映画:ワンダーガールサムライアポカリプス

「ワンダーガールサムライアポカリプス」のネタバレあらすじと結末

ワンダー・ガール:サムライ・アポカリプスの紹介:フィリピンを舞台に、日本で古来から伝わる精霊や悪霊を呼び出す手法を記した「石の書」を巡って巻き起こる争いを描いた、ホラーアクション映画です。出演している俳優は現地の方々ですが、日本から、小澤マリアさんが出演しています。

あらすじ動画

ワンダーガールサムライアポカリプスの主な出演者

トニー(セザール・モンタノ)、ミユキ(小澤マリア)、ジェーン(メグ・インペリアル)、アカネ(ヤム・コンセプション)、トトイ(チョロ・バレット)、ティン(オーブリー・マイルズ)

ワンダーガールサムライアポカリプスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ワンダーガールサムライアポカリプスのあらすじ1

ワンダーガールサムライアポカリプスのシーン1 古今東西のあらゆる霊の名を網羅した、伝説の「石の書」。この書を用いれば、精霊や悪霊を召喚出来るという。書は、悪霊を倒したサムライの血で書かれ、主君を失った浪士たちが光の守護者となり。闇の勢力から石の書を守るべく、戦い続けていました・・・。

時は徳川幕府時代、石の書を継いだトシヒロとカズオの兄弟。しかしトシヒロは戦国時代を生き抜くため、石の書を使い禁断の悪霊を呼び出してしまいました。おかげで戦には勝ったものの、それ以来悪霊に取り付かれてしまったトシヒロ。カズオは決死の覚悟で兄を討ちますが、悪霊の本体は消滅することなく、そのまま現世に生き続けていたのです・・・!

そして、現代。フィリピンはマニラの地で、地元の特殊捜査局に勤めるトニーは、猟奇連続殺人犯の日本人・ナカズミを追い詰めていました。ナカズミは驚異的な体力で抵抗しますが、なんとか止めを刺し、事件は終わったかに思えました。しかしその2年後、同じような連続殺人が再び始まります。犯人を捕まえられず、捜査局はマスコミからの批難を受けてしまいます。

【承】- ワンダーガールサムライアポカリプスのあらすじ2

ワンダーガールサムライアポカリプスのシーン2 そんな中トニーは、捜査局の同僚である女性捜査員ジェーンから、昔の恋人ティンの近況を聞きます。ジェーンと親戚関係にあるティンは、トニーとヨリを戻したがっていると。トニーは早速ティンに連絡し、次の日久々に再開する約束をします。しかしティンはその夜、連続殺人犯の餌食となってしまいます。
愛する人を失い、酒に溺れて銃を乱射する始末のトニーを、捜査局のチーフは「感情的になるなら、捜査から外すぞ」と戒めます。ティンを殺したのはピザの宅配人で、捕まえたものの「俺はやってない、覚えてない」と言うばかり。トニーは、恐らく事件にオカルト的なものが関わっているに違いないと、ジェーンと共に旧知の仲であるミユキを訪ねます。
マニラの裏社会を牛耳る存在であるミユキは、トニーとは昔から兄妹のように親しくしていました。次にトニーはミユキの父、フィリピンの実力者であるカズドウの家に向います。カズドウは、今起きている事件には、古くから伝わる石の書が関係していると語ります。昔日本で、ザハグールという悪霊が呼び出され、その悪霊が今も悪事を起こしているのだと。

【転】- ワンダーガールサムライアポカリプスのあらすじ3

ワンダーガールサムライアポカリプスのシーン3 ザハグールは実体のない悪霊で、人間の体に乗り移ることで猟奇殺人などの犯行を起こしていました。カズドウは代々伝わってきた、徳川時代に悪霊を呼び出した兄を打ち破った「カズオの剣」をトニーに渡し、私はもう年老いた、ザハグールを退治するのは君の役目だと、トニーに希望を託します。
トニーたちが帰った後に、ザハグールがカズドウの元に現れます。ザハグールは父の世話をしている、ミユキの妹のアカネに取り付き、カズドウを抹殺。アカネに取り付いたまま、姿を消します。父の死と妹の失踪を知ったミユキと共に、トニーは再びカズドウの家に。そこで、小さな破れた紙片が落ちているのを見つけます。
トニーは紙片を持って、カズドウと懇意にしていた骨董品屋のシンジを訪ねます。シンジは紙片を見て、これは石の書の一部に間違いないと証言。石の書は今不完全な状態にあり、欠けているページがある。それを集めろというシンジの言葉に従い、トニーたちは石の書の一部が保管されている、通称「ヤクザ寺」へ向います。寺にはしきたりがあり、ミユキしか入ることが出来ませんでしたが、ミユキは寺の中で次々襲い掛かる試練を乗り越え、石の書の欠けたページを手に入れます。

