「オートマタ」のネタバレあらすじと結末の感想

アクション映画

オートマタの紹介:2014年製作のブルガリア・アメリカ・スペイン・カナダ合作のSFアクション。2044年の荒廃した地球を舞台に、アントニオ・バンデラス演じる調査員がロボットたちの異変の真相を明らかにしていく。

予告動画

オートマタの主な出演者

ジャック・ヴォーカン(アントニオ・バンデラス)、ウォレス(ディラン・マクダーモット)、スーザン・デュプレ博士(メラニー・グリフィス)、レイチェル・ヴォーカン(ビアギッテ・ヨート・スレンセン)、ロバート・ボールド(ロバート・フォスター)

オートマタのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

2044年、急増した太陽風で地表は汚染濃度の高い砂漠と化していた。人口は2100万人になり、99.7%も減少した。大気の乱れが地上の通信システムを妨害し、人類は技術的な後退を余儀なくされた。絶望の中でROC社は“オートマタ・ピリグリム7000型”を開発。その原始的な人型ロボットは人類存続のための防御壁や機械式の雲を作った。膨大な数のロボットを制御する基盤は二つの安全規格(プロトコル)である。 [ロボット第一プロトコル]生物への危害を禁ず。 [ロボット第二プロトコル]自他の改造を禁ず。 人類をロボットから守るため作られたこのプロトコルは変更不可能のはずだった。しかし、自らを修理する改造オートマタが発見され、ROC社の保険代理人ジャックはオートマタを改造した技師を見つけるべく調査を開始する。

【起】- オートマタのあらすじ1

舞台は2044年の荒廃した地球のある大都市。人類を存続させるための手段としてROC社が開発したロボット「オートマタ」は人々の生活に浸透していました。ある日、ROC社で保険代理人として働くジャックは自らを修理する改造オートマタが見つかったという情報を得ます。押収されたオートマタを調べると、自他の改造を禁じる第二プロトコルが抹消されていました。改造に使われた部品を追跡すると、防御壁の建設現場で溶接工として稼働している206号というオートマタの部品が使われていたことが判明します。ジャックは206号を追い詰めると、206号は突然自らにガソリンをかけ火をつけました。焼けた206号を押収し調査すると、強力なエネルギー源である原子力電池を隠し持っていたことが判明します。

上司のロバートは真相の究明を急ぐようジャックに命じ、もし任務が完了すればジャックの望みであった海沿いの地域への異動を約束しました。この大都市に未来を見出せずにいたジャックにとって、この約束は喜ばしいものでした。家に帰宅したジャックは出産間近の妻レイチェルにこの話をしますが、この大都市で生きる覚悟をつけていたレイチェルはジャックの異動に反対するのでした。

【承】- オートマタのあらすじ2

ジャックは改造オートマタの発見者であるウォレス刑事と調査を進めることになりました。二人は黒幕の技師を見つけるためにスラム街に潜入、娼婦オートマタがいるクラブに辿り着きます。そこには、無表情の女性の仮面と水色のカツラをつけたクリオという娼婦オートマタがいました。ウォレスは技師を見つけるためにクリオを撃ち故障させますが、ジャックはその乱暴なやり方に反発、二人は合同の調査をとりやめてしまいます。ジャックは故障したクリオを単独で追跡、デュプレ博士という金髪美女の技師に接触することに成功しますが、彼女は犯人ではありませんでした。

ジャックは改造オートマタのバイオカーネルの分析をデュプレに引き渡しました。バイオカーネルは二つのプロトコルが組み込まれたオートマタの心臓部と言うべき部品で、もしプロトコルの変更を試みた場合、バイオカーネル自体が壊れてしまうという作りになっていました。しかし、実際にはプロトコルが抹消された改造オートマタは稼働していました。ジャックはこの謎を解明するためにデュプレに分析を依頼しますが、デュプレはプロトコルの制約を受けないオートマタは恐ろしいスピードで進化を遂げるであろうことをジャックに不気味に告げるのでした。

家に戻ったジャックはレイチェルと仲直りしますが、やはりジャックは大都市での生活に不安を感じている様子でした。そんなジャックにレイチェルは「人生はなるようになるものよ」と言葉をかけるのでした。

それから間もなく、ジャックの元にROC社から調査中止の命令が下されました。それとほぼ同時に、デュプレからも呼び出しがかかります。ジャックがデュプレの元に行くと、自らの体を修理するクリオの姿がありました。デュプレがクリオにあのバイオカーネルを移植したのです。ところが、ジャックがその光景に驚いている間にデュプレが謎の少年により射殺され、ジャックもまた謎の男たちに襲撃されてしまいます。

