「HiGH&LOW THE RED RAIN」のネタバレあらすじと結末の感想

HiGH&LOW THE RED RAINの紹介:2016年10月8日公開の日本映画。2015年10月から2016年6月まで2期にわたって放送されたテレビドラマ『HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』に出てくる雨宮兄弟の、知られざるエピソードがつづられる。

予告動画

HiGH&LOW THE RED RAINの主な出演者

雨宮雅貴(TAKAHIRO)、雨宮広斗(登坂広臣)、雨宮尊龍(斎藤工)、成瀬愛華(吉本実憂)、コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)、ノボル(町田啓太)、ダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハル(佐藤大樹)、劉(早乙女太一)、家村(中村達也)、ナオミ(藤井萩花)、雨宮壮介(小木茂光)、雨宮祥子(片岡礼子)、上園龍臣(石黒賢)、林(三浦誠己)、篠原芳雄(長谷川初範)、黒崎(岩城滉一)、龍心の妻(飯島直子)、琥珀(AKIRA)

HiGH&LOW THE RED RAINのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①雨宮雅貴と広斗には長兄・尊龍がいるが、1年前から行方不明。彼らは10年前に両親を自殺で亡くしたがそれは表向きで、本当は九龍グループの上園会に殺されたことを知った尊龍は、両親の復讐のために上園会に潜入していた。 ②重要なUSBを持つがゆえに殺された弁護士の娘・愛華を保護した尊龍は、USBを持って上園と会う約束を。雅貴と広斗は愛華と会い事情を知ったが、尊龍は戦いで死亡。雅貴と広斗は血が繋がっていない。雅貴たちは兄の遺志を継いだ。

【起】- HiGH&LOW THE RED RAINのあらすじ1

日本。とある地域。
そこはかつて「ムゲン」と呼ばれる伝説のチームが、地域一帯を支配していました。そのことが却って地帯を統率化することに一役買っていました。
唯一ムゲンと対等にわたりあえるとすれば、それは「雨宮兄弟」くらいです。
しかしある事件がきっかけでムゲンは解散し、雨宮兄弟も姿を消しました。
その後、その地域には5つのチームが頭角を現します。
それは「山王街二代目喧嘩屋 山王連合会」「誘惑の白い悪魔 White Rascals(ホワイト・ラスカルズ)」「漆黒の凶悪高校 鬼邪高校(おやこうこう)」「無慈悲なる街の亡霊 RUDE BOYS(ルード・ボーイズ)」「復讐の壊し屋 達磨(だるま)一家」です。
地域は彼ら5つの頭文字をとり、「SWORD(スウォード)地区」と呼ばれるようになりました。(テレビドラマシリーズ)
さらに「九龍グループの家村会」という暴力団が跡目争いのために入り込み、さらに「MIGHTY WARRIORS(マイティ・ウォリアーズ)」という集団も自分たちの理想郷を作るために参入、そこへさらに「DOUBT(ダウト)」という、金のためなら手段を選ばない集団が入り込みます。
琥珀が再び活動を始め、SWORDを巻き込んでの大乱闘になった時、雨宮兄弟もその戦いに身を投じていました。
その際、1年前から行方知れずになっていた、雨宮兄弟の長男・尊龍(たける)が、雅貴(まさき)と広斗(ひろと)の前に姿を現しました…(テレビドラマ『HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』参照)。

…約1年前。
雨宮たちはふだん、裏社会の運び屋をして金をもらっています。
その日も雅貴と広斗の兄弟は、追っ手の追走をかわして逃げながら、頼まれたものを運んでいました。
バイクの2人組を振り切り、建物に入るとスキンヘッドの男性が待ち受けています。
その男たちも倒しましたが、廃墟の奥にはもっと大人数の集団が待ちかまえていました。
雅貴と広斗は格闘技に秀でており、銃を持つ相手でも接近戦に持ち込んで闘う、ゼロレンジコンバット(零距離近接格闘術)を駆使する者たちです。
敵を倒したものの、運ぶものを離していたために、その廃墟の教会で待つ長男・尊龍にたしなめられました。
3人は教会の奥で待つ背広姿の男たちに、約束の荷物を渡します。彼らの正体は不明ですが、政治家のようです。
報酬を貰った3人は、金を山分けしました。無邪気に仕事の成功を喜ぶ雅貴と広斗を、意味深長な目で尊龍が見ています。
それが、尊龍を見た最後でした。それから1年間、尊龍は他兄弟と音信を絶ちます。

