「ファーストフード・ネイション」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

ファーストフード・ネイションの紹介:2006年公開のアメリカ映画。原作はエリック・シュローサーの『ファストフードが世界を食いつくす』(原題: Fast Food Nation)で、シュローサーはこの映画の脚本も手がけている。シュローサーはドキュメンタリーを製作しようとしたが、撮影が難しいと判断しドラマを作ることにしたという。2006年5月19日にカンヌ映画祭コンペティション部門で初上映され、同年11月にアメリカで一般公開された。日本ではアメリカに1年3カ月遅れて2008年2月に公開された。セックスや麻薬の表現があるため、アメリカ映画協会 (MPAA) はR指定している。

あらすじ動画

ファーストフード・ネイションの主な出演者

ドン グレッグ・キニア 内田直哉 ビート イーサン・ホーク 土田大 シンディ パトリシア・アークエット 新谷恵 アリス アヴリル・ラヴィーン 笹本優子 シルビア カタリーナ・サンディノ・モレノ ルーディ クリス・クリストファーソン ブライアン ポール・ダノ アンバー アシュレイ・ジョンソン ラウル ウィルマー・バルデラマ パコ ルー・テイラー・プッチ ココ アナ・クラウディア・タランコン トニー イーサイ・モラレス ベニー ルイス・ガスマン マイク ボビー・カナヴェイル トム・ワトソン マルコ・ペレラ ハリー・ライデル ブルース・ウィリス 小室正幸 デビ ダナ・ウィーラー=ニコルソン ジョージ フランシスコ・ロサレス

ファーストフード・ネイションのネタバレあらすじ

【起】– ファーストフード・ネイションのあらすじ1

ファーストフード・ネイションのシーン1

画像引用元:YouTube / ファーストフード・ネイショントレーラー映像

アメリカ・カリフォルニア州アナハイム。

ハンバーガー・チェーン店の「ミッキーズ」は、マクドナルドなど他の大手ハンバーガー・チェーンには少し劣るものの、「ビッグワン」というハンバーガーがヒットして売り上げを伸ばしていました。この日、社長や幹部たちが会議に顔をそろえて新商品のアイデアを練っています。

「ビッグワン」に続く新商品を期待されて、マーケティング部門の部長ドン・アンダーソンは「バーベキュー・ビッグワン」という商品はどうかと提案します。社長たちは次までにその商品の具体的なプレゼンをしろと、ドンに命じました。

会議のあと、ドンは研究室にいる科学者に話を聞きます。研究員は香料の開発をしており、香料を使用するだけでそれらしく仕上げることができるようになっていました。ドンも香りをかがせてもらい、バーベキューの香りがして食欲をそそりそうな香料開発を頼みます。

研究室を出たドンは、社長に呼ばれて社長室へ行きました。そこでドンは社長から、大学で行われたある検査結果を知らされます。検査の結果、ミッキーズのハンバーガーのパテには大量の糞便性大腸菌が含まれていたというのです。どういう意味かすぐには理解できずにドンが聞き直し、社長は「パテに牛の糞が混入しているということだ」と答えました。

社長はドンに、すぐにも調べるよう命じます。

ミッキーズのハンバーガーのパテは、コロラド州のコーディ郊外にあるユニグローブ精肉工場で全店舗のものが一括して生産されています。ドンはユニグローブ精肉工場へ出張して、詳しい調査を行ないます。

家では2人の息子の父のドンですが、息子に仕事で出張があると話し、木曜の発表会を見られなくなったことを丁寧に詫びました。妻にも仕事でコロラドへ行き、何日か滞在しないとならない旨を告げます。

メキシコと接する国境近くのアメリカの町では、不法にアメリカへ入国しようとするメキシコ人たちがいました。手配師の男・ベニーは密入国希望の者を集めて、徒歩で越境させています。密入国のシルビアやココ、ロベルトたちは国境を越えるとトラックに拾ってもらい、コロラド州まで運んでもらいました。密入国者の目的は、アメリカで金を稼いで故郷にいる家族に送金することです。ベニーは仕事を紹介する人たちのところへ送り届けるところまで、手配していました。

シルビアたちは安いモーテルの隅にある集団宿泊所のところへ、最初はまとめて放り込まれます。集団宿泊所は劣悪な環境で、床に雑魚寝するような場所でした。トイレや風呂もないような状態です。仕事を得て金を持つようになると、格安の宿泊所へ移れます。

ラウルやロベルトら男たちは、そこでミッキーズのパテを作るユニグローブ精肉工場での仕事が割り当てられました。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「ファーストフード・ネイション」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×