映画:バウンティーキラー

「バウンティーキラー」のネタバレあらすじと結末

バウンティー・キラーの紹介:近未来の、マッドマックス的な荒廃した世界で、賞金稼ぎとして活躍する主人公とヒロインを、アメコミタッチで描いた痛快なSFアクション。ヒロインを演じるクリスチャン・ピトルは、本作が本格デビュー作とは思えない、強く美しくセクシーな魅力を存分に発揮。クリスタナ・ローケンやゲイリー・ビューシィが、悪役として脇を固めているのも見もの。

あらすじ動画

バウンティーキラーの主な出演者

ドリフター(マシュー・マースデン)、メアリー・デス(クリスチャン・ピトル)、キャサリン(クリスタナ・ローケン)、ジャック(バラク・ハードリー)、ジンボ(エイブラハム・ベンルーヒ)、スターリング(ゲイリー・ビューシイ)

バウンティーキラーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- バウンティーキラーのあらすじ1

バウンティーキラーのシーン1 時は、近未来。
ビッグビジネスが世界を牛耳り、強欲な産業界の大立者たちは互いの企業を潰しあい、企業間戦争が勃発しました。国家の首脳陣や富豪は、国を捨てて逃亡。戦火が何年も都市に燃え上がる中、再建を誓った9人の評議員が立ち上がります。世界を破滅させた罰として、企業人に死刑執行礼状を発行したのです。そこで登場したのが、賞金稼ぎのバンウティキラーたちでした。彼らは互いに賞金額を争いながら、新時代のヒーローとなったのです・・・!
賞金稼ぎとして長年功績を挙げているドリフターは、町の人々から慕われ尊敬されるヒーローでした。しかし今、ドリフターの人気を上回る新しい賞金稼ぎが現れました。セクシーなコスチュームに身を包み、犯罪者を殺しまくる、美しく腕前も一級品の殺し屋、メアリー・デスです。彼女のイラストをあしらったTシャツは飛ぶように売れ、取材も殺到。そんな中で、ドリフターの「キャディー」になりたいと申し出て来た男がいました。キャディーとは、賞金稼ぎの武器を持ち、共に行動し、ゴルフのキャディーのように賞金稼ぎの欲する銃を差し出す役割の者です。賞金稼ぎとは「あうんの呼吸」が必要になり、銃だけでなく弾の補充も欠かせません。
一見ダサい風に見えるジャックという男は、キャディーになるべく、押しかけ女房のようにドリフターの元に居座ります。実際なかなかドリフターの希望通りに動けないジャックでしたが、とりあえず2人は、行方不明になった情報屋のハリーという男を捜しに出かけます。ドリフターが出かけた後、賞金首を引き取り所に届けたメアリーの元へ、新しい手配書が回ってきます。メアリーは、その手配書を見て驚愕します。途方もない高額の賞金が賭けられた、フランシス・ゴーマンという賞金首の顔は、ドリフターそっくりだったのです。

【承】- バウンティーキラーのあらすじ2

バウンティーキラーのシーン2 メアリーはことの真相を知るため、ドリフターを追いかけます。そんなメアリーに、ビジネスマン風の男が話しかけてきます。彼はこの町で新しいビジネスを始めようとしていて、メアリーを会社の「顔」として売り出そうと考えていたのです。メアリーは興味がないと断りますが、ならば力づくでと、男の手下が襲いかかってきます。しかしメアリーは難なく手下の攻撃をかわし、同時に攻撃しようとしていたビジネスマンも倒します。メアリーはこの一見ビジネスマンが、町を牛耳ろうと暗躍する企業のひとつである「セカンド・サン」と繋がりがあると睨みますが、男は真相を吐く前に息絶えます。
ドリフターとジャックは、探していたハリーという男が経営する「ハリーの酒場」へと向います。するとそこに、メアリーもやって来ます。ドリフターの人気を奪ったメアリーはライバルだと考え、ジャックはドリフターの邪魔をさせないよう、メアリーの車に仕掛けを施します。メアリーが酒場へ入ると、中にはドリフターしかいませんでした。ドリフターが来た時には、ハリーはすでに死んでいたのです。「これは、ワナだ。」その通り、酒場はいつの間にか数人の男たちに包囲されていました。ドリフターとメアリーは、息の合った攻撃で、包囲網を突破にかかります。
メアリーは敵を倒しながら、ドリフターに手配書の真相を聞きます。ドリフターは、手配されているゴーマンは、自分のことだと認めます。そして、なぜ自分が手配されたのか、評議会へ行って確かめると言い出します。「判決は覆らないわ、評議会の中へ入る前に殺されるわよ」というメアリーに、ドリフターは「行ってみなけりゃわからんさ」と、強引に向うことを決めていました。
ドリフターはジャックと共に砂漠をひた走り、評議会のある地を目指しますが、途中「ジプシー」と呼ばれる荒くれ者の集団に捕まってしまいます。ジプシーの女首領モカ・スジャータは、ドリフターに「ヌーリという女はどこだ?」と詰問。ヌーリは昔、ジプシーの王を殺し、ドリフターに会いにいくと言って脱走していたのです。白を切り続けるドリフターに、ジプシーたちは処刑を宣言します。