1年の間、雅貴と広斗は長男の尊龍を探し続けました。その間には、先のSWORDとの戦いもあります。

現在、雅貴と広斗は同じ家に住んでいました。
テレビでは内閣経済閣僚の篠原芳雄大臣が、SWORD地区にカジノを作る法案を提出している内容を知らせるニュースを流しており、雅貴はそれを見ています。
報道では先のSWORD地区の抗争も話題になっていました。
しかし風呂上がりの広斗がチャンネルを変え、天気予報を確認します。
雅貴は広斗に「明日、寝坊するんじゃねえぞ」と声をかけました。

翌日はいい天気でした。雅貴と広斗は喪服に身を固め、十字架の墓が並ぶ一角へ進みます。
そこには2人の両親、雨宮壮介と雨宮礼子の墓がありました。両親は10年前、他界したのです。
父・壮介は国双地区で『雨宮鉄製所』という工場を経営していました。
ところが10年前の雨の日、雅貴たちが帰宅すると警察が規制線を張り、調べていました。
両親は首吊り自殺をしたとされ、兄弟3人が残されます。
それ以来、雅貴は「雨は、嫌いだ」と思うようになりました。

【承】- HiGH&LOW THE RED RAINのあらすじ2

2人で墓地に花を手向けていると、そこへ見知らぬ若い少女(20歳前後)がやってきます。
少女・成瀬愛華は2人と尊龍が兄弟だと知ると、開口一番、尊龍の行方を質問しました。
そのことについては、雅貴たちの方こそ知りたいことです。1年前から兄・尊龍は兄弟の前から姿を消していました。

そこへ愛華を追って、白いスーツの4人の男がやってきます。
事情は知らないながらも、悪い輩に愛華が追われていると思った2人は、あっという間に4人を倒しました。
するとさらに大勢の白いスーツの手勢がやってきます。
何十人もの白集団を倒した雅貴は、彼らの落としたボタンが九龍グループのマークのデザインだと見て取り、裏に九龍グループの上園(かみぞの)会が絡んでいると知りました。
愛華に事情を聞くと、愛華は1週間前から雅貴たちの兄・尊龍に助けられて、家にかくまわれていたと話します。
愛華を助けた雅貴たちは、案内してもらい、兄・尊龍の住んでいたという部屋を訪れました。

部屋はすでに何者かによって、荒らされたあとでした。
壁にはSWORD地区の再開発の新聞記事が、一面に張られていました。レッドドラムという危険ドラッグについての記事や、事故で亡くなったという家族の記事もあります。
白を身にまとった九龍グループの一派・上園会はタチが悪く、あくどい犯罪も平気で行なう者たちでした。犯罪をおかしても証拠となるものを全て消してしまえば、そもそも事件にならない…そういうふうに思う危ない連中です。
壁には愛華の父・成瀬幸雄の死亡記事もありました。そこには自殺と書かれていましたが、愛華は「父が自殺するわけがない」と言います。
聞くと、父・成瀬幸雄は弁護士で、上園会と政治家との関係について調べていました。
ちょうど1週間前、愛華が帰宅すると父の幸雄が「重大な秘密が入ったUSBを手に入れた」と言い、愛華に託して家の裏口から逃がします。
表口には白い一団がやってきていました。それが、愛華が父を見た最後でした。
愛華はその後、なぜか事情を知る尊龍に助けられ、部屋でかくまわれていました。

