映画:OK牧場の決斗

「OK牧場の決斗」のネタバレあらすじと結末

OK牧場の決斗の紹介:1957年にアメリカで製作された西部劇。実際に起きたワイアット・アープとクラントン兄弟との闘いを映像化した作品で、主演はバート・ランカスター、カーク・ダグラスが務めた。保安官と無法者のギャンブラーの友情と、悪党一味との激しい争いを描いていく。

あらすじ動画

OK牧場の決斗の主な出演者

ワイアット・アープ(バート・ランカスター)、ドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)、ローラ・デンボー(ロンダ・フレミング)ケイト・フィッシャー(ジョー・ヴァン・フリート)、ジョニー・リンゴ(ジョン・アイアランド)、アイク・クラントン(ライル・ベトガー)、ビリー・クラントン(デニス・ホッパー)

OK牧場の決斗のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- OK牧場の決斗のあらすじ1

舞台は西部開拓時代のアメリカ、カンザスのフォート・グリフィン。二人の腕利きのガンマンが同時にこの街を訪れていました。一人はドク・ホリデイ、元は歯科医ながら今は無法者のギャンブラーとして多くの人間から命を狙われている男です。もう一人はワイアット・アープ、ダッジシティという街の保安官で、大悪党のクラントン兄弟を追うためにこの街の保安官に協力を求めに来ていました。しかし、保安官は命を惜しみ、ワイアットは頼みを断られてしまいました。

そんな中、ワイアットはドクがこの街に滞在している噂を聞きつけ、その腕を見込んでクラントン兄弟取り締まりへの協力を依頼しました。その見返りに、ワイアットはドクの命を狙う男の情報を流しますが、保安官という職業をひどく嫌うドクは首を縦に振りませんでした。

ドクはワイアットの情報のおかげで男を撃退しますが、すぐ逮捕されることとなってしまいます。ドクの逮捕を聞きつけて、多くの男たちがドクのリンチのために集まってきました。ワイアットはドクの恋人と協力して男たちを攪乱し、その間にドクとケイトを街の外に逃しました。ワイアットは自分の管轄地であるダッジシティには絶対に来るな、とドクに念を押し、その後ろ姿を見送りました。

しかし、それからしばらくして、ダッジシティにドクが現れました。街をいくつか転々としたものの、その度に街の保安官に追い出され、やむなくダッジシティに来たといいます。さらに、ドクは金の持ち合わせも少なく、報酬と引き換えに保安官の仕事を手伝うと申し出てきました。ワイアットはそんなドクに呆れ果て、ダッジシティ滞在を渋々許可しました。ただし、武器類の所持の禁止という街のルールを遵守することが条件でした。

それと時を同じくして、ワイアットはローラという名の美しい貴婦人と出会います。ローラは有名な賭博師で、ダッジシティの賭博場でカードゲームに興じていましたが、ワイアットは女性が賭博に関わるとろくなことがないという理由でローラを賭博場から追放しようとしました。このときのやりとりでひと騒動が起きてしまいましたが、それでもなお堂々とした振る舞いを見せ、留置場に入っていったローラはワイアットに強烈な印象を残しました。その後、ローラはすぐに釈放され、再び賭博場に戻って行きました。

そんなある日、ワイアットは銀行強盗の一味を取り締まるため、ドクに協力を求めました。二人は人里離れた荒野に赴き、一味を探し歩きました。その夜、野営をしたときのことでした。ワイアットはドクがひどく咳をする様子を見て酒をやめるようアドバイスしますが、ワイアットは「性に合わん」と語り、早撃ちに撃たれ即死したいと笑いました。そして、ドクはいつか必ずワイアットに借りを返したいと考えていることも打ち明けました。その後、闇に紛れて銀行強盗一味が襲撃してきましたが、二人は早撃ちで圧倒し、返り討ちにしました。

