「暴力教室(1976年)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アクション映画

暴力教室の紹介:1976年製作の日本映画。暴力教師と言われながらも澱んだ既成社会に挑戦する新進教師と非行少年たちの葛藤を描く。脚本は「暴走パニック 大激突」の神波史男、と奥山貞行と福湯通夫、監督は脚本も執筆している「横浜暗黒街 マシンガンの竜」の岡本明久、撮影は「子連れ殺人拳」の中島芳男がそれぞれ担当。

あらすじ動画

暴力教室(1976年)の主な出演者

溝口勝利:松田優作 喜多条仁:舘ひろし(新人) 溝口淳子:山本由香利 花房悦子:安西マリア 新田勲:南条弘二 石黒ますみ:結城なほ子(前芸名=東島祐子) 数学教師:室田日出男 たいやき屋の主人:佐藤蛾次郎 難波校長:名和宏 教頭:河合絃司 石黒理事長:安部徹 不良グループのメンバー:クールス 喜多条の父:丹波哲郎 岩崎満雄:津森正夫 田島正夫:高品正広 土屋耕作:松本智正 藤巻博:酒井努 小田切文夫:小林稔侍 山本:山田光一 三国:平井一幸 長岡:山本緑 唐沢泰子:田中久子 警察署長:相馬剛三 取調官:五野上力 料理屋女中:伊藤慶子 看護婦:村松美枝子 トラック運転手:青木卓司 その他:神太郎、原田君事、亀山健也、沢田浩二、横山繁、山浦栄、宮地謙吾、栗原敏、溜健二、星純夫、秋みちる、沢本ミミ、富岡淳子、山中登枝恵、佐川二郎

暴力教室(1976年)のネタバレあらすじ

【起】– 暴力教室(1976年)のあらすじ1

暴力教室(1976年)のシーン1

画像引用元:YouTube / 暴力教室(1976年)トレーラー映像

東京都の私立名門高校・愛徳学園高等学校。5月。

25歳の若い男性・溝口勝利がひとり、空港に降り立ちました。学園の前まで移動した溝口は吸っていたタバコを放ると、懐からスキットルを取り出してひと口ふくみます。溝口は愛徳学園の体育教師として、転任してきたのです。

校長室へ顔を出した溝口は、難波校長、教頭、石黒理事長と会いました。溝口は難波校長らに生徒の名簿を渡されると、「3年C組の担任をしてもらいたい。そして君の手でたたき直してもらいたい」と言われました。3年C組には一癖も二癖もある問題児ばかりが集まるクラスで、他の教師たちはお手上げ状態でした。溝口がいわば最後の頼みの綱で、そのために雇われたのでした。

溝口はその教室へ行くと、不良たちに対して新しい担任だと自己紹介します。生徒に背を向けて名前を黒板に書いていると、書いた名前のところにナイフが飛んできて刺さります…。(映画タイトル)

溝口は黒板に刺さったナイフを抜くと、生徒のほうに向きなおります。そうして黙って生徒たちの顔を順繰りに見ながら、座席の間を移動して回りました。相手を見つめることで生徒たちの力関係をはかった溝口は、リーダーと思しき生徒・喜多条仁の机にナイフを刺します。喜多条はむっとした顔をし、他の生徒たちも溝口が自分たちと戦う気だと知ります。

放課後、溝口は高校生の妹・溝口淳子と町で落ち合います。淳子も学校から帰宅するところで、溝口は淳子の乗っていた自転車をふたりのりして2人で買い物しました。その様子をバイクに乗った喜多条らが目撃します。

翌日から溝口は、徹底した指導を行ないます。体育の授業で校外マラソンをしますが、生徒たちは好き勝手していました。露店でたいやきを買っておいて受け取っていないと因縁をつけたり、別の者が注意を惹いてその隙に果物を盗んだり、道を通る軽トラの荷台に勝手に乗り込んだりします。

溝口はさぼっていた生徒たちに、グランド2周を言い渡します。

不良生徒たちは他の授業でも問題を起こします。歴史の授業の際、吃音の生徒が教科書を読みたいと名乗り出ました。しかし教員が黙殺したことを取り上げて、生徒たちは授業をボイコットし、教室から出ていきます。

廊下を歩く喜多条らは、剣道部部長の生徒会長・新田勲と鉢合いました。「生徒会長、チャンバラうまくなったか」とからかって喧嘩しようとしますが、新田は「剣が汚れる」と相手にしませんでした。

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