映画:ヴェラクルス

「ヴェラクルス」のネタバレあらすじと結末

アクション映画

ヴェラクルスの紹介:1954年製作のアメリカの西部劇。メキシコ皇帝の金貨をめぐるアメリカのガンマンたちの戦いを描いていく。監督はロバート・アルドリッチ、主演はゲーリー・クーパー、バート・ランカスターが務めた。

あらすじ動画

ヴェラクルスの主な出演者

ベン・トレーン(ゲーリー・クーパー)、ジョー・エリン(バート・ランカスター)、アンリ侯爵(シーザー・ロメロ)、マリー(ドニーズ・ダルセル)、ニナ(サリタ・モンティエール)

ヴェラクルスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ヴェラクルスのあらすじ1

物語の舞台はメキシコ。南北戦争中に南軍で将校として戦ったベンは、人民の解放闘争で揺れるメキシコで一儲けしようと旅を続けていました。そんな中、ベンはジョーという名の無法者のガンマンと出会いました。ジョーは不気味な笑顔を浮かべながらベンに近づき、だまし討ちしようとしてきました。しかし、ベンはそんなジョーの動きを先読みし、そのたびにジョーを牽制しました。そんなことを繰り返していくうちに、ベンとジョーは互いの銃の腕前や小賢しさに一目置くようになっていきました。

その後、ベンとジョーはジョーのならず者仲間たちと合流を果たしました。とある村に向かった一行は、反乱軍のラミレス将軍から仲間に加わるよう脅迫を受けますが、ジョーはとっさに無垢なメキシコの子どもたちを人質に取りました。子どもたちを巻き込みたくないラミレスはすぐにベンたちを解放、ベンはそんな反乱軍の姿を見て、苦しい状況ながらも大義を持って戦った南軍の姿を重ね合わせました。しかし、ベンには再び南部で豊かな暮らしをしたいという夢があり、貧しい反乱軍に手を差し伸べる余裕はありませんでした。

その後、ベンら一行はメキシコの皇帝軍からある依頼を受けました。それは、ヨーロッパに戻る伯爵夫人のマリーをヴェラクルスという港町まで護衛する、というものでした。高額の報酬と引き換えに、ベンとジョー、そしてジョーの仲間のならず者たちはその依頼を引き受けることを決めました。

【承】- ヴェラクルスのあらすじ2

その夜、ベンたちは皇帝のパーティに招かれますが、無法者のジョーたちは明らかにその場で浮いた存在となりました。そんな中、ベンはニューオーリンズ仕込みのフランス語を披露、伯爵夫人のマリーら貴族たちを驚かせました。さらに、ベンとジョーが皇帝の目の前で銃の腕前を披露すると、皇帝はその緻密な銃さばきにひどく驚きました。皇帝はベンたちを粗野な無法者ではなく、頼り甲斐のある男たちとみなし、報酬の上乗せを約束するのでした。

その後、一行はすぐにヴェラクルスに向けて出発しますが、ベンとジョーはすぐにある違和感に気づきました。マリーが乗る馬車が他の荷馬車よりも深い轍跡を残していたのです。その夜、ベンとジョーはひそかにマリーの馬車を調べると、その中には大量の金貨が隠されていました。すると、そこにマリーが現れ、その金貨が反乱軍との戦いに備えて用意されたものであることを明かしました。マリーの本当の渡欧目的は、この300万ドルの金貨でさらなるヨーロッパの兵士を皇帝軍に調達することだったのです。しかし、マリー自身はこの金貨を我が物にしたいという欲望があり、ベンたちにこの金貨をひそかに奪って山分けしようと持ちかけてきました。ベンはマリーの気前の良い話に笑顔を見せますが、護衛に同行する皇帝軍のアンリ侯爵はひそかにその様子を観察していました。

その翌日、一行は反乱軍の奇襲を受けました。ベンとジョーはそこで見事な連携を見せ、反乱軍の包囲網を脱出することに成功します。脱出する中で、ジョーは「人に親切にするな」とベンに語りかけ、自らの身の上話を明かしました。ジョーは自分の父親を殺したエースという賭博師の男に育てられたといい、エースは「人に親切にするな」とよく口にしていたといいます。しかし、エース自身はベンのように親切な男で、それが結果的に隙を生み、成長したジョーに殺されてしまったのです。笑顔でそう語るジョーに、ベンは表情を固くするのでした。

