映画:ワイアットアープ

「ワイアットアープ」のネタバレあらすじと結末

ワイアット・アープの紹介:1994年製作のアメリカ映画で、西部開拓時代に活躍した保安官ワイアット・アープの姿を描く伝記映画。ローレンス・カスダン監督、ケビン・コスナー主演。その年の最低映画を決めるゴールデン・ラズベリー賞で最低リメイク賞、最低主演男優賞を受賞した。一方で、撮影技術や脚本は高い評価を受けており、脚本に関しては米国ウエスタン作家連盟より最優秀ドラマ脚本賞を授与されている。

ワイアットアープの主な出演者

ワイアット・アープ(ケビン・コスナー)、ドク・ホリディ(デニス・クエイド)、ニコラス・アープ(ジーン・ハックマン)、バージル・アープ(マイケル・マドセン)、ジェームズ・アープ(デヴィッド・アンドリュース)、モーガン・アープ(リンデン・アシュビー)、バット・マスターソン(トム・サイズモア)、エド・マスターソン(ビル・プルマン)

ワイアットアープのネタバレあらすじ

【起】- ワイアットアープのあらすじ1

舞台は西部開拓時代のアメリカ。少年ワイアット・アープは法律家の父に厳しく育てられ、やがて父の教え通り血の絆と法を重んじる勇敢な青年に成長していきました。青年になったワイアットはワイオミング準州で暮らし始めますが、そんなある日、ワイアットはボクシングの審判を務めた際、その内容を巡って街の男から因縁をつけられてしまいます。争いを好まないワイアットはその男を避けようとしますが、男は銃を突きつけてきました。それに対してワイアットはビリヤードの球を急所に投げつけ男を失神させ、男からホルスターを取り上げました。法を無視して悪事を楽しむ者には先に攻撃しろ…ワイアットは少年時代に父から教えられた言葉を実践したのです。

その後、ワイアットは父のように法律家になるために法律の勉強を始め、美しい娘ユリラと恋に落ちました。間もなく二人は結婚、幸せな生活が始まりますが、それは長くは続きませんでした。ユリラが腸チフスで命を落としてしまったのです。ワイアットは自暴自棄になり、二人が暮らした家を焼き払い、街を出て行ってしまいます。

ワイアットは酒におぼれ、こじき同然の生活を送るようになり、街行く人から金を盗むようにもなっていました。法律家を志していた青年の面影はワイアットからは消え失せていました。そんな日々も長くは続かず、ワイアットは馬泥棒の罪で捕まってしまいます。縛り首を覚悟していたワイアットでしたが、ある夜父ニコラスが牢に現れました。「お前だけが不幸じゃない」と語りかけワイアットに人生の再起を促すニコラス。ニコラスは密かにワイアットを牢から解放し、二度とこの街に戻ってはいけないと告げました。それは父子の別れの時でした。それ以来、ワイアットは断酒し、野牛狩りの仕事で生計を立てる真っ当な人生を歩み始めました。エドとバットのマスターソン兄弟という仲間も得て、ワイアットは彼らと家族同然の仲になっていきました。

【承】- ワイアットアープのあらすじ2

そんなある日、ワイアットはマスターソン兄弟を残してカンザス州ウィチタに旅立ちました。この街で酒場を経営する兄ジェームズの仕事を助けることが目的でしたが、暴れる酔っ払いを捕まえたことがきっかけで、ワイアットは保安官助手に取り立てられることに。さらに、ウィチタでの評判が噂になり、ワイアットはダッジシティの保安官助手として活躍していくこととなります。

ワイアットはエドとバットのマスターソン兄弟らを呼び寄せ、彼らとともに保安官として活動していきますが、悪人に対してあまりにも乱暴で容赦がないことからワイアットは保安官職を解雇されてしまいます。その後、テキサス州フォートグリフィンを訪れたワイアットはドク・ホリディという悪党どもの情報に通じた男と知り合います。ワイアットはドクの情報に基づいて悪党どもを捕まえようと考えていましたが、その矢先にドッジシティの保安事務所から至急戻るよう命じられてしまいます。ワイアットの後任に就いていたエドが撃たれ命を落としてしまったのです。

ワイアットはただちにドッジシティに戻り事態を収束、街に平穏を取り戻しました。しかし、ドッジシティでの生活は長くは続かず、ワイアットは兄弟たちを連れてトゥームストーンに移住します。トゥームストーンは採掘場で潤う街であり、銀の採掘で大金を得ようと考えていたのです。ワイアットはバット、ドク・ホリディに加え、恋人の娼婦マティも帯同させ、大家族の新しい生活を始めました。

