「モスキートマン」のネタバレあらすじと結末の感想

モスキートマンの紹介:2012年製作のアメリカ映画。遺伝子操作により蚊の特性とずば抜けた身体能力を持つ怪物、モスキートマンと化してしまった男の復讐(ふくしゅう)劇。邪悪な科学者の実験台にされ翻弄(ほんろう)されながらも、愛する人のために戦う主人公を、監督と脚本なども手掛けるマイケル・マナッセリが怪演。

予告動画

モスキートマンの主な出演者

ジム・クローリー(マイケル・マナッセリ)、シャナハン探偵(モンティ・ベイン)、エブリン(ジョーダン・トロヴィリォン)、デビッド・マイヤーズ(リッキー・ウェイン)、ボーエン探偵(ダニー・ムーニー)、コッペルマン氏(ロイド・カウフマン)、ジャッキー・クローリー(キンバリー・ケイツ)

モスキートマンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①蚊媒介性ウイルスが世界中に蔓延しワクチンが待たれる中、真面目なジムは会社から不当に解雇され、警備員には嫌がらせを受け、妻は同僚と浮気していると知る。ジムは人生を悲観、研究員デイブが飲みに誘い血清投与。 ②血清でジムはモスキートマンになり、恨みを持つ相手を吸血し、好意を寄せる若い同僚女性・エブリンと関係を持つ。復讐を終えたジムは姿を消し、エブリンは懐妊。

【起】- モスキートマンのあらすじ1

(オープニング、蚊の成長の映像。
やがて成虫になって水たまりを出ていった蚊は、ジャングルに潜む兵士のところへ。
兵士の首の後ろを刺すが、兵士が叩いて潰した)

都会の裏通りで、若い女性・エブリンがパーカをかぶった男性2人に追われます。
エブリンはスキンヘッドの強盗に詰め寄られ、絶体絶命のピンチでした。
しかしその頃ビルの合間を縫い、頭上ですばやく移動した者がいます。
スキンヘッドの強盗はエブリンの目の前で、喉を貫かれて死にました。続いてもう1人のひげ面の強盗が、眉間を貫かれて死にます。
エブリンは気絶し、そこへパトカーが急行しました。(このシーンは後に出てくる)
シャナハン刑事は検死官から、2人の強盗犯は体内のヘモグロビン(血)がすべて吸い取られていると聞きます。
吸血鬼かとシャナハン刑事は言いました。
冗談のつもりだったのですが、検死官は「吸血鬼なら刺創は2つ、今回は1つだから、もしたとえるとしたら蚊。しかし、正直なところ分からない」と答えます…。

アメリカの都会。事件の朝7時。
世界中で、蚊を媒介とするウイルスが流行していました。
ワクチンはまだ開発されておらず、一刻も早い開発が望まれています。
中年男性のジム・クローリーは、研究所に勤めて10年が経過していました。しかし一向にうだつがあがらない状態で、出世もしていません。
妻・ジャッキーは夫のジムに愛想をつかし、浮気をしているようでした。朝から浮気相手と電話をしています。
ジムが起きて来たので電話を切り、通話の相手は母だとごまかしました。出世するより前に放射能で死んでしまうのではと言います。
ジムが勤務するのは、アクシス原子力発電所でした。

ジムは出勤途中に、若い女性・エブリンを車で拾います。毎日のことです。
車中を楽しく過ごそうと、エブリンは好きな曲をセレクトしてCDに焼いていました。ジムに渡して車内でかけてもらいます。
職場のアクシス原子力発電所でも、このところ蚊媒介性ウイルスが蔓延していることが、話題になっていました。殺虫剤の買いだめがはやっており、不要な外出を避けるようにとの呼びかけがなされています。
仕事中のジムは所長に呼び出されました。昇進の時期なので期待して行きます。
ところが所長は、ジムの同僚のダン・シモンズという男の9割成功プランを採用したと言い、ジムを解雇しました。
ジムは落胆して荷物をまとめますが、帰ろうとすると車がありません。
駐車場の警備係・フィッツジェラルドがジム解雇を聞きつけ、もう社員ではないからと車をレッカー移動させたのです。
荷物を抱えて徒歩で帰る途中、ジムは妻・ジャッキーの車がラブホテルに停車しているのを見ました。
浮気しているようなのですが、相手はなんと、自分を解雇に追いやったダン・シモンズでした。壁にかけた白衣の名札で、それと知れます。
打ちのめされたジムは指輪を帰り道に捨て、雨の中叫びました。
転倒して車道に出たジムは轢かれそうになり、車の運転手デイブ・マイヤーズに声をかけられます。

