「シン・シティ 復讐の女神」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

アクション映画

【承】– シン・シティ 復讐の女神のあらすじ2

シン・シティ 復讐の女神のシーン2

画像引用元:YouTube / シン・シティ 復讐の女神トレーラー映像

”A Dame to Kill For”

シン・シティで、浮気調査などをして身銭を稼いでいる男・ドワイトは、忍び込んだ浮気現場で男が相手の女性を殺そうとしているのに気付き、部屋に突入して女性を救い出します。実はドワイトの中には、自分でも制御できないほどの獰猛な野生の魂が潜んでいたのです。

そんなドワイトの元に、昔の恋人・エヴァから電話が入ります。ドワイトを捨て、今は大富豪の妻となって何不自由ない暮らしをしているはずのエヴァでしたが、「また会いたい」と呼びかけてくるその声は、ドワイトの心を激しくかき乱しました。エヴァと過ごした甘い日々のことは、今もドワイトの胸に深く焼き付いていたのです。

ドワイトは、エヴァとの待ち合わせ場所、ケイディの酒場に向かいます。ケイディに現れたエヴァは、昔と変わらず美しく、ドワイトは冷静に対処しようとしますが上手くいきません。エヴァはそんなドワイトに、「せめて私のことを覚えていて、覚えている人がいる限り死なないって言うから」と意味深な言葉をつぶやきます。

そこに運転手のマヌートが迎えに来て、エヴァは去っていきます。その様子を店で見ていた大男のマーヴは、「あんたは、あの女のためなら人も殺す(=A Dame to Kill For、「dame」は英語で女性に使う敬称のひとつ)んだろ?」とドワイトに話しかけます。

家に戻ったドワイトでしたが、エヴァが言い残した言葉が気にかかり、エヴァの暮らす大富豪の屋敷に忍び込んで、真相を知ろうと試みます。しかし守衛に見つかり、マヌートの元に引っ張り出されます。腕っぷしには自信のあるドワイトでしたが、体格のいいマヌートの怪力はすさまじく、ドワイトはあっという間にのされてしまいます。

そのままドワイトは車に乗せられ、降ろされた場所は自分のアパートでした。ふと見ると、エヴァの屋敷に乗って行ったはずの車もアパートの前にありました。どういうことかと部屋に入ると、ベッドの上には全裸になったエヴァがドワイトを待っていました。

ドワイトは「今すぐ出ていけ」とエヴァに言いますが、ベッドから降りて近づくエヴァに抗えませんでした。あっという間にエヴァの虜になってしまったドワイトは、「夫はマヌートを使って、毎日自分を痛めつけて楽しんでいる、もう耐えられない」というエヴァの告白を聞き、エヴァを残酷な夫から解放させることを心に決めます。

そこにマヌートが現れ、ドワイトを殴り倒してエヴァを連れ去っていきます。ドワイトは、自分ひとりではエヴァを助け出せないと考え、ケイディの酒場に行ってマーヴに声をかけます。ドワイトの話に危険な臭いを感じたマーヴも、「ちょぅど気持ちがクサってたところだ」と協力を承諾し、ドワイトと共にエヴァの屋敷へ向かいます。

ドワイトとマーヴは屋敷に忍び込むと二手に分かれ、まずはマーヴが派手に暴れて守衛を引き付けます。マーヴの前にマヌートが現れ、ガタいのいい者同士の怪力対決が始まります。マヌートのパンチに最初はマーヴも圧倒されるものの、徐々に反撃し、マヌートを押し倒してボコボコに殴りつけます。マーヴはマヌートを殺さずに、片目をくり抜いて去っていきます。

その隙を突いて屋敷の中に潜入したドワイトは、エヴァの夫・ダミアンと対面します。しかしダミアンは少しも慌てず、「君も騙されたのか」と憐れむようにドワイトに語ります。全てはエヴァが仕組んだウソで、自分を救おうとする男たちが、必死に屋敷に駆け付けるのを見て楽しんでいただけだったのです。

ダミアンが銃を構えていることに気付いたドワイトは、怒りに任せてダミアンを殴りつけ、殺してしまいます。そこにエヴァが現れ、「これで私は億万長女よ。思った通り、寝た女のことはすぐ信用するのね」と、ドワイトに銃を突きつけ射撃します。

銃弾を浴びたドワイトは窓から転げ落ち、マーヴがドワイトを抱えて屋敷から逃げ出します。撃たれて血まみれのドワイトは、マーヴに「オールドタウンへ行ってくれ」と頼みます。オールドタウンは、娼婦たちが仕切る治外法権と言えるエリアで、警察の手もそこまでは追ってこなかったのです。

ドワイトは、オールドタウンの実質上のリーダーである娼婦のゲイルによって助けられます。かつてドワイトはゲイルと恋仲で、オールドタウンの用心棒的働きをしていましたが、外の世界で自分の腕を試したくなり、ゲイルと町を捨てて出て行ったのでした。

エヴァはドワイトがまだ生きていることを知り、「夫を殺害した犯人」としてドワイトを追っている刑事を誘惑し、ドワイトの息の根を止めようとします。まんまと乗せられた刑事は、相棒の制止を振り切って1人でオールドタウンに乗り込もうと考えます。「お前はあの女に騙されてるんだ」と説得しようとする相棒を、刑事は「彼女を悪く言うな!」と銃で撃ってしまいます。

刑事は相棒の死体を車から投げ捨て、そこで我に返り、自分のしたことを呪うように、自分自身も銃で撃ち抜きます。エヴァはこんな風に、近づく男を虜にしては、自分の野望を叶えていたのでした。刑事の死を知ったエヴァは、街の裏社会を仕切る大物・ウォレンクイストに近づき、ドワイトを始末するよう取引をします。

次のページで起承転結の「転」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「シン・シティ 復讐の女神」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×