映画:ビッグクラブパニック

「ビッグクラブパニック」のネタバレあらすじと結末

ビッグ・クラブ・パニックの紹介:1990年代から、21世紀の現代になってもストップ・モーションアニメによるクリーチャーを登場させる「こだわりの監督」、ブレッド・パイパー監督作品。とある地方の池に出没し始めた、巨大なカニの襲撃に翻弄される町の人々のパニックを、カニとの友情を育む女性の姿を通して描く。

あらすじ動画

ビッグクラブパニックの主な出演者

メリッサ(ミシェル・シモーン・ミラー)、ジェニファー(キャスリン・メッツ)、ソニー副保安官(リッチ・ルーネロ)、保安官(ケン・ヴァン・サント)、デイジー(ダニエル・ドナヒュー)、マッケンドリック(A・J・デルシア)

ビッグクラブパニックのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ビッグクラブパニックのあらすじ1

ビッグクラブパニックのシーン1 今から20年ほど前、アメリカの片田舎、クラブ・クリークの地で。ある研究者が、自宅で動植物の固体を大きくする研究をしていました。いつか来るであろう人工過密や環境破壊による食料不足に備えて、生産性を高めるのが目的でした。
ある日、研究者の幼い娘・メリッサが、家の近くにある湖畔で足を石に挟まれ動けなくなっているカニを発見します。カニを助けたメリッサは、何かエサをあげようと、父親の研究室にあった木の実をカニに与えます。この木の実こそ、父親の研究していた動植物を大きくさせる作用を持った果実でした。
この後、父親と母親は夫婦ゲンカの最中にガス爆発が起きて死亡、1人残されたメリッサは、叔父のレイに預けられます。その傍ら、「固体が大きくなるエサ」を与えられたカニは、徐々に巨大化していたのでした。

そして、現在。
クラブ・クリークの保安官のところへ、家畜が襲われたという被害が届けられ成す。野生の獣の仕業かと思われましたが、納屋に開いた穴がハンパではなく大きく、ブルドーザーで開けたのか?と冗談を言いつつ、保安官は一体なんの動物なのかと考えます。
地面に開いた穴のような足跡を追っていくと、一人の女性が現れます。それは成長したメリッサであり、保安官はメリッサの叔父のレイでした。ここは私の土地よと、銃を持って保安官と保安官助手を追い返そうとするメリッサに、レイは仕方なく従うのでした。

【承】- ビッグクラブパニックのあらすじ2

ビッグクラブパニックのシーン2 そんな折、町のバーにブロンドの女性が現れます。彼女はB級映画などに出ている女優のジェニファーで、この町の出身でした。ジェニファーはメリッサと高校の同級生で、旧友であるメリッサを訪ねて来たのです。美人と見てくどこうとする保安官助手をあしらって、ジェニファーはメリッサの家に会いに行きます。
高校を出て以来、家に閉じこもり人と接しない生活をしてきたメリッサは、ジェニファーが訪ねて来てもなかなか心を開きません。しかし、「あなたたはどうかしらないけど、私は友達だと思ってたわ」というジェニファーに、メリッサは「良かったらうちに泊まっていって」と初めて優しい言葉をかけるのでした。
一方保安官は、家畜が殺された場所で見つけた足跡を野生生物局に送って調べてもらっていましたが、野生生物局はなぜかその答えを教えてくれず、午後に調査員がそちらに向かうから、と告げるのみでした。
町へやってきた野生生物局のマッケンドリックは、保安官に捜査の協力を求めますが、保安官は「秘密はなしにするなら協力するよ」と答えます。マケンドリックはそれを聞いて、足跡の主はかなり大きな体を持った「カニ」ではないかと答えます。

【転】- ビッグクラブパニックのあらすじ3

ビッグクラブパニックのシーン3 改めてマッケンドリックと保安官が家畜の殺された現場へ行くと、大きな穴の足跡の他に、幾つもの小さな穴が開いているのを見つけます。恐らく「でかいカニの子供」の足跡ではないかと、マッケンドリックはその足跡を追い始めます。すると少し開けた草原で、体長数メートルものカニの「抜け殻」と、バレーボールほどの大きさのタマゴの殻をいくつも発見するのでした。