仕事も車も妻も失ったと嘆くジムを、デイブは飲みに誘います。
ジムは破れかぶれで、もう帰るところがないと言うと泥酔しました。
酔って眠りこんだジムを介抱したデイブは、店主に代金を払うとジムを送って行くと言います。
しかし実際のデイブは、ジムを自分の研究室に連れて行きました。
デイブは今世間で話題の、蚊を媒介とするウイルスワクチンの研究をします。血清を作ったので、それをジムに打ちたいと考えました。

【承】- モスキートマンのあらすじ2

ジムが身寄りのない者(実際にはそうではないが)だとし、共同研究の相棒・バリーを脅してジムに血清を打ちます。
その後、試験室に運んで部屋に蚊を放ちました。蚊は2日間血を吸っていないものです。
蚊がジムを吸わなければ成功なのですが、三十秒後、蚊がジムの顔に止まります。
しかも目覚めたジムは白目をむき、痙攣して死にました。研究は失敗でした。
ウイルスで死ぬ者も多いのでバレないだろうと、デイブとバリーは裏通りのごみ捨て場にジムの遺体を捨てます。
2人の科学者が去った後、異変が起こりました。
ジムの遺体に大量の蚊が群がります。そしてジムは灰色の肌をしてぶつぶつの顔の、醜いモスキートマンとして蘇ったのです。

(ここでオープニングと同じ映像)
タクシーに乗って帰宅したエブリンは、ATMに立ち寄るために途中で止めてもらいます。
しかしタクシーの運転手は強盗らに脅されて逃げ、2人組の強盗はエブリンを追って裏通りを走ります。
蘇ったジムも察して、ビルの隙間を跳んで移動しました。強盗を倒し、エブリンに「大丈夫かい?」と声をかけます。
見た目は醜く変化していますが、エブリンは助けてくれた男がジムだと分かりました。しかしエブリンは気絶します。
タクシー運転手の通報でパトカーが駆け付けたので、ジムは現場から身を隠します。
そしてエブリンが、
シャナハン刑事に保護される様子を見ていました。

モスキートマンになったジムは、赤いコートを着用しています。ビルの屋上を駆け抜けながら舌を出しますが、その舌は異様に長いものです。
顔は灰色でごつごつしており、複眼になっていました。白目の中に黒眼が複数あります。

シャナハン刑事は相棒の若い男性刑事・ボーエンと共に、病院に運ばれたエブリンのところへ行きました。
強盗は殺されたのに、エブリンが助かった理由を知りたいのです。
その頃、ジムは帰宅しました。寝室でアイマスクをしてもう眠るというジャッキーの血を吸い、復讐を果たします。
そして今まで自分をひどい目に遭わせた者たちに、復讐をしていこうと決めました。

エブリンが意識を回復すると、シャナハン刑事は早速、事情聴取をします。
エブリンは自分を助けたのがジムだと知っていましたが、答えずにしらを切りました。
そこへ蚊の専門家という、昆虫学者のデイブがやってきます。検死官から聞いたシャナハン刑事が、呼んでいました。
そこへ事件発生の連絡が入ります。住所を聞いたエブリンは、それがジムの自宅なので一緒に行きます。

現場には強盗の時と同様に、全身の血を吸われたジャッキーの遺体がありました。
遺体を見たデイブは、それがもし蚊だとすると、大人の男くらいの大きさがないといけないと言います。
蚊の仕業かそうでない区別の付け方を聞いたシャナハン刑事に、デイブは「蚊は刺した時に、特殊なたんぱく質を残す」と答えました。シャナハン刑事はデイブに調査を指示します。
ジムが死んだのではないと知り、エブリンはほっとしました。ジムとは3年一緒に仕事をしたと言い、すごくいい人物だと答えます。
デイブの調査結果が出ました。特殊なたんぱく質が検出され、蚊の犯行だと分かります。
その家の写真を見たデイブは、自分が行なった実験相手・ジムがこの家の主だと知り、愕然としました。しかし動揺を隠します。

