映画:五人の軍隊

「五人の軍隊」のネタバレあらすじと結末

アクション映画

五人の軍隊の紹介:革命家のメキシコを舞台にしたマカロニ・ウェスタン。大量の砂金を積んだメキシコ軍の列車強奪を企む五人の男たちの冒険を描く。主演はピーター・グレイブスが務め、主要キャラのミステリアスな東洋人を丹波哲郎が好演した。1969年イタリア製作。

あらすじ動画

五人の軍隊の主な出演者

ダッチマン(ピーター・グレイブス)、メシート(バッド・スペンサー)、ルイス(ニーノ・カステルヌオーヴォ)、オーガスタス(ジェームズ・デイリー)、サムライ(丹波哲郎)

五人の軍隊のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 五人の軍隊のあらすじ1

物語の舞台は革命下のメキシコ。犯罪者のルイスは軍の追跡を逃れる日々を送っていました。そんな中、ルイスはダッチマンという知り合いから1000ドルの報酬が得られる裏の仕事を紹介されました。そこで、ルイスは各地を渡り歩き、ダッチマンのかつての仲間を探し求めました。集まったのはメシート、オーガスタス、そしてサムライという名の東洋人で、彼らはダッチマンの名を出すと快く協力に応じました。

そして、四人はダッチマンが暮らす村にたどり着きましたが、そこではちょうど軍による村人の処刑が行われようとしていました。ルイスたちはダッチマンと協力し、銃殺隊を急襲。村人もこれに参加し、銃殺隊はあっという間に全滅に追いやられるのでした。

その後、ルイスたちは計画の詳細な内容を聞かされました。それは、政府軍の貨物列車を襲い、50万ドルの砂金を盗む、というものでした。多数の兵士が大砲や機関銃を携えて護衛していることは間違いなく、メシートたちは計画が無謀だと指摘しました。しかし、ダッチマンは彼らの能力を信頼し、成功を確信していました。メシートは貨車強盗の経験があり、オーガスタスは爆破のプロ、サムライはナイフ使いの名人で、ルイスは空中での曲芸が得意な元サーカス団員でした。彼らのそれぞれの個性を活かせば、必ず計画はうまくいく…ダッチマンはそう考えていたのです。

その後すぐ、ダッチマンたちは軍から逃れる村人たちとともに村を出発しました。しばらくすると、ダッチマンたちは村人たちと分かれましたが、村の若い女数人はそのままダッチマンたちについて行きました。家族のように見えて軍を騙せるだろうと村人が配慮してくれたのです。この女たちのうちの一人は、寡黙でミステリアスなサムライに恋心を抱いていました。しかし、サムライはこの女の思いに応えようとはしませんでした。

その夜、ダッチマンたちは荒野にたたずむ小屋に滞在しました。そこで、ダッチマン50万ドルの使い道をルイスたちに明かしました。ルイスたちへの報酬を差し引いて残った分は、あの村人たちに渡すというのです。あの村人たちの正体は革命派であり、ダッチマンは武器調達の資金にしてほしいと考えていたのです。

ところが、そこに突然メキシコ軍が押しかけ、ダッチマンたちはたちまち捕らえられてしまいました。ダッチマンたちはグティエレスという将校の前に連れてこられ、尋問を受けました。ダッチマンたちが革命派と繋がっているとグティエレスは疑っていたのです。しかし、ダッチマンたちは何も語ろうとしませんでした。業を煮やしたグティエレスは、見せしめに犯罪者ルイスの処刑決行を決めました。

【承】- 五人の軍隊のあらすじ2

処刑までの間、ルイスはダッチマンたちとともに牢に入ることになりましたが、その移動中に同行していた女がサムライに抱きついてきました。すぐに引き離されてしまったものの、女はサムライの懐にナイフを隠し入れることに成功しました。ダッチマンたちはナイフで縄を切ると、見張り番の兵士を倒して銃を奪い、爆薬庫に侵入しました。オーガスタスは次々と爆薬を兵士たちに投げ入れ、ダッチマンたちはグティエレスの部隊を全滅させました。

ダッチマンたちは女たちを救出しましたが、これ以上同行させることは危険と判断し、別行動をとることに。あの若い女はサムライとの別れに悲しみの表情を見せ、サムライは去りゆく女をじっと眺めるのでした。

背後からメキシコ軍の追っ手が迫る中、一行の前に革命派の兵士たちが立ちふさがりました。革命派の人々はダッチマンが協力者だと知ると、一行を通し、迫り来るメキシコ軍の時間稼ぎをしてくれました。全滅する危険性を知りながらメキシコ軍と戦う革命派の姿に、ルイスは心を打たれるのでした。

