「ヘルムート・ニュートンと12人の女たち」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(字幕版)

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シャーロット・ランプリング（出演）,イザベラ・ロッセリーニ（出演）,グレース・ジョーンズ（出演）,アナ・ウィンター（出演）,クラウディア・シファー（出演）,…

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価格・情報の取得：2023-07-29

画像引用元：YouTube / ヘルムート・ニュートンと12人の女たちトレーラー映像

ヘルムート・ニュートンとは、ドイツのベルリン生まれのユダヤ人写真家です。若い頃から写真家として働いており、戦後にオーストラリアの女優ジューン・ブラウンと結婚してフリーのカメラマンになってからは、PLAYBOY誌やヴォーグ誌、一流のファッション誌などでさまざまな雑誌で活躍を見せるようになりました。

ニュートンが撮影する被写体は女性が多く、しかも彼が撮る女性は強さを具現していました。それまでの時代に撮られた女性は一様に、着せ替え人形のようなものばかりでした。ニュートンが撮った女性はヌードであるものも多く、見る者に強烈なインパクトを与えました。そのため「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」といった声もあがって議論を巻き起こしました。そのおかげでニュートンは、20世紀を最もお騒がせした写真家とも呼ばれます。

2004年、ニュートンはロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げました。しかしそれ以後も長く人々の記憶に残る写真家となっています。

この映画は生前のニュートンにインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点を探り、そこからニュートンの人となりを見つめ直すものです。

【ハリウッド】

〔ジューン・ニュートン〕

「彼は長身の女性が好き。特に生身の女性は」

そう話すのはニュートンの妻、ジューン・ニュートンです。

ニュートンは女性を撮影しながら、被写体の女性にこと細かに指示を出しています。

【シャトー・マーモント・ホテル　ハリウッド】

ハリウッドにあるシャトー・マーモント・ホテルは、ニュートンがお気に入りでよく滞在していたホテルです。ニュートンは勝手知ったる様子でホテルの庭園を歩き、階段を降りて門を出ると外へ出ていきます。

ニュートンが自動車事故で他界したのは83歳のときでした。彼の死は世界中で報じられました。ベルリン出身の彼は、力強くて挑発的な女性の写真で知られていました。

（映画タイトル）

〔シガニー・ウィーヴァー　女優〕

生前のニュートンがシガニー・ウィーヴァーを撮影しています。光沢のある身体に密着する黒のタイツのような衣裳を身に着けたシガニーを、ニュートンは壁際に立たせて撮影しました。スキンヘッドのシガニーに、ニュートンはレフ版で光を当てるとモノクロで神秘的な写真を撮ろうとします。

（シガニーのコメントはなし）

〔グレイス・ジョーンズ　歌手〕

歌手のグレイス・ジョーンズは、自身がモデルになったときのことを振り返りながら話します。ニュートンはそのとき、自然光を使って撮影していました。「少し変態チックなところがある、私もだけど」と言って笑ったグレイスは、自分の股間がちょうど陰になる瞬間を狙ってニュートンがシャッターを切ったと話しました。そのためグレイスのヌード写真は下品にならずいい作品になったと言います。

写真のグレイスは、裸身にナイフを持っていました。ナイフを持つ意味を見る者に想像させる…そう話します。

〔シルヴィア・ゴベル　モデル〕

モデルのシルヴィア・ゴベルは、ニュートンがジャン＝マリー・ル・ペンを撮影したときのことを語ります。

ジャン＝マリー・ル・ペンはフランスの政治家です。ルペンはニュートンの被写体に選ばれて、誇らしげだったそうです。

ルペンは犬といっしょに写真に収まりました。その構図はまさしく「ヒトラーとジャーマン・シェパード」の写真そのものでした。ルペンは気づいていませんでしたが、ニュートンはルペンの人格を表現する手段として、そのような手法を取ったのだとシルヴィアは話します。

〔イザベラ・ロッセリーニ　女優〕

イザベラとニュートンとの初仕事は、デヴィッド・リンチとイザベラの2ショットだったそうです。ニュートンはイザベラに目を閉じるよう指示すると、リンチにイザベラの顎に手を這わせるよう命じました。そうすることで美しく印象に残る作品に仕上がります。

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