【転】- モスキートマンのあらすじ3

その頃、ジムはレッカーの保管場所に行き、車を返せと言いました。警備員は雑誌に見入りながら、275ドルを要求します。
金を持ってないと答えたジムは、窓ガラスを割って脅しました。車を返してもらいます。
その車に乗ると、移動しました。

デイブは研究仲間のバリーに電話をし、ごみ捨て場を見に行きますが、ジムの遺体はありません。
そういえば蚊の遺伝子コードを操作してワクチンに組みこんだことを思い出し、デイブは、自分たちが打った血清がもとでジムの身体に変化が起きたのだと気付きます。

シャナハン刑事はジャッキーの夫・ジムが犯人だと思っていました。さらに通報があり、レッカー保管所に行きます。
7.6cmの厚みがある防弾仕様のガラスが割られたと、警備員の男が主張しました。
監視カメラで確認したシャナハン刑事は、何かがジムを殺して、なりかわっていると思います。
車をレッカー移動するように言ったのは、アクシス原子力発電所のフィッツジェラルドでした。
次はそこへ行くと踏んだシャナハン刑事は移動しますが、すでにフィッツジェラルドは襲われた後でした。

エブリンは初老男性・ルイス巡査を警備につけてもらい、帰宅します。
まだ夜は寒いので、ルイス巡査に毛布を貸しました。ルイス巡査はエブリンのアパートのドアの外で警備をしますが、椅子でうっかり眠りこみます。
シャナハン刑事、ボーエン刑事、後部座席にデイブが乗りました。ジムの乗る車を見つけて追いかけますが、ジムはまだやることが残っていると思い、逃亡します。
シャナハン刑事は追いながら、無線で手配をかけました。ジムの車は通りの中央で、四方をパトカーに囲まれます。
「生きたまま捕らえよ」とシャナハン刑事は指示しました。

ジムが車外に出て手を広げると、蚊が大量に寄ってきました。シャナハン刑事が近寄りますが、ジムは蚊に包まれて飛んで去ります。
去り際、シャナハン刑事の耳元で「すまない。腹が減っているんだ」と言ったそうです。
シャナハン刑事は、ジムが殺人鬼ではないと気付きました。殺そうと思えば自分を殺せたのに、そうせずに立ち去ったことから、やみくもに殺人をおかす者ではなく、何かの事情で蚊に突然変異させられた…と推理しました。
シャナハン刑事はデイブに、もし蚊が満腹になったらどうするのかと聞きました。デイブは「交尾する」と答えます。

エブリンの部屋の開いた窓から入ったジムは、エブリンと関係を持っていました。衝動的にしたことをジムは詫びますが、エブリンは「ずっと夢見てた」と言います。
エブリンはジムのことがずっと好きでした。しかしジムが既婚者だったので、あきらめていました。「外見は関係ない。愛してる」とエブリンは言います。
エブリンは、なぜそんな身体になったのかと質問しますが、ジムにも分かりません。ただ親切な人と飲んでいて、気が付いたらこうなっていたと答えました。
ルイス巡査がドアをノックしたので、ジムは去り、エブリンはドアを開けます。

今度はエブリンも、ジムであることを隠しませんでした。ジムがやってきて去ったことを告げます。ジムから聞いた話をし、飲みに連れて行った何者かがジムを蚊男(モスキートマン)にしたのだと言いました。
ジムが恨みを持つ相手として、クビにした所長が候補に挙がります。所長の元には4人の警備がつきました。
エブリンの証言で、ジムの妻のジャッキーがダンと浮気していた情報が出ます。

【結】- モスキートマンのあらすじ4

そのダンのところへ、ジムが行っていました。ナンパした女性とトイレにしけこんだダンの耳から血を吸うと、女性にはチップを渡します。
デイブとバリーはエブリンのところへ行き、警官を殴って殺すとエブリンを人質に取りました。

