「テリトリーオブゴッド」のネタバレあらすじと結末の感想

テリトリー・オブ・ゴッドの紹介:2010年製作のブラジル映画。60年代に実在し、ブラジル史上最も凶悪だと恐れられたイロイト・ジョアニジスの半生を描いている。凶暴と堕落が存在する危険な裏社会で、悪の限りを尽くすイロイトの姿を映し出す。国内のみならず、海外の映画祭でも多くの映画賞を受賞した作品。

予告動画

テリトリーオブゴッドの主な出演者

イロイト(ダニエル・デ・オリヴェイラ)、アライジ(エルミーラ・ゲーデス)、ネウシーニョ(ジェフェルソン・ブラジル)、オズマー(ミリェム・コルタス)、オノリオ(パウロ・セザール・ペレイオ)

テリトリーオブゴッドのネタバレあらすじ

【起】- テリトリーオブゴッドのあらすじ1

1963年のサンパウロ。イロイト・ジョアニジスは、注射器を腕に打って快楽を得ています。
1952年のサンディエゴ、イロイトは16歳の時に、初めて風俗街に行って快感を得ます。風俗街が閉鎖されて、売春婦たちはホテル街へと移されます。彼女たちをイロイトは求めます。
ある日、売春婦がしつこく客につきまとわれていて、イロイトは助けに入ります。父からは飲んで寝ての生活で、どうやって稼いでいるのかと聞かれます。イロイトは夜に働いていて、父と同じ酒の仕事をしていると誤魔化します。
1957年、実業家のイロイトの父がナイフで刺されて殺されます。殺人課の課長は犯人を必ず捕まえるため、イロイトを尋問に呼びます。イロイトは正当防衛で人を殺していました。正当防衛ですが、相手に12発も銃弾を浴びせていました。
イロイトは父を殺していないことを主張します。親殺しの容疑をかけられたイロイトに、記者が名刺を渡してきます。家にも電話するなど、礼儀知らずな記者にイロイトは怒ります。
イロイトはユキから銃を受け取り、ビリヤード場にやってきます。男がやり方を知っているのかと、日本人だと言ってくることに、イロイトは激怒して銃を撃ちます。客は慌てて逃げます。
1958年、路上で寝ている男の子、ヴィセンチにイロイトは話しかけます。ヴィセンチは母が叩くから逃げてきていました。イロイトはチャンスをやると言って、ヴィセンチに食事を与えて連れて行きます。
イロイトは路上で自分を売り込むアライジに目を奪われます。後ろ盾が必要だと交渉した後、彼女と関係を持ちます。そしてイロイトは彼女にプロポーズをして、結婚式を挙げます。
イロイトはライバルでもあるネウシーニョのバーに、時には団結したほうが功を奏する時があると、仕事の話しを持ちかけに行きます。知人の警官からの情報で、麻薬の取引で大儲けできるのです。イロイトはネウシーニョらと共に現場に行って、男たちを殺害します。

【承】- テリトリーオブゴッドのあらすじ2

ある日、イロイトはオズマーらと家で騒いでいました。皆が寝静まった後、オズマーは宝石をくすねていきます。
金を手に入れたオズマンは売春婦と遊びます。その売春婦は、イロイトにオズマーのことをバーテンダーを通じて知らせます。イロイトは裏切り者のオズマンから金を取り戻し、一発撃ってやります。弾は当たらず外してやると、オズマーは怯えて震え上がります。
イロイトは、他のギャングのシマに侵入して、コカインを売りさばくことを考えます。もちろんネウシーニョのシマでもです。手段は選びません。
1960年、ギャングのイロイトはボカの帝王と知られていました。マリファナの窃盗罪で告訴されます。警察の押収品を盗んだのです。
イロイトの店に警察が押し入ってきます。ヴィセンチは売春婦たちが外に出されるのを見て、電車に乗っていきます。イロイトはしばらく街を出るようにと、オノリオから助言されます。
1961年、街を離れたイロイトは、電話でテウマに売り物についての指示をします。アライジと愛し合っていると、警察が忍び寄ってきます。捕まったイロイトは、直にサンパウロに移送されることになります。
アライジの前に、ネウシーニョが銃を持って脅してきます。シマを荒らしたことに激怒してきたのです。ネウシーニョは刑務所から出たら殺すと言って、アライジを殴ります。更にイロイトの店をいただくネウシーニョでした。

