映画:空母いぶき

「空母いぶき」のネタバレあらすじと結末

空母いぶきの紹介:2019年5月24日公開の日本映画。かわぐちかいじの人気コミックを、骨太な人間ドラマに定評のある若松節朗が映画化したポリティカル・アクション。謎の武装集団によって領土を占領されるという未曽有の事態に遭遇し、現場へ向かう自衛隊初の航空機搭載型護衛艦いぶきのクルーたちの戦いが描かれる。

あらすじ動画

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空母いぶきの主な出演者

秋津竜太(西島秀俊)、新波歳也(佐々木蔵之介)、湧井継治(藤竜也)、中根和久(村上淳)、葛城政直(石田法嗣)、淵上晋(戸次重幸)、迫水洋平(市原隼人)、柿沼正人(平埜生成)、井上明信(金井勇太)、浦田鉄人(工藤俊作)、山本修造(千葉哲也)、浮船武彦(山内圭哉)、岡部隼也(和田正人)、瀬戸斉明(玉木宏)、清家博史(横田栄司)、滝隆信(高嶋政宏)、有澤満彦(堂珍嘉邦)、大村正則(袴田吉彦)、備前島健(渡辺邦斗)、垂水慶一郎(佐藤浩市)、石渡俊通(益岡徹)、城山宗介(中村育二)、沖忠順(佐々木勝彦)、沢崎勇作(吉田栄作)、赤司徹(三浦誠己)、本多裕子(本田翼)、晒谷桂子(斉藤由貴)、藤堂一馬(片桐仁)、吉岡真奈(土村芳)、中野啓一(中井貴一)、森山しおり(深川麻衣)、田中俊一(小倉久寛)

空母いぶきのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①東亜連邦が巡視船「くろしま」の乗組員を拘束し、日本の初島に上陸。日本と東亜連邦は一触即発の状態に。垂水首相は軍事訓練をしていた第5護衛隊群に海上警備行動を発令。 ②武力衝突は避けられない状態だったが、大事に至る前に国連軍が両国を止め、戦闘は終結。

【起】- 空母いぶきのあらすじ1

空母いぶきのシーン1 〝そう遠くない未来
東アジア海域における領土争いは激化していた
東南アジアに位置する島嶼国家・カレドルフは
大国の干渉を嫌う周辺地域の国々と結束し
東亜連邦と名乗る国家共同体を設立
東亜連邦は過激な民族主義を燃え上がらせ
領土回復を主張して公海上に軍事力を展開
日本近海でも軍事衝突の危機が高まりつつあった〟


〔沖ノ鳥島西方約450キロ 波留間群島近海
12月23日 03:15JST(日本標準時)〕

夜の海上では、激しい雨が降っていました。
そんななか、国籍不明の漁船20隻が日本の初島に向かっているのを、巡視船「くろしま」が見つけます。
直後、「くろしま」は銃撃を受けました。


〔12月23日 04:25JST〕

垂水慶一郎・内閣総理大臣は、「くろしま」がEEZ(排他的経済水域)で攻撃を受け、数名の負傷者が出ているという報告を聞きました。
時間の経過により、情報は続々とあがってきます。
やがて、「くろしま」の乗組員が拘束され、初島に謎の人物が上陸を果たしたと聞いて、政府の官僚たちは招集されました。

この段階ではまだ憶測にすぎませんが、初島に上陸をした者たちは、東亜連邦ではないかとささやかれます。
東亜連邦は、フィリピンの北東に位置しており、初島はそこから近い場所にありました。
官僚たちは、防衛出動を出すべきか議論します。


初島の近くには、第5護衛大群が航海訓練中でした。
護衛艦「あしたか」「いそかぜ」「はつゆき」「しらゆき」、潜水艦「はやしお」、そして航空機搭載型護衛艦「いぶき」です…。


(以後、映画は「空母『いぶき』の艦内」を舞台の軸に据えて、主に3つのパートで描いています。
・「いぶき」の艦内を、記者たちの目線で…騒動の最前線
・日本政府関係者の目線で…日本政府の対処法
・コンビニの店長と店員の目線で…一般市民の受け止め方)