【転】- バウンティーキラーのあらすじ3

バウンティーキラーのシーン3 ジャックがドリフターにヌーリのことを訪ねると、実はメアリー・デスの正体がヌーリなのだとドリフターは打ち明けます。ヌーリは世捨て人であるジプシーに嫌気が刺し、「未来のため戦う」ドリフターの弟子となるべく脱走したのです。ドリフターの猛特訓を受けたヌーリは、賞金稼ぎとしての才能を開花させ、メアリー・デスとして生まれ変わりました。ドリフターとも「男女の仲」となり名コンビを組んでいたのですが、ある日「こんな生活を辞めて、2人で遠くへ行こう」とラブコールを送ったドリフターに「そんなヤワな話はゴメンよ!」と、決別を宣言。独り立ちして、人気を不動のものとしていたのです。
ドリフターを捕えお祭り騒ぎの上、酔いつぶれてしまったジプシーたちから逃げのび、ドリフターは「バッドランド」と呼ばれる放射能汚染区域を抜けるため、知り合いのジンボという男を訪ねます。賞金稼ぎに追われた犯罪者をバッドランドの向こうまで逃亡させる仕事をしているジンボは、バッドランドを抜けるのに最高の運転手でした。ドリフターとジャックはジンボの運転する車に乗り、放射能が満ちたバッドランドを駆け抜けます。
メアリー・デスは、以前ドリフターの特訓を受けていた思い出の地、ビーバーガールズのバーを訪れていました。以前と違いすっかり寂れてしまったバーでしたが、女将はメアリーとの再会を喜びます。そしてバッドランドを抜けるため、新しい強力な車をメアリーに提供してくれるのでした。
バッドランドをなんとか抜けたドリフターたちとメアリー・デスは、最果ての地、評議会のある町へ向います。しかしなんと、辿りついた評議会は何者かに襲われ、評議委員たちも全員殺されていました。現場には、黄色いネクタイをした男の死体が。ドリフターは、これは「イエロー・タイ」と呼ばれる集団の仕業だと考えます。

