映画:大砂塵

「大砂塵」のネタバレあらすじと結末

アクション映画

大砂塵の紹介:1954年にアメリカで製作された西部劇ドラマ。ロイ・チャンスラーによる同名小説を「理由なき反抗」で知られるニコラス・レイ監督が映画化、主演は名優ジョーン・クロフォードが務めた。風が吹き荒れるアリゾナの街外れを舞台に繰り広げられる女の戦いを描いていく。

大砂塵の主な出演者

ビエンナ(ジョーン・クロフォード)、ジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)、エマ(マーセデス・マッケンブリッジ)

大砂塵のネタバレあらすじ

【起】- 大砂塵のあらすじ1

舞台はアメリカ、鉄道の敷設が進むアリゾナのとある片田舎。風がふきすさぶこの街のはずれで、中年女性ビエンナは酒場を経営していました。ビエンナは気が強い女で、鉄道の開通による富の流入によって経営をさらに拡大させようと考えていました。しかし、街の牧場主たちは今の生活を脅かされることを恐れ、鉄道事業を歓迎するビエンナを目の仇にしていました。その中でも、街の有力者エマは殺意を抱くほどビエンナを嫌悪していました。

そんな中、ビエンナは昔の恋人で凄腕ガンマンのジョニー・ギターを雇います。ジョニーが酒場に着いて間もなく、エマたち牧場主が酒場に押し入り、エマの兄殺しの罪をビエンナになすりつけてきました。ビエンナは兄殺しはダンシング・キッド率いる4人組がやったと主張しますが、キッドに思いを寄せるエマは聞く耳を持ちません。すると、そこにキッドたちが現れました。キッドたちは無実を主張しますが、牧場主たちの疑いのまなざしは変わることはありませんでした。ジョニーが奏でるギターで一瞬場はなごみかけたものの、エマたちの怒りは収まることはなく、ビエンナに24時間以内にこの街を去るよう一方的に命令して牧場主たちは去って行くのでした。

【承】- 大砂塵のあらすじ2

牧場主たちが去ると、キッドはジョニーにあからさまな嫌悪感を示してきました。キッドはビエンナに好意を寄せており、素性の知れない男がビエンナと親しくしているのが気に入らなかったのです。しかし、エマの兄殺しを疑われているキッドたちに時間はなく、山奥の隠れ家に一時退避していきました。

その夜、ジョニーはビエンナと二人で話す時間を持ちました。5年前にジョニーと別れて以来、ビエンナは多くの苦難を経験した末にこの酒場を開業しており、ジョニーには愛憎入り混じった感情を抱いていました。ジョニーもガンマン時代の暗い過去を引きずり、今でも一度銃を持つと別人格のように容赦ない性格になってしまうことに苦しんでいました。二人は感情を吐露していくうちに思いを抑えきれなくなり、昔のようにキスをし、抱き締め合うのでした。

その翌日、ビエンナが銀行に預金を下ろしに行ったときのことでした。キッドたちが大金を奪おうと突然銀行に押し入ってきました。ビエンナの制止も聞かず、大金を持って逃げていくキッド。ビエンナはキッドたちの企てと無関係ながら、状況的にキッドたちと共犯関係にあると疑われてしまいます。

エマたちがビエンナを捕まえにやって来るのは時間の問題でした。ジョニーはエマたちと銃撃戦をする覚悟でいましたが、ビエンナはそれを拒否。昔のように人を殺そうとするジョニーにビエンナは愛想をつかしてしまいます。ビエンナは酒場の従業員に最後の給料を渡して店を去るように言いつけ、自身は酒場に残ることを決断しました。

【転】- 大砂塵のあらすじ3

その夜、ビエンナが一人で店を片付けていると、キッドの仲間のターキーが店にやって来ました。ターキーはエマたちの追撃でひどい傷を負っていました。ビエンナは傷の手当てをして急ぎ店の中にターキーを隠しますが、店に押しかけてきたエマたちによってすぐにターキーは見つけられてしまいます。そのうえ、ターキーは自らの命欲しさに強盗にビエンナが関わっていたと嘘の証言を口にし、ビエンナは捕らえられることとなってしまいます。たった一人残っていた従業員のトムは命がけでビエンナを助けようとしますが、エマたちの銃弾に倒れてしまいました。ビエンナが愛する仲間を殺し、彼女が苦労の末建てた酒場も燃やし、エマは満足げな微笑みを浮かべていました。

ビエンナはただちに縛り首の刑に処されることとなりました。嘘の証言をしたにもかかわらず、ターキーも首に縄をかけられることとなり、最期の瞬間まで泣き叫んでいました。ターキーの処刑が終わり、次にビエンナの番となりましたが、ビエンナの威厳に負け、誰も手を下そうとしません。そのタイミングを狙って、ジョニーはビエンナを救出。二人は地下道を通ってキッドの隠れ家まで逃亡を図りました。

【結】- 大砂塵のあらすじ4

その翌朝、ジョニーとビエンナの訪問を受けたキッドはターキーの死にショックを受けました。そして、ジョニーとビエンナが元恋人関係であることに気づき複雑な思いを抱きますが、来るエマたちの襲撃に備え渋々ジョニーと協力することを受け入れました。

同じ頃、キッドの仲間の一人のバートはひそかにエマを隠れ家に呼び込み、キッドの金を横取りしようとしていました。仲間のコーリーは必死に止めますが、バートはコーリーを気絶させ独断でキッドをはめる計画を実行に移しました。この動きに気づいたジョニーはバートを射殺しますが、この銃声がきっかけとなりエマたちは隠れ家に突入、先陣を切ったエマはビエンナの元に単身向かいました。このエマの様子を見て、他の牧場主たちは目を覚ましました。「最初から女同士の戦いだった」…牧場主たちはエマの異常さに気づき、これ以上の銃撃を停止しました。

そうしているうちに、ビエンナとエマは対峙、エマはビエンナの右肩を撃ちました。キッドは止めに入ろうとしますが、興奮したエマはキッドを射殺、そしてビエンナにとどめを刺そうとしました。しかし、ビエンナは一瞬の差を制し、エマに致命傷となる一発の銃弾を撃ち込みました。

呆然とする牧場主たちを尻目に、ビエンナはキッドの肩を借りながら隠れ家を後にしました。二人は隠れ家を出ると、抱き合いキスをするのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ジョーン・クロフォードの男顔負けのかっこよさに惚れ惚れする作品です。また、主人公と対立する女性を演じたマーセデス・マッケンブリッジは素朴な顔立ちながら、終始怒りに満ちた迫力ある表情を見せ、強い印象を残します。女同士の激しい戦いの末に悲しく響くヴィクター・ヤングのテーマ曲も物語によく合っていると思いました。

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