「レディガイ」のネタバレあらすじと結末の感想

レディ・ガイの紹介:2016年製作のアメリカ映画。「48時間」などの名匠ウォルター・ヒル監督が「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲスを主演に撮り上げたアクション。銃撃戦の末、意識を失った殺し屋フランク・キッチン。ベッドの上で目が覚め、鏡を見ると自分が女に変貌していることを知る…。

予告動画

レディガイの主な出演者

フランク・キッチン(ミシェル・ロドリゲス)、レイチェル・ジェーン医師(シガニー・ウィーバー)、ラルフ・ガレン医師(トニー・シャルーブ)、オネスト・ジョン(アンソニー・ラパーリア)、ジョニー(ケイトリン・ジェラード)、リン医師(テリー・チェン)、ウィンコット(ポール・マクギリオン)、弁護士(ザック・サンティアゴ)

レディガイのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①一流の殺し屋フランク・キッチンは罠に嵌められ、目が覚めると男性から女性に性転換手術をされていた。弟・セバスチャンをフランクに殺された優秀な外科医ジェーン医師が、復讐のために行なったのだ。 ②フランクは自分をジェーン医師に売ったオネスト・ジョンとその手下を殺し、ジェーン医師に最も効果的な復讐方法として、指を切断した。

【起】- レディガイのあらすじ1

〔アメリカ・カリフォルニア州メンドシーノ精神科病院 現在〕
女性の医師レイチェル・ジェーンは、ある容疑で精神科病院に収容されています。
拘束衣をつけられ、両手を束縛されたジェーン医師に対し、ラルフ・ガレン医師が担当医となりました。
これまで他の者には口を割らなかったジェーンですが、ガレン医師には少しばかり協力的な態度を取ります。

ジェーンの容疑は2年前に起きたものと関係があります。
2年前の11月22日の夜、4人の男性が殺され、ジェーンが意識を失った状態で手術台に横たわっているのが発見されました。

ジェーンはもともと、有名な女性外科医でした。
女性外科医のジェーンは、男性外科医たちから優秀さを疎まれ、非常に窮屈な思いをしていました。
医学界で嫌がらせを受け、ジェーンは数年前に医師免許を剥奪されます。
医師免許を剥奪されたジェーンは、裏社会で違法な手術をおこないました。性転換手術です。
その違法手術の場所で、ジェーンは意識不明で見つかったのでした。
4人を殺害したと思われる銃は、ジェーンの助手アルバート・ベッカーが持っており、銃痕も一致しました。

何が起きたのかを問うガレン医師に対し、ジェーンは「まず弟セバスチャンとのことを話さねばならない」と言います…。

〔3年前 ニューヨーク州ニューヨーク、ソーホ地区〕
ジェーンの弟・セバスチャンが殺されました。
セバスチャンはあまり素行のよくない人物でしたが、血を分けた肉親ということもあり、姉のジェーンは気にかけていました。
弟に金を渡しますが、弟はそれをすぐギャンブルで使ってしまいます。

そのセバスチャンがある日、殺害されました。
ジェーンは裏社会のツテを辿り、セバスチャンを殺害した人物が、フランク・キッチンという男性だと突き止めます。
フランク・キッチンは大悪党でした。請け負った仕事は確実にこなす、プロの殺し屋です。

セバスチャンを殺したのがフランクだと知ったジェーンは、なんとかしてフランクに復讐をしたいと考えました。
ただ殺すのではなく、最も効果的な復讐方法を模索します。

〔1年10か月前 サンフランシスコ テンダーロイン地区〕
フランクはオネスト・ジョン・ベコニアンに、2年ぶりに呼び出されました。
いつも仕事の時に使う、シャンハイホテルの308号室へチェックインします。
ホテルの部屋にやってきたオネスト・ジョンは、フランクに、ベニー・ホン・リーという人物の殺害を2万5千ドルで頼みます。
今回の暗殺には、条件がありました。
「1週間待った後に、ベニーを殺してくれ」と言われたフランクは、了解します。

【承】- レディガイのあらすじ2

その夜。
シャムロック・バーで飲んだフランクは、意気投合した女性・ジョニーを連れてホテルに戻り、関係を持ちました。
翌日、ジョニーはフランクに連絡先を渡して別れます。