【結】- ワンダーガールサムライアポカリプスのあらすじ4

ワンダーガールサムライアポカリプスのシーン2 欠けたページを持って、一同は再びシンジの元へ。シンジは完成した石の書を読み、ザハグールを封印するには、その名が書かれたページを、ミユキの血で濡らす必要があると一同に告げます。ザハグールは第二次大戦中、日本兵が駐在していた地域に潜んでいました。トニーたちはザハグールと決着を付けるべく、現場へ急ぎます。
トニーは捜査局のチーフに応援を頼み、現場を封鎖してもらうつもりでしたが、先に現場に到着したチーフたちはザハグールの餌食になってしまいます。捜査局のメンバーに次々乗り移り、トニーたちを翻弄するザハグール。その現場には、すでに用済みとなったアカネの死体も横たわっていました。妹の死体を見て、悲しみにくれるミユキ。しかしザハグールはその隙を突いて、ミユキに取り付きました。
取り付かれて恐ろしい形相に変わっていくミユキを、「君は大丈夫だ、悪霊なんかに全てを乗っ取られやしない!」と、必死に説得するトニー。ミユキは懸命に自我を取り戻し、カズオの剣で自分の腹を刺します。ミユキの血が石の書を濡らし、ミユキの死と共に、ザハグールはようやく退散したのでした。

みんなの感想

ライターの感想

フィリピンを舞台に、なぜか侍などの古式ゆかしき日本文化が現地日本人俳優と共に語られまくる1作ですが、監督さんが日本のサムライとか日本文化、クールジャパンが大好きなんですかね?とはいえ、いきなり冒頭から、日本人役の俳優さんが話す日本語に「日本語字幕がつく」という衝撃の展開。字幕なしで日本語が聞き取れるのは、日本から参加の小澤マリアさんのセリフのみ。これは相当ヤバい映画かも?と思ったのですが、いやあ、予想以上にヤバ過ぎる映画でした!
まず、まったくもって物語がわかりにくく、一体何がどうなってるの?という疑問が、映画が進んでいくうち解決されるどころかどんどん増えていくという、悪夢のような展開。その中から、幾つか例を挙げてみますと。

・ザハグールが猟奇連続殺人を犯していたのは、なんのため?石の書と全く関係なし?ただそういうことが好きな悪霊ってこと?で、急にカズドウやアカネを襲い始めたのはなぜ?
・トニーが昔カズドウの世話になっててミユキとも知り合いらしいけど、どんな過去があったの?
・石の書の一部が保管されてる「ヤクザ寺」っていったい何?誰が何の目的で建てた?なぜ試練が待ち受けてるの?

とまあ、ざっと書いただけでもこれくらい、全部挙げたらキリがないのでこのくらいにしておきますけど、ストーリーの中核となるべき部分に「意味不明な設定」が多数あり、更にこれが延々と続くのはほんとに「勘弁して!」と思いました。掲載したあらすじも、半分くらい私が想像して「こうなんじゃないか」って補完し、わけわからないとこは省いてますからね、そうでもしないとあらすじとして出来上がらないので。
ややこしくなるんであらすじからは省いちゃいましたけど、骨董屋のシンジさんが、「霊の呼び出し方」を教えてくれるんですよ、悪霊に対抗する「善の霊」の。そしたら最後は、悪霊と善の霊の戦いになるのかと思うじゃないですか。でもクライマックスでは、トニーもミユキも、霊を呼び出す素振りもない。無駄だと思いつつ、一体どうなってるの?!と画面に叫びたくなります。
恐らく、脚本も書いている監督さんの頭の中では辻褄が合ってるんでしょうけど(そう願いますけど)、それが見てる方に伝わってこないことには意味がない。もしかして、映画の中で明かされない謎、明かされなくてもいい謎「マクガフィン」っていうのがあるんだよって、強烈な勘違いしてるとか?映画の本筋に影響を与えない謎がマクガフィンですからね、本作のわからないところは、ほぼ全部映画の本筋に関わるとこですから。
しかし、完全に「セブン」を意識した(パクった?)オープニングタイトルや、アカネさんが悪霊に取り付かれて自分の顔をメリメリと剥いじゃう特殊メイク、海外ドラマ「LOST」の「煙モンスター」ソックリな、実体を持たない悪霊の移動姿とか、パクリっぽいですけど、映像的に「全然悪くない出来」なんですよ。「キル・ビル」を意識した劇中アニメはどうかなと思いましたが、それに続く「影絵」なんかはちょっと素敵じゃない?とも思ったり。それだけに、辻褄の合わないこと山の如しな物語が勿体無さ過ぎて。
加えて、ミユキが挑む「ヤクザ寺の試練」、いい見どころになるはずなのに、後半はアニメで「ちょいちょい」っと処理しちゃってたり、悪霊を退治した後のエピローグで、それまでの本編中では見られなかった、バク転とかキレキレの動きをする悪党が出てきたりとか、映画としてどうなんだこれは?!と思えるシーンの連続には、ほとほと参りました。
こんな内容なので、字幕付ける人も途中で疲れちゃったのか、終盤で捜査局のチーフが悪霊にやられるとこ、トニーに電話して「このままでは全死んでしまう!」って訴えるんですけど、対するトニーの返事が「死なないで下さい!」ですからね!自分で応援要請しといて「死なないで下さい」って。他に何か言いようが、セリフの付けようがあるでしょう。字幕付ける人も「もういいや、このままで」って思っちゃったんじゃないかなあ、そのくらいの「迷字幕」でしたね!
というわけで、個人的には本年度の「困ったちゃん映画」ベストワン最有力候補となる作品でした!いやはや、90分の尺なのに、最後まで見終わるのに体感時間半日くらいに感じたなあ・・・?!

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