映画:七人の侍

「七人の侍」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アクション映画

七人の侍の紹介:1954年に製作された黒澤明監督による時代劇の名作。野武士たちの略奪に怯える百姓たちを守る七人の侍の姿を描いていく。作品は海外でも高い評価を受け、その後アメリカで二度リメイクされた(「荒野の七人」、「マグニフィセント・セブン」)。第15回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作品。

七人の侍の主な出演者

菊千代(三船敏郎)、勘兵衛(志村喬)、平八(千秋実)、七郎次(加東大介)、勝四郎(木村功)、久蔵(宮口精二)、五郎兵衛(稲葉義男)

七人の侍のネタバレあらすじ

【起】– 七人の侍のあらすじ1

舞台は戦国時代のとある村。この村は度重なる野武士たちの略奪により、疲弊しきっていました。農作物の収穫の時が近づく中、百姓たちは来る野武士の再襲来への対抗策を話し合っていました。その結果、百姓たちは腕利きの侍を雇い、野武士たちを追い払ってもらうという案にたどり着きました。助っ人となる侍たちを探すため、長老は利吉たち数人の百姓を町に派遣しました。しかし、身分の劣る百姓のために働こうとする侍は見つからず、利吉たちは途方に暮れました。

利吉たちがある村に立ち寄ったとき、ある百姓の家に盗人が人質を盾に立てこもる事件が起こりました。すると、島田勘兵衛という名の初老の浪人が突然剃髪し、僧の格好をして盗人が立てこもる家に向かって行きました。勘兵衛は笑顔を浮かべながら盗人に握り飯を渡しました。このとき、勘兵衛は盗人が見せた隙を見逃さず、一気に斬り込んでいきました。勘兵衛の活躍により、盗人は斬られ、人質は無事に解放されました。利吉たちはこの救出劇に感動し、勘兵衛に助っ人を頼もうと考えました。

ところが、二人の浪人が勘兵衛の後ろをついて回っており、利吉たちはなかなか勘兵衛に話しかけられません。浪人の一人の名前は岡本勝四郎という若者で、勘兵衛の智略に感服し、一方的に勘兵衛を師匠と呼んで旅に同行するようになりました。もう一人の浪人はひどく小汚く、作法もよくわかっていない中年男でした。その浪人は周りをうろうろするばかりで、勘兵衛に話しかけようとはしませんでした。勘兵衛はこの男が本当に侍なのか、疑いの目を向けていました。この浪人はいつの間にか勘兵衛たちの前から姿を消しました。

その後、勘兵衛たちが町にたどり着いたのを見計らって、利吉たちは事情を話して村の助っ人になるよう頼み込みました。報酬は食べ物だけで、侍の名誉につながるような仕事ではありませんでしたが、利吉たちは懸命に窮状を訴え、懇願を続けました。最初は断り続けた勘兵衛でしたが、やがて百姓の置かれた苦しい状況を理解し、依頼を受けることを決めました。しかし、野武士と戦うには勘兵衛と勝四郎だけでは明らかに戦力不足でした。勘兵衛は最低でも七人の侍が必要と考え、町を歩く侍たちに声をかけて回りました。

その結果、勘兵衛は四人の浪人を仲間に加えることに成功しました。戦の経験豊かな片山五郎兵衛、勘兵衛のかつて臣下だった男で、偶然町で再会を果たした七郎次、笑顔を絶やさない気風のいい林田平八、剣術の達人の久蔵…勘兵衛は仲間が集まったことに満足の表情を浮かべました。当初七人にこだわっていた勘兵衛でしたが、残された時間が少ないことも考え、六人で野武士たちと戦うことを決めました。

ところが、村へ出発する前日の夜、勘兵衛たちは腕っ節が強い浪人を町人から紹介されることとなりました。その浪人の腕試しのため、勘兵衛は勝四郎に宿の出口で木刀を構えるよう指示を出しました。そしていざその浪人が入ってくると、勝四郎は木刀で浪人を思い切り打ちました。ひどく酔っ払っていたこともあり、浪人は勝四郎の攻撃を受けその場に倒れこんでしまいました。よく見ると、その男はつい先日まで勘兵衛につきまとっていた浪人でした。浪人は菊千代と侍らしい名前を名乗り、家系図の巻物を勘兵衛たちに見せました。しかし、その家系図によれば、この菊千代という男は13歳ということになり、勘兵衛たちはおおいに笑いました。菊千代はバカにされたことに怒って暴れ出しますが、すぐに点灯してしまい、そのままいびきをかいて寝てしまいました。翌朝、勘兵衛たちは菊千代を置いて出発しますが、菊千代はその後を追いかけてきました。勘兵衛たちは次第に菊千代の愚直なまでのしぶとさに好感を覚えるようになりました。

やがて一行は利吉たちの村に到着しました。ところが、村の百姓たちは勘兵衛たちの到着を知ると、家の中に引きこもってしまいました。百姓たちは浪人に助けてもらうと決心しておきながら、浪人を恐ろしい存在と決めつけていたのです。利吉たちは百姓たちの思わぬ出迎えの仕方に焦り、急いで長老の元に連れて行きました。百姓たちが浪人という存在を恐れる中、勘兵衛たちはどう村を守るべきか思い悩みました。

そのときでした。野武士の襲来を告げる板木の音が村中に鳴り響きました。すると、家の中に引きこもっていた百姓たちはたちまち外に出て、勘兵衛たちに助けを求めてきました。しかし、実際には野武士たちは襲来しておらず、板木の音は菊千代がわざと鳴らしたものでした。菊千代は高笑いしながら、百姓たちが手の平を返して勘兵衛たちに助けを求めた姿を批判しました。この出来事がきっかけで、勘兵衛たちと百姓たちとの距離は縮まり、菊千代は思わぬ活躍を見せるのでした。

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