映画:大冒険

「大冒険」のネタバレあらすじと結末

大冒険の紹介:1965年に製作されたアクションコメディ。クレージーキャッツ結成10周年を記念して作られた作品で、バンドメンバーが主演を務めた。偽札をめぐる犯罪に巻きこまれ、思いがけず大冒険の旅をする三流記者たちの姿を描いていく。

大冒険の主な出演者

花井刑事(ハナ肇)、植松唯人(植木等)、谷井啓介(谷啓)、乾刑事(犬塚弘)、市橋刑事(石橋エータロー)、加倉井編集長(桜井センリ)、石崎(安田伸)、谷井悦子(団令子)、森垣久美子(越路吹雪)

大冒険のネタバレあらすじ

【起】- 大冒険のあらすじ1

舞台は日本、東京。当時、謎の犯罪組織が製造した偽札が原因で先進国の経済は混乱に陥っていました。そして、ついに日本にもその偽札が流通するようになり、警視庁は特捜本部を設置、事件解明に向けて動き始めました。そんな中、警視庁の花井刑事は勘を頼りに捜査を開始、部下の乾と市橋は花井の気まぐれに振り回されながら東京中を走り回る羽目になるのでした。

それと同じ頃、犯罪組織は着実に日本での活動範囲を広げていました。犯罪組織は投資家を装い、日本の実業家に現金で多額の融資をすることで、より効率的な偽札流通を実現させていたのです。その舞台となったのは、都内某所の産業会館、そこでは谷井悦子という美しい女性が働いていました。悦子は実業家との結婚に憧れていましたが、現実は発明家の兄、啓介とボロアパートに暮らす日々を送っていました。そのうえ、隣の部屋には兄の友人で一方的に好意を押しつけてくる植松唯人も住んでいました。最近では、三流雑誌の記者の唯人は取材とかこつけて、悦子と実業家の石崎とのデートを追いかけまわすようにもなっており、悦子はそのしつこさにうんざりしていました。

そんなある夜、唯人はクラブでダンスをする悦子と石崎の仲を邪魔しようとしますが、金持ちの石崎は数枚の一万円札を握らせ、唯人を黙らせてしまいます。石崎の態度に腹を立てた唯人はやけを起こし、クラブに出会った男に石崎からもらった一万円札の一部をプレゼントし、家に帰ってしまいました。このとき、唯人が札を渡した相手は捜査のためにクラブに潜入していた花井でした。

【承】- 大冒険のあらすじ2

その翌朝、唯人は啓介が大発明をしたことを知ります。それは、オール天然色複写機で、印刷するものの紙質や色合いすべてをそっくり再現できる機械でした。唯人は早速昨夜石崎からもらった一万円札を印刷しますが、ひどくくすんだ汚い色合いで印刷されました。啓介によれば、偽物を印刷すると汚い仕上がりになるといいます。石崎が唯人に渡したのは、犯罪組織から受け取った偽札だったのです。

石崎からもらった一万円札が偽札であることに気づいた唯人は、すぐに偽札上陸を記事にしました。たちまち雑誌は世間の話題をさらい、唯人は今度こそ悦子が自分に振り向いてくれると確信します。しかし、この記事が世に出たことによって、悦子と唯人に危険がふりかかることになってしまいます。犯罪組織の一員で、石崎に偽札で多額の融資をした女性投資家の森垣は、部下たちに悦子を捕らえ、唯人を消すよう命令を下したのです。

悦子はただちに捕らえられ、睡眠術をかけられてしまいますが、悦子の危険に気づいた唯人は啓介とともに救出に向かいました。いつでも悦子がどこにいるかわかるよう、啓介に小型探知機を作らせておいたおかげで、唯人はすぐに悦子の居場所を突き止めますが、その道中、唯人は何度も暗殺者に命を狙われてしまいます。学生時代の体操経験を活かした柔軟な動きで唯人は何度も危険を回避しますが、なぜ自分まで命を狙われるのかまったくわからずにいました。

【転】- 大冒険のあらすじ3

その一方で、唯人が所持していた一万円札が偽札と気づき、花井ら特捜本部も唯人の行方を追うようになっていました。その裏で、犯罪組織は悦子を連れて東海道新幹線に乗車、唯人と啓介も新幹線に乗り込みますが、そこで唯人は花井たちに捕まってしまいました。唯人は名古屋で取り調べを受けることになりますが、その最中に犯罪組織が署内に爆弾を投げ込み、大爆発が発生。しかし、犯罪組織の思惑通りとはならず、唯人はこの爆発を利用して脱走してしまうのでした。

その後、啓介と神戸で合流した唯人はついに悦子を見つけ出しました。悦子を救出する唯人でしたが、再び組織によって悦子は誘拐されてしまいます。その後を追うと、唯人と啓介は神戸の港の物流倉庫へと到着しました。そこには、森垣ら多くの組織員が秘密のゲートを通って潜水艦へと乗り込む姿がありました。なんとか潜水艦に潜入する唯人たちでしたが、すぐに捕まり、組織が拠点とする謎の孤島へと連れて行かれてしまいます。一方、唯人たちに一歩遅れて潜水艦に潜入し損ねた花井たちは、ただちに特捜本部へ報告。事態を重く見た日本政府はアメリカ軍に支援を要請し、この謎の潜水艦の追跡に乗り出しました。

同じ頃、孤島内の秘密基地の中で唯人と啓介は悦子を連れて脱走し、逃げる方法を模索していました。基地内を進む中で、一行はミサイル発射装置を見つけました。好奇心からその装置をいじってしまう啓介。さらにその上階には何台もの偽札製造機を発見、唯人たちは犯罪組織の悪事に巻き込まれたことを理解しますが、その直後、唯人たちは再び捕らえられてしまいました。

【結】- 大冒険のあらすじ4

唯人たちは総統と呼ばれる人物の前に引きずり出されますが、その人物はあのアドルフ・ヒトラーでした。ヒトラーは唯人たちの処刑を指示、そして、再び世界の覇権を得るため部下たちを鼓舞していました。処刑はただちに行われることとなり、唯人たちは基地の外の岩山に連行されました。そして、今まさに兵士が銃弾を撃とうとしたときのことでした。日米による攻撃が開始され、孤島はたちまち大混乱に陥り、唯人たちはこの機に乗じて逃亡、ヘリで上空に待機していた花井達に助けを求めました。

日米による威嚇射撃が終わると、降伏勧告が呼びかけられましたが、ヒトラーはこれを無視しミサイルの発射を指示しました。ところが、打ち上がったミサイルは孤島にめがけて急に反転し、たちまち孤島は大爆発。その様子を花井、唯人らが唖然とした表情で見下ろしていると、啓介がこう言いました。「俺さっきミサイルの制御装置いじって直さなかったから、こういう事なっちまったんだ」…啓介の思いがけない言葉に驚く暇もなく、一行は命からがら孤島上空から離脱するのでした。

その後、今回の大冒険を通じて心を通わせた唯人と悦子は結婚を決め、その祝宴パーティーが開かれることとなりました。二人の結婚を祝うため、舞台には結成10周年を迎えたクレージーキャッツが登場。「ドンガンドンガラガッタ」と歌う陽気な歌声で、パーティーはおおいに盛り上がりました。

みんなの感想

ライターの感想

タイトルの通り、何度も危険を乗り越える主人公にハラハラさせられる作品でした。それと同時に、コメディ要素を随所で挿入しており、喜劇的な冒険物語となっています。主人公がヒロインを助けて大団円を迎えるというラストも心地よいものでしたが、主人公がヒロインの持ち物に小型探知機を仕込んでいるのは正直怖いと思いました。

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