その後、一行は砂金を積みに向かう列車が通過していくのを目撃しました。メシートは計画の成功をいまだに疑っていましたが、ダッチマンは「次に見るときは砂金を頂くぞ」と笑うのでした。列車が砂金を積んで戻ってくるまでの日数は、わずか3日しかありませんでした。一行はただちにメキシコ軍からトラックと軍服を強奪すると、列車が通過するルート上にある寂れた駅に向かいました。そこで、ダッチマンはそれぞれの役割を各人に振りました。

メシートはわずかな資材を使って新たなレール作りを始めました。それは、砂金運搬車を列車から分離させた後に移動させるためのものでした。一方、ルイスとサムライは音を極力立てずに兵士を倒すため、パチンコの練習を開始。オーガスタスは特別な爆弾作りに着手し、実験を繰り返していました。

【転】- 五人の軍隊のあらすじ3

オーガスタスは、抜け殻のように生きてきた自分たちがメキシコ軍を相手に戦うことに大きな意義を感じていました。しかし、ダッチマンはオーガスタスの思いに同調せず、別の目的があることを暗に伝えるのでした。

準備がすべて終わると、ダッチマンたちはメシートを置いて列車を護衛するメキシコ軍に紛れこみ、停車中の列車の車両下部に身を隠しました。列車が動き出すと、まずルイスとサムライが動き出しました。二人はパチンコで次々と兵士を倒して行き、大砲と機関銃を載せた車両を制圧しました。それと同じ頃、ダッチマンは先頭車両に行き、運転士を支配下に置きました。

計画は順調に進んでいるかに見えましたが、その途中で大きなアクシデントが二つ発生しました。一つ目は、サムライが列車から転落したことでした。しかし、サムライは絶望することなく全速力で疾走、草原をショートカットし、見事合流を果たしました。

二つ目は、オーガスタスが用意した爆弾二つのうち一つを落としてしまったことでした。それは爆発音を極力抑えた爆弾であり、計画ではその爆弾を使って砂金の車両を分離させることになっていました。そうしなければ、爆発音を聞きつけたメキシコ軍が追ってくるのは間違いなかったからです。オーガスタスは致命的な失敗に気力を失ってしまいますが、ダッチマンはここで名案を思いつきました。先頭車両に設置された鐘の中に爆弾を入れ、爆発音を抑えようとしたのです。この目論見は成功し、一行は車両の切り離しに成功しました。

それと同じ頃、メシートは大急ぎでレールの設置を行なっていました。途中でメキシコ軍が立ち寄り、思うように作業ができずにいたのです。メシートの努力は実り、ギリギリでレール設置は完了。レールの切り離し作業も問題なく終わり、ダッチマンたちはついに大量の砂金が積まれた車両を手に入れることに成功しました。

【結】- 五人の軍隊のあらすじ4

一行はトラックで出発地の村に向かい、そこで砂金の山分けをしようとしました。すると、ルイスが仲間に銃を向け、砂金を奪ってしまいます。ルイスは裏でダッチマンと組んでいたことを明かしましたが、ダッチマンはそんなルイスに銃を向けてきました。ダッチマンは約束の報酬以外は渡さないと語り、この砂金のほとんどを革命派に引き渡すと口にしました。

それに続けて、ダッチマンは悲しい過去を語りました。数年前に国を追われ、メキシコの人々に助けられたこと、妻ができ、幸せな日々を送っていたこと、突然メキシコ軍の革命派弾圧が行われ、妻とその家族が殺されたこと…ダッチマンは話し終えると、トラックで出発する準備を始めました。

そのときでした。メキシコ軍が村に到着したのです。ダッチマンたちは物陰から次々とメキシコ軍に銃撃を浴びせました。メキシコ軍を全滅させると、ルイス、メシート、オーガスタス、サムライはダッチマンと対峙しました。すると、突然ルイスが革命派に寝返ると言い出しました。

ふと周りを見ると、村の周りに革命派のメキシコ人が大勢いることにダッチマンたちは気づきました。ダッチマンは「俺が…俺たちが奪った」と叫ぶと、革命派の人々は砂金を獲得したことに歓喜の声をあげました。ダッチマンたちが意外な展開に笑い出していると、たちまちその場はお祭り騒ぎとなり、人々がダッチマンたちを取り囲みました。そんな中、サムライはあの若い女の姿を見つけ、再会を喜びました。革命派の人々に担ぎ上げられたダッチマンたちの姿を映し、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

不利な戦いに巧妙な戦術で挑む男たちの姿はどこか「七人の侍」を思い出させる物語で、個性的なガンマンたちも魅力的でした。その中でも特に存在感があったのは、サムライを演じた丹波哲郎だと思います。ナイフ使いや後半の全力疾走する姿はかっこよく、物語唯一の恋愛シーンもクールにこなし、物語をおおいに盛り上げていました。

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