【承】- OK牧場の決斗のあらすじ2

その後、わずかな間でしたが、ダッジシティに平和な時間が訪れました。この間にワイアットはローラと親密な仲になり、星空の下ロマンティックな夜を過ごしました。一方、ドクとケイトはそれとは真逆の関係になっていました。ドクとケイトは愛し合っていましたが、互いに気持ちの表現が不器用で頻繁に衝突するようになっていました。そんなある日、ケイトはドクの横暴さに耐えきれず、リンゴーという名の無法者と浮気をしてしまいます。その噂を聞きつけたドクはケイトとリンゴーの部屋に乗り込みますが、ワイアットに騒動を起こさないと約束した手前、リンゴーに何も手を出せません。そんなドクを嘲笑い、ウィスキーをドクに浴びせるリンゴー。それでもなお、ドクは暴力に訴えるのを我慢し、部屋を出ていくのでした。

それからすぐのことでした。街でパーティが催され、大勢の人々が楽しんでいるところに、突然シャンハイ・ピアースという名の無法者の一団がパーティ会場を襲ったのです。その中には、リンゴーの姿もありました。ピアースは過去に手下がワイアットによって痛めつけられたことを恨みに思い、復讐を果たそうとしていました。騒動を聞きつけ、すぐにワイアットはパーティ会場に急行しますが、状況は圧倒的にワイアットに不利でした。そこに、拳銃を手にしたドクが不意に現れ、ピアースたちの動きは凍りつきました。ドクの加勢を受け、ワイアットはピアースたちの武装解除に成功しますが、そんな中リンゴーが反抗して発砲しようとしました。しかし、ドクのスピードにはかなわず、リンゴーは利き腕を負傷。ドクにこれまで以上に激しい憎悪を抱くきっかけとなりました。一方のドクは、ようやくワイアットに借りを返せたことに満足するのでした。

ひと騒動を終えたワイアットは、ローラと結婚してカリフォルニアに移住することを決断しました。ところが、その矢先にトゥームストーンで保安官として働く兄弟から手紙が届き、ワイアットの助けを求めていることがわかりました。ローラはワイアットの命を心配して制止しますが、ワイアットは兄弟の危機を見捨てることができず、旅立ってしまいました。

トゥームストーン行きにはドクもついてきました。ワイアットの兄弟たちはドクを好ましく思っていませんでしたが、ワイアットはドクを信頼できる男と語り、兄弟たちを納得させました。兄弟たちが困っていたのは、この近くに牧場を構えるクラントン兄弟のことでした。クラントン兄弟はメキシコから大量の牛を盗んでいたましたが、誰もが暴力的なクラントン兄弟を恐れ、罪を暴くことができずにいたのです。

【転】- OK牧場の決斗のあらすじ3

ワイアットはクラントン兄弟を取り締まるための第一歩として、トゥームストーンへの武器類の持ち込みを禁止する法を定めました。クラントン兄弟はすぐにこの法に反発して街へと乗り込んで来ましたが、ワイアットとその兄弟たちに追い返されてしまいます。そのとき、ワイアットはクラントン兄弟の一味の中にリンゴーがいることに気づきました。

それから間もなく、リンゴーを追いかけるようにケイトがトゥームストーンに到着しました。ケイトは賭博場に行き、そこにいたドクに聞こえるようにドクの批判を始めました。ピアース一味との騒動の後、ケイトはドクに復縁を願っていましたが、ドクはそれを受け入れませんでした。ケイトはそのことを根に持ち、ドクに恥をかかせようとしたのです。ドクはすぐ近くにケイトとリンゴーがいることに激しく心を乱しました。報復行為に出ることもできず、ドクは街を出ることさえ考えましたが、ワイアットに説得され街にとどまることを決めました。

そんなある日、ワイアットは泥酔した若者を保護しました。その若者は、クラントン兄弟の末の弟のビリーでした。ワイアットはビリーを送るため、一人でクラントン兄弟の牧場に向かいました。幸いなことに、そのとき家にいたのは兄弟の母親だけで、ワイアットは家に招き入れられました。酔いが覚めたビリーに話を聞くと、ビリーは年上の兄貴たちに早く追いつきたいと望んでいるようでした。ワイアットはそんなビリーの心境に理解を示しました。ワイアットもまた、幼い頃に南北戦争へ行った兄たちに憧れを持っていたからです。ワイアットは兄のように悪事を犯してはならないとビリーを諭し、ビリーもまた自分の気持ちをわかってくれるワイアットの言葉に素直にうなずきました。

その後、ワイアットが家を出ると、ちょうどそのときクラントン兄弟が帰ってきました。管轄外の地域に入るなと怒るクラントン兄弟に、ワイアットは連邦保安官の辞令を見せました。ワイアットがより大きな権限を持つ地位に就いたことに、クラントン兄弟は強い警戒心を抱きました。そこで、クラントン兄弟は夜回り中にワイアットを暗殺する計画を思いつきました。

クラントン兄弟は早速真夜中のトゥームストーンに向かい、OK牧場の近くで夜回りしていたワイアットと思しき男を射殺しました。ところが、それはワイアットの弟ジミーでした。この日に限って、ジミーが夜回りをしていたのです。ドクは弟の死に動揺するワイアットを落ち着かせた後、その足でケイトが滞在するホテルへ向かいました。ドクは語気を荒げて、ジミー殺しについて吐くようケイトに迫りました。ケイトはドクの迫力に負けて、全てを告白しました。首謀者がクラントン兄弟一味であること、ワイアットが死ねばドクを取り戻せると思い、一味の計画を知りながらドクに黙っていたこと…ケイトは泣きながら謝りますが、ドクは怒りの形相で近づいてきます。しかし、突然ドクは激しい咳に苦しみ出し、その場に倒れてしまいました。ケイトはそんなドクをベッドに寝かせ、介抱しました。

【結】- OK牧場の決斗のあらすじ4

同じ頃、ワイアットはビリーの訪問を受けていました。ビリーはクラントン兄弟が翌朝OK牧場での決闘を望んでいることを伝え、さらにその決闘には自分も参加すると打ち明けました。ワイアットはビリーに決闘に行ってはならないと説得しますが、ビリーはクラントン兄弟の一人として戦いに臨む覚悟はできていました。

そして、朝が訪れました。ワイアットは咳で苦しむドクをあてにしていませんでしたが、突然ドクが普段と変わらぬ様子を見せて現れました。ドクは「唯一の友と死にたい」とケイトの制止を振り切り、ワイアットの元に駆けつけたのです。

ワイアットは兄弟のバージル、モーガン、そしてドクを連れてOK牧場に向かいました。着いて早々、クラントン兄弟との戦いは始まりました。牧場内の傾斜や囲いを利用しながら、ワイアットたちは少しずつクラントン兄弟一味の元へ近づいていきました。バージルやモーガンが重傷を負う中、ワイアットはクラントン兄弟一味の背後に迫ることに成功しました。ワイアットは激しい銃撃を一味に浴びせ、一味は次々と倒れていきました。ドクもまた激しい戦いの末にリンゴーを射殺、ようやく恨みを晴らしました。

そんな中、ビリーは重傷を負いながらも、街の雑貨店に逃げ込みました。ワイアットはなんとかビリーを助けてやりたいと望み、雑貨店の二階に逃げたビリーに投降を呼びかけました。しかし、あくまでもビリーは最期まで戦うことを望み、ワイアットに銃を向けました。ワイアットはそれでも説得を試みますが、次の瞬間、ビリーは銃弾に撃たれ一階に転落しました。撃ったのは、ドクでした。ワイアットは自分と似た境遇のビリーの死にショックを受け、連邦保安官のバッジを外してしまうのでした。

それから間もなく、賭博場で酒を飲むドクの元にワイアットが訪れました。ワイアットは今度こそローラとともにカリフォルニアに行くことを決心し、ドクに別れの挨拶をしました。そして、最後にドクの体を心配して療養するよう助言しますが、ドクにそんな気はなく、ワイアットの言葉を笑い飛ばしました。ワイアットはドクと最後の酒を飲み、酒場を出て行きました。ドクはそんなワイアットに「あばよ、説教師」と声をかけました。ドクが再びカードゲームに興じているのと同じ頃、ワイアットはOK牧場の前を通過していました。ワイアットはほんの数秒立ち止まって牧場を眺めると、再び馬を駆りローラの元へ走り去っていくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

最後の決闘シーンは、激しい銃撃と沈黙が交互に起こる、緊迫感のあるものでした。本作はクラントン兄弟との闘いを描いたものですが、その一方で人間