「シン・仮面ライダー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / シン・仮面ライダートレーラー映像

本郷が瀕死のルリ子に近づくと、ルリ子は「マスクに最新のデータを残した。遺言も残した。私は用意周到なの」と言いました。ルリ子は死んで泡となり、融解します。それを見て本郷は静かに泣きます。

ケイもそれを見ており、兄・イチローにルリ子の死を報告します。イチローは「そうか、緑川のところへ行ったか、ルリ子…」と呟きます。

本郷は朝日を見ながらマスクをかぶり、ルリ子が残した遺言を見ます。ルリ子はメッセージを残しており「パリハライズ・プログラムを移行した。あなたを信じて託す。必ず兄を止めて」と言います。「マフラー、似合っててよかった」と話すルリ子は、自分の父が若い頃にバイク乗りで幼少期の兄はその後ろに乗せてもらえていたこと、父の後ろに乗れたらいいと思っていたと話します。「けどもういいの。あなたの背中、とても心地よかった。幸せってなにか、私にもわかった気がする。ありがとう」と告げるルリ子を見て、本郷はまた泣きます。

一文字は自分の非力さがルリ子の死を招いたと本郷に謝り、群れるのは嫌いなので一人で戦うと言いました。そのまま去ります。

本郷はタチバナに、自分の父親が殉職した警察官であることを教えました。通り魔を説得しようとして刺されて死んだのです。死ぬ直前まで父親は、人質と銃撃された犯人の安否を気にしていました。そんな父親のようになりたいと本郷は話します。

ルリ子の遺志を継ぎたいと言って、本郷はタチバナらにひとつ頼みごとをします。

本郷がイチローのところへ向かうのを、一文字は見守ります。本郷はバイクの上で変身すると向かいます。

イチローのアジトへ向かった本郷は、11体の黒い大量発生型相変異バッタオーグと戦います。数が多くてかわし切れない本郷のところへ、一文字がやってきて手助けします。一文字とダブルライダーになり協力して戦うことで、全員を倒しました。イチローのところへ行きます。

本郷はイチローの玉座であるハビタットシステムを壊そうとしますが、うまくいきません。サイクロン号を2台当てて自爆させることでようやく、玉座は壊れます。しかし完全に阻止するためにはルリ子のプログラムでシステムを止めるしかなく、それは容易ではありません。

イチローは白いマフラーを巻くと、チョウオーグに変身しました。「さて、これでお前たちと同類だ」と言うイチローは、自らを「仮面ライダー0号」と言います。

イチローの攻撃は圧倒的で、本郷も一文字もダメージを受けます。弱りながらも本郷は一文字に、勝算はあると言いました。「そのために（イチローの）マスクを剥がしたい」と言う本郷に、一文字は「判った。何が何でもやってやるよ」と言うと、一文字は頭突きでイチローのマスクを割ります。

マスクが割れて顔が露出したイチローに、本郷は自分のマスクをかぶせました。仕込まれたハビタットシステムの阻止プログラムがイチローに注がれるのと同時に、マスクのなかに残るルリ子のプラーナがイチローに伝わります。

ルリ子はイチローに、本郷といっしょに来てくれと呼びかけました。しかしイチローは、「ここは3人には狭すぎる。もうこれ以上、誰も失いたくない。俺はもうごめんだ」と言ってルリ子をハグすると、謝りました。そしてイチローは本郷に「ルリ子が信じた人間を信じることにしよう」と言って、死んで融解します。

本郷も瀕死状態で、「あとを頼む、一文字」と言って息を引き取りました。本郷も泡になって消えます。残された一文字は「なんだよ、またひとりかよ」と呟きます。

後日。

マスクを回収＆修理したタチバナが、一文字にそれを渡します。一文字は「まあいいか。人間、生まれるときもひとり。死ぬときもひとりだ」と言いました。本郷やルリ子の遺志を継がないかと言われて、一文字は「あんたらと付き合う努力をしてみる」と言いました。名前を聞かれたタキとタチバナは「名乗るほどの者でもない」と言うと、一文字は「信用できない」と言いました。そこでタチバナは名を名乗り、タキの名も教えます。

一文字は早速、新しいサイクロン号とスーツが欲しいと2人に言います。

新たなマスクをかぶった一文字は「やさしさを感じる。すっきりした、好きな気分だ」と気に入りました。サイクロン号に乗って空を見上げると「本郷、この風を感じるか」と呟きます。

「2人でSHOCKERと戦おう」と言いながら、一文字は海にかかった一本の道路をサイクロン号で走っていきます…。

（エンド後）『終』の字。