「マッドマックス2」のネタバレあらすじと結末の感想

マッドマックス2の紹介:1981年公開のオーストラリア映画。『マッドマックス』の続編で、大国同士による戦争後の荒廃した舞台設定、モヒカンヘアーで暴れまわる暴走族を描いた世界観は、1980年代全般のSF映画をはじめ多くの作品に影響を与えた。

予告動画

マッドマックス2の主な出演者

マックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)、ジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)、フェラル・キッド(エミル・ミンティ)、パッパガーロ(マイケル・プレストン)、ウェズ・ジョーンズ(ヴァーノン・ウェルズ)、ヒューマンガス(ケル・ニルソン)

マッドマックス2のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①荒廃した近未来、元警官のマックスは荒野を放浪しながら生きていた。砂漠の中央にパッパガーロ率いる石油精製所があり、それを狙うヒューマンガスの暴走族の一団の存在を知ったマックスは、パッパガーロの味方をすることに。 ②ジャイロ・キャプテンと協力して、マックスはパッパガーロたちを逃がした。新天地へはジャイロ・キャプテンが同行、マックスはまた元の放浪生活に戻る。

【起】- マッドマックス2のあらすじ1

「近頃は目もかすむようになったが、記憶だけは薄れない。パニックの時代、破れた夢、荒野…。特に忘れられないのは、マックスという強い男だ。彼の話をするには、昔に戻らねばならない」
そう話す男の声によって、マックスの活躍が知らされます…。

近未来。
石油が世界の動力をまかない、鉄でできた都会があった時代は、もう昔のことです。
一般市民にとっては分からない理由で巨大な2大国が戦い、世界中を火の海にしました。
世界から燃料がなくなり、車を走らせることが難しくなります。
その段階でやっと事の深刻さに気付いた指導者たちが、今後の対策を話し合いますが、すでに崩壊は始まっていました。防ぐことはできません。
文明は滅び、都会派荒れ果てます。
略奪の旋風、恐怖の嵐、あげくには人肉を食う者まで現れ、道路は生き地獄となりました。
残ったのは、スピードと暴力だけです。
暴走族はガソリンを血眼になって追い求め、一般人は虐げられるだけでした。

マックスも、一瞬にしてすべてを失いました。
元警官だったマックスは、妻子を殺されて、放浪の日々を続けていました(映画『マッドマックス』参照)。
V8インターセプターという車に乗り、愛犬を助手席に乗せたマックスは、荒野をあてもなく放浪し、そこで生きる道を選んでいます。
マックスは戦いを挑んでくる相手のみを選び、倒してはガソリンを奪って走っていました。

ある日、マックスはウェズ・ジョーンズとゴールデン・ユースという、ゲイのカップルのバイクを撃退します。
横転している大型トレーラーを見つけたマックスですが、運転手はすでに死亡していました。持ち物に手巻きのオルゴールを見つけたマックスは、それを胸にしまい立ち去ります。
(このトレーラーが後に重要になるので、覚えておいて!)

しばらく車を走らせると、1機のオートジャイロが止まっていました。ヘリコプターと自転車を足したような形ですが、3人くらいまで乗れそうです。
近づいたマックスは、襲ってきたヘビをかわしました。さらにヘビの飼い主のジャイロ・キャプテンの攻撃も難なくかわします。
黄色いタイツを履いた男ジャイロ・キャプテンはオートジャイロをおとりにし、ヘビの攻撃で運転手に打撃を与え、ガソリンを盗むつもりだったのです。
マックスはジャイロ・キャプテンに電気ビリビリの拷問を加え、32km先に石油精製所があることを聞き出しました。
ジャイロ・キャプテンを車に拘束し、連れていきます。

目当ての場所は、広大な砂漠の真ん中に位置していました。ジャイロ・キャプテンの言う通り、石油を汲み出して精製しています。発電所もあり、夜でも明るく光っています。
ところがその周囲に、設備を狙う者たちがいました。それはヒューマンガスをボスとする、暴走族の一団です。
ヒューマンガスは金属のマスクを顔にかぶった大男です。

【承】- マッドマックス2のあらすじ2

精製所の中に住む住民たちは、ヒューマンガスが包囲しているために、外へ出られない状態でした。
包囲して襲うヒューマンガスの一団に、先ほどマックスが撃退した赤毛のウェズたちもいることを、マックスは確認します。
(余談になるが、施設を見るためにマックスは双眼鏡を使う。ところが横でジャイロ・キャプテンがより性能のよい望遠鏡を使うので、脅して交換するという笑いどころのシーンもあり)

