映画:アラモ

「アラモ」のネタバレあらすじと結末

アラモの紹介:1836年のアラモ砦の戦いを映画化した歴史ドラマ。ジョン・ウェインが製作・監督・主演を務め、リチャード・ウィドマークが主人公の戦友を演じた。アラモ砦におけるテキサス独立軍とメキシコ軍の13日間に及ぶ戦いをスペクタクルに描いていく。第33回アカデミー賞では音響賞を受賞した。1960年アメリカ製作。

あらすじ動画

アラモの主な出演者

デイビー・クロケット大佐(ジョン・ウェイン)、ジム・ボウイ(リチャード・ウィドマーク)、ウィリアム・トラビス大佐(ローレンス・ハーヴェイ)

アラモのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- アラモのあらすじ1

物語の舞台は1836年、テキサス。この当時、テキサスはメキシコ領でした。住民はアメリカや海外からの開拓者でしたが、全員がメキシコ市民と見なされていました。そのとき、サンタ・アナ将軍は自らの独裁支配に抵抗する者を虐殺し、テキサスへと迫っていました。開拓者は服従か抵抗かの選択に直面したのです。

このサンタ・アナの独裁に対して、テキサス独立軍のヒューストン将軍はアラモ砦にトラビスが率いる部隊を配置し、メキシコ軍を迎え撃つよう命じました。そこには、ヒューストンの信頼厚い義勇軍のジム・ボウイの姿もありました。しかし、トラビスはジム・ボウイを嫌悪しており、二人の関係は常に険悪なものでした。規律を重んじるトラビスは大酒飲みのジム・ボウイを軽蔑しており、また、ジム・ボウイの妻がメキシコ人であることも不快に感じていました。ジム・ボウイは豊富な戦闘経験を駆使してアドバイスをしようとしますが、トラビスに聞く耳を持ってもらえず、フラストレーションを募らせていくのでした。

そんな中、アラモ砦に援軍のデイビー・クロケット大佐率いる部隊が遠く離れたテネシーから到着しました。砦の近くの街に着いて早々、クロケットの部隊はお祭り騒ぎを始め、クロケット自身も階級の違いを気にせず、部下たちと過ごす時間をおおいに楽しみました。そんな中、トラビスが挨拶をしにその場に現れました。クロケットはトラビスの高慢さを指摘し、友人のように笑顔で語りかけました。クロケットは常に陽気な調子でしたが、テキサスの自由のために戦う覚悟を持ち合わせていました。トラビスはそんなクロケットに調子を狂わされながらも、クロケットの人柄に信頼を寄せるのでした。

宴の後、クロケットは一人の美しいメキシコ人女性と出会いました。この女性はマリアといい、サンタ・アナ派のエーミルという商人から結婚するよう強制され、反発していました。マリアは家族をサンタ・アナに殺された過去があり、そんな人間を支持する男と結婚することなど到底考えられなかったのです。クロケットはマリアがこの男から逃げようとしていることに気づき、援助を申し出ました。マリアはクロケットの好意に感謝しつつも、内輪の揉め事に巻き込めないと返答しました。

【承】- アラモのあらすじ2

そのすぐ後のことでした。クロケットはエーミルとその手下から一斉に襲われてしまいました。すると、そこにジム・ボウイが助けに現れ、クロケットはなんとか男たちを撃退することに成功しました。クロケットは助太刀の礼にジム・ボウイに酒をおごりました。すると、そこにマリアが現れ、エーミルが不審な動きを見せていることを報告してきました。エーミルが教会に爆薬を隠しているのではないか、というのです。クロケットは早速ジム・ボウイと数人の仲間を引き連れて教会に向かうと、地下室から大量の爆薬が見つかりました。クロケットたちはこの爆薬を砦へと運び、思わぬ幸運に喜ぶのでした。

