映画:全員死刑

「全員死刑」のネタバレあらすじと結末

全員死刑の紹介:インディーズバイオレンス映画「孤高の遠吠」で注目を浴びた小林勇貴監督の、商業用映画第一作目となる作品です。実際に起きた4人家族による連続殺人事件を基に、コメディタッチながらも凄絶なバイオレンス描写が炸裂する一作になっています。

あらすじ動画

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全員死刑の主な出演者

首藤タカノリ(間宮祥太朗)、首藤サトシ(毎熊克哉)、首藤テツジ(六平直政)、首藤ナオミ(入絵加奈子)、カオリ(清水葉月)、カツユキ(落合トモキ)、ショウジ(藤原季節)、パトラ(鳥居みゆき)

全員死刑のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 全員死刑のあらすじ1

全員死刑のシーン1 ヤクザ者ながら、本家に納める上納金の払いにも滞るようなギリギリの生活をしている、首藤家。首藤家の次男坊・タカノリは、兄貴のサトシが経営する風俗店で働きながら金を稼いでいました。ある日、本家の方で不始末があり、首藤家もそのアオリを受け、誰かが刑務所に行かなければならなくなります。実は家族の中では「しっかり者」のタカノリでしたが、長男のサトシは年少に行った経験があるため刑期が長くなってしまうからと、タカノリはしぶしぶ刑務所行きを承諾します。

それから2年後、タカノリが出所すると、首藤家は2年前より更に酷い状況になっていました。サトシは調子はいいものの経営に関する手腕はなく、金回りが絶望的になり、父親は「このままでは一家心中だ」と嘆きます。そこで、サトシはタカノリにある計画を持ちかけます。

タカノリは刑務所に入る前、近所に住むカツユキという青年とよくつるんでいまいたが、カツユキの家は闇金業を営んでおり、首藤家はカツユキの親から多額の借金をしていました。その家に強盗に入り、金を強奪しようという計画でした。仮にも友人の家に押し入ることに抵抗のあったタカノリでしたが、「家族のためだ」とサトシに押し切られます。

【承】- 全員死刑のあらすじ2

全員死刑のシーン2 そしてサトシは、なんとこの計画が実は父親と母親がやろうとしていたことだと打ち明けます。家族のためと言いながら、サトシは「親父と一緒だと大した金は入らねえ、だから俺たちで先にやるんだ」と私腹を肥やすつもりだったのです。タカノリは「親父とお袋に黙ってやるのはマズい」と断りますが、サトシは「逃げたら、お前の彼女のカオリをぶっさらう(=ぶっ殺す)ぞ」と脅します。

タカノリはサトシから包丁を渡され、カツユキの家に入っていきます。家にはカツユキの弟のショウジがいましたが、タカノリは平気な顔で「久し振りだなあ」と家に上がりこんでいきます。ショウジはユーチューバーをやっていて、カレーをたっぷり入れた家庭用のビニールプールに入るという無茶な動画を撮ろうとしていましたが、タカノリは容赦なくショウジの首を締め殺します。

タカノリはサトシと共にカツユキの家にあった金庫を持ち帰り、ショウジの死体を車のトランクに乗せます。死体に重りを付けて川に沈める予定でしたが、トランクを開けるとショウジはまだ生きていました。サトシとタカノリは2人で協力して、改めてショウジを絞め殺し、川に捨てます。

【転】- 全員死刑のあらすじ3

全員死刑のシーン3 タカノリが知り合いからバールや工事用具などを借り、盗んだ金庫をこじ開けますが、中にはわずかな金しか入っていませんでした。ガックリする2人の元に、母親から「今夜、カツアキの親を殺る」と連絡が入ります。先んじてしまったものの、両親に逆らうわけにもいかず、サトシはタカノリに「事が表沙汰になったら、お前が刑務所に行ってくれな」とすがります。

そして、両親による計画実行の当日。カツアキの母親は、そのクレオパトラのような容貌から「パトラ」と呼ばれていましたが、まずパトラに睡眠薬を飲ませて眠らせ、その後に殺して金を奪おうということになります。サトシのことを気に入っているパトラに、サトシが油断させて睡眠薬入の弁当を食わせ、眠り込んだパトラを拉致します。

タカノリがパトラの首を締め、タカノリとサトシは父親と一緒に改めてパトラの家に行き、ゆっくりと金庫を探す算段でした。しかしそこにちょうど、カツアキが車に友人を乗せて戻ってきます。タカノリは父親と相談し、カツアキと友人を2人とも始末することにします。

【結】- 全員死刑のあらすじ4

全員死刑のシーン2 タカノリは「お前のお袋さんに頼まれていなくなったショウジを探してたんだよ、一緒に探そう」と騙して、サトシと一緒にカツアキの車に乗り込みます。何も知らないカツアキはタカノリに、「昔みたいに一緒にムチャやりましょうよ」とハシャギますが、ひと気のない場所に着いてから、タカノリはカツアキと友人に容赦なく銃弾をぶち込みます。

しかし、頭を撃ち抜いたのにもかかわらず、友人はまだ息がありました。それを見たサトシは「早く始末つけろ!」と怒鳴りますが、頭に血が昇っていたタカノリはサトシに「うるせえ!いつも馬鹿にしやがって!」と怒鳴り、銃を向けます。サトシが情けない声でタカノリに詫びを入れると、タカノリはサトシの背後に怪しい「黒い影」がチラつくのを見ます。

それで逆に我に返ったタカノリは、改めて友人を殺し、父親と共に死体を車ごと川に沈めます。なんとか金融業一家皆殺しを終えて、家の床下から金庫を見つけますが、この金庫にも大金は入っていませんでした。絶望する父親を他所に、タカノリは再び、これまで自分が殺してきた者の霊魂のような、黒い影を見てしまうのでした。

そして、川に沈めたはずの死体はあっさり浮き上がり、首藤一家は逮捕されます。裁判での判決は、一家全員が「死刑」という稀なものでした。一家が逮捕されたニュースをテレビで見たタカノリの恋人は、ひと言「馬鹿じゃないの」とボソっとつぶやくのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

「本物の不良」をキャストに起用したインディーズ映画「孤高の遠吠」で注目された小林勇貴監督の、商業用映画第一作目となる作品です。2004年に福岡で実際に起きた、「大牟田4人殺害事件」をベースとした物語で、実行犯となった一家の次男の書籍化された独白を原作としています。

逮捕された一家4人が「全員死刑」の判決を受けたというのも「実話」で、犯行に関わった家族全員に死刑判決が下るというのは珍しいケースだそうです。それだけ実際に起きた事件が悪質極まるものだったということだと思いますが、映画の中ではその無軌道で残酷な行動をコミカルな味付けで描いています。

一応一家の中では唯一「しっかりした考え方」の出来る「可能性もある」次男なのですが、いざ殺しとなった時のふてぶてしさも「家族で一番」で、命令ばかりして自分の手を汚そうとしない兄貴が銃で脅され怖気づくところに、それがよく現れていると言えるでしょう。

ただ、「実話に基づく」という「縛り」があった分、映画としての「ハジケ方」はもうひとつだった印象もあります。商業映画の一作目ということもあるかもしれませんが、次男が「亡霊のような影」を見るくだりは蛇足だったかも。

あらすじからは省きましたが、次男の彼女が何度も「包帯だらけの友人」のところへ行かされるシーン、これも実話に基づいてるそうなんですが、こういう細部もなかなかいい味を出していただけに、全体的に「枠内に収まった」感がしたのは、少し残念だったかとも思います。しかし、やはり個性的な、見ごたえのあるバイオレンス映画でした!

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