…航空機搭載型護衛艦「いぶき」は、攻撃型の空母でした。
空母いぶきをめぐって、3年前に日本国で大きな論争が上がっていました。
戦争の放棄を訴えている日本が、攻撃できる空母を持つことの是非、専守防衛の定義を逸脱する政策ではないかという意見もあります。

3年前に物議を醸した「いぶき」は、しかし就役されました。
そして現在、第5護衛隊群の航海訓練を取材するために、「いぶき」には、ネットニュースP-Panelの女性記者・本多裕子と、情報新聞の記者・田中俊一が乗船していました。
「いぶき」を取材させて、一般市民に向けて情報を発信するためです。
その最中に、今回の事件が起きたのでした。


空母「いぶき」を指揮しているのは、秋津竜太・艦長です。副長は秋津と同期の、新波歳也でした。
防衛大学の同期で、トップを争った秋津と新波は、卒業後の進路も対照的でした。
秋津は航空自衛隊に所属し、新波は海上自衛隊に所属したのです。

「いぶき」に乗り込んでいた田中は、興奮で身震いしていました。
ただの取材ではなく、いま目の前で起きていることを取材できる、貴重なチャンスだからです。
同乗していた裕子は、衛星電話を持っていました。
最前線にいる田中と裕子は、否が応でも軍事衝突の危機に巻き込まれます。


第5護衛隊群は、過去に3回しか発動されたことがない、「海上警備行動」に入ります。
救助要請を出す漁船を見つけた直後、いきなり敵から攻撃を受けました。

船上の火災はすぐに鎮火しますが、この攻撃により、敵は東亜連邦であろうと目されます。
またこの攻撃で、空母「いぶき」の甲板は大破してしまい、航空戦力に大打撃を受けました。
湧井継治・第5護衛隊群群司令は、転倒して頭を打ち、血を流します。

【承】- 空母いぶきのあらすじ2

空母いぶきのシーン2 さらにミグ35戦闘機が60機、向かってきているという情報も入り、緊張が走りました。
「いぶき」内では、一般人である記者2名を乗せたままだと、有事の際に問題になるだろうと、新波が指摘しました。
先に記者2名を移送しようと、新波が提案します。


〔12月23日 09:00JST〕

初島に近い場所から一般人が撮影した、「漁船に攻撃されて起きた第5防衛隊群の火災」が、ネットにアップロードされます。
裕子が勤務するP-Panelでは、裕子の女性上司・晒谷桂子と、藤堂一馬がその映像を見つけ、裕子が巻き込まれていると知ります。
暗い時間帯の映像なので、最初、空母「いぶき」だと分かりませんでした。
かろうじて読み取れた艦名「DDV192」から、それと気づきます。


垂水首相は、アメリカのベイツ副大統領から電話を受けます。
「自制的な対応をしてくれ」と念を押され、承知していました。

「いぶき」の前方に、潜水艦が現れます。
迂回か直進か試されていると感じた「いぶき」は、直進を選択しました。
敵は潜水艦の魚雷発射管を開いたことが、ソナーで分かります。

「いぶき」側も潜水艦「はやしお」に攻撃態勢を維持させたまま、移動しました。
敵艦は攻撃せず、両者は戦線離脱しますが、緊張の連続でした。
頭を負傷した湧井はめまいを起こし、指揮継続が難しくなりました。
秋津に指揮権をゆだね、湧井は医務室で休みます。


秋津と新波は、自衛についてどうあるべきかで意見が対立します。
創設以来一度も戦闘での死者を出したことがないことを、新波は自衛隊の誇りと考えていました。
それを聞いた秋津は「誇るべきは戦後、国民に誰一人として戦争犠牲者を出していないことだ」と返します。

