映画:ドッグイートドッグ

「ドッグイートドッグ」のネタバレあらすじと結末

ドッグ・イート・ドッグの紹介:2016年のアメリカのクライムスリラー映画。エドワード・バンカーの原作小説を「タクシードライバー」の脚本などで知られるポール・シュレイダーが実写映画化。出演はニコラス・ケイジ。日本公開は2016年。

あらすじ動画

ドッグイートドッグの主な出演者

トロイ(ニコラス・ケイジ)、マッド・ドッグ(ウィレム・デフォー)、ディーゼル(クリストファー・マシュー・クック)、ムーンマン(オマー・ドージー)、エル・グレコ(ポール・シュレイダー)、ゾーイ(ルイーザ・クラウゼ)、リナ(メリッサ・ボローナ)、チェペ(レイ・ガジェゴス)、シーラ(チェルシー・メルトン)

ドッグイートドッグのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ドッグイートドッグのあらすじ1

ドッグイートドッグのシーン1 トロイ、マッド・ドッグ、ディーゼルは、刑務所の中で出会った中年3人組です。
トロイは警官の罠にはめられ、コカイン所持で逮捕されました。さらに法廷から脱走を図ったため、10年以上の懲役刑を言い渡されてしまったのです。
コカイン中毒者でトラブルメーカーのマッドと、巨漢の取り立て屋のディーゼルは、出所してからも犯罪に手を染めて生活していました。

ある日マッド・ドッグは、コカインでハイになった状態で元妻のシーラの家に勝手に上がり込んでいました。
銃規制に関する番組を観ていると、シーラが娘を連れて帰宅します。マッドは車が壊れたので、一晩だけ泊めてほしいと頼みます。
シーラは渋々了承しますが、マッドが自分の仕事用のパソコンでポルノを観ていたことに怒り、追い出しにかかります。自分の思い通りにならずに逆上した彼は、なんとナイフでシーラをメッタ刺しにするのでした。
その光景を目の当たりにした娘は、叫び声を上げながら自室に逃げます。しかし、マッドは娘の部屋に突撃し、容赦なく銃で彼女の頭を吹き飛ばしました。

3日後、刑期を終えたトロイは、マッドとディーゼルにストリップ・バーで出所祝いをしてもらいます。
水色の奇抜なスーツをプレゼントされたトロイは、喜んでそれを着用します。仲間だと認識し合った3人は、さっそく今後のことを話します。
トロイは金回りをよくするために、かつての刑務所仲間で地元のギャングの首領であるエル・グレコに相談しに行ったのです。
エル・グレゴは対立する麻薬組織の密売人ムーンマンから、麻薬を奪ってくるという仕事をトロイに与えました。わずか5000ドルの仕事ですが、金に困っているトロイは引き受けます。

それから3人は警官に変装して、ムーンマンのアジトまでやってきます。
計画性皆無の突入であったにもかかわらず、3人はムーンマンを拉致して麻薬を奪い取ることに成功するのでした。

報酬とコカインを仲良く山分けした3人は、上半身裸になってケチャップとマスタードをかけ合うという奇妙なお祝いをしました。
それからホテルのカジノへ向かい、ディーゼルは女をナンパして部屋に連れ込みます。女と会話を楽しみますが、長い間刑務所にいたディーゼルは彼女の話についていけず、突然怒鳴り声を上げてしまいます。恐怖を感じた女は、部屋を飛び出すのでした。
その頃、プロの女に奉仕をしてもらっていたマッドでしたが、スマートフォン片手に仕事をする彼女に腹を立て、部屋を追い出してしまいます。
トロイも女を連れ込んで貢ぎ、報酬を一晩で使い果たしてしまうのでした。

【承】- ドッグイートドッグのあらすじ2

ドッグイートドッグのシーン2 再びエル・グレゴの元へ行ったトロイは、大きな仕事を紹介してもらいます。
依頼人のチェペは、組織が400万ドルもの大金を貸しているのに、未だに返さないマイク・ブレナンという男をこらしめてほしいと説明します。
ブレナンの家に侵入して、彼の1歳になる息子を誘拐してこいと言われたトロイは、さすがに尻込みます。しかし、報酬として一人あたま25万ドル(総額75万ドル)を用意すると言われて、引き受けるのでした。

トロイはマッドとディーゼルをビリヤード場に呼び出して、計画を練ります。
とはいえ、カリフォルニア州の三振法によって、今度逮捕されたら終身刑となってしまうマッドは、気が進みませんでした。
トロイは任務が失敗してこの中の誰かが逮捕されても、決して口を割らないことを2人に誓わせます。3人は互いを信頼し合って、一世一代の大きな賭けに出ることにするのでした。

チェペによると、深夜のブレナン邸にはベビーシッターと母親しかいないという話でしたが、赤ん坊誘拐の当日ブレナンは自宅へ向かっていました。
彼は出かけるフリをして、浮気をしているらしい妻が男を連れ込む現場を押さえようとしていたのです。こうしてブレナンは、真っ暗な自宅で銃を持って待機していました。

ブレナン邸に侵入した3人は、さっそく赤ん坊がいる部屋に向かい、銃を突きつけてベビーシッターを脅します。
赤ん坊を連れ出すのに苦戦していると、ブレナンが現れて3人を銃で脅します。3人は謎の男の出現に驚き、マッドは彼の正体も確認せずに銃で頭を吹き飛ばしてしまったのです。
3人が射殺した男のIDを調べると、ホセ・バスケスと書かれていました。やがて母親が帰ってきて、状況を何も把握していないトロイはブレナンの居場所を問いただします。
母親は質問に答えずわめき散らし、焦ったトロイは彼女も撃ち殺してしまうのでした。

