「ディヴィジョン」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アクション映画

ディヴィジョンの紹介:2020年製作のブラジル映画。ブラジルのリオデジャネイロを舞台に、誘拐をビジネスにする犯罪組織と刑事たちの戦いを描くアクション。有力議員の娘が誘拐される事件が発生。“殺し屋”の異名を持つメンドンサとギャングに精通するサンチアゴ、2人のはみ出し刑事が捜査に加わるが……。監督は「汚れた心」のヴィセンテ・アモリン。

あらすじ動画

ディヴィジョンの主な出演者

エロム・コルデイロ(ジュリアーノ・サンチアゴ) シルヴィオ・ギンダーニェ(メンドンサ) ナタリア・ラージュ(ホベルタ) セルモ・フェルナンデス(アントニオ・ハモス) マルコス・パルメイラ(ルイス・ヘンリク・ベニシオ)

ディヴィジョンのネタバレあらすじ

【起】– ディヴィジョンのあらすじ1

ディヴィジョンのシーン1

画像引用元:YouTube / ディヴィジョントレーラー映像

(原題『A DIVISÃO』=『分裂』)

〝1997年、リオデジャネイロでは毎月11件の誘拐事件が発生

住民は恐れおののいており、政府と警察はなすすべがなかった〟

〝実話に基づく物語〟

ブラジル・リオデジャネイロ。1997年。

リオ州の警察署長であるパウロ・ガスパールがテレビで「誘拐はビジネスで、だからこそ発展します」と話しています。ブラジルでは治安の悪さに加えて、警察官の腐敗について言及しました。警察だけで治安を守るには限界があるので、現状を変える方法があると署長は答えます。

そのテレビ放送が流れるなか、海辺ではジュリアーノ・サンチアゴという刑事と同僚の女性刑事・ホベルタ、仲間の刑事アントニオ・ハモスの3人がほかの人と同じようにバカンスを楽しんでいるような振りを装いながら、ヤクの売人であるターゲットの黒人男性を見張っていました。男性は浜辺に寝そべって女性とイチャイチャ過ごしていましたが、女性が買い物で席を立ったあいだにサンチアゴが銃を手に男性を呼び止めます。ハモスは席を立った女性のほうを捕まえました。

サンチアゴらが捕まえたのは、不法な取引をしている脛に傷持つ相手でした。サンチアゴ、ホベルタ、ハモスはそんな裏社会の男を半強制的に拉致して脅迫し、金をもらって解放することをしていました。サンチアゴは裏社会では「オールスター」という通り名で呼ばれています。

サンチアゴ、ホベルタ、ハモスは汚職刑事です。

メンドンサは麻薬取締課の刑事です。メンドンサは仲間のボスコとともに、麻薬を扱うマフィアのアジトに突入しました。背中には「D.R.D.(麻薬取締課)」の文字が記された制服を着ています。

銃撃してくるマフィアに対し、メンドンサたちも容赦なく相手を殺していきます。被疑者が死亡しても摘発できればよいのです。メンドンサたちは瀕死の容疑者を見つけても、相手が協力的でなさそうだとみなせば射殺しました。

アジトには誰かを拘束していたらしく、外された手錠が置かれていました。さいきんリオデジャネイロでは富裕層の子息を誘拐し、高額の身代金を要求する誘拐ビジネスが多発していたのです。どうやらそのマフィアも薬物だけでなく、人質を取って金を巻き上げているようでした。

メンドンサがアジトの裏庭の溝を見ると、そこには殺された子どもたちの遺体が積まれていました。不要になった子どもたちは、殺していたようです。現場にはグロック銃の薬きょうが落ちていました。それを拾い上げてメンドンサがボスコと話していると、遺体の指が動きました。生存者がいると気づいたメンドンサは慌ててその少年を抱き上げると、病院へ急いで運ぼうと現場から走って移動しました。そんなメンドンサの様子をマスコミが激写します。

生存者はフランシスコという名の少年で、バロゾ・フィリョ病院に運ばれました。病院は手当てをして病室に少年を収容しましたが、移送はできないとメンドンサと上司のルイス・ヘンリク・ベニシオに言います。ベニシオはメンドンサに、容疑者を殺し過ぎだということを注意しました。メンドンサは有能ではあるものの、必要以上に容疑者を殺し過ぎるとして「殺し屋」というあだ名がつけられていました。

フランシスコの病室に白髪の男が訪問しますが、フェルナンダという女性看護師に面会時間外だと声をかけられてすぐさま部屋を去りました。白髪の男は廊下でベニシオとメンドンサとすれ違い、エレベーターで降りていきます。

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