「タイガーマスク（2021年・韓国）」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

タイガーマスク（字幕版）

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チョ・ハンソン（出演）,ファン・ボウン（出演）,ヨム・ジョンウォン（監督）

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価格・情報の取得：2023-01-01

画像引用元：YouTube / タイガーマスク（2021年・韓国）トレーラー映像

山の奥地にある平原のところで、長い髭をたくわえた仙人のような男が、手下を引き連れて長い棒を持って戦おうとしています。相手は黒い木のお面（マスク）をつけた相手です。マスクは地味めで動物をかたどったものです。マスクをつけた男は、複数の敵を相手にすばらしい動きで倒しました。それを草むらからこっそりと、ユク・コンピョン少年は眺めていました。

2021年6月。韓国・ソウル市。

マスクをつけた人物が悪を倒した姿を目撃したコンピョンも、気づけば30歳近くになってそんな幼少期の記憶など忘却の彼方に追いやっていました。普通のサラリーマンとなったコンピョンは仕事に追われ、興味はグルメをチェックすることだけです。食べ歩きをする時間的ゆとりも金銭的ゆとりもないので、安いテイクアウトのペパロニピザを食べながら仕事の合間にネットで店を閲覧する程度でした。

部長がオフィスに戻ってくると、ピザを食べているコンピョンに話しかけます。去年の市場の状況を分析していたとコンピョンはごまかしますが、実際は広蔵（クァンジャン）市場のおいしい店をサイトでチェックしているだけと部長は知り、呆れてため息をつきます。

大荷物を抱えてエレベーターを待つコンピョンの隣に、片想いの憧れの女性ウォン・ヘヨンが並びます。コンピョンはいいところを見せたくて、エレベーターをヘヨンに譲りました。

オフィスでデスクワークするコンピョンは、ピンセットを落としたのでかがんで拾おうとして同僚の女性たちに「足を覗いた」と疑われます。そんなものに興味はないとコンピョンは言いますが、部長は「男ならガータベルトに興味があるはず」とみんなの前でコンピョンを叱責しました。

トイレの個室で用を足しながらコンピョンは「ガータベルトに興味などない。ただ静かに暮らしたいだけなのに」とぼやきます。

家でひとりインスタントラーメンを作り、ノートパソコンで動画を見つつ食べていたコンピョンは、武闘の型を取る男の動画を見て真似をしました。ちゃぶ台を蹴ってしまって目の前のラーメンが飛び散ります。

がっかりするコンピョンに、故郷の同級生の男から電話がかかりました。コンピョンは「保険の勧誘ならやめてくれ。すでに頼まれて8つも入っている」と断ります。

コンピョンの母親が亡くなりました。コンピョンはソウルから車で2時間の故郷・忠州（チュンジュ）へ戻ります。

葬儀のあとコンピョンは、久しぶりに故郷の友人・ミンシクと会いました。コンピョンは内気な性格と貧弱な体格が災いして、幼少期にいじめられていました。そのため「テッキョン」という武術を習ったことがあり、ミンシクはその道場仲間でした。ミンシクはコンピョンが昔よくいじめられたことを話題にして懐かしみますが、コンピョンは「お前に一番殴られた」と言います。

ミンシクは現在、温陽（オニャン）で太極拳の道場を経営しているそうで、「幼い頃に習ったテッキョンが役に立ち生業にするとは」と話しました。武術を続けているかと聞かれて頷きましたが、コンピョンは日々の仕事に追われてすっかりテッキョンから遠ざかっています。

同じ頃。

日本人の祖父を持つ若い韓国人女性ユン・ソンウンが、夜景を見て美しいと目を細めていました。そこに秘書をしているかんぞうひろのりがやってくると、「食事のあとは汝矣島の銀座に移動します」と話しかけます。第九龍穴中脘のテッキョン館長に会いに行くつもりのソンウンは、悪そうな笑みを浮かべます。

テッキョン道場に移動したソンウンは、拉致して縛り道場に吊るしている館長に道場の譲渡を迫ります。好条件の価格を提示しているのだからと言い、脅迫まがいで館長からその場所を買い取りました。

秘書のひろのりが「次は第十一龍穴神闕の真薬師です」とソンウンに声をかけます。

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