肝心のUSBファイルですが、強力なロックがかかっていて開くことができません。
そのUSBを持ち、3日前に尊龍は上園会に向かいました。それ以来、連絡が取れなくなったので、愛華は探していたのです。
愛華の話から、尊龍が上園会に潜入していたことを雅貴と広斗は知りました。
潜入捜査しながら、愛華をかくまっていた…という話をしていると、家の電話が鳴ります。
愛華が電話を取ると、相手は女性の声でした。雅貴が電話を代わって弟だと言うと、「尊龍っちにUSBの解析を頼まれた」と相手が話します。
相手の女性は、まずいUSBだから手を引きたいというのが電話の用件でした。
女性のところへ3人は行くことにします。
愛華の持つバイクがピンク色なのを広斗が嫌いますが、しぶしぶ愛華を後ろに乗せて、3人で出かけていきました。

【転】- HiGH&LOW THE RED RAINのあらすじ3

吉野という女性は地下の一室でUSBを解析していました。
コピーしようとすると自動的に削除されるし、これはかなりまずいものだと言います。
それをおして3人が解析を頼むと、吉野はネットで知り合った優秀なパートナーの力が必要だと言いました。
それはなんと山王連合会がある、山王街でした。
雨宮兄弟は因縁がありつつも、やむをえず吉野と出かけていきます。

吉野が言う「優秀なパートナー」とは、山王連合会のノボルでした。
ノボルは昔、家村会のIT・コンピュータ関連の全てを担当していたこともあり、確かな腕を持っています。
山王連合会にとっては、敵方になる雨宮兄弟をアジトに入れるということになります。
特にヤマトは広斗に倒されて心境は複雑ですが、「九龍グループが絡んでいる(山王連合会にとっても敵にあたる)」「マイティ・ウォリアーズとの抗争の時に、雨宮兄弟に手助けしてもらった」ということもあり、「これで貸し借りなしということで」とコブラが言います。
雅貴は「貸した覚えはない」と言って、店を出ていきました。解析をノボルと吉野に任せます。

その間に国双地区の、かつての自分たちの家を訪れた雅貴と広斗は、花束を手向けます。
愛華がついてきて「本物の兄弟って、どんなもの?」と質問しました。愛華はひとりっ子なので、気軽な気持ちで聞いたのです。
それに対し、雅貴は広斗とは血が繋がっていないということを話しました。
雨宮兄弟の両親は、子連れ同士で再婚しており、尊龍と雅貴は父・壮介の、広斗は母・礼子の連れ子でした。
最初、広斗は尊龍や雅貴と馴染もうとしませんでした。それに対し、尊龍はバイクを見せて魅力を語り、雅貴は得意の格闘技を教えて広斗を鍛えます。
そうやってたくさんの時間を重ね、3人は兄弟になっていったのです。
兄の尊龍だけが先にバイク免許を持っており(雅貴と広斗はバイク免許を取得できる年齢に達していなかった)、よく雅貴と広斗は自転車で兄のバイクと並んで走っていました。
ところが両親がある日亡くなり、「借金による自殺」として警察は片付けます。
そんなわけがないと怒る広斗を制したのは、尊龍でした。「拳は大切な人を守るために使え」と言い、「最高で最強の兄弟になろう」と宣言します。
雅貴はそんな思い出話をしながら、思い出しました。
かつて工場内で、父が土下座していた相手は上園会のメンバーだったのです。
つまり兄の尊龍は、両親を殺したのが上園会で、その復讐のために上園会に潜入して調査していたのだと思いました。

USBの解析ができました。
中身はカジノプロジェクトの資料で、SWORD地区にカジノが建設された場合、どれだけの金が動くかということが記されています。闇の献金が政治家や各界著名人に流れることも記されており、そこにはもちろん、カジノ法案を推進する篠原芳雄大臣の名もあります。
そこには尊龍が上園会と取引する場所も、書かれていました。
それを聞いた雅貴と広斗は、その場所へ向かいます。愛華には、山王連合会のところへ戻るよう指示しました。

