映画:ボーダーライン

「ボーダーライン」のネタバレあらすじと結末

ボーダーラインの紹介:2015年にアメリカで犯罪映画。監督は「プリズナーズ」などで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴ。主演はエミリー・ブラント。メキシコの麻薬カルテルに立ち向かうFBI捜査官たちの姿を描く。日本公開は2016年。

あらすじ動画

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ボーダーラインの主な出演者

ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)、マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)、レジー・ウェイン(ダニエル・カルーヤ)、スティーヴ・フォーシング(ジェフリー・ドノヴァン)、ラファエル(ラオール・トゥルヒージョ)、ファウスト・アラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)、シルヴィオ(マキシミリアーノ・ヘルナンデス)

ボーダーラインのネタバレあらすじ

【起】- ボーダーラインのあらすじ1

アリゾナ州のチャンドラー。FBI誘拐即応班のケイト・メイサーは、SWATと共に容疑者の家に突入します。
ケイトは発砲してきた容疑者を射殺し、同僚のレジー・ウェインに銃弾で穴が開いた壁に何かがあると知らされます。壁を壊してみると、顔を潰されてビニールに覆われている、数十体の死体が見つかります。これはメキシコの麻薬カルテル「ソノラ・カルテル」の手口でした。
死体は廊下に15体、寝室からは20体発見されました。ほかの部屋も調査しようとした矢先、裏の物置の床下に仕掛けられていた爆弾が爆発し、警察官2名が殉職します。

ケイトとレジーは本部に呼ばれます。話によると、民家から見つかった遺体は、ケイトたちが探していた人質ではありませんでした。
それからソノラ・カルテルの幹部であるマヌエル・ディアスの話をされます。死体が見つかった民家を所有していた男で、表向きは実業家でした。マヌエルにはアメリカのボスであるギレルモという兄がおり、さらにいとこのファウスト・アラルコンは、ソノラのナンバー3でした。
ケイトは国防総省からやってきたマット・グレイヴァーから、結婚しているかと尋ねられます。ケイトは離婚しており、子どももいませんでした。
マットはソノラの捜査には専任捜査官が必要だと説明し、ケイトを抜擢します。ケイトは今回の事件の首謀者を逮捕できるという言葉に乗り、特殊捜査チームに入ることを決意します。
法律の知識を有するレジーは、お役御免となりました。

メキシコのソノラ州ノガレス。警官のシルヴィオは息子に叩き起こされ、サッカーの試合に向かいます。

ルーク空軍基地。ケイトは待ち構えていたマットと、国防総省のコンサルタントを名乗るアレハンドロ・ギリックと共に、自家用ジェットに乗ります。
うたた寝をしていたアレハンドロは、悪夢にうなされて目を覚まします。そして、作戦に必要な知識について質問するケイトに、自分たちのやることを見ていればいいと答えるのでした。

エル・パソのフォートブリス陸軍基地に到着します。
さっそく軍事情報センターで連邦保安官や麻薬取締局と合流して、作戦の説明を受けます。車でフアレスの裁判所に行き、ギレルモの身柄を引き取り基地に帰ってくるというものでした。
ケイトはマットからテキサスのエル・パソに行くと聞かされていました。不信感を募らせてマットを問い詰めますが、言いくるめられてしまいます。
アレハンドロは、以前フアレスで検察官をしていました。そして、今回の特殊捜査チームに参加する前には、コロンビアのカルタヘナで働いていたとケイトに語ります。

【承】- ボーダーラインのあらすじ2

ケイトたちは国境を越えてフアレスに向かいます。
フアレスの治安は最悪で、走行中銃声を聞いたり、首や腕が切断された死体が吊されているのを目撃します。
アレハンドロはメキシコの警官はカルテルに買収されている者が多いため、信用しないようにとケイトに忠告します。

メキシコ側の検問を抜けると、アメリカ側の検問につながる橋の上で渋滞が発生します。
アレハンドロはケイトに銃を持つように指示して、車を降ります。そして、不審な車に乗った男たちに銃を捨てるように警告します。アレハンドロは、それを無視した男たちを全員射殺します。
車内で様子を見ていたケイトは呆気に取られます。しかし、背後から汚職警官に銃撃されたケイトは、すかさず反撃して相手を射殺します。
その後、ケイトたちは無事にアメリカ国境を渡るのでした。

基地に戻ったケイトは、先ほどの銃撃戦は違法行為だとマットに抗議します。マットはカルテルを混乱させることが作戦の目的であり、自分たちがやることを見て学ぶようにとだけ伝えます。

ギレルモ引き渡しの際に、アレハンドロはメキシコ側の担当者であるラファエルと再会します。2人は旧知の間柄で、ラファエルはカルテルが密輸に利用する「アリゾナへの道」というトンネルの存在を知らせます。
その後、アレハンドロは水が入ったタンクを持って、牽制されたギエルモの元に向かいます。