汲み出して精製した石油はタンクローリーに貯め込んでおり、数千ガロンくらいありそうだと、ジャイロ・キャプテンは言います。
特に目的もないので、マックスはジャイロ・キャプテンと一緒に、遠方で施設とヒューマンガスたちを見張りました。ドッグフードの缶を開け、食べ始めます。
空腹のジャイロ・キャプテンは自分用の匙を出して待ちますが、マックスは缶を愛犬に放りました。マックスの次に食べるのは犬です。
犬の食べ残しが、ジャイロ・キャプテンに回りました。指を使って缶を舐めるように、ジャイロ・キャプテンは食べます。

見張りを開始してしばらく後、昼間に車が4台、別方向に出てきました。
出てきた車を、ヒューマンガスの一団が襲います。
咄嗟にマックスは、そのうちの1台を助けに行きました。ジャイロ・キャプテンに手錠の鍵を渡し、解放します。
ウェズたちから運転手を助けますが、虫の息でした。運転手を連れて、施設の中に入ります。
マックスが施設に入ると、当然のことながら施設内の者たちに警戒されました。スパイではないかという声もあがります。
「4km先の道路で死にかけていた。あとの車は南西の方へ逃げた」と話したマックスは、運転手と「施設まで連れて帰れば、燃料を分けてもらえるという取引をした」と主張しますが(本当のこと)、取引した運転手は死んでしまいました。立証ができません。
マックスは警戒され、インターセプターもそのまま取り上げられます。

精製所内の者たちは、一致団結していました。
ヒューマンガスたちが襲ってきそうになると、戦闘配置に着くよう指示があり、火炎放射器などで撃退します。
精製所内部のリーダーは、パッパガーロという金髪の青年でした。パッパガーロの命令の下、みんなが団結して戦っています。

ほかに逃げた3人を捕まえて車の前部にはりつけにしたヒューマンガスが、和平交渉だと言って精製所に近づいてきました。
ヒューマンガスは「精製所をそのまま置いて立ち去れば、命は助けてやる」という無茶な条件を言い始めます。
両者が険悪なムードになり、精製所側の少年フェラル・キッドがブーメランで攻撃しました。
ブーメランを甘く見たウェズの男娼ゴールデン・ユースが、その鋭い刃で死にます。
ヒューマンガスは「1日待つからよく考えろ」と言って立ち去りました。

【転】- マッドマックス2のあらすじ3

精製所の一団は、揉めます。
「命は助けてやると言うのだから、立ち退こう」という意見と「しかし、その先はどうする」という意見とで対立していました。
マックスはオルゴールをフェラル・キッドに見せ、プレゼントします。フェラル・キッドはマックスが悪い者ではないと気付き、なつきました。
精製所内部の話し合いを聞くことで、彼らの目的が「3200km離れた場所にある新天地に行く」ことが判明します。そのために、燃料を作っているのです。
話が呑みこめたマックスは、彼らの会話に割り込み「トレーラーなら知っている。脱出できるぞ」と言いました。みんながマックスの発言に注目します。

マックスが言うトレーラーは、道中に横転していたあの車のことでした。
しかし精製所の者たちがそのことを知る筈もなく、マックスの言うことを疑います。
「トレーラーを持ってくるには、ディーゼル油とガソリンがいる」とマックスは言いました。トレーラーを精製所まで運転するには、当然必要なものです。
半信半疑ではあったものの、精製所の人たちは「インターセプターを質にして」取引を呑むことにしました。マックスにディーゼル油とガソリンを持たせます。
マックスは夜の暗闇に乗じて砂漠を抜けますが、なついたフェラル・キッドもついてきました。

砂漠を歩いたマックスとフェラル・キッドは、ジャイロ・キャプテンと合流します。
ガソリンをジャイロに入れ、空中を移動してトレーラーのところへ行きました。
ディーゼル油を入れ、トレーラーの前部のみをマックスが運転します。

トレーラーが近づいてくるのを見たヒューマンガスたちは、捕まえようとします。
しかしトレーラーが大きいので、なかなかうまくいきません。ジャイロ・キャプテンもマックスに協力します。
マックスはトレーラーを精製所に乗り入れました。
襲撃でリーダーのパッパガーロが、足を矢で負傷しました。倒れたパッパガーロに代わってマックスが火炎放射器を手に持ち、ヒューマンガスたちを撃退しました。
この活躍で、マックスが自分たちの応援をしてくれていると、精製所の者たちは信用します。ジャイロヘリを着陸させたジャイロ・キャプテンも、仲間に迎え入れられました。
ヒューマンガスは怒って、人質3人を燃やす処刑をしました。