その後、ブレナン邸から逃げ出したトロイは、エル・グレコに状況を報告します。
そこでようやく自分たちが殺した人間こそがブレナンであることがわかり、ターゲットを殺してしまったからには仕事は成立しないと告げられてしまいます。

【転】- ドッグイートドッグのあらすじ3

ドッグイートドッグのシーン3 その頃マッドとディーゼルは、誤って射殺したブレナンの死体を捨てるために(2人はまだ事態に気づいていない)、車を走らせていました。
その車中、マッドはディーゼルに友達になってほしいと頼みます。そしてマッドは号泣しながらこれまでの人生を悔い改め、途中ストリップ・バーでヘロインを吸引します。

その後マッドは元妻と娘を殺めてしまったことを告白して、ディーゼルを驚かせます。
今の人生を終わりにして、まっとうな人間に生まれ変わりたいなどとこぼすマッドを、ディーゼルは心底面倒に思います。しかしマッドはそのことに気づかず、自分のことをわかってもらうために必死でしゃべり続けるのでした。
ひとしきりそんな話をして、「強い意志で行動を起こしたら、なれるはずの自分になれるはずだ」などと言い出し、ディーゼルは適当になだめすかしました。

翌日、マッドとディーゼルはブレナンの死体を隠しに行きます。
そこはマッドがかつて軍にいたときの施設で、現在は閉鎖されており鍵を所有しているのは彼だけでした。先日殺害したシーラ親子の死体もここに捨てたのだと言います。
ディーゼルが建物の入り口近くに死体を捨てようとしますが、マッドが万が一のことを考えて奥に捨てないといけないと咎めます。
マッドは「俺の欠点を5つ挙げてほしい」などと話しながら、ディーゼルと死体を運びます。階段を上った先のスペースに捨てようとするも、重量オーバーで2人は死体と共に落下してしまうのでした。
床にはシーラ親子とブレナン以外の死体も転がっており、ゴミと血糊だらけになったディーゼルは、ついに堪忍袋の緒が切れます。
マッドのアゴの下の目のような刺青に銃をつきつけて、必死で命乞いをする彼を撃ち抜いて殺害するのでした。

計画が失敗したトロイにはガソリン代もなく、エル・グレコに金を借りるためレストランで落ち合うことになっていました。
ディーゼルはトロイに電話をして、自分が手をかけたことを隠してマッドの死亡を伝えます。トロイはショックで涙ぐみ、昨夜撃ち殺した男こそがブレナンであることを明かすのでした。
2人は予期せぬ事態に困惑しながら合流し、スーパーに立ち寄ります。ディーゼルが肉を買うために手を伸ばしたとき、ポケットに入れていた銃が見えてしまいます。それに気づいた警備員は、すかさず警察に通報しました。

【結】- ドッグイートドッグのあらすじ4

ドッグイートドッグのシーン2 トロイが駐車場で待っていると、警官がやってきて職務質問をします。
トロイはスキを見て警官を殴りつけ、銃を奪って逃げ出そうとするも、上手くいかず捕まってしまいます。
そのときスーパーからディーゼルが出てきて、警官の胸めがけて発砲します。トロイはあっけなく逮捕されますが、ディーゼルは車を奪って逃走を図ります。
2台のパトカーがディーゼルを追ってきて、カーチェイスになります。しかし、ハンドル操作を誤ったディーゼルは、電柱に激突して死亡するのでした。

トロイは警察署に連れて行かれず、仲間を殺された警官たちからリンチを受けます。
人気のない場所にやってきたトロイは、パトカーにくくりつけられて引き回されるのでした。

深夜のダイナーで、黒人の老夫婦が食事をしています。
テレビではトロイが警官殺しの犯人として指名手配されているニュースが流れます。
店を出た老夫婦が車に乗り込もうとすると、物影に潜んでいたトロイが現れ、2人を人質にして車を走らせるのでした。
スーパーで起きた事件のことを尋ねられたトロイは、警官が先走っただけで自分は悪くないと主張します。そして、自分を安全な場所に連れて行きさえすれば、老夫婦の命は助けると約束するのでした。

途中、恐怖で震え上がった老紳士はこれ以上運転できないと伝えます。仕方なくトロイが運転を交代すると、辺りは霧に包まれていきます。
霧の中から数台のパトカーが出現し、トロイが車を停めると警官たちが銃を構えました。
車を降りて銃を構えたトロイは、警官と激しい銃撃戦を繰り広げます。離れた場所にいた老夫婦の車にも何故か流れ弾が次々と当たり、2人は命を落としてしまうのでした。

トロイが銃弾を受けて倒れ込むと、現実に戻ります。
警官のリンチによって傷ついたトロイは、パトカーに乗せられてどこかへ走り去っていきます。
トロイのナレーションで「正義が俺の望みだと思っていたが、本当に望んだのは欲望を叶えることだった。それ以外は全部たわ言だ」と語られる場面で、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

掴みどころのない奇妙な作品でした。ダメ人間が集まって、無謀な計画を実行したら犬のように野垂れ死んでしまったという、なんともむなしいストーリーです。一応今の生活から抜け出したいと思いながらも、裏社会で利用される以外の道を選べず、グタグタと犯罪行為を繰り返す彼らの姿は、真っ当な生き方に疲れたときの反面教師にもなります。途中主にマッド・ドッグによって挟まれる馬鹿馬鹿しいギャグのような展開には笑わせられましたし、脱力したいときにおすすめです。

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