映画:エルドラド

「エルドラド」のネタバレあらすじと結末

エル・ドラドの紹介:名匠ハワード・ホークスが監督、脚本を手掛けた西部劇。ハリー・ブラウンの小説を映画化した作品で、極悪牧場主と対峙するガンマンたちの戦いと友情を描いていく。主演を務めたのは、ハワード・ホークスと名コンビを組んできたジョン・ウェイン。1966年アメリカ製作。

あらすじ動画

エルドラドの主な出演者

コール(ジョン・ウェイン)、ハラー(ロバート・ミッチャム)、ミシシッピ(ジェームズ・カーン)、ブル(アーサー・ハニカット)、ジェイソン(エドワード・アズナー)、マクドナルド(R・G・アームストロング)

エルドラドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- エルドラドのあらすじ1

物語の舞台は西部開拓時代のテキサス、エル・ドラドという町。この町の保安官ハラーは旧友のコールがやって来たと知り、早速滞在先のホテルを訪ねました。ハラーがコールを訪ねたのは、旧交を温めるためではありませんでした。腕利きのガンマンであるコールが極悪牧場主のジェイソンに雇われるという噂を聞きつけ、ハラーは思い留まるようコールを説得しようとしたのです。このとき、ジェイソンはマクドナルド一家の水源豊かな土地を奪おうと悪巧みをしていました。その事実を知らされたコールは、ジェイソンに断りを入れることを決めました。

早速コールはジェイソンの牧場に行きました。牧場には大勢のならず者のガンマンの姿がありましたが、コールは気にせず陽気な調子でジェイソンに話しかけ、雇われる話を断りました。その帰り道、マクドナルド家の土地を通過したとき、コールは災難に見舞われました。見張りをしていたマクドナルド家の息子ルークが、寝ぼけてコールに発砲してきたのです。弾は当たらなかったものの、コールはとっさに反撃し、ルークの腹部を撃ってしまいました。コールはすぐに応急処置をしようとしますが、少し目を離した隙にルークは銃を自分に向けて撃ち、命を絶ってしまいました。腹を撃たれたら死んでしまう、という父親の教えをルークは信じていたのです。

その後、コールはルークの亡骸とともにマクドナルド家の家を訪ね、事情を説明しました。マクドナルドはコールの話に理解を示しましたが、娘のジョーイはその説明に納得できませんでした。その後、ジョーイはコールを待ち伏せし、岩陰からコールを狙い撃ちしました。銃弾はコールの背中に命中しましたが、コールはジョーイが予想した以上に屈強な男でした。コールは痛みでよろけながらも、ジョーイからライフルを奪って川に捨てると、馬に乗って町に戻って行きました。

コールは町に戻ってすぐに医師の治療を受けましたが、背中の銃弾は摘出できず、すぐに腕のいい医師に診せる必要がありました。恋人のモーディーはコールの看病をするつもりでいましたが、コールはすぐにエル・ドラドを出発してしまいました。別れ際、コールは寂しそうな顔をするモーディーにキスをするのでした。

その後たどり着いた町の酒場で、コールはミシシッピという若者と出会う。ミシシッピは酒場にいたチャーリーというガンマンとその仲間たちに突然話しかけ、2年前にチャーリーたちに仲間を殺されたと言い出しました。その場に緊張感が流れる中、チャーリーは銃を抜こうとしました。しかし、ミシシッピがナイフを投げる方が早く、チャーリーは胸をナイフで刺され死んでしまいました。他の仲間の男が怒ってミシシッピに銃を向けようとしますが、コールはとっさに銃を抜いて男の手を撃ちました。すると、チャーリーの仲間マクラウドが仲裁に入り、他の仲間たちにチャーリーの死体を片付けさせました。

【承】- エルドラドのあらすじ2

マクラウドはコールの正体が有名な早撃ちであることを知ると、一緒に酒を飲もうと誘ってきました。マクラウドはコールと同様にジェイソンから用心棒の依頼を受けていることを明かし、エル・ドラドで激しい土地争いが起きようとしていることを教えました。そのうえ、保安官のハラーが酒に溺れ、職務を果たしていないといいます。マクラウドは一緒にジェイソンの下で働こうと誘ってきましたが、コールはその誘いを断りました。すると、マクラウドは「一緒にいれば腕比べをしたくなる」と語り、コールをそれ以上誘おうとはしませんでした。

その後、コールはハラーの様子を確かめるため、また、マクドナルド一家を助けるため、エル・ドラドに向かいました。不幸な事故とは言え、コールは一家の息子を殺してしまったことに負い目を感じていたのです。