ギエルモが拷問されている最中、ケイトは基地の屋上からフアレスで爆発が起きて、「花火」と化している市内を目の当たりにします。
近くにいた隊員は、「ボスを失うと混乱が起こる」と呟くのでした。

その夜、ケイトたちはレジーの車でツーソンに向かいます。
そこには不法入国者がたくさん集められており、アレハンドロは彼らの中からノガレスで捕まった者だけを指名して、残りは帰します。その中からアリゾナ州から来た者を探して、刺青の有無などをチェックしていきます。
アレハンドロが何をしているのかわからないケイトは、作戦の全容を教えてもらわないとチームから抜けると、マットに詰め寄ります。
すると、マットはノガレスの東にトンネルがあり、場所を特定してソノラに混乱を引き起こすと説明を始めます。そうすればアメリカの最高幹部であるマヌエルが、メキシコにいるファウストに呼び出されることになり、謎に包まれているファウストの所在が明らかになるのです。
ファウストの指示によって、メキシコでは毎日大勢の市民が誘拐されて殺されていました。見つけることが困難なファウストを探し出せたら、大勢の命が救えるとアレハンドロが付け加えます。
ひとまず納得したケイトとレジーは、一旦フェニックスに戻ります。

【転】- ボーダーラインのあらすじ3

翌日、ケイトとレジーは作戦本部が設置されたモーテルに向かいます。
そこには昨夜ツーソンでスカウトされたメキシコ人が数名おり、トンネルの場所を特定していました。アレハンドロとマットは、FBIのケイトの権限でSWATを呼ぶように指示します。

その後、マヌエルの資金を持って銀行に現れた女を逮捕し、口座を全て凍結させます。アメリカ国内の麻薬取引で得た金を、メキシコに送金していたのです。
ケイトは虹色のゴムバンドで現金が束ねられているのを確認し、マットが止めるのを無視して銀行に入っていきます。その際、ケイトの顔が銀行の防犯カメラに映ります。
ケイトは銀行の支店長から、毎日現金で9000ドルが預けられているのを知らされます。そして1700万ドルを差し押さえて、マヌエルの口座の送金記録を調達します。
これでマヌエルを逮捕できると意気込みますが、マットはマヌエルがメキシコに戻るまで行動に移さないと一蹴するのでした。

ケイトはFBIの上司に、合法的な手続きを踏んでマヌエルを逮捕したいと直談判します。
ところが、上司はそれでは麻薬戦争を解決できないので、混乱を起こして敵の様子をうかがうのが最善策だと言います。
さらに、法規的な行動も恐れる必要はないと説得されて、ケイトは納得できないままレジーと共にバーへ行きます。
そんなケイトの様子を、アレハンドロが監視していました。

仕事を忘れるようにレジーから言われたケイトは、彼の友人で地元の警察官のテッドを紹介されます。
ケイトはテッドと意気投合し、アパートに招いて行為に及ぼうとします。しかし、テッドが銀行で見た物と同じ虹色のゴムバンドを取り出して、彼がソノラに買収された汚職警官であることに気付きます。
ケイトに勘付かれたことに気付いたテッドは、彼女を押さえつけて首を絞めます。そこへ首尾よくアレハンドロが登場し、テッドの頭に銃を突き付けてケイトを救い出します。
ケイトは自分が汚職警官(テッド)を逮捕するためのオトリにされたことをマットに伝えます。マットはケイトが自分の警告を無視したことを非難しますが、マヌエルを捕えるいい展開になったと告げます。
テッドを紹介したレジーは謝罪しますが、ケイトは彼を責めませんでした。

その頃、アレハンドロはテッドを痛めつけて、ソノラに買収されている警官の名前を教えるように迫っていました。
執拗になじられたテッドは、観念して自供します。

マットはフェニックスの汚職警官を一斉検挙できたことを喜んでいました。
アレハンドロはケイトの様子を見に行きます。そして、テッドを汚職警官と見抜いた上で自宅に連れ込んだことにして、自分の功績にするようにアドバイスします。
さらに、ケイトがアレハンドロの大切な人に似ていることと、明日にはマヌエルをメキシコに呼び寄せて逮捕できると伝えるのでした。

【結】- ボーダーラインのあらすじ4

翌日、衛星映像の追跡によって、「アリゾナへの道」付近でマヌエルが確認されます。
マットたちはケイトとレジーにも、トンネルの襲撃に同行するように命じます。マットはCIA所属で、国内活動を単独で実行できない身であることを明かします。
ケイトたちFBIは戦力を期待されていたわけではなく、単にチームについて回ることが任務だったのです。それを知ったレジーは憤慨しますが、ケイトは作戦を見届けることにして、おとなしく武装します。