日本国がどうあるべきか悩む垂水首相に、沢崎勇作・外務省アジア大洋州局局長が、進言します。
東亜連邦単独の仕業ではなく、裏で糸を引いている国があるだろうと、沢崎は考えていました。
垂水首相も同じ意見です。
いずれにせよ、この24時間が山でした。

コンビニでは、人手が足りないとして、店長の中野啓一がアルバイト店員の森山しおりに、翌日も来てくれないかと頼みます。
翌日はクリスマスイブで、女子大生のしおりに仕事を頼むのを恐縮がりながらも、中野は強引にしおりをシフトへ入れました。

【転】- 空母いぶきのあらすじ3

空母いぶきのシーン3 〔12月23日 10:55JST〕

初島上空を領空侵犯され、日本国は警告射撃を受けました。
航空自衛隊の偵察機が撃墜されて、初の戦死者が出ます。
一報を受けた垂水首相は、武力攻撃と認定し、初の自衛権を発動しました。
防衛出動を下します。

ニュースを聞いた一般市民は、戦争が始まると考えました。
パニックを起こした人たちは、食料品を買い込んでおかねばと、コンビニへやってきます。
店に客がひきもきらず訪れて、しおりは忙しい思いをします。
店長は、バックヤードにこもっていました。クリスマスに売る、お菓子を詰めたブーツを作っているところです。
コンビニを切り盛りする店長は今月忙しく、疲れていました。
店が繁盛していることを知らず、せっせとブーツのお菓子の詰め合わせを作ります。


〔12月23日 12:39JST〕

ミグ戦闘機5機が向かってくると、攻撃してきました。
護衛艦「あしたか」が迎撃の対空ミサイルを発射し、全ミサイルを撃墜します。

ほっとしたのもつかの間、5機編隊だったはずの戦闘機は、4機しか確認できません。
1機、超低空で侵入してくることが判明します。
接近しつつ攻撃してきた戦闘機に対し、秋津は撃墜を命令しました。
その距離からの攻撃は、敵のパイロットの命を失うことが分かりますが、秋津は命令を変えません。

護衛艦「あしたか」が再び迎撃ミサイルを発射し、その後、ミグ戦闘機の消息は消えます。
敵にも死者が出ただろうことが分かる「いぶき」艦内では、ミグ戦闘機の撃墜が確認された後、重い沈黙がたちこめます。
秋津は「この実感は忘れずに覚えておけ」と言いました。


記者の田中と裕子は、移送される予定でした。
しかし裕子が秋津に「この船にいさせてください」と頼むと、秋津は許可を出します。
裕子たちは、残って取材を続けることになりました。


〔12月23日 17:20JST〕

「今後の外交交渉に影響する戦闘は、極力回避されたい」と、自衛艦隊司令部から通達が入ります。

敵の潜水艦が魚雷を発射しようとし、秋津は、魚雷を回避するよう命じます。
この際には、攻撃はありませんでした。秋津は敵の潜水艦に、「はやしお」を接近させます。
敵艦が魚雷を発射した際に、秋津は「はやしお」をぶつけることで、攻撃を避けようとしました。

体当たりをして敵の潜水艦にダメージを与えますが、魚雷は防げませんでした。
「いぶき」に向かってくる魚雷を、護衛艦「はつゆき」が艦を盾にして守ります。

【結】- 空母いぶきのあらすじ4

空母いぶきのシーン2 「はつゆき」は大炎上しましたが、「いぶき」を守りました。
秋津は船員の救助を命令します。
潜水艦「はやしお」も緊急浮上し、救命活動に当たりました。

甲板で「はつゆき」の炎上を見た田中と裕子は、衝撃を受けます。
取材と報道を独断でしてよいのか悩みますが、裕子は報道記者として、炎上する「はつゆき」の映像を送ります。
この映像は、日本国民に大きな精神的打撃を与えました。
戦争がはじまると、国民は動揺します。

炎上する「はつゆき」の映像が公開されていると知った「いぶき」の船員が、裕子から衛星電話を取り上げました。
しかし秋津はあとで差し入れの食事とともに、衛星電話を裕子に返します。
(判断して報道しろという意味)