その道中、コールは突然背中の激痛に襲われ、落馬してしまいました。背中だけでなく、利き手である右手も麻痺してしまい、コールは痛みと痺れが収まるのをじっと待ちました。すると、そこにミシシッピが現れました。復讐を果たし、やるべきことを見つけられずにいたミシシッピは、コールに恩返ししようと一緒にエル・ドラドに行こうと考えたのです。コールが古傷を抱えていることに驚きながらも、ミシシッピはコールが馬に乗るのを助け、旅に同行するようになりました。

コールはエル・ドラドに行くことの危険性を教え、銃を使えないミシシッピは足手まといになると伝えました。しかし、ミシシッピは引き返すつもりはなく、コールはそんなミシシッピのために銃の扱い方を教えました。さらに、鉄砲鍛冶屋に立ち寄って初心者向けの散弾銃をミシシッピに与えるのでした。

その後、長い道のりを越えてコールとミシシッピはエル・ドラドに到着、まだマクラウドは到着していないようでした。コールはまずモーディーの店に寄り、ハラーに何が起きたかを尋ねました。モーディーの話によれば、ハラーは町に立ち寄った若い女に恋をしたといいます。しかし、ハラーは女に裏切られ失恋、それ以来酒を飲んでは悲しみをごまかす日々を送っていました。

その後、コールが保安官事務所に行くと、噂通り酔っ払って眠るハラーの姿がありました。コールやマクラウドと並ぶほどの銃の腕前を持つハラーが情けない姿となり、保安官助手のブルは嘆き悲しんでいました。コールはハラーに水をかけたり、殴ったりしてなんとか叩き起こそうとしますが、ハラーの酔いは覚めそうにありません。そこで、ミシシッピは特製の酔い覚め薬を作りました。コールたちは眠るハラーの口に異様なにおいを放つ酔い覚め薬を流し込みました。

それから間もなく、ハラーは目覚めましたが、強烈な薬のせいでぐったりとしていました。そんな中、ジェイソンとその手下たちが町に到着。このとき、ちょうどマクドナルド一家も町に買い物にやって来ていました。

コールたちがジェイソンたちの動きに警戒する中、ハラーは酒を飲むために酒場に行きました。ちょうどそのとき、ジェイソンとマクラウドの一行が酒場で合流を果たし、酔っ払ったハラーは笑い者にされてしまいました。ハラーは悔しさのあまり酒を買わずに保安官事務所に戻りました。

【転】- エルドラドのあらすじ3

それからすぐ、二発の銃声が町中に響き渡りました。様子を見に行くと、コールたちはマクドナルド一家の息子シェアードが倒れている光景を目撃しました。マクドナルドたちの話によれば、ジェイソンの手下の男たちに撃たれたといいます。幸い、シェアードの傷は深くありませんでしたが、マクドナルドは息子の復讐のためジェイソンたちを探そうとしていました。ハラーはそんなマクドナルドに思い留まるよう説得しました。今反撃に出れば、ジェイソンたちにマクドナルド一家を攻撃する絶好の機会を与えることになるからです。

ハラーはコール、ミシシッピ、ブルとともに犯人が立てこもる教会に向かいました。ハラーたちは犯人たちと銃撃戦を交えながら教会に接近、犯人たちを追い詰めました。犯人の大半を倒すことができたものの、ハラーが撃ち損ねてしまったことが原因で犯人の一人を逃してしまいました。

ハラーたちは犯人が逃げたと思しき酒場に行くと、そこにはまだジェイソンたちの姿がありました。ジェイソンの手下は犯人がこの酒場にいないと語りましたが、ハラーは酒場のピアノの後ろに犯人が隠れていることに気づきました。ハラーは犯人を撃ち殺し、ジェイソンを銃で殴りつけた後、シェアード殺しの黒幕として逮捕しました。

ジェイソンを保安官事務所の牢に入れたものの、すぐに手下たちがジェイソンを奪還しにやって来ることは間違いなく、コールは一波乱起こることを懸念していました。すると、そこにミシシッピがジョーイを連れて保安官事務所に入ってきました。近くの馬小屋でジェイソンを狙撃しようとしていたジョーイをミシシッピが止めたといいます。ハラーはジェイソンが法廷で裁かれると伝えると、ジョーイは安堵した表情を浮かべて家族の元へ戻って行きました。

その後、コールとミシシッピは保安官助手となり、町の見回りに出かけますが、その矢先にジェイソンの手下たちが馬に乗って出て行き、保安官事務所の前で銃を撃ちまくりました。コールたちはすぐに応戦し、手下たちを町から追い出しますが、このときの銃撃戦でハラーは足に深傷を負ってしまいました。