オネスト・ジョンがフランクの泊まっているホテルを再訪すると、「問題が起きた。お前は敵を作ったらしいぞ」とフランクへ声をかけました。
その直後、オネスト・ジョンのボディガードに襲われたフランクは、気絶します。

…気絶から目を覚ましたフランクは、顔に包帯が巻かれていることを知ります。
部屋は全く違う安ホテルでした。
洗面台で包帯を取ったフランクは、ヒゲを剃られていることに気づきます。
変化はヒゲだけではありません。なんと胸ができているのです。
男性から女性へ変貌を遂げた自分の身体を見たフランクは、おおいに動揺しました。
フランクは驚いて大声をあげたので、安宿のオーナーの中年男性が様子を見に来たくらいです。

改めて部屋を観察したフランクは、箱の中に薬とICレコーダーと金を発見しました。
ICレコーダーを再生すると、ジェーン医師が説明をしています。
「1年半前に私の身内を殺したから、私はあなたに復讐をした。これで女として、人生をやり直せるわよ。暴力の世界から解放してやった」
そう語ったジェーン医師は、自分が最高級の性転換手術を行なったことを説明しました。
身体の維持にはホルモン剤が必要で、1日2錠プレマリンという錠剤を飲み、1週間後からプロベラという薬を服用しろと、指示しています。

驚いたフランクですが、ICレコーダーを聞いた後、素直に錠剤を服用しました。
ローブの姿のまま近所の雑貨店へ行き、酒を買ってきます。それを飲んでから、フロントへ移動し、レジの金を盗みました。
オーナーにバレてセクハラされたので、木製バットで撃退し、ついでに部屋のものを破壊して、コートを着用してフランクは宿を去ります。

シャンハイホテルへ戻ったフランクは、部屋が荒らされていることに気づきました。それはオネスト・ジョンが先払いした金2万5千ドルを探したものです。
隠した金を持ったフランクは、ベッドインした女性・ジョニーに連絡を取り、会おうと約束しました。

ジョニーは女性となったフランクと会って驚いたものの、部屋を提供すると言います。
ジョニーは看護師でした。デイリーシティーの、救急医療センターに勤務しています。
ジョニーの部屋に身を寄せたフランクは、自分を女性に変えた医者を探し始めました。

【転】- レディガイのあらすじ3

〔8か月前 アラメダ・ホテル205号〕
フランクは何かあった時のために、ビデオで録画をしていました。マイアミの弁護士に託するつもりです。

その後のフランクの調査により、ジェーン医師はオネスト・ジョンを使ってフランクをおびきよせたのだと判明しました。
(オネスト・ジョンの「ベニーを殺せ」という依頼内容が、すでに偽のものだった。
「1週間待ってからベニーを殺してくれ」とわざと間を置くことで、時間をかせぎ、ジェーン医師へ引き渡した)
フランクは手始めに、オネスト・ジョンの手下たちに復讐しようと考えます。

オネスト・ジョンの長年の手下アール・ホーキンスをノース・ビーチにあるオイスター・バーで射殺したフランクは、カリフォルニア州リッチモンドにいる手下も殺しました。
手下をひとりひとり追いつめ、ジョー・キャディカン、ゴルスキー、ヒロシ・コウなどを血祭りにあげていきます。
テンラーライン地区にいるジン・タオが、最後の手下でした。フランクはその男も殺します。

〔エンバカデロ地区 観物と輸入雑貨店〕
その店がオネスト・ジョンのアジトだと知ったフランクは、敢えて真昼間に乗り込みました。不意打ちが効果的だと知っているからです。
オネスト・ジョンが雇った用心棒を片っ端から殺していき、オネスト・ジョンを椅子に拘束しました。

オネスト・ジョンは、フランクをジェーン医師に提供したことを白状しました。
フランクは知らなかったのですが、かつてフランクがラスベガスで殺した男のなかに、オネスト・ジョンの従兄弟もいました。
従兄弟の家族が報復を望み、オネスト・ジョンは引き受けます。
時を同じくし、ジェーン医師がフランクを被験者として希望した(弟を殺されたから)ことを告げたオネスト・ジョンは、フランクへ意外なことを言いました。
「お前の女のほうが詳しいぞ」
ジョニーのことです。
「偶然の出会いと思ったか」
…ジョニーも、ジェーン医師の手先でした。それを知ったフランクは、ショックを受けます。