リーダーのパッパガーロは、仲間になろうとマックスを誘います。
しかしマックスは「取引は終わった」と言い、インターセプターで出ていこうとしました。
パッパガーロはマックスに新たな契約として、トレーラーの運転を頼みますが、マックスはそれすらも断ります。
3200km先には新鮮な水がある、温かい土地なのだと、パッパガーロは誘います。「不幸は君だけじゃない」とさとしますが、マックスは孤独を選ぼうとします。

【結】- マッドマックス2のあらすじ4

インターセプターで精製所を出たマックスは、ヒューマンガスの一団に狙われます。
攻撃されて車を横転させられたマックスは、右腰を負傷しました。
ヒューマンガスの手下たちに愛犬を殺されたマックスは、車に細工をし、近づいた手下たちを爆発炎上させます。
たちのぼる煙を見て、ジャイロ・キャプテンがマックスを助けに来ました。
意識がもうろうとするマックスを、ジャイロ・キャプテンが運んで精製所で手当てをします。

意識を回復したマックスは、一転してリーダーのパッパガーロに「トレーラーの運転をする」と名乗り出ました。心境の変化に驚きますが、パッパガーロはマックスに頼みます。
作戦はこうです。
先に燃料を積載したトレーラーが、出ていきます。当然ヒューマンガスたちは、燃料めあてに群がってきます。
その間に他の女子どもたち住民が、バスで逃亡する…という方法です。ほかにもパッパガーロらは戦闘用の車を用意し、攻撃できる若者たちを乗せました。

トレーラーが精製所に入り込んだので、ヒューマンガスたちも「やがて燃料を積んだトレーラーが出てくる」と気付き、待ち受けています。
対決の時でした。
マックスが運転するトレーラーに、少年フェラル・キッドも乗り込みます。
トレーラーはしゃにむに前進しました。ジャイロに乗ったジャイロ・キャプテンも、爆弾を落として敵を攻撃します。
トレーラーやバスが出た後の施設に、入り込んで石油の残りかすを取ろうとするヒューマンガスの手下もいました。
それを見越して、時限爆弾も設置しています。施設が爆発し、パッパガーロ側は撤退する場所を失います。

壮絶な戦いは、パッパガーロ側にもヒューマンガス側にも犠牲者を出しました。
女戦士がウェズの矢に倒れ、リーダーのパッパガーロも三つ又の槍で倒されます。ジャイロ・キャプテンのジャイロも撃墜されました。
轢いたつもりのウェズが、しぶとく車両前部にしがみつき、生きていました。しかしヒューマンガスの車とぶつかり、ヒューマンガスもウェズも死にます。

正面衝突したために、トレーラーは横転しました。
タンクからこぼれたのは油ではなく、赤い土でした。マックスは驚きます。
マックスは知らされていなかったのですが、それは大掛かりな陽動作戦でした。考え付いたのは、ジャイロ・キャプテンです。驚くマックスを前に、ジャイロ・キャプテンはにやっと笑いました。

貴重な燃料は小分けにして、バスに積まれていました。
その後、新天地に向かった一団は、ジャイロ・キャプテンをリーダーに据えて暮らしました。
マックスは一団と別れました。その後、マックスがどうなったかは、誰も知りません。
(マックスは新天地には行かず、荒野をさすらいながら、孤独に生きる道を選んだ)

みんなの感想

ライターの感想

主人公のマックスをモデルにした有名なキャラクターといえば、北斗の拳のケンシロウでしょう。荒廃した近未来という設定もそのまんまです。また、他に印象的なキャラクターだったのは敵のヒューマンガスの部下の赤モヒカンのウェズ。
常にバイクの後ろに乗せているのが半裸の男性なので同性愛者かと思われがちですが、実際は違います。彼は両親が殺され困っているところをウェズに助けられた、弟のような存在なのです。悪役にも濃密な設定と物語性があるところがマッドマックスの魅力でもあります。

ライターの感想

『マッドマックス』三部作(2015年に新作が作られて、4作品になったが)のうちの、最も派手でかつ印象に残る作品。
赤毛のモヒカンって、公開当時は度肝を抜かれたであろう。
現に1980年代の多くの作品に、多大なる影響を与えた世界観。
2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は今作品をベースにして、作られている。
なのでそのつもりで見ると、けっこうあちこちかぶるシーンがある。

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