しかし、銀の採掘がうまくいくまではそれぞれ副業を持たざるをえず、ワイアットたちはトゥームストーンでも保安官として働くことになりました。ワイアットはこの街に悪党どもを率いるクラントンという名の兄弟がいることを知ります。郡の保安官からクラントン兄弟に手を出さないよう忠告を受けたものの、ワイアットは悪事の限りを尽くすあの兄弟どもを見逃すつもりはありませんでした。

【転】- ワイアットアープのあらすじ3

そんなある日、郡の保安官の妻ジョージーがサンフランシスコから戻ってきました。ワイアットはその気品ある美しさに記憶がありました。ドッジシティのとある店の舞台で踊っていたところを見たことがあったのです。一方、ジョージーの方もワイアットのことを記憶していました。ただし、彼女が覚えていたのはワイアットが人を殺した場面でした。しかし、ワイアットが成し遂げてきたことを知るにつれ、ジョージーはワイアットに惹かれるようになります。また、ワイアットも勇敢なジョージーに恋心を抱くようになり、二人はすぐに恋愛関係に発展しました。しかし、その事実はすぐにマティが知るところとなり、マティは自殺未遂を繰り返すようになってしまいます。

それと同じ頃、ワイアットたちとクラントン兄弟との間の争いは急激に激しさを増していきました。ワイアットたちはクラントン兄弟とのOK牧場の決闘に臨み、何発もの銃弾が飛び交う銃撃戦を繰り広げます。ワイアットたちは戦いには勝利したものの、クラントン兄弟を全滅させることはできずに終わります。仲間も深傷を追う中、クラントン兄弟たちがいつ報復にやってくるかワイアットは予想できずにいました。

ワイアット、クラントン兄弟との間に緊張が張り詰める中、今回の騒動の裁判が開かれました。結果はワイアットたちの無罪に終わりましたが、その後すぐにクラントン兄弟たちが報復に出ました。弟のモーガンが撃ち殺され、兄のバージルが片腕を失う大怪我を負ってしまいます。ワイアットは家族を連れてカリフォルニアに移ることを決めますが、その途上にある駅でクラントン兄弟の一味が待ち伏せしているという情報を得ます。ワイアットたちはこれを好機と見て、逆に一味を襲撃、モーガンとバージルの仇を取りました。ワイアットはこのまま手を緩めず、クラントン兄弟を全滅させようと考えます。ワイアットはジョージーに安全なサンフランシスコに戻るよう指示、生きて帰ったら二人で幸せな家庭を築くことを誓いました。

【結】- ワイアットアープのあらすじ4

ワイアットは仲間とともにクラントン兄弟を徐々に追い詰めていきました。そして、最後の決戦の地となったのは険しい山岳地帯でした。激しい銃撃戦を制し、ワイアットはついにクラントン兄弟全滅を達成しました。

それから17年後、ゴールドラッシュに沸き立つアラスカ地区に一隻の船が向かっていました。船上には老いたワイアットとジョージーの姿がありました。二人がアラスカの地を眺めながら夢を膨らませていると、一人の青年がワイアットに話しかけてきました。ワイアットがかつて青年の叔父トミーの命を救ってくれたといいます。賭け事が原因で人を殺したトミーをリンチしようと大勢の人間が押し寄せてきたとき、ワイアットは毅然とした態度でトミーに裁判を受けさせると主張。そして銃を突きつけ、群衆を黙らせたという話を、青年は目を輝かせながら二人に語ってきました。二人は青年の話を聞き終わると、再び目の前に広がるアラスカの大地に目を向けました。

ドク・ホリディはOK牧場の決闘の6年後、コロラド州の保養所で36年という短い生涯を終えました。
バージル夫妻とジェームズ夫妻はカリフォルニア州に居を定め 職を転々としつつ生涯を全うしました。
クラントンの仲間はモーガン殺害後の数年間、次々と謎の死を遂げたといいます。
ワイアットはジョージーと47年間添い遂げ、1929年妻にみとられながら80歳で世を去りました。
二人の遺灰はカリフォルニア州コルマで一緒に埋葬されています。

みんなの感想

ライターの感想

ワイアット・アープという人間の人生が非常に丁寧に、かつ壮大なスケールで描かれた作品です。西部開拓時代の雄大な自然は美しく、青年から老年期を演じ切ったケビン・コスナーの演技にも迫力がありました。ただ、細かいエピソードまできちんと描いているためか、全体の流れに起伏が少ないように感じられました。その結果、上映時間が長くなってしまい間延びしてしまっている印象があります。一本の映画ではなく、連続ドラマであればより楽しめる作品になっていたと思います。

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