「フード・インク」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

企業・政府・裁判所・専門家たちを巻き込んで隠ぺいされ続けてきたアメリカの食品産業に切り込んだ2008年公開のドキュメンタリー映画。大量生産低コストというフードシステムの裏側にあるリスクを伝え、オーガニックの価値を訴えている。

あらすじ動画

フード・インクの主な出演者

エリック・シュローサー R・ロブ ヴィンス・エドワーズ キャロル・モリソン マイケル・ポーラン L・ジョンソン バーバラ・コワルチク J・サラティン

フード・インクのネタバレあらすじ

【起】– フード・インクのあらすじ1

フード・インクのシーン1

画像引用元:YouTube / フード・インクトレーラー映像

この50年間に食生活に生じた変化は過去1万年よりも大きい。

だがスーパーの食料品の売り場の壁には1930年代の古き良き農場のイメージ写真が並ぶ。

米国のスーパーに並ぶ商品は平均4万7千種にも上り、並ぶ商品には四季はない。

1年中並ぶトマトは、青いうちに摘まれガスで熟成させたものであり、見かけはトマトだがいわば概念としてのトマトだ。

そして食肉に骨は付いておらず、生産者と消費者の間にはカーテンが引かれている。

食品業界は、知ってしまうと食欲が失せるため真実を隠したいのだ。

パックされた肉の元を辿れば、それは農場ではなく工場である。

食肉は巨大な多国籍企業で作られ、牧場や農家の出番は殆どないし、肉食品は流れ作業で作られ家畜も労働者も虐待されている。

食べ物はますます危険なものとなり、その事実は巧妙に隠されているのだ。

工業フードシステムはファストフードで幕を開けた。

1930年代に新型の外食店“ドライブイン”が誕生し、マクドナルド兄弟の店も大繁盛したが兄弟は経費節減と簡素化を実行しウェイトレスを解雇、メニューを絞り込み外食店経営に革命的アイデアを持ち込んだ。

レストランの調理場に工業システムを導入したのだ。

従業員は単純作業のため賃金は安くて済み、代わりの人間もすぐに見つかる。

巨大な買い手となった企業は巨大な売り手を求め、いまや一握りの企業がフードシステムを支配することとなった。

1970年代には牛肉大手5社が市場の25%を占拠し、今日では大手4社が80%以上を占拠している。

養鶏場はいまや“ただヒナを預かる場所”となっていて、化学の進歩とともに消費者が好む胸肉を持つ鶏を50年前の2倍の速度で2倍の大きさに育てることに成功したが、巨大化した自分の体を支えきれない鶏も多く出現させた。

養鶏場は“チキン”を育てるのではなく機械的に個体差のない食品を大量に作っているのだった。

「雑食動物のジレンマ」の著者であるマイケル・ポーランは、食べ物の本を書くのは実態から隔てられているからだと言う。

彼は食べ物の源をたどり、スーパーには沢山の商品が並んではいるが、それに関与しているのは数社とアイオワ州のコーン畑に行きついた。

工業食品のほとんどはコーンを原材料にしていて、100年前よりも大幅な収穫増となっているが、それは種子メーカーと化学肥料と殺虫剤メーカーの大いなる功績によるものだった。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「フード・インク」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×