ちょうどこの町に優秀な医師が来ていたこともあり、ハラーの足はすぐに処置が施され、コールの古傷の様子も診てもらえることとなりました。すると、医師はこのまま放っておけば右半身が麻痺すると口にし、早急な銃弾摘出をコールに勧めてきました。しかし、町が大変な騒動にある中、コールは手術を受ける気にはなりませんでした。

連邦保安官がジェイソンを迎えに来るまでの4、5日間、コールたちは保安官事務所にこもってジェイソンを監視することを決めました。ジョーイ、モーディーらから差し入れを受け、コールたちは時間が経つのを待ちましたが、そんな中、モーディーの店にジェイソンの手下たちが入り浸っている話が耳に入ってきました。

コールはミシシッピとともにすぐにモーディーの店に向かい、手下たちを蹴散らそうとしました。ところが、その最中にコールの古傷が痛み出してしまいました。なんとかミシシッピはモーディーを連れて逃げることができたものの、コールはマクラウドに捕らえられてしまいました。

【結】- エルドラドのあらすじ4

それからすぐ、コールは手足を縛られた状態で保安官事務所の中に放り込まれました。そのすぐ近くでは、マクラウドの手下たちが銃口をコールに向けていました。マクラウドはコールの命と引き換えにジェイソンの解放を要求、ハラーは親友のためにジェイソン解放を決断しました。コールは自分の失態が原因でマクドナルド一家を裏切ってしまったこと、そして、ハラーが町の人々に非難されてしまうことに罪悪感を抱くのでした。

ハラーは足を負傷、コールは右手の麻痺が深刻化するという状況の中、さらに悪い知らせがコールたちの元に届きました。マクドナルド一家の息子の一人ソールがジェイソンたちにさらわれたというのです。マクドナルド一家は極力外出を避けていましたが、ジョーイの話によれば、ソールは水を牛に飲ませているところを誘拐されてしまったといいます。ジェイソンは、ソールの身柄と引き換えに水源豊かな土地の権利を要求していました。コールは諦めるなと励ましますが、ジョーイはコールの右半身麻痺の原因を作ってしまったことへの罰だと考え、表情を暗くするのでした。

コールたちはマクドナルドの代わりにジェイソンとの取引に臨むことを決め、取引場所である酒場に向かいました。コールが別れを告げると、モーディーは棺おけを買っておくと口にし、今生の別れと覚悟しました。

コールたちの作戦は、コールが単身取引に向かうと見せかけて、後方からハラーたちがジェイソンたちを襲撃する、というものでした。コールがマクラウドに早撃ち対決を申し込み、ジェイソンたちの気を引いている間に、ハラーたちは酒場の裏方に忍び込むことに成功し、銃撃をジェイソンたちに加えました。コールもすぐに銃撃戦に参加、慣れない左腕での戦いでしたが、ジョーイの援護があったおかげでマクラウドら手下数人を倒すことができました。この銃撃戦でジェイソン一行は全滅し、無事にソールは解放されました。マクラウドは「左腕でやられるとは」とコールに伝え、息を引き取りました。

その後、町には平和が訪れましたが、コールは先の銃撃戦で足を負傷し、再び医師の世話になっていました。コールの怪我がミシシッピの散弾銃によるものと知ると、ミシシッピはばつが悪そうにしながらジョーイに会うため外に出て行きました。今回の事件を通じて、ミシシッピはジョーイと親しい仲になっていたのです。

コールは事件がひと段落し、背中の傷の手術にも前向きになっていましたが、そんなコールにハラーとブルはモーディーがコールを相手にすることはないとひやかしてきました。「お前はおれの二の舞だ」とハラーが言うと、コールは「女のことでとやかく言えた義理か」と怒り出し、モーディーの店に向かいました。

その後、コールとハラーは松葉杖をつきながら平和になった町を仲良く歩きました。二人は互いにジェイソンとの戦いでの活躍を讃え合いますが、ハラーはコールに早く町から出て行って欲しいとも口にしました。「居座られると迷惑だ」とハラーが言うと、コールは満面の笑みを浮かべるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ロバート・ミッチャムやジェームズ・カーンがボケ、ジョン・ウェインが突っ込むというやりとりが多く、困難な状況が続く物語を随所で和ませてくれました。ユーモラスな演技を見せてくれる一方で、ガンアクションは見応えがあり、場面は少ないですがカウガールの活躍もかっこよかったです。最後は仲間の銃弾に当たって負傷するというコメディなラストですが、ケガをしながらも町を守る男たちの姿は爽快感がありました。

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