろうとしたところ、あせって玄関の手前で転倒したそうです。時間が経過するにつれ、おでこだけでなく左目の横にも内出血が見られました。それでも父は母の見舞いに行くと言います。

国立病院の病室を見舞って母の右手を握りながら、父は自分が転んだことを話しました。

東京から2週間遅れで、広島でも映画が封切られます。父は呉市内の小さな映画館へ行きました。映画を見た観客はみんな、「ええ映画じゃったね」と口々に父へ声をかけます。

母親が順調に回復し、リハビリが開始されました。それを見た父は、いつ母が戻ってきてもいいようにと筋トレを始めます。98歳にして筋トレをする姿を見て、ジムトレーナーさんも驚きます。

しかしその年の暮れ…。

【呉中通病院 岡崎慎哉院長】

岡崎院長から聞かされたのは、母が脳梗塞を再発したということです。今度は右半身に麻痺がみられると言われ、もうリハビリを望めなくなりました。それどころか、このまま寝たきりの可能性が濃厚だと言われます。

父はかつてないほど落胆し、そのせいか滅多に引かない風邪を引きました。体調不良で元気がない父は、それでもまだ死ねないと言いながら布団に入ります。

翌朝、眠って体力を回復した父は「気力が回復した」と「私」に報告しました。

【2019年2月】

東京からやってきた「私」に、父は腹に違和感があると話します。父が服をめくって下腹部を見せると、たしかにこぶのようなふくらみがありました。触ると硬くてしこりのようになっています。

検査の結果は鼠径ヘルニア、いわゆる脱腸でした。脱腸の部分が壊死してしまうおそれがあるので、全身麻酔をして手術することになります。父は98歳にして、生まれて初めての手術です。

「私」が病院まで付き添って、父は呉共済病院で手術を受けました。父に感想を聞くと「なんのことやら判らんかった」という返答がかえってきました。

翌日から早速父はリハビリを始め、わずか1週間後に退院しました。そしてまた、母のもとへ通う生活に戻ります。

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