便意を催した研究所の所長は、警備の警官・ジョンを連れてトイレにこもります。
個室がくさいので、思わずジョンがトイレの窓を開けました。その隙間を縫い、ジムは所長のこめかみから血を吸います。
シャナハン刑事とボーエン刑事の元には、犠牲者の知らせが入りました。
シャナハン刑事は、もしジムが恨む相手を全員殺したらどうするのだろうと思いつつ、デイブからもらったマッチを見てそのバーに行きます。
ちょうどテレビでは、蚊のワクチンを作っているニュースでバンガード製薬のデイブの顔が映し出されました。
バーの店主は、デイブがバーに来て、相手の男におごっていた話をします。
相手の名は、確かジム…という証言を得て、シャナハン刑事は、ジムをモスキートマンにしたのはデイブだと知りました。

ジムはエブリンのアパートに行き、連れ去られたことを知ります。
口中から大量の蚊を吐き出すと、追跡部隊を出動させました。蚊からの情報で、エブリンを連れたデイブを見つけます。
ジムはシャナハン刑事に電話すると、エブリンのアパートで警官が死んでいると告げ、エブリンがデイブに連れ去られたことと、自分をこんな姿にしたのはデイブだと話しました。
シャナハン刑事も、すぐにそれを受け入れられます。

デイブは研究室にエブリンを拘束し、ジムに打った血清を近づける装置を作動しました。
尻ごみするビリーに注射を打って殺したデイブは、シャナハン刑事とボーエン刑事に、大量の蚊を差し向けます。
そこへジムがやってきました。刑事たちに接近する蚊には、刑事を刺さないよう指示を出して、自分はエブリンを助けようとします。
デイブはエブリンの手前に、蚊を退治する電気虫取り器を作動しました。虫の本能がうずくらしく、ジムはじわじわと接近します。
しかしビリー(注射を打たれただけなので、ジムのように一度死んで蘇った?)が電源を切ったので、ジムはエブリンを助け、刑事たちも助けました。デイブは逃げます。

ジムはデイブの行く手を蚊で封じると、屋上へ誘導しました。ジムも屋上へ行きます。
デイブは飛び降りるぞと言いました。ジムは、今の自分の速さならデイブが墜落死する前に血を吸えると告げます。
シャナハン刑事が追いついて「元に戻せるのはデイブだけだ」と説得しました。デイブも、自分が作った血清なので、治せると言います。
ジムは「もし元の姿に戻れても、殺人はなかったことにできない」と答えました。
そしてデイブに体当たりし、2人してビルの下に落ちます。
シャナハン刑事が屋上から下を見ると、デイブの遺体しかありませんでした。
エブリンは「ジムは、もういないと感じる」と呟きます。

8か月後。
ジムはあの日以来、姿を消しました。どうやら蚊になったようです。
臨月を迎えたエブリンの周りには、蚊が集まっていました。その蚊にエブリンはお腹を見せます。
蚊の1匹が、エブリンのお腹に止まりました。
(地球規模で蔓延するウイルスがどうなったか謎。
エブリンのお腹から生まれる子がどんな性質を持つかも謎。
悪い方に想像することもできる。
いっぽうで、案外エブリンから生まれた子がウイルス蔓延を阻止する可能性を秘めている可能性もあり)

みんなの感想

ライターの感想

B級…ではあるんだが、非常にコンパクトにうまくまとまった作品。
えーと、まず。ダークヒーローではない。あくまで私怨を晴らすのみ。
微妙に演出がスパイダーマンを意識してるかなと思われるもの。ビルの間を跳躍するとこなんか。
ヒロインであるエブリンは、ジムの姿が変わっても愛し続ける。確かに冒頭の出勤のシーンから、ほのかに好意を寄せてる描写はあった。
ところで世界規模で蔓延しているウイルスの話はどうなった!?
バリーも同じ注射を打たれたみたいなんだけど、バリーはどうなった!?
けっこう突っ込みどころは多いものの、テンポよく話が進むので、飽きずに見られる良作。

映画の感想を投稿する

映画「モスキートマン」の商品はこちら