【転】- テリトリーオブゴッドのあらすじ3

出所したイロイトはカリートに電話して、ネウシーニョを始末しに行きます。銃撃戦の末、始末したと考えて帰ります。
このことは新聞に載って、警官は市長から抗争を終わらせるように言われます。警官は時代が変わることや、賢い以前のイロイトならしなかったなどと怒ります。
警官はネウシーニョから逮捕できたら、と言われて金を受け取ります。そしてイロイトとオズマーは逮捕されます。これで一生刑務所暮らしになると、オズマーは言います。
警官は釈放してやる代わりに条件を出します。金を出すことと、ネウシーニョに関わらないことが条件です。ネウシーニョは店を返すとも言っています。イロイトはネウシーニョを殺したいと言います。
出所したイロイトは、ドラッグをしてホザーナを抱きます。帰ってきたイロイトを見て、アライジはなんてザマだと思います。
1962年、凶悪犯としてイロイトに逮捕状が出されます。住民たちが裁判所に要求したのです。この時もイロイトは、ホザーナと浮気をしていました。知っているアライジは、何も言わずに出ていきます。
イロイトはミミに、アライジの居所を突き止めるように命じます。そしてカリートにマンションに来ていると、警察に囲まれてしまいます。シウヴィアに連絡して、車に乗って女性たちと助けに来るように電話します。そしてイロイトは女性の一人に変装してマンションから逃げます。

【結】- テリトリーオブゴッドのあらすじ4

イロイトはテウマから聞いて、ホベフチーニョを運転手として雇っていました。彼の車に乗り込むと、クラリーニャという女性がいました。彼女は一緒に逃がしてくれたら、これをあげるとドラッグを見せます。
それからイロイトは、ガキ二人と二ヶ月の逃亡生活を送ります。ドラッグをやり過ぎて、イロイトは顔が真っ青になります。休暇を終わりにすることにして、最後に一杯やることにします。
イロイトは、大人しく隠れているから、逮捕状を誤魔化してくれと電話をかけます。その後、アライジが探していたんでしょとやってきます。二人はダンスをした後、体を重ね合わせます。イロイトは朝になって、望みどおりだろと、タクシーを呼んで彼女を帰らせます。
イロイトがいつものようにドラッグをしていると、突然倒れてしまいます。病院に運ばれますが、すぐにでもイロイトは退院しようとします。
クラリーニャは、オズマーが店の金をくすねていたことをイロイトに話します。怒りに怒ったイロイトは、銃を向けながらホテルの部屋に押し入り、オズマーを射殺します。
屋上にいるイロイトに、しくったなと警官が近づいてきます。警官は銃を取り上げ、もう奇跡は起こらないと告げます。イロイトは連行されていきます。
パトカーの後ろをホベフチーニョが車でついていきます。イロイトは後ろを走るホベフチーニョに笑いかけます。
イロイトは1970年に保護観察付で釈放されます。服役中にこの映画の基となる自叙伝を書きます。そして1992年にサンパウロで死去しました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画を見ることにより、ボカの帝王と言われたギャング、イロイトの半生を知ることができます。ドラッグに売春、殺人など悪の中の悪とも言える彼の姿に圧倒されます。普通の人とは違う人生を歩んだ男の姿が色濃く映し出されています。
どんよりとした暗い映像がイロイトの暗黒面を写しているかのような演出でした。50〜60年代のファッションや、ブラジルの町並みなど、当時の雰囲気を感じ取れる演出には惹き込まれてしまいます。
今作では、人間らしさが全面に出ていて、男女問わずセクシーさが高いです。人間の欲望や感情が剥き出しになっている姿に、人の魅力を感じることができます。どうぞ彼らの人間美を見てください。

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