映画:コレクティブ 国家の嘘

「コレクティブ 国家の嘘」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

コレクティブ 国家の嘘の紹介:2021年10月2日公開のルーマニア&ルクセンブルク&ドイツ合作映画。2015年、東欧ルーマニア・ブカレストのクラブ“コレクティブ”で実際に起こった火災事件を発端に、製薬会社や病院、長期政権に連なる癒着と腐敗の真実が暴露されていくドキュメンタリー。火傷で入院した人たちが次々に細菌感染で亡くなっていったその原因とは……。ルーマニアの国外で治療された患者は助かり、国内の病院で軽傷だった患者が亡くなる事実に不審を募らせたスポーツ新聞の記者がいた。その地道な調査報道に密着取材を願い出たのは、「トトとふたりの姉」のアレクサンダー・ナナウ監督。映画の後半では熱い使命を胸に就任した30代の新大臣を追い、異なる立場から大事件に立ち向かう人たちを捉えている。まるでリアルな「スポットライト 世紀のスクープ」だとも評される本作は、命の危険を顧みず真実に迫ろうとする人たちの奮闘に思わず手に汗握るだけでなく、日本をはじめ世界中のあらゆる国が今まさに直面する医療と政治、ジャーナリズムの問題に真っ向から迫っている。「メディアが権力に屈したら、権力は国民を虐げる。それがこの国と世界で繰り返されてきたことだ」と語るスポーツ新聞編集長の気概に満ちた言葉が見る者の心に突き刺さる。ドキュメンタリーでありながらアカデミー賞のルーマニア代表として選出され、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞の2部門でノミネートを果たしたほか、世界各国の映画祭で28の賞を獲得した。

コレクティブ 国家の嘘の主な出演者

(カタリン・トロンタン)、(カメリア・ロイウ)、(テディ・ウルスレァヌ)、(ブラッド・ボイクレスク)、アレクサンダー・ナナウ(監督、撮影、脚本、製作、編集)、アントアネタ・オプリス(脚本)、バーナード・ミショー(製作)

コレクティブ 国家の嘘のネタバレあらすじ

【起】– コレクティブ 国家の嘘のあらすじ1

コレクティブ 国家の嘘のシーン1

画像引用元:YouTube / コレクティブ 国家の嘘トレーラー映像

〝2015年10月30日、ルーマニア・ブカレストのクラブ「コレクティブ」で火災が発生。

27名が死亡、180名の負傷者を出した。

クラブハウスでは出入り口が一つしかなく、そこに観客が殺到しており遺体は重なり合っていたという。

火災で死亡したのは27名だったが、その後一命をとりとめたはずの入院患者が複数の病院で4か月間に37名が死亡、死者は64名になった。

この事件をきっかけに市民は腐敗した政府と医療関係者の癒着を知る。

市民の怒りは全国に飛び火し、ついには社会民主党が占める内閣は辞職に追いやられて

無党派の実務家が次の選挙までの1年間政治を執ることになった。〟

被害者の遺族が1つの部屋に集まって、大事な人を亡くした悲しみを訴えます。

マダリナという子を亡くした父親は、「火事で命を取り留めたのに、子どもは12日後に病院で亡くなった。この国の医療制度は腐敗している」と話します。

息子を亡くした父・ラウレンツィウ氏は語ります。ブカレスト総合病院に火事の後で入院した息子は、7日後に感染症が全身に広がっていきました。父は慌てて転院の措置を取りましたが、手続きが遅く待っているあいだに火事から13日後、息子は亡くなりました。あとで転院が遅れた理由が「連絡ミス」と聞いた父は絶句したそうです。

(ここで実際の火災の映像が流れます。かなり衝撃的なシーンです)

2015年10月30日。クラブ「コレクティブ」のライブ中に火事が起きます。その映像が流れます。演奏を終えたミュージシャンがステージの上で「何か燃えているぞ」とマイクで話します。「演出じゃない」と付け加えたので、観客たちもにわかにそわそわし始めました。暗い室内で天井側が明るく光るという「演出」に見えなくもないので、観客たちが動かないのも納得です。

ミュージシャンが「消火器は?」とマイクで聞きました。天井の隅に見えた火は、あっという間に天井にある布に燃え広がりました。急に炎が広がったので、観客たちは悲鳴をあげて出口に殺到します。その衝撃でカメラが床に落ちました。

乱れる映像ですが炎で画面が明るくなります。音声も拾い続けています。「早く外に出て」ということばや悲鳴が響き、室内の照明が落ちたらしく真っ暗になりました。しかし次にまた明るくなったあと、音が途切れます…。映像はそこで終わりました。

冒頭の字幕で伝えられたとおり、火災による死者は当初27名でした。しかし180名の負傷者がおり、国内のあちこちの病院に収容されます。その後に負傷者が死に始めたことを聞きつけて不審に思ったのは、スポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」、通称:ガゼタ紙の記者カタリン・トロンタンでした。トロンタンは地道に調査を重ねていき、やがて衝撃の事実にたどり着きます。

トロンタンは同じ部署の部下の女性・ミレラを使っていろいろと調べました。

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