映画:ドーナツキング

「ドーナツキング」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

ドーナツキングの紹介:2021年11月12日公開のアメリカ映画。『エイリアン』『ブレードランナー』のリドリー・スコットが製作総指揮を務め、全米の“ドーナツ王”になった男の人生を追うドキュメンタリー。1975年に内戦から逃れて難民としてアメリカに渡ったカンボジア人の男、テッド・ノイがいかにしてカリフォルニア中に店を持ち、ドーナツ王と呼ばれるまでになったのかが描かれる。メガホンをとるのはアリス・グー監督。

ドーナツキングの主な出演者

テッド・ノイ(出演)、アリス・グー(監督、脚本、製作)、リドリー・スコット(製作総指揮)、橋本裕充(日本語字幕)

ドーナツキングのネタバレあらすじ

【起】– ドーナツキングのあらすじ1

ドーナツキングのシーン1

画像引用元:YouTube / ドーナツキングトレーラー映像

朝の4時に設定したスマホのアラームが、鳴り始めます。それを止めた子どもは「親が移民で店をしていると、子どもはその店で働かされるよね」と苦笑しました。その子の発言は当たっているようです。カンボジア人の子どもが何人も映りますが、「幼少期から店を手伝わされた」「休みがない」「土日も朝早くから働く」「子供のころからずっとそう」「年中無休で店を開けていて、親も休まない」という声が出てきます。「子どもの頃から店で働き続けて育ったから、それ以外のことができない」と答える子もいます。

彼らのなかでは「テッドおじさん」という存在は有名です。みんなその名を知っていますが、会ったことがない、会ったのは1回だけという声が殆どでした。「難民だけどドーナツ王になった人でしょ」…この映画は、カンボジアの難民がドーナツでキングになった話を追うとともに、そのルーツをも探ります(でもそんな単純な話ではありません)。

アメリカには人口3万人に1店の割でドーナツ店がある計算です。都市部ではそれが顕著で、ロサンゼルスでは7000人に1つ店がある計算でした。

カリフォルニア州にはドーナツ店が約5300店舗あり、そのうち300は大手ウィンチェルのチェーン店で、あとの5000店は個人経営の店です。その個人経営の店の実に90%がカンボジア系アメリカ人の経営でした。このルーツはすべて「テッド・ノイ」という男に集約されます。

〔カリフォルニア州タスティン 1975年〕

アメリカのガソリンスタンドで働いていたテッドは、あるときいい香りがすることに気づきます。仕事仲間に聞いてみると「ドーナツだ」と教わり、店が近くにあることを聞きました。テッドはお客さんが来ない時間帯を見計らって、ガソリンスタンドを抜けてドーナツを買いに行きます。それを食べた瞬間に、そのおいしさに恋をしてしまいました。ドーナツは、故郷カンボジアにあったノムコンというお菓子を思い出させます。

ドーナツに夢中になったテッドは、あるとき店のおばさんに質問します。「3000ドル貯めたら、自分の店を持てるだろうか」それを聞いたおばさんは、ウィンチェルで修行することを勧めました。ウィンチェルというドーナツのチェーン店では研修プログラムがあり、そこで学ぶとウィンチェルの系列店を出せるのです。テッドは早速、それに申し込みました。

それが44年前のことで、当時テッドは33歳でした。すぐさまウィンチェルで研修をはじめました。3か月の研修で、テッドはドーナツの作り方や店の経営の仕方のノウハウを、ウィンチェルで教わります。

そして3か月後、テッドはウィンチェルのドーナツチェーン店の店舗責任者となりました。ガソリンスタンドで働きながら、ドーナツチェーン店の仕事もします。そして1年後の1976年には、ウィンチェルのドーナツ店もしながら、掛け持ちで自分のドーナツ店「クリスティ」1号店を開いたのでした…。

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