「ホームレス ニューヨークと寝た男」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

【承】– ホームレス ニューヨークと寝た男のあらすじ2

ホームレス ニューヨークと寝た男のシーン2

画像引用元:YouTube / ホームレス ニューヨークと寝た男トレーラー映像

マークは前日にファッションショーで1000枚以上撮影して、朝6時まで編集作業をおこなった身体で仕事をしました。

行きつけのカフェに移動すると、ドリンク1杯で粘りながら撮影した写真を確認していきます。250枚中使えるのはたったの25枚だと、疲れた様子で説明してみせます。

カフェが閉店すると、マークは別の店に移動しました。人目をはばからず「どうすりゃいい 誰か助けてくれ」と歌いながら、深夜まで作業を続けるのでした。

仕事を終えたマークが向かった先は、雑居ビル街にあるアパートの屋上でした。

特定の家を持たないマークは、友人が住んでいるアパートの立ち入り禁止の屋上を無断で寝床としていたのです。屋上の片隅の柵で囲まれた場所をビニールシートで覆って、外からは見えないようにしていました。

「信心深くはないがいつも十字を切る」と言って、転落したら命のない危険な柵を越えます。人がいる痕跡を極力なくすために寝袋は持ち込まず、就寝前に厚着をして、ビニールシートにくるまり息をひそめて夜を明かしていました。

「ヘトヘトに疲れて戻ってくるのがコツだ。眠れないと余計なことを考え始める」と、マークは説明します。

この暮らしを始めて6年が経過したマークでしたが、自身のことをホームレスではなく「アーバン・キャンパー」と呼んでいました。家がなくても、決して人生をギブアップしているわけではないからです。

ただ、明るいうちはアパートへ帰れない上に、6階の屋上まで人と会わないように移動しなくてはなりませんでした。住人が階段から降りてくる気配がすれば慌てて引き返したり、運悪くすれ違ったときは友人を訪ねたふりをしてごまかしていました。

マークの友人は現在も5階の部屋に住んでいるため、鉢合わせしないように屋上を目指すのです。息を切らして階段を上り、ようやく辿り着いても非常階段や隣のビルの屋上のチェックを欠かしません。

マークは寝床にペットボトルの水だけ持ち込み、容器が空いたら尿瓶に使うのだといいます。

彼の起床時間は早く、人気のない時間帯を狙って公園のトイレへ行き、身だしなみを整えます(冒頭のシーン)。

風呂は通っているスポーツジムのシャワーを使っています。洗濯はトイレで手洗い、衣服を乾かすのはトイレのハンドドライヤーでした。

フォトグラファーの仕事だけでは食べていけないマークは、俳優としても活動しています。

エージェントからの電話には必ず出て、映画やドラマのエキストラ(時にはセリフのある端役)をこなしていました。

マークは住所不定ですが「映画俳優組合」に加入しており、本来なら毎月500ドルかかる健康保険料を、組合を通して安く抑えて支払っていました。

さらに、俳優のクレジット・ユニオンで銀行口座を作っており、クレジットカードも所有しています。

幸いマークの健康状態は良好でしたが、父親が前立腺がんで亡くなったことを機に、がん検診を受けているそうです。

食事に関しては基本的に飲食店でとっており、昼間は安いスタンドでピザなどのジャンクフードを食べています。

夜はファッション業界の人々がたむろするパーティーに参加し、遅くまで飲んで騒いでいました。

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