映画:アパルーサの決闘

「アパルーサの決闘」のネタバレあらすじと結末

アパルーサの決闘の紹介:2008年にアメリカで製作された西部劇。ロバート・B・パーカーの小説を映画化した作品で、エド・ハリスが監督、脚本、主演、製作を兼任した。新任の保安官コンビと悪徳牧場主との闘いと、一人の女性をめぐる複雑な人間模様を描いていく。2008年ボストン映画祭では作品賞と脚色賞を受賞した。

あらすじ動画

アパルーサの決闘の主な出演者

バージル・コール(エド・ハリス)、エベレット・ヒッチ(ヴィゴ・モーテンセン)、アリソン・フレンチ(レネー・ゼルウィガー)、ランダル・ブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)

アパルーサの決闘のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- アパルーサの決闘のあらすじ1

物語の舞台となるのは1882年、ニューメキシコのアパルーサという名の街。この街の保安官が悪徳牧場主ブラッグに殺されることから、物語は始まります。新たに保安官に任命されたのは、バージルとエベレット、いずれも経験豊かな凄腕のガンマンです。街の人々はブラッグの横暴ぶりに耐えかね、バージルたちにブラッグ取り締まりを強く期待していました。

バージルたちが街の有力者と今後の対応について話し合っていると、すぐ隣の酒場でブラッグの手下の男たちが酔っ払って店を荒らしているという知らせが入りました。バージルとエベレットはすぐに店に行って注意しますが、男たちは従おうとしません。すると、二人は男たちを迷うことなく射殺、街の有力者たちはその光景に呆然としました。

それからすぐ、ブラッグが大勢の手下を連れてバージルの前にやってきました。バージルはブラッグたちを前にしても顔色一つ変えず、街の条例で武器類の携帯禁止が新たに定められたことを伝えました。ブラッグはそんなバージルを見て「傑作な男だ」と言って、街を去って行きました。

それと時を同じくして、アリソンという名の未亡人が街にやって来ました。アリソンは笑顔が魅力的な女性で、バージルに癒しを与える存在となり、アリソンもまたバージルに興味津々でした。アリソンはバージルの口利きでホテルの酒場のレストランでピアニストとして働くようになり、すぐにバージルと恋仲になりまいた。二人は新居を構えることとなり、アリソンは家の完成を心待ちにしていました。

その一方で、ブラッグとの緊張関係も依然として続いていました。そんな中、バージルとエベレットはブラッグを裁判に引きずり出す最大の好機を得ます。ブラッグの部下の一人が密かに接触し、ブラッグの保安官殺しを証言することを約束したのです。バージルとエベレットはただちにブラッグを捕らえ、保安官事務所の檻の中に収監しました。裁判までの二週間、ブラッグの手下たちが大勢で保安官事務所に押しかけることがありましたが、バージルは鋭い眼光を放って圧倒し、手下たちを追い返すのでした。

【承】- アパルーサの決闘のあらすじ2

その一方で、エベレットはアリソンに不信感を抱くようになっていました。ある日、エベレットがアリソンに建設中の新居を案内されたときのことでした。アリソンはバージルが仕事に熱中していることに不満を漏らし、エベレットにキスをしてきたのです。エベレットはすぐにアリソンを突き放すと、アリソンは不快な表情を浮かべて睨んできました。バージルを大切にして欲しいとアリソンに望んでいたエベレットでしたが、アリソンはエベレットが期待していたような女性ではないようでした。

それから時は流れ、ブラッグの裁判の日が訪れました。裁判が始まる直前、バージルは意外な男たちがアパルーサに来ていることに気づきました。その男たちはシェルトン兄弟、バージルやエベレットと同等の腕を持つガンマン二人組でした。シェルトン兄弟は裁判見物が目的と語っていましたが、バージルは何か嫌な予感に襲われました。

裁判ではブラッグの死刑が確定し、列車で搬送されることとなりました。バージルとエベレットはその警護として同行することとなりましたが、列車が燃料補給のため停車したとき、問題が発生しました。すぐ近くに、馬に乗ったシェルトン兄弟と、人質にされたアリソンが現れたのです。シェルトン兄弟は事前にブラッグから脱走を手伝うよう雇われていたようでした。バージルはアリソンを守るためにやむなくブラッグを解放しますが、シェルトン兄弟はアリソンを捕らえたまま走り去ってしまいました。

バージルとエベレットはただちに馬を手配し、シェルトン兄弟の後を追いました。その道中で野営をしたときのことでした。バージルは「情は命取りだ」とエベレットに語り出しました。エベレットが銃の腕でバージルやシェルトン兄弟に一歩及ばないのは、「情があるから」とバージルは持論を展開。それに対して、エベレットは「情なら誰にでもある」と頭をかくのでした。