【転】- ヴェラクルスのあらすじ3

一方、反乱軍と戦ったときの混乱で、ニナという美女が一行に紛れ込んでいました。ベンはニナと面識があり、過去にニナに財布を盗まれたことがありました。ベンはニナと二人で話をする機会を持ち、ニナもまたヴェラクルスに行きたいと願っていることを知りました。そこで、泥棒稼業で一稼ぎしようと考えていたのです。

その夜、マリーの希望で一行は祭りが行われている賑やかな街に立ち寄りました。マリーは人目を盗んである船長と密談の場を持ち、合流地点の入江の場所を教えられていました。マリーにはベンとジョーと金貨を山分けするつもりはなく、二人を利用した挙句、一人で金貨を持って秘密の入江から国外逃亡するつもりでいました。

マリーの不審な動きを嗅ぎつけたジョーはマリーを脅迫し、ベン抜きで金貨を山分けするよう迫りました。マリーはジョーの考えに賛同したものの、どうやってベンを出し抜くのか見当がつきませんでした。ジョーは他人に優しすぎる奴は信用できないと語り、ベンへの不信感を露わにするのでした。

それと同じ頃、ベンはニナがマリーの馬車を嗅ぎまわっていることに気づき、ニナの正体が反乱軍であることに気づきました。ニナはこの金は皇帝のものではないと主張しますが、ベンはこの金貨に強いこだわりを持っていました。「大義など300万ドルの魅力でかすむ」…ベンがそうニナに言うと、その直後、突然街に銃声が響きました。アンリがベンたちを置いて強引に街を出発し、邪魔しようとしたジョーに発砲したのです。

【結】- ヴェラクルスのあらすじ4

ベンたちはすぐにアンリ一行を追いかけ、金貨を乗せた馬車に追いつきますが、すでにその中身は空っぽでした。ベンたちはアンリに出し抜かれていたことに呆然としていると、さらにその後、ラミレス率いる反乱軍の襲撃を受けてしまいました。ベンはラミレスと交渉し、皇帝軍からの金貨強奪で手を組むことを決めます。合意した報酬は10万ドル、当初の山分け計画よりかなり少ない額になってしまったものの、ベンはこの作戦に命をかけることをラミレスに誓いました。

その後、ジョーは裏切ろうとしたことをベンに謝罪しますが、ベンからは意外な言葉が返ってきました。ベンもまた、ジョーを出し抜いて金貨を強奪しようとしていたというのです。ジョーは平静な表情でそう語るベンに驚きを隠せませんでした。

その後、ベンたちは反乱軍とともにアンリが滞在するヴェラクルス要塞を襲撃しました。激しい銃撃戦で両者の兵士が次々と倒れる中、ベンとジョーは要塞内部への侵入に成功し、少しずつ戦況を有利に進めていきました。ベンは勇敢に戦う反乱軍の姿に感銘を受け、金貨は彼らが手にすべきと思うようになっていましたが、ジョーは相変わらず金貨を我が物にするつもりでいました。

ジョーは単独行動を取り、金貨を載せた荷馬車を見つけた仲間を撃ち殺しました。ジョーはマリーから聞き出した合流地点の入江に向かおうとしますが、そこにベンが立ちはだかりました。二人は早撃ち対決に臨み、数秒間の睨み合いの末に銃を抜きました。倒れたのは、ジョーの方でした。ベンは目に涙を溜めながらジョーの最期を見届けました。反乱軍の女たちが兵士の死に悲しむ中、ベンはヴェラクルス要塞を後にしました。

みんなの感想

ライターの感想

ジョーを演じたバート・ランカスターの演技が強く印象に残りました。歯を出してにやりと笑いながら残酷な行動に出る不気味さや、ときおり見せる葛藤など、非常に奥深いキャラクターであることが伝わってきます。こうしたバート・ランカスターの演技があったからこそ、ラストのゲーリー・クーパー演じるベンのせつない表情に説得力を与えていると思いました。

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