「リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ドキュメンタリー映画

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズの紹介:2019年製作のイギリス映画。伝説的ロックバンド「オアシス」のフロントマンを務めるリアム・ギャラガーの軌跡をたどるドキュメンタリー。90年代を代表するアーティストとして世界中で活躍するリアムだったが、破天荒な性格やスキャンダルの連続によりバッシングを受けていた。兄との確執やバンドの解散、離婚訴訟など、度重なる苦難のなか、再起を懸けた彼の復活劇を通じてその素顔に迫っていく。

あらすじ動画

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズの主な出演者

リアム・ギャラガー ボーンヘッド ノエル・ギャラガー ポール・ギャラガー クリス・マーティン

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのネタバレあらすじ

【起】– リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのあらすじ1

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのシーン1

画像引用元:YouTube / リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズトレーラー映像

【マンチェスター 2017年12月】

2017年12月は、イギリスのミュージシャンであるリアム・ギャラガーのデビュー30年にあたる年でした。イベント会場へ向かう車のなかで、リアムはこの10年間のことを振り返ります。

リアムは2009年にオアシスというバンドを解散して以来、事あるごとに叩かれまくっていたと自らを表現します。周囲にいろいろ否定的なことを言われてもなお、「俺はしぶとい」とリアムは思います…。

(映画タイトル)

リアム・ギャラガーはイギリス・マンチェスターで生まれました。長男がポール、次男がノエル、リアムは三男です。

兄ノエル・ギャラガーが歌を書き、リアムはボーカルという役目でロックバンド「オアシス」を結成したのは1991年のことです。オアシスは全世界に名を馳せており、90年代と2000年代のロックミュージック界を牽引していました。知らぬ者はいないといっても過言ではないほど、オアシスは売れていました。

しかし活動中からバンド内の諍いは有名でした。特にリアムと兄・ノエルの仲はあまりよくなく、喧嘩が繰り返されることで解散の噂も流れていました。

【パリ 2009年 ロック・エン・セーヌ】

そして2009年のイベント会場で、とうとうそのときはやってきました。会場内に流れるアナウンスで「残念なお知らせです。リアムとノエルが楽屋で大げんかしまして、オアシスは今夜の出演も欧州ツアーもキャンセルをします」と知らされました。オアシスのライブを見るために集まった会場内の観客に、ブーイングの嵐が起こります。

長男のポール・ギャラガーがその当時のことを振り返って話します。ノエルとリアムは本当に仲が悪く、ツアーをやったとしても会場へ向かうバスも会場で与えられる楽屋もすべて別々でした。

オアシスのギターだったボーンヘッドも話します。それでも順調なころはよかったのですが、解散の直前にはオアシスは下降線をたどっていたそうです。それが口論に拍車をかけたのもありました。よく兄弟は取っ組み合いの喧嘩をしていたそうです。

リアム本人の談話もあります。解散に至る際の喧嘩は、当初は音楽の方向性で口論になったのですが、兄・ノエルがリアムのことを「秘密を垂れ流している」と評したのだそうです。それを聞いたリアムが文句を言ったことに腹を立てたノエルがリアムのギターを叩き割り、それでリアムもノエルのギターを破壊したのです。リアムのギターは、ひとからプレゼントされた大事な代物でした。

この喧嘩のあと、ノエルは「オアシス」を脱退しました。

ノエルの「オアシス」脱退は、リアムにとっては大ショックでした。確かに兄との仲はよくなかったのですが、リアムは漠然と「死ぬまでオアシスをするつもり」だったのです。兄弟で20年もやってきた「オアシス」を兄が抛り出したことが、リアムにとって衝撃的でした。

長男のポールも「リアムはすごく傷ついていた」と、解散直後のことを語ります。ノエルが「オアシス」を脱退したことで、「オアシス」は解散となりました。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×