【転】- オートマタのあらすじ3

ジャックはこの危機をクリオに救われますが、襲撃により負傷し気を失ってしまいます。その間にジャックは海で遊ぶ少年の夢を見ていました。それはジャックが毎夜のように見る美しい海の夢でしたが、ジャックが目覚めると視界は一面真っ白な砂漠でいた。そばにはクリオと3体のオートマタがおり、ジャックをより安全な場所へと連れて行こうとしていましたが、ジャックは必死に街に戻ろうとしました。砂漠地帯は汚染地域で危険であり、何より身重のレイチェルのことが心配だったのです。しかし、ジャックの抵抗は無駄に終わり、4体のオートマタとともに旅を続けざるをえなくなってしまいます。

ジャックが絶望しかけたとき、ウォレス刑事とその相棒が車に乗ってジャックたちの前に現れました。しかし、ウォレス刑事の目的はジャックの尋問でした。ROC社は行方不明になったジャックこそが改造オートマタの黒幕と疑い、ウォレスに調査を依頼していたのです。ウォレスはジャックに暴力を加え、さらに2体のオートマタを破壊しますが、油断したところをジャックに銃撃され死亡します。しかし、ウォレスの相棒は車で逃走し、ジャックは街に戻るチャンスを失い、さらにはROC社にとってますます危険な存在になってしまいます。オートマタのプロトコルは元々なんの制約も受けず驚異的な進化を遂げた初期型のオートマタが設計したものでした。それゆえに、人間に手出し不可能な安全システムとして確立していましたが、ROC社はジャックがプロトコル変更を実現化したと推測し、いまや全人類の脅威とみなしていたのです。

【結】- オートマタのあらすじ4

ジャックはクリオたちとともに廃れた工事跡に辿り着きました。ジャックはそこでオートマタ改造の黒幕に出会いますが、その正体は技師ではなく、何の変哲もないオートマタでした。この一体のオートマタが次々と改造を施していたことを知り、ジャックは驚愕します。このオートマタは工事跡の向こうにある谷で生存を続けたいと望んでおり、そのために原子力電池を欲していました。人間は自分たちが作り出したオートマタを通じて生き続けるというオートマタの言葉を聞き、ジャックは持っていた原子力電池を引き渡すことを決めます。そして、「人生は結局なるようになるものだな」とつぶやくのでした。

その夜、ジャックは工場跡地に残っていた酒を飲んで酔いつぶれてしまいますが、その間にオートマタたちはジャックが街に戻れるよう跡地にあった車を修理していました。さらに、昆虫のような形をした精巧な動きをするロボットも作り上げていました。ジャックはオートマタたちに別れを告げ出発しますが、その道中、上司のロバートが倒れているのを発見します。ロバートはROC社の傭兵とともにジャックを追っていましたが、人質としてレイチェルと生まれたばかりの娘を連行することに反発したため、銃撃を受けてしまっていたのです。

ジャックは急いで引き返しますが、すでにオートマタたちは傭兵たちによる襲撃を受けていました。クリオを除くオートマタはすべて破壊され、クリオもまた銃撃を受け身動きがとれずにいました。ジャックはその現場に車で突っ込み傭兵たちを倒していきますが、ジャックも追い詰められてしまいます。そこにあの昆虫型のロボットが助けに入り、ジャックは命を救われます。

傭兵はすべて倒され、レイチェルと娘の無事をジャックは喜んでいました。クリオは女性の仮面を取り、昆虫型ロボットとともに谷に向かって歩き出しました。そして、ジャックたちもまた新たな目的地に向かって車を走らせます。広い砂漠を越え、視界のかなたに海が見えてきました。夢に何度も見ていた海が近づいてくるのを見て、ジャックは穏やかな笑みを浮かべるのでした。

関連する映画

アクション映画

みんなの感想

ライターの感想

物語の革新的な部分はあえて明瞭に示さず、観る者に考えさせるような内容となっており、人工知能が人間の知能を超越する2045年問題を抱える現代人にとっては非常に重々しい作品です。人間とロボットが親交を深めるような場面はありませんが、淡々とした会話の中からは両者の間に確かな結びつきが感じられました。人類には絶望的な状況しか残されていませんが、不思議と希望を感じさせるラストシーンが印象に残りました。
  • 天草四郎さんの感想

    ロケ地は何処でしょうね?砂漠の鉱山のように見えますが一度、行ってみたいです。ブルガリアのCGも良かった。ハリウッド製みたく安っぽくなく現実味感じられた。スペイン+ブルガリアのスッタフの制作なのでハリウッドとは違うのも良かった。

映画の感想を投稿する

映画「オートマタ」の商品はこちら