映画:遠い喇叭

「遠い喇叭」のネタバレあらすじと結末

アクション映画

遠い喇叭の紹介:ポール・ホーガンの小説を映画化した作品で、青年士官の視点から騎兵隊とアパッチ族との激しい戦いを描いていく。トロイ・ドナヒューが主演を務めた。1964年アメリカ製作。

あらすじ動画

遠い喇叭の主な出演者

マット(トロイ・ドナヒュー)、キティ(スザンヌ・プレシェット)、ローラ(ダイアン・マクベイン)、クエイト(ジェームズ・グレゴリー)

遠い喇叭のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 遠い喇叭のあらすじ1

物語の舞台は19世紀末のアメリカ、アリゾナ準州。このとき、アメリカ騎兵隊は先住民のアパッチ族と熾烈な戦いを続けていました。アメリカ政府はアパッチ族を降伏させ、居留地へと立ち退かせたいと考えていましたが、勇ましいアパッチ族の戦士たちはあくまでも最後まで戦い続ける姿勢を見せていました。

状況が膠着する中、戦闘の最前線であるデリバリー砦に一人の青年士官が配属となりました。青年の名前はマット、士官学校を首席卒業した若き少尉でした。マットはとても真面目な性格で、着任してすぐ厳しい訓練を砦の兵士たちに課しました。来るべき戦いのため、緊張感の乏しい兵士たちを一からたたき上げようと考えたのです。

その一方で、マットは砦で出会ったある女性に惹かれ始めていました。その女性は、上司である中尉の妻キティでした。マットにはローラという恋人がいましたが、親しげで明るいキティは徐々にマットの心をとらえていきました。

そんなある日のことでした。マットは部下たちと伐採作業している最中にアパッチ族の襲撃を受けてしまいます。マットはアパッチ族の攻撃を逃れると、砦には戻らず、別の場所に向かいました。この日、キティがワシントンに向けて砦を出発しており、マットはアパッチ族の魔の手からキティを救おうとしたのです。マットの予想通り、キティの乗った馬車はアパッチ族の攻撃を受けていました。マットはそんなキティを救い、しばらくの間アパッチ族からの逃避行を続けました。やがてひどい雨が降り始め、マットとキティは道中の洞窟で一夜を過ごすことに。そこで、マットはキティが軍人の妻として過ごす毎日に孤独感を覚えていることを知ります。過ちだと知りながらも、マットはそんなキティにキスをし、キティもマットの思いを受け入れるのでした。

その後もマットは厳しい訓練を続けつつ、キティと過ごすわずかな時間を楽しみました。そんなある日のことでした。突然シーリー・ジョーンズと名乗る中年の商人が大勢の娼婦を連れて砦に現れました。シーリーは兵士のために酒や女の提供を行って商売をしており、兵士の給料日のたびにこの砦に現れている男でした。シーリーは商売のためならアパッチ族と手を組むことも厭わない男で、マットはそんなシーリーの人間性に軽蔑の眼差しを向けていました。その夜、シーリーは砦でお祭り騒ぎを起こし、兵士たちは娼婦たちと過ごす時間を楽しみました。マットは陰ながらその様子を見て、シーリーを懲らしめる方法を考えるのでした。

その翌朝、マットは突然早朝の大砲訓練を開始しました。砦の外で娼婦たちと眠っていたシーリーはひどく驚き、身の安全を守るために砦から逃げ去って行きました。マットはそんなシーリーの後ろ姿を見て満足げな表情を浮かべるのでした。

【承】- 遠い喇叭のあらすじ2

一方、規律に厳しすぎるマットは次第に兵士たちから不信感を抱かれるようになっていました。マットは裏で青二才と悪口を言われ、その怒りの矛先はマットの側近であるホワイト・クラウドに向けられました。ホワイト・クラウドは先住民でありながら、陸軍のクエイト将軍の信頼が厚い優秀な偵察兵でした。しかし、兵士の多くは先住民を差別し、人間扱いをしようとしない者ばかりで、ホワイト・クラウドは危うく兵士たちにリンチされそうになってしまいます。間一髪、マットがその場に駆けつけたおかげで事なきを得たものの、マットは兵を統率する難しさに頭を悩ますのでした。