【結】- バウンティーキラーのあらすじ4

バウンティーキラーのシーン2 イエロー・タイの暗殺者集団、そしてドリフターを追ってきたジプシーの集団も現れ、壮絶なバトルが始まります。メアリーはジプシーの女首領を倒しますが、ドリフターはイエロー・タイの参謀に捕まってしまいます。そこへ、イエロー・タイの首謀者、キャサリンがやってきます。そしてドリフターの「フランシス・ゴーマン」としての過去、イエロー・タイやセカンド・サンなどとの、深い因縁が明かされます。
以前、ゴーマン航空の若き社長だったフランシス・ゴーマンでしたが、セカンド・サンという会社が密かに接近、自社で密かに爆撃機を生産していることを知ります。人を殺す航空機を作ることに猛反対したフランシスは、逆に社長の座を追われることになり、ゴーマンの妻だったキャサリンが実権を握ることになりました。ゴーマン航空とセカンド・サン社は合併し強力な体制を築き上げ、そして再び「企業が支配する世界」を創りその頂点に立つべく、評議会を殲滅させたのです。
自分たちの身の安全を図るためゴーマン=ドリフターに賞金を賭けたキャサリンでしたが、ここまで生き延びたドリフターを、再びセカンド・サンの重役としてスカウトします。バウンティー・ハンターとして名を挙げた、ドリフターの人気を利用する戦略でした。スカウトを固辞するドリフターの前に、セカンド・サン社に攻め込むメアリーとジャックの姿が現れます。ジプシーの女首領を倒したメアリーは、ジプシーたちから「新しいボス」として認められ、ジプシー軍団を率いて攻め込んで来たのです。
セカンド・サン社内での激しい銃撃戦の末、キャサリンを始末し、ドリフターたちは逃げ延びました。しかし、まだ戦いは終わりません。企業側の黒幕が、別の地に潜伏しているという情報を得たメアリーは、「2人でどこか遠くへ・・・」と改めて誘ってきたドリフターに肘鉄を食らわせ、再び戦いの場へ出発するのでした。

みんなの感想

ライターの感想

紹介の欄でも書きましたが、マッド・マックス的「荒廃した近未来」を舞台に、アミコメチックな世界を実写化した作品です。むかぁしですね、1995年製作の「タンク・ガール」という映画がありまして、これがアメコミタッチのキッチュでシュールなSF世界を実写化した愛すべき作品で、久々に「あの感覚」を思い出しました。最新の特撮技術を駆使してはいるんですが、漂う雰囲気は70年代の日本のセクシー・ドラマ「プレイガール」みたいな、そんな感じ。わかりますかね?最近で言えば「シン・シティ」とか、ザック・スナイダーが盛大にやらかした「エンジェル・ウォーズ」とか、ああいったテイストですね。いえ、「エンジェル・ウォーズ」は大好きなんですけども。
ともかく、キューティ・ハニー実写版!といった感じの「強く美しく、そしてセクシー!」なヒロインを演じるクリスチャン・ピトルの魅力がたまりません!主演はヒーローのドリフターなんですけど、主役のマックスよりシャーリーズ・セロンが目立ちまくっていた、本家近未来バイオレンス・マッドマックス「怒りのデス・ロード」を思い出しますね!
また、歯切れ良く軽快なカッティングで進むアクションシーンに加え、血みどろ描者もタップリなのが素敵でございます、顔面に鎖が食い込んだ敵を、平気で詰問するヒロインとか素晴らしい!あと、バイク数台をトレーラーに繋いで、西部劇の幌馬車のようにムチをピシッ!と打って「ハイヤー!」と走らせるシーンとか、どういう仕組みで走ってるのか全然わからないんですけど、絵的な素晴らしさは最高です!最初は完全な役立たず、ドンくさいコメディ・リリーフ的立場だったキャディー志望のジャックが、ラストのバトルでは大活躍するとこなんざ、製作側はツボを心得てるねえ!とニンマリしてしまいます。
この、クライマックスのセカンド・サン社でのバトルが最高なんですよ!ドリフターを社の重役にと口説いてるキャサリンの背後、静かにクラシック音楽が流れる、防音ガラスのその向こう。ドアをぶち破って現れるメアリーとジャック、そして火のついた松明ぐるぐる回しながら、雄叫びを上げるジプシーたち!
このジプシーの「松明ダンス」、スパリゾートのファイヤーダンスみたいでいかがなものかと思ってたんですが、全ては「このシーン」のためだったのか!と完全に納得です。こんなセンス抜群な殴りこみアクションシーン久々に見たなあ、この監督さん天才では?と思いましたよ、マジで。
正直、近代文明崩壊後に評議員が裁く世界感とか、その体制をひっくり返そうとする企業側の策略とか、ストーリー上はあんまり上手く転がってないかなあと思ったりもするんですけど、これだけイキのいいアクション見せ付けてくれたら十分です。この監督さん、そして「新人」だってのが信じられない活躍のヒロインを演じた女優さん、他の作品もぜひ追いかけたいなあと思わせてくれる、アツいエネルギーほとばしる快作でした!いやあ、面白かった!!

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