その翌朝、クロケットはマリアを訪ね、一通の手紙をスペイン語で書いて欲しいと頼みました。マリアはその内容に戸惑いながらも、ペンを進めました。その後、クロケットとジム・ボウイはトラビスと作戦会議を開きました。このとき、この砦に向けて約1,000名の援軍が出発したという情報がトラビスの元に入っていましたが、その情報は不確実なものでした。それでも、トラビスはこの情報を兵士たちに伝え、士気を高めたいと考えていました。ウソで兵士を引き止めるようとするトラビスの考えにジム・ボウイは猛反発し、その場を去っていきました。トラビスはジム・ボウイの義勇軍には規律がないと呆れますが、クロケットは自分の部隊にも規律がないと口にし、トラビスをなだめようとしました。しかし、トラビスはジム・ボウイと違ってクロケットの人柄に信頼を寄せていました。「君が先導すれば、部下は必ず従う」…トラビスはクロケットの部隊の活躍に期待してそう語りますが、クロケットは「それが頭痛の種でもある」と力なく返答するのでした。

その後、クロケットは自分の部隊と合流し、サンタ・アナ将軍から手紙が届いていると言ってマリアに手紙を読ませました。そこには、クロケットたちがテキサスから出て行くよう書かれており、クロケットの部下たちはひどく腹を立てました。すると、クロケットはこの手紙がマリアに書かせた偽の手紙であることを明かしました。クロケットは、手っ取り早い方法で部下たちにテキサスの現状を知って欲しいと望んだのです。しかし、予想以上に部下たちの戦意が上がってしまい、クロケットは困惑してしまうのでした。

その後、クロケットはマリアと二人きりで話す機会を持ち、圧政者と戦い、正義を語れることに誇りを感じていることを明かしました。長い間先住民たちと争ってばかりいたクロケットにとって、今回の戦争は意義深いものとなっていたのです。そして、マリアを安全な地域に避難させるため、クロケットは荷車を用意しました。クロケットは「話すと別れがつらくなる」と語り、挨拶を手短に済ませ、マリアを送り出すのでした。

【転】- アラモのあらすじ3

それからすぐ、メキシコ軍がアラモ砦に到着、テキサス独立軍に退去を要求してきました。さもなくば、一斉攻撃を加えるというのです。その返答として、トラビスは大砲の威嚇射撃を実行、メキシコ軍の使者を追い払うのでした。

その後、アラモ砦では来たる戦いに向けた準備が行われ、砦近くの街の人々は退去を開始しました。テキサス独立軍の援軍が到着しないまま、メキシコ軍は巨砲をアラモ砦に向けて発射し、兵士たちは兵力だけでなく兵器においても圧倒されていることを思い知りました。

そこで、クロケットとジム・ボウイはトラビスに隠れて奇襲作戦をかけることを決めました。この作戦は成功し、クロケットたちは巨砲を破壊、メキシコ軍を混乱に陥れました。この身勝手な行動にトラビスは激怒し、この戦争が終わったら決闘するようジム・ボウイに申し入れました。そして、今後も命令に違反するようなら逮捕すると宣言。ジム・ボウイはこのトラビスの仕打ちに腹を立て、明朝この砦を出ると言ってその場を去って行きました。

その後、トラビスはこの砦でメキシコ軍の足止めをする重要性をクロケットに伝えました。ジム・ボウイにこの話を伝えないのは、クロケットを尊敬しているからだとトラビスは語りましたが、クロケットはそんなトラビスに「兵士なら皆尊敬に値するはずだぞ」と返答するのでした。

その翌朝、クロケットはジム・ボウイを叩き起こし、昨夜の奇襲作戦で負傷したスミティという若者の元へ連れて行きました。ジム・ボウイがこの地を離れるとクロケットが暴露すると、ジム・ボウイを深く尊敬するスミティは悲しげな表情を浮かべました。ジム・ボウイはそんなスミティを前にして出て行くとも言えず、クロケットの言葉は冗談だと口にしてしまいました。ジム・ボウイはクロケットの策略にはまってしまったことに腹を立て、クロケットを一発殴って気を晴らすのでした。

その夜のことでした。ジム・ボウイの妻が伝染病で亡くなったという手紙がアラモ砦に届きました。ジム・ボウイが悲しみに打ちひしがれていることに知ると、トラビスはいつもの厳しい態度を改め、哀悼の言葉を口にするのでした。