そんなマットに安らぎを与えたのは、キティでした。ある夜、キティはマットに亡くなった父が名誉勲章を授与された軍人であること、今も名誉勲章の授与式に招待されることを明かしました。名誉勲章を「世界でいちばん欲しいもの」と考えるマットはキティの話に興味を覚えますが、一方のキティは悲しげな表情を浮かべていました。キティが夫と結婚した理由は父と同じ軍人だったからというだけであり、そこに愛はありませんでした。キティは「あなたが初恋なの」とマットを見つめ、キスをするのでした。

それからすぐのことでした。ある兵士が女と一緒に砦を脱走する事件が起こります。すぐにマットは兵を率いて追跡しますが、兵士と女はすでにアパッチ族によって殺されていました。生き埋めにされ、ありに食われる二人の死体を見て、兵士たちは衝撃を受けました。

その後、マットはさらにアパッチ族の追跡を行おうとしますが、その最中に新たな兵士の脱走事件が発生。すぐにマットは脱走兵を捕まえると、脱走兵はアパッチ族による惨殺をひどく恐れていたことを明かしました。マットは脱走兵を許さず、砦に囚人として連行するのでした。

砦に戻ると、マットの部屋には恋人ローラの姿がありました。ローラはクエイト将軍の姪という地位を使い、わざわざマットに会いに来たのです。ローラの目的は二つありました。一つは、近くの教会ですぐにマットと結婚式を挙げること、もう一つは、安全な地域に転属して欲しいとマットに頼むことでした。しかし、目の前の任務に集中したいマットにとって、ローラの願いに応えるのは困難なことでした。ローラはマットが自分の願いを聞き入れてくれないことに苛立ち、その怒りの矛先をキティに向けました。ローラは一目でキティの魅力に気づき、マットをそそのかしていると決めつけたのです。

それからすぐのことでした。キティの夫の部隊がアパッチ族に全滅させられる事態が発生しました。マットはただちにアパッチ族の襲撃に向かい、背後を襲われたアパッチ族の一団は混乱に陥りました。マットはアパッチ族から大量の馬を奪い、行く手を阻むために枯木を燃やして周囲を火の海にしました。マットは深追いをせず、砦に戻って夫を失ったキティを慰めました。キティは悲しみにくれながら、二週間後にこの砦を離れることをマットに告げるのでした。

【転】- 遠い喇叭のあらすじ3

その後、突然クエイト将軍が砦を訪問、その目的はマットら砦の兵士たちの問題行動を審問にかけることでした。クエイトはすぐにアパッチ族の一団とシーリーを証人として呼び出し、マットたちの行いを非難しました。先のアパッチ族襲撃の行き過ぎた略奪と攻撃、シーリーを大砲で撃ったことなど、クエイトはアパッチ族やシーリーの言い分を受け入れました。

マットたちはこのクエイトの仕打ちに反感を覚えますが、これには理由がありました。クエイトはマットら士官だけを集め、あの審問が偽物であることを明かしました。その目的は、アメリカ軍は公正に審問を行い、悪者を見逃さないことをアパッチ族に知らしめることでした。そうすることで、クエイトはアパッチ族に冷静な話し合いを促そうとしたのです。また、クエイトはアパッチ族の首長ウォー・イーグルとかつて戦ったことがあり、敵ながら互いに尊敬し合う関係を築いていました。クエイトは自らウォー・イーグルと対峙することで、アパッチ族の降伏を実現しようと考えていました。こうして、マットら砦の兵士たちはすぐにクエイトの軍とともに出陣。ローラはマットとの結婚式を挙げられず、ふてくされながら去りゆくマットを見送りました。

クエイトたちの動きはすぐにアパッチ族の知るところとなり、両者は荒野で激突しました。クエイトは地理を有効に活用し、アパッチ族に次々と攻撃を加えていきました。マットの別動隊も活躍を見せますが、アパッチ族は反撃をやめようとしません。結果的に、クエイトはウォー・イーグルを取り逃がし、戦地には大量の死体が残されました。

