「ホドロフスキーのDUNE」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

「元祖カルト映画」と言われる「エル・トポ」などの作品で、本人もまたカルト的存在となっている映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーが、1970年代にSF小説の名作「DUNE」を製作しようと試みて、挫折に至った過程を描いた作品です。製作中止となった「DUNE」のために書かれたイメージイラストがアニメーション化されて動き出す映像には、思わず感動してしまいます。

あらすじ動画

ホドロフスキーのDUNEの主な出演者

アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、ブロンティス・ホドロフスキー、H・R・ギーガー、アマンダ・リア、ニコラス・ウインディング・レフン(いずれも本人)

ホドロフスキーのDUNEのネタバレあらすじ

【起】– ホドロフスキーのDUNEのあらすじ1

ホドロフスキーのDUNEのシーン1

画像引用元:YouTube / ホドロフスキーのDUNEトレーラー映像

1970年代に、「エル・トポ」などの作品で、カルト的な人気を誇った映画監督アレハンドロ・ホドロフスキー。そのホドロフスキーは1975年に次回作として、名作の誉れ高いSF小説「DUNE」の映画化に取り掛かっていました。

大長編である原作を映画化するにあたって、ホドロフスキーはこれを単なる小説の映画化ではなく、映画を見た人々の意識を塗り替えるほどの作品に仕立て上げようと考えていました。それはホドロフスキーにとって、自分の情熱を注ぎ込む念願の企画でもあったのです。

映像化不可能と思われていた壮大なスケールの原作を映画化するために、ホドロフスキーは考えうる最高のスタッフとキャストを集結させようとしていました。しかしその道のりは、想像以上に困難極まるものになってしまったのです。

チリ出身のホドロフスキーは、メキシコで1960年代に、舞台作家としてそのキャリアをスタートさせます。前衛的な舞台を手掛けていたホドロフスキーは次第に映画製作に興味を持ち始め、1967年に初の長編映画を完成させます。

メキシコの映画組合を無視して撮ったという処女作は、それまでの固定観念を打ち破るものであり、大いに物議を醸しました。そしてホドロフスキーは1970年、「カルト映画の元祖」として名高い、「エル・トポ」を完成させました。

ホドロフスキーが製作・監督・脚本・主演まで自らこなし、深夜限定で上映されたこの作品は、アメリカの「ミッドナイト・ムービー」と呼ばれるカルト作品群の走りになりました。

哲学的でセンセーショナルな描写を含む「エル・トポ」は話題を呼び、当時この作品を見たジョン・レノンやアンディ・ウォーホルらも絶賛したと言われています。この成功で資金が入ったホドロフスキーは、大手スタジオからの規制から逃れて、自由な発想で次回作の「ホーリー・マウンテン」を作り上げます。

この作品もまた、哲学的で難解とも言える内容でしたが、出資者のいるヨーロッパで大ヒットし、カルト作家としての評価を更に高めていきます。そしてホドロフスキーは、フランス人の出資者ミシェル・セドゥーから、次回作の依頼を受けます。

「なんでも自由に撮っていい」とセドゥーに言われ、ホドロフスキーは次回作に「DUNE」の映画化を挙げました。意外にも「DUNE」映画化の権利は、格安で手に入りました。権利を持つ人々も、映画化出来るわけがないと考えていたのです。

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