いよいよドローンによるマヌエルの追跡が開始されます。
カルテルの運び屋をしているシルヴィオは、パトカーに麻薬を積み込んでトンネルに向かいます。
日暮れに到着したケイトたちは、サーマルカメラなどを装着してトンネルに入ります。その際マットは自由射撃を許可し、銃撃戦が始まります。そのとき、部隊に背を向けてトンネルを通過していくアレハンドロの姿を見たケイトは、彼の後を追います。
トンネルを抜けた先は、倉庫になっていました。そこではシルヴィオがカルテルのメンバーと麻薬を降ろしていました。
そこにアレハンドロが現れて、突然メンバーを射殺してシルヴィオを人質にとります。シルヴィオは混乱しながら、アレハンドロに「メデジンか」と尋ねます。
追跡してきたケイトは、アレハンドロに銃を突き付けます。しかし、アレハンドロは彼女の防弾チョッキを撃って、地上へ戻るように指示するのでした。
アレハンドロはシルヴィオにパトカーを運転させて、倉庫を去って行きます。シルヴィオは息子がいると言って命乞いしますが、家族のために運転するように告げるだけでした。
アレハンドロは軍のオペレーターと通信して、マヌエルの現在位置を確認します。

ケイトがマットたちのところに引き返すと、ちょうど作戦の成功を祝っているところでした。ケイトはマットを殴りつけて、メデジンとは何かと問い質します。
マットの説明によると、メデジンというのはかつて全てのドラッグを所有していたコロンビアの麻薬カルテルでした。しかし、メキシコのカルテルが市場を奪い、CIAの手に追えないほど秩序が乱れてしまったのです。
アレハンドロの正体は、メデジンに雇われている殺し屋でした。ソノラによって妻の首を切り落とされ、娘を酸に沈められて殺された過去があり、彼は復讐を成し遂げるためなら、手段をいとわないのだとマットは話します。
ケイトは世間に暴露すると怒りを露わにしますが、マットは「いいアイデアじゃない」と言います。

その頃、アレハンドロたちはマヌエルが運転する車に追いつきます。
アレハンドロはシルヴィオを使って、マヌエルに車から降りるように指示します。マヌエルが姿を見せた途端、アレハンドロはシルヴィオを射殺して、マヌエルの足を撃ちます。
アレハンドロはファウストのところへ連れて行くように指示し、車を運転させます。

ファウストの屋敷に到着したアレハンドロは、マヌエルと護衛を殺害します。
そして、食事中のファウストとその家族に近付いて銃を向けます。アレハンドロは彼らに食事を続けるように命じて、英語を知らない息子たちに配慮して、ファウストと英語で会話をします。
ファウストこそが、アレハンドロの妻子を殺害した男でした。ファウストはアレハンドロを「嘆きの検察官」と呼び、息子たちは見逃すように持ちかけます。しかし、アレハンドロは「天に召されるときが来た」と呟き、2人の息子とファウストの妻を射殺します。
唖然とするファウストに、なおも食事をするように命じます。そして、彼も射殺するのでした。

その後、ケイトがアパートのバルコニーで佇んでいると、アレハンドロが姿を現します。その手には銃を持っていました。
アレハンドロは今回の作戦が合法的におこなわれたことを証明する書類を出して、ケイトにサインを求めます。ケイトが涙を流しながら拒否すると、アレハンドロは「殺された娘を思い出す」と言ってなだめます。
そしてケイトの喉元に銃を突き付けて、拒めば自殺をすることになると脅します。ケイトがサインをすると、法と秩序が残されている小さな町へ行くように告げます。
アレハンドロがアパートを出て行くと、ケイトはバルコニーから駐車場を歩く彼に銃を向けます。アレハンドロはケイトを見つめますが、彼女は結局撃つことができませんでした。
アレハンドロはそのまま車で立ち去ります。

ノガレス。シルヴィオの所在を知らない妻と息子は、サッカーの試合に向かいます。
子どもたちが試合をしている最中に、街のどこかで銃声が聞こえてきます。しばらくしてから試合が再開される場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

まるで犯罪ドキュメンタリー映画を観ているかのような、リアリティのある作品でした。実際にもこんな世界が存在するのでしょうが、悪人に勝つためには悪人にならなければならないのだと、むなしい気持ちにさせられます。終わりのないカルテルの絶望感や、心理戦や銃撃戦も緊張感たっぷりに描かれているので、映画好きの方におすすめできます。役者陣の演技は皆素晴らしかったのですが、本作に厚みを持たせたのは、アレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロの存在感だと思います。彼と対峙するシーンでは、主演のエミリー・ブラントが完全に食われていました。
  • Matsさんの感想

    映画の内容に対する感想とはちょっと違うかもしれないのですが。ケイト、マット、アレハンドロと3人が主要人物、かつ他の関わりのある人物が多い映画なので、状況を把握するのに集中力がいる映画だと思いました。
    このサイトでは他の映画もそうなのですが、毎回とてもわかりやすく解説していて素晴らしいと思います。観ている時には気がつかなかったこともわかり、何か映画を見た時は毎回ここでレビューがないかを確認してしまいます。
    これからも映画のレビュー楽しみにしています。

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