この犠牲にクエイトは心を痛め、自らウォー・イーグルと平和的な交渉をしたいと考え始めました。しかし、老齢のクエイトが険しい道を越えてウォー・イーグルの元にたどり着くことは困難なことでした。そこで、クエイトの代理としてマットが交渉役を任せられることになりました。

早速、マットはホワイト・クラウドとともに出発、長い旅路の果てにアパッチ族の野営地に到着しました。そこには、シーリーの姿もありました。マットは平和的な交渉を試み、アリゾナの居留地で生活するよう求めますが、ウォー・イーグルはなかなか警戒心を解こうとしません。マットはまた明日話し合いに来ると告げると、ウォー・イーグルはホワイト・クラウドを置いていくよう要求してきました。マットはその望みを聞き入れ、一人近くの岩陰で夜を過ごしました。

マットが眠りについてすぐのことでした。シーリーが岩陰にやってきて、マットを亡き者にしようと銃を構えました。すると、そこにホワイト・クラウドが現れ、シーリーに襲いかかりました。こうしてマットは知らぬ間に命を救われるのでした。

【結】- 遠い喇叭のあらすじ4

翌朝、マットが再び訪ねると、ウォー・イーグルを始めアパッチ族の戦士全員が臨戦態勢を解いていました。ウォー・イーグルはマットの言葉を信じ、降伏を決断。アリゾナで平和に暮らすことを望むようになっていました。

マットはアパッチ族とともにクエイトの軍との合流を目指しますが、到着したときにはすでにクエイトの姿はなく、先住民に対して差別的な人物が後任となっていました。ウォー・イーグルらアパッチ族は人間の扱いを受けられず、そのうえ、約束とは異なりフロリダ送りにされることが決まっていました。その際、ホワイト・クラウドまでも連行されてしまいました。

この状況に怒りを覚えたマットは、すぐにクエイトの後を追いかけてワシントンに向かいました。ワシントンの陸軍省に到着すると、マットはすぐにクエイトと話す機会を持ちました。クエイト自身もこの軍の対応に苛立ちを覚えており、なんとかアパッチ族を救いたいと考えていました。

そんな中、陸軍省ではアパッチ族降伏を成し遂げたマットを讃える勲章の授与式が行われました。その場には報道記者の他、ローラ、そしてキティの姿もありました。マットは陸軍大臣自ら名誉勲章を授与され、大尉への昇進が決まりましたが、その栄誉を喜ぶことはなく、アパッチ族とホワイト・クラウドの窮状を大臣に訴えました。マットは彼らを救いたいという思いを伝えるため、名誉勲章を返上し、除隊願を出しました。それに続けてクエイトもただちに除隊願を出し、陸軍大臣は予想外の出来事に動揺します。ローラは先住民のために地位を捨てるマットの行動を批判しますが、それとは対照的に、キティは微笑みながらマットの様子を見守っていました。

大臣はすぐに部屋から人払いをし、大統領に電話をかけますが、混乱してうまく報告ができません。クエイトはそんな大臣から受話器を奪い、大統領にこう語りかけました。「先住民を苦しめるのはやめろ」…クエイトは大統領と旧知の間柄であり、フランクな口調で大統領に先住民の窮状を訴えました。

クエイトの働きかけのおかげでアパッチ族は解放され、ホワイト・クラウドとウォー・イーグルはクエイトとともにデリバリー砦に姿を現しました。砦に戻っていたマットは、二人の元気な姿を見て笑顔を見せました。その後、クエイトたちが去ると、マットは妻となったキティとともにアパッチ族の解放を喜びました。すると、騎兵隊の一行がマットたちに近づいてきました。「大尉夫妻に万歳三唱」…マットとキティは大勢の騎兵隊に囲まれ、栄誉を讃えられるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

画面いっぱいに繰り広げられる戦闘シーンは迫力があり、オーケストラ音楽も映像に負けず壮大で、物語を盛り上げていたと思います。アクション、ラブロマンス、歴史ドラマなどの物語の要素がバランスよく、大団円で終わるラストも爽快感がありました。

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