その夜、町のバーのマスターが、店の常連である女性を家まで車で送って行こうとしていました。しかし、バーのマスターの下心は常連女性に撥ね付けられてしまいます。歩いて帰ると言い出した女性を追いかけようとしたマスターに、突然何かが襲い掛かります。それは巨大なカニの子供たちでした。
凶暴なカニの子供に囲まれ、マスターはあっという間に息絶えます。たまらず女性は逃げだし、バーに来ていた別の男性客の車に拾われます。その男性客も「異様に大きなカニの子供」に驚愕しながらも、カニの子供をひき殺してしまいます。男性客の車が走り去った後、子供たちの死骸を見て、大きなカニが悲しそうに鳴いていました。
同じ頃、バーにはマッケンドリックが飲みに来ており、ちょうどそこへメリッサを連れたジェニファーもやって来ました。マッケンドリックが野生動物を調べに来たと知り、メリッサは警戒心を強めます。そこへ、以前ジェニファーに軽くあしらわれた保安官助手がやってきてジェニファーに絡み始めたので、話はややこしいことに。ジェニファーはB級映画で身に付けたアクションで、絡む保安官助手を痛めつけます。するとそこへ、子ガニに襲われた男性客と女性が戻って来ます。でかいカニに襲われたという話を聞き、マッケンドリックと保安官助手はその現場へ向かいます。

【結】- ビッグクラブパニックのあらすじ4

ビッグクラブパニックのシーン2 メリッサはジェニファーに、自分が巨大なカニを育てていることを告白します。小さい頃に、父親の育てていた植物の果実を与えたら、カニが巨大化したのだと。しかしカニは普段池の中に潜んでおり、人は襲わないはずだとメリッサは主張するのでした。
一方保安官たちは、巨大なカニを仕留めるため、町の人々に協力を要請します。以前武器の不法所持で捕まえた男共に、「今回は特別に見逃すから、何か武器を持っているなら、それを持って来てくれ」と依頼すると、なんとその男たちはどこから手に入れたのか、戦車に乗ってやってくるのでした。
町の有志たちと「カニ退治」に池へと出陣する保安官たちを他所に、メリッサはなんとかカニを助けたいと、マッケンドリックに訴えます。そしてマッケンドリックもまた、巨大ガニは貴重な存在だと、出来れば殺したくないと考えて、一計を案じます。
保安官たちは、空軍にいる友人にも協力を要請していました。空からは爆撃機が、地上からは戦車が攻撃するという凄まじい破壊力に、池にいた巨大カニは「撃沈」され、その巨大な甲羅が池の水面に浮かび上がります。
しかしその甲羅は、マッケンドリックが見つけた「抜け殻」の甲羅でした。保安官たちに死んだと思わせた巨大カニは、メリッサと共に、新しい生活を始めるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

21世紀の現代になっても、ストップモーション・アニメによるクリーチャーを自作に登場させることにこだわり続けるガンコ者ブレッド・パイパー監督の、今のところ日本で見られる最新の作品です。IMDbを見る限り、この後にも2本ほど監督作があるようなんですが、日本でのリリースは難しいところですかね・・・
「アラクニア」や「巨大クモ軍団vsGO!GO!ダンサーズ」などの「快作」に比べると、本作はちょいとパワーダウン?というか大人しさを感じたりもしますが、女性とカニとの友情物語だったり、んで女性が巨大ガニへ唐突に「念を送る」場面があったりね、そういうのがあるんなら何か前フリしといてよ!っていう。
それでも、クライマックスで田舎町のイカレ野郎が戦車に乗って来たり、「ダチだから」と軍用機を駆り出したりと、巨大ガニ相手にミサイル爆撃雨あられ状態になる相変わらずの悪ノリっぷりは、嬉しい限りです。
後は、一見やる気がなさそうな保安官が、でも実は意外にちゃんとしてるところとか、対照的に熱血タイプの保安官助手の方が女グセも酒グセも悪いしょーもないヤツだったりとか、酒場での「常連さんクダを巻く」シーンが案外味があったりとか、なんだかんだと1980年代にデビューしたベテランらしい手堅い演出力を見せてくれるのも、ちょっとほんわかした気分にさせてくれたりします。
いずれにせよ、このCG全盛時代にアナクロなストップモーションアニメ作品を撮り続ける昭和な職人監督パイパーさんに、いついつまでもそのままで!と思わずにいられません。そして、数年に一度くらいは、日本でもDVDリリースしてくれたら嬉しいなと・・・全作品!なんて贅沢は言いませんから・・・

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