【結】- HiGH&LOW THE RED RAINのあらすじ4

中華街に似た繁華街では、祭りが催されていました。
ごったがえす人波の中、雅貴は尊龍の後ろ姿を見つけますが、呼びかけると逃げます。尊龍は弟たちを巻き込みたくないのです。
取引場所は、教会の廃墟でした。
尊龍は上園会の会長・上園龍臣と会っています。尊龍は「なぜ両親を殺した」と10年前のことを質問しました。上園は「覚えてないけど、たぶん、邪魔だったからだろう」と答えます。
上園会の一派が銃撃を始めます。尊龍、雅貴、広斗はそれに対し、素手で応戦して次々と倒していきます。
上園の部下の1人がUSBを回収し、本物であることを確認しました。上園はそれを持ち、銃撃戦の隙に裏口から車で逃げました。
「汚れるのは俺ひとりで充分だ。つよく、つよく、つよく、生きろ」と言い、尊龍は上園の部下・林と撃ち合いになって、雨の中で死にます。
雨は嫌いだ…そう雅貴は再び思いました。
愛華もやってきて、尊龍の死を知って嘆くのを、広斗が抱きしめて「壁だと思え」と言います。その言葉は、かつて兄の尊龍が、父の死を嘆いて泣く愛華を抱きしめて言ったものと同じでした。

移動の車中、上園はUSBの中にファイルが1つもないことに気付きます。
しかし「データが壊れていて、漏れていないなら問題ない」と上園は言いました。
上園のアジトに雅貴と広斗がやってきます。
白い背広軍団は扉の前で銃を構えて待機しますが、雅貴と広斗は扉の両脇にあるガラス窓を破って侵入し、次々と軍団を倒しました。
その間に上園は裏から車で立ち去りますが、バイクで2人が追跡します。
上園は手下を差し向けますが、チェーンを張るなどして雅貴と広斗は倒していきました。
上園はタンクトレーラーを銃撃し、車道中央で炎上させますが、炎の中を突破して2人は追跡します。
横転した車から上園を引きずり出し、雅貴が殴りますが、兄のことを思い出して殺すのをやめました。

テレビでは、カジノ推進法案が可決され、本格的にカジノ建設計画が進むことが報じられています。
九龍グループの会合で、上園は雨宮兄弟2人にやられたことを責められました。上園は、劉にナイフで首を切られて殺されます。
九龍グループのトップ・龍心の妻が出てきて「身内でタマ(命)の取り合い? こっちには時間がねえんだ」とSWORD地区を早くなんとかしろと命令しました。

十字架の並ぶ墓地に、雅貴と広斗は足を運びます。
尊龍の墓にはすでに赤いバラの花束が置かれていました。愛華が来たようです。
2人は墓に酒とたばこを手向けると、ノーヘルで立ち去りました。幼い頃、尊龍の乗るバイクを、自転車で並んで走ったことを思い出しながら。

(エンド後)海沿いにて2人でアイスキャンデーを食べる。
雅貴が食べるのは赤っぽく、広斗が食べるのは水色のソーダ味。
雅貴は広斗のを一口欲しがるが、広斗は嫌がる。自分のを一口やると言っても「そっち、うまそーじゃねえもん」と言う。
とはいうものの、広斗は赤いキャンデーを一口食べる。「食べるんかい!」と雅貴が突っ込みを入れる。(本当に仲がよさそう)
そんなことをしつつ、広斗が雅貴にUSBの行方を尋ねる。
雅貴は「一番信頼できる奴に渡した」と答える。
その人物は…。空港に立つ、琥珀であった…。
(映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』に続く)

みんなの感想

ライターの感想

次への引っ張り方、ラストが上手い!! 次も見たいって思わせる幕引きが絶妙。
エンドロールがすべて終わってから、問題のシーンが流れるので、劇場で決して席を立ってはならない。
映画の1もそうだったが、エンド後に重要なことが出てくるので(映画第1弾も、エンド後に雨宮兄弟の長兄の話が出てきた)
2017年の8月、そして11月に連続公開される、映画2と3。
そこでいよいよカジノのための再開発計画の行方や、USBがどうなるかなどが明らかになるだろう。
そういえばまだ出てないもんね、九龍グループのトップ。

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