「シン・シティ　復讐の女神」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（2件）

更新日：2020年06月27日 20:00　ID：3220

【結】– シン・シティ　復讐の女神のあらすじ4

画像引用元：YouTube / シン・シティ　復讐の女神トレーラー映像

”Nancy’s Last Dance”

ケイディの人気の踊り子・ナンシーは幼い頃に、少女趣味を持つロアークの息子に誘拐され、危うく殺されかけたところを、刑事のハーディガンに救われていました。しかしハーディガンはロアークの策略で誘拐犯に仕立て上げられ、刑務所に収監されることになります。

ナンシーは偽名を使って、恩人であるハーディガンに手紙を書き続けました。数年後出所したハーディガンは、自分に復讐を誓うロアークの息子が、ナンシーを再び誘拐したことを知り、単独でナンシーの救出に向かい、息子に止めを刺します。しかしこのままではナンシーが父親に狙われると考え、ハーディガンは自ら命を絶って、この事件を「終わり」にします。（ここまでが、ナンシーに関する前作でのあらすじです）

ハーディガンの死から4年後、ナンシーは恩人であり「愛する人」でもあったハーディガンが命を絶つ原因となったロアークに、復讐する機会を狙っていました。しかし店に来たロアークを目の前にしても銃を撃つことが出来ず、ナンシーは酒に溺れ、次第に精神がすさんでいきます。そしてナンシーは長かった髪を切り落とし、ナイフで自分の顔を切り付けます。

大男のマーヴはナンシーの大ファンで、店での用心棒的な役割も担っていましたが、顔に傷をつけたナンシーを見て驚きます。ナンシーはそんなマーヴに、「ロアークにやられた」と呟きます。マーヴはそれを信じ込み、ナンシーと共にロアークの屋鋪に乗り込むことになります。

そんなナンシーの様子を、亡霊となったハーディガンがずっと見守っていました。今の自分に出来ることは何もないと知りながら、命を救った少女とその恩人という関係から「愛する人」へと変わっていたハーディガンは、屋敷に向かうナンシーを見届けます。

店ではロアークを撃てなかったナンシーでしたが、幾多の修羅場を潜り抜けて来たマーヴに背中を押され、屋敷の護衛を撃ち殺します。マーヴが屋敷に潜入し、中の護衛を打ち倒す間に、ナンシーはロアークのいる部屋へとたどり着きます。すかさずロアークを撃ったかに思えたナンシーでしたが、それは鏡に映ったロアークの姿でした。

ナンシーの襲撃に気付いたロアークは銃で反撃し、ナンシーの脚を撃ち抜きます。床に倒れ苦しみながらも、ロアークへの復讐を続けようとするナンシーを、ロアークは笑いながら見つめ、止めを刺そうと銃を向けます。するとそこで、鏡に映った自分の背後に、ハーディガンの姿が映っているのを見つけます。

驚いたロアークが振り返った隙を見て、ナンシーはロアークを撃ち抜きます。こうしてハーディガンの「影の助け」を得て、ナンシーは遂に復讐を遂げたのでした。