オネスト・ジョンを殺害した後、ジョニーの元へ戻ったフランクは、ジョニーに聞きました。ジョニーも認めます。
ジョニーは厳密にはジェーン医師の手先ではなく、ジェーン医師の助手・ベッカーと知り合いでした。しかもフランクの手術後に、聞かされたそうです。
看護師のジョニーは、病院でしか扱えない薬を、ベッカー助手に融通する仕事をしていました。
監視役として、ベッカー助手に定期的にフランクの様子を報告する役目をしているだけと聞いたフランクは、ジョニーは殺害しませんでした。
その代わりに翌朝リノ行きのバスに乗せ、去らせます。

【結】- レディガイのあらすじ4

〔ロシアンヒル地区 旧オリンピア・グランド・ホテル〕
ジェーン医師が性転換手術を行なう場所を知ったフランクは、娼婦の変装をして入りこみました。
ところが正体がばれてしまっており、鎮静剤を打たれます。
ジェーン医師がフランクの前に現れると、「せっかくやり直すチャンスを与えたのに、あなたはふいにした」と言います。
今夜10時に再び手術をすると言い、ジェーン医師は去りました。銃を持てないよう、右腕を切り落として魚のようなヒレをつける手術をするそうです。

麻酔を用意するベッカー助手に色仕掛けをしたフランクは、一瞬の隙をついて3人を殺害し、ベッカー助手を負います。
ベッカー助手を仕留めたフランクは、ジェーン医師に「弾切れね」と指摘されました。
ところがプロの殺し屋だったフランクは、いつも念のために靴のカカトに予備の弾丸を用意していました。それをジェーン医師に見せます。

フランクも考えました。
ジェーン医師は「フランクにとって最も効果的な復讐方法」として、女性への性転換をおこないました。
フランクも「ジェーン医師にとって最も効果的な復讐方法」を考えます…。
(何をしたかはラストに記す)

指紋を拭き取ったフランクは、最後に助手のベッカーに銃とナイフを持たせ、その場を去りました。
1ブロック離れた場所で、警察に通報します。
ジェーン医師は死なず、精神病院へ収容されました。

…さて、現在。
ジェーン医師がなぜ精神病院へ収容されているかというと、「フランクなる人物が本当にいるのか」というのが問題視されているからです。
ジェーン医師は事件について、フランク・キッチンなる人物の供述をしていますが、ガレン医師たちは「フランクという人物がいたという証拠が一切ない」ために、「フランクとは、ジェーン医師が作り上げた妄想なのではないか」と思っているのです。

アラメダ郡のワインコーツ検事代理の前でも、ジェーン医師はフランクのことについて触れました。
しかしフランクは裏社会の殺し屋で、一切データがないことから、ジェーン医師の妄想だと思われてしまいます。

フランクは無事に逃亡しました。
また、ジェーン医師への復讐をも果たします。
拘束衣を脱いだジェーン医師の指は、親指以外の四指(人さし指、中指、薬指、小指)が両方とも切り取られていました。
(ベッカー助手に、拳銃だけでなくナイフも握らせているのが大ヒント)
フランクは復讐を終え、殺し屋から足を洗うようです…。

〝45口径は常に真実を語る。
善行にも悪行にも銃は使える。
でも45口径は絶対に嘘をつかない
      フランク・キッチン〟

みんなの感想

ライターの感想

予告を見ると「コメディタッチのド派手なアクション」なのかと思わされるが、映画自体はけっこう淡々としている。
現在パート「ジェーン医師が精神病院で事情聴取を受ける」、過去パート「フランクが活躍する」、これが交互に出てくる。
ところがあまりこの手法、いい効果をもたらしていない。
むしろ時系列を整えたほうがよかったのに…と思う。
ラストの「両手の親指以外の指が切り落とされている」というのは少しびっくりさせられた。
しかし、着目すべきは、それだけ。作り方がもったいぶっている割に、いまいち話の運びがよくない。
アクションメインにして、ジェーン医師へ勢いよくたどりつく展開のほうが面白かったような気がする。

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