「カンパイ! 日本酒に恋した女たち」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

カンパイ!日本酒に恋した女たちの紹介:2019年製作の日本映画。「カンパイ!世界が恋する日本酒」の小西未来による日本酒ドキュメンタリー第2弾。かつて女人禁制と言われた日本酒の世界を舞台に、百年以上続く酒蔵を引き継いだ女性杜氏、ニュージーランド出身の日本酒コンサルタント、日本酒バー店長の3人の女性を追う。

あらすじ動画

カンパイ! 日本酒に恋した女たちの主な出演者

千葉麻里絵 今田美穂 レベッカ・ウィルソンライ 久慈浩介 ジョン・ゴントナー 神吉佳奈子 木村康司 生江史伸 リッチー・ホウティン

カンパイ! 日本酒に恋した女たちのネタバレあらすじ

【起】– カンパイ! 日本酒に恋した女たちのあらすじ1

カンパイ! 日本酒に恋した女たちのシーン1

画像引用元:YouTube / カンパイ! 日本酒に恋した女たちトレーラー映像

日本酒は日本固有の醸造酒です。原料は4種類だけで単純にみえますが、複雑な日本酒は自然の恵みと杜氏の職人技から生まれました。

日本酒は単なる飲み物ではなく、見えない糸のように日本文化に編み込まれています。しかし現代人の生活からは、居場所を失いつつありました。

この壁は乗り越えられないと思われていたとき、酒の世界が変わり始めました。それに伴って意外なリーダーが出現します。女性です。

かつて女性は、酒蔵に入ることさえ禁じられていた存在でした。それでも以前から女性は、酒の世界を支える大事な存在でした。母として、妻として、娘として、女性は酒蔵だけでなく地域社会を育み盛り上げる存在だったのです。

これは、酒と生きる女性たちの物語です。

(映画タイトル)

【ロンドン ザ・キア・オーバル】

ロンドンでは世界最大規模の酒の品評会が行われていました。そこでは世界中の審査員が集まって、全世界の酒を審査しています。酒の名前が判らないように、酒瓶は袋で隠されて酒には番号が割り振られブランド名は判らないようにされています。

世界各国のワインが保管されているバックヤードの酒瓶を見せるのは、このイベントIWCのディレクターのクリス・アシュトンです。ワインだけでなく日本酒もあります。普段は立ち入り禁止なのだそうです。

彼は「西洋人は明確な風味を求めるが、日本人は純度を重視する」と話します。審査員にはもちろん日本人も加わっています。マスター・オブ・ワインにしてIWC日本酒部門の共同チェアマンの大橋健一も、審査に加わっていました。同じ酒を飲んで審査しながら各国の審査員が意見を言い合う場は、活気に満ちています。

その場にレベッカ・ウィルソンライという、女性の日本酒コンサルタントもいました。彼女は普段は日本で活動し日本語で会話していますが、母国語である英語で意見を戦わせるのは嬉しいと話しました。

審査の会はなごやかに終わり、みんなで記念撮影します。

【広島】

広島市の中心部に位置する商店街で、広島の酒のPRイベントが行われています。そこにいるのは今田酒造本店の女性杜氏・今田美穂です。美穂は安芸津の酒・富久長(ふくちょう)を作る酒蔵、今田酒造の4代目でもあります。

美穂を知る地元の他の酒造会社の杜氏たちは「最初は怖く感じた」「吟醸の作り方を教わった」などと話します。

【東京 GEM BY MOTO】

東京・恵比寿にある店「GEM BY MOTO」は、千葉麻里絵というオーナーの女性が客の希望を聞いてそれに合わせた酒を提供しています。希望に忠実、的確に客の望む酒を提供しているようで、酒を口に含んだ客からは笑顔がこぼれます。

麻里絵から勧められた酒を飲んだ客は「日本酒をいろんな温度で楽しめる。アレンジがすばらしい」という評価をします。店に来た客同士、みんなで飲んで楽しくおしゃべりをしています。

【広島 今田酒造】

今田酒造の酒蔵で、美穂は仲間の杜氏とともに米を運びます。

今田酒造の会長を務める今田之直は、今田酒造の3代目でした。美穂は4代目にあたります。

幼いころから酒蔵のそばで生まれ育った美穂は、幼少期には子どもや女の入るところではないと近づくことができませんでした。幼少期の美穂は、東京の大学生になるのが夢だったそうです。両親が東京で大学生活を送っており、その話を聞いて憧れを持っていたと語ります。

【東京 BAR ZINGARO】

聴衆の前でマイクを握って日本酒について語っているのは、レベッカです。レベッカは日本最古の口噛み酒について、よどみない説明をしています。

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