裕子の送った映像は、日本だけでなく世界中に衝撃を与えました。
都心ではみんなが食料を買いに走ります。


〔12月23日 22:05JST〕

記者会見を開いた垂水首相は、初島が占領されたことや、軍事攻撃を受けていることを認めます。
戦闘で死者が出ていることも認めた垂水は、「自衛のための、やむをえない戦闘」と答え、専守防衛の姿勢を保ったままだと主張しました。

その頃。
秋津と新波は、護衛艦「いそかぜ」の主砲を使い、敵艦を無力化できないかと相談しています。
作戦は功を奏し、敵2艦が無力化され、「いそかぜ」は無傷のままでした。

国連安保理の開催が決まります。
垂水首相は、この先の日本がどうなるか、悩みました。
舵取りいかんによっては、この半日ほどで日本の未来が決まります…。


〔12月24日 00:20JST〕

打撃を受けていた「いぶき」の修理が完了し、甲板が使えるようになります。
「いぶき」の飛行部アルバトロス隊に、出撃命令を出します。
秋津は敵機を撃墜してもよいこと、自陣は1機も失うなと命令しました。

敵のミグ戦闘機は60機、アルバトロス隊は15機です。
迫水洋平・隊長は奮闘し、敵機4機を撃墜します。
柿沼正人は戦闘機を失うまいと努力しますが、回避が無理だと判断し、自らが犠牲となろうとしました。
迫水が「お前の替えはきかない」と叫び、柿沼はパラシュートで脱出します。

敵パイロットも日本軍が救出しました。柿沼も救出されます。
敵国のパイロットが救出者の持つ銃を奪い、柿沼を射殺しました。
撃ったパイロットも、動揺しています。
秋津はそのパイロットに対して、「日本では、神を信じる、信じないにかかわらず、クリsますを祝っている。穏やかに過ごそう」と声をかけました。
それを見た裕子は世界への発信を考えて、田中と共に録画を開始します…。


〔12月24日 04:15JST〕

映像を編集した裕子たちは、衛星電話を使って動画をアップロードします。
そんな矢先「いぶき」に魚雷が発射されました。
潜水艦が潜んでおり、いきなり攻撃をしたのです。

回避は不可能だとされますが、不思議なことが起こります。
魚雷は敵の空母に進路を変更し、半分はいぶきの手前で爆発しました。
自爆したのかと、「いぶき」の船員は首をひねります。

浮上した潜水艦は、国連軍のものでした。
これ以上の戦線拡大は許さないとし、集結したのです。
日本と東亜連邦の間に立って、国連軍がおさめる形となりました。

垂水首相は、国連軍の登場を見て安堵します。


夜明けとともに、裕子のメッセージが世界中で閲覧されます。


〔12月24日 06:27JST〕

裕子が中継し、秋津が救出したパイロットに話しかけている姿は、世界中で繰り返し再生されていました。
軍事衝突は終息します。
東亜連邦は初島から撤退し、拘束されていた「くろしま」の乗組員も解放されました。

事態がおさまったと知った秋津は、初島にいる「くろしま」乗組員のために、食事の用意をしておけと指示します。

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みんなの感想

ライターの感想

これは…正直、よくない。もっとどうにかならなかったのか。
私は原作未読だが、改変をかなりしているのだろうと感じた。
扱っている内容が難しい(難解だ、という意味と、軽々しく取沙汰していいものではない、という意味)のもあるけれども、
結果「無難な仕上がり」になってしまった。不自然な演出も多い。
戦闘シーンはほぼなく、出演者はほぼバストアップの映像、アルバトロスに至っては顔だけのアップ(笑)。
記者やコンビニ店員らで笑い(緊張の緩和)を取ろうとしたのだろうが、間抜けな感じしか出ていない。
もっと題材を絞り込んで描くか、あるいは二部作、三部作にすべきだった。もちろん、原作にある程度忠実にして。残念な仕上がり。

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