【転】- アパルーサの決闘のあらすじ3

長い旅路の末に、バージルたちはついにシェルトン兄弟の一行を見つけ出しました。しかし、二人はそこでショッキングな光景を目にします。アリソンがシェルトン兄弟の兄リングと親しくし、一緒に裸で水浴びをしていたのです。バージルはその様子に言葉を失いながらも、慎重にシェルトン兄弟一行の野営地に近づいていきました。すると、ちょうどそこにアパッチ族がシェルトン兄弟一行を襲撃。この機に乗じてバージルたちは突入し、アパッチ族を追い払い、シェルトン兄弟たちを追い詰めることに成功しました。しかし、このあたり一帯はアパッチ族が支配する地域だったため、バージルとシェルトン兄弟は近くのリオセコという街に着くまでの間は休戦協定を結ぶことに決めました。

バージルとの再会を喜ぶアリソンでしたが、それとは対照的にバージルはアリソンに冷たく接しました。アリソンはリングとのセックスに応じるしかなかったと言い訳をしますが、エベレットはそんなアリソンを「根っからの男好き」と呼びました。アリソンはその言い様にショックを受けますが、バージルはエベレットの言葉を信じるのでした。

その後、一行は無事にリオセコに到着しました。バージルたちはシェルトン兄弟と決着をつける必要があったため、ブラッグを一時的に街の保安官に預けました。シェルトン兄弟との決闘までのわずかな時間、バージルとエベレットはアリソンについて話をしました。アリソンは誰とでも寝るというわけではなく、群れのボス馬のような人物を選んでいる…エベレットはそう言いながらも、アリソンはバージルを愛しているのは確かだと付け加えました。

決闘の行方を心配するアリソンを尻目に、バージルたちは決闘の場へ向かいました。ところが、決闘の場には銃を持ったブラッグと街の保安官の姿がありました。街の保安官はシェルトン兄弟の従兄弟だったのです。バージルたちは二倍の敵に対しても臆することなく向かい、シェルトン兄弟と保安官を射殺しました。しかし、バージルたちもまた重傷を負ってしまい、ブラッグを乗り逃してしまいました。

【結】- アパルーサの決闘のあらすじ4

その後、アパルーサに戻ったバージルたちは穏やかな時間を過ごしました。バージル、エベレット、アリソンは以前のように笑顔で会話ができるようになりましたが、エベレットはいまだにアリソンへの不信感を拭えずにいました。

そんなある日、バージルの元に電報が届きました。大統領がブラッグの保安官殺しの罪に恩赦を与えたというのです。さらに、バージルとエベレットにとって予想外の展開は続きました。ブラッグが実業家としてアパルーサに戻ってきたのです。ブラッグはバージルたちと和解しようとしますが、バージルたちは決して応じようとはしませんでした。しかし、街の有力者たちは手の平を返したようにブラッグに言い寄り、それから間もなく、アリソンが働くホテルはブラッグが経営するようになりました。ブラッグの金の出所は不透明でしたが、街の人々はそんなことを気にすることはありませんでした。

そんなある日、エベレットは一人でホテルに酒を飲みに行くと、アリソンがブラッグと仲睦まじく話す姿を目撃しました。エベレットは再びアリソンの浮気を疑い、バージルにアパルーサを出るよう助言しました。しかし、バージルは頑としてアパルーサに留まろうとしました。エベレットはそんな状況を見かねて、ある行動を決断します。

それから間もなく、エベレットは保安官バッジを外し、ブラッグを突然殴りつけて決闘を申し込みました。エベレットはバージルの制止も聞かず、ブラッグと対峙しました。勝負は一瞬で決着がつき、エベレットはバージルを撃ち殺しました。エベレットはバージルの目を見て小さくうなずくと、馬に乗って街を出ました。「これで相棒は失職せずに彼女と出直せる。俺の予想ではな。一方、俺を待ってるのは予想もつかない展開だろう。夕陽に向かって西へゆっくり進んだ。長い旅になるが、急ぐ理由もなかった」…エベレットはそんなことを思いながら、馬を走らせました。

みんなの感想

ライターの感想

保安官コンビ、悪徳牧場主、未亡人、この三者が絡み合う関係を4人の名優が素晴らしい演技で表現してくれています。その中でも印象的なのは、ヴィゴ・モーテンセン演じるエベレットです。情があるガンマン像を最後まで貫きつつ、クールな表情を崩さない姿に惚れ惚れとさせられました。

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