【結】- アラモのあらすじ4

その翌日、当面の食糧だった塩漬けの豚肉が腐っていることが判明しました。食糧不足という危機的状況を打開するため、トラビスはメキシコ軍から食糧を奪う作戦を決行しました。夜明け前の闇の中、クロケット、ジム・ボウイはメキシコ軍に奇襲をかけ、大量の牛を盗み出すことに成功しました。また、クロケットたちはこのときに得た馬にスミティを乗せ、ヒューストン将軍に現状を報告するよう伝令を頼みました。一方、トラビスは自ら部隊を指揮し、追撃してくるメキシコ軍を迎撃しました。この三者の連携により、砦には大量の食糧がもたらされることとなりました。また、ジム・ボウイはこの作戦成功をきっかけに、トラビスの軍人としての能力を評価するようになりました。

それからすぐのことでした。サンタ・アナ率いるメキシコ軍本隊がアラモ砦に到着し、使者がサンタ・アナの言葉をトラビスに伝えました。サンタ・アナは非戦闘員を退避する猶予を与えることを約束し、トラビスはその好意に素直に感謝の言葉を返しました。すぐに女子供の退避を進められましたが、トラビスの側近のディキンソンの妻スーは軍人の家族としてここに残ると言って聞きませんでした。ディキンソンはそんなスーの思いを尊重し、退避を強要しませんでした。

非戦闘員の退避が完了すると、戦闘が開始されました。最初の戦闘が終わると、トラビスはクロケットとジム・ボウイを集め、作戦会議を開きました。この最初の戦闘だけで三分の一の兵を失ったことが判明し、そのうえ、援軍はメキシコ軍の攻撃を受けて全滅したとの知らせが入りました。この絶望的な状況を前に、トラビスは自身の部隊のみ残ることを決め、クロケットとジム・ボウイが退避することを止めませんでした。その姿を目の当たりにしたクロケット、ジム・ボウイは馬を降り、トラビスとともにアラモ砦を最後まで守ることを決めるのでした。同じ頃、スミティはヒューストン将軍の元に到着していました。ヒューストンはアラモ砦の状況に心を痛めつつ、勇敢な兵士たちが時間稼ぎをしてくれることに期待しました。

アラモ砦の兵士たちの多くは最期の時が近いことを覚悟しながら夜を明かし、その翌日、押し寄せてきた大勢のメキシコ軍を迎え撃ちました。残りわずかな兵士とともに奮戦するクロケットたちでしたが、長い時間持ちこたえることはかなわず、ついにアラモ砦内への侵入を許してしまいます。このときの乱戦により、トラビスは銃弾に倒れ、ジム・ボウイは大勢の兵士たちに刺され戦死を遂げました。一方、クロケットも致命傷を負いながら最後の力を振り絞り、松明を爆薬庫に投げ入れました。爆薬の大爆発と同時に、クロケットはその場に倒れ込むのでした。

その後戦闘が終わり、テキサス独立軍は敗北しました。生き残ったスーと幼い娘はメキシコ軍によって捕まりますが、すぐに解放されることとなりました。大勢のメキシコ軍に囲まれながら、スーと娘はアラモ砦を後にしました。メキシコ軍はそんなスーのためにラッパを鳴らし、兵士たちは敬礼をしました。このとき、ちょうどヒューストンの本陣から戻っていたスミティは、アラモ砦を見渡せる丘にいました。スミティは脱帽し、黙ってメキシコ軍に制圧されたアラモ砦を眺めるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

画面を埋め尽くす兵士の数や大砲による攻撃シーンなど、戦闘シーンは迫力満点でした。また、軍人同士の複雑な友情や、ロマンスなどが丁寧に描かれており、人間ドラマとしても見応えがある作品です。少し上映時間は長めですが、アラモ砦の戦いをよく知らなくても十分理解できる内容に仕上がっており、アメリカの歴史を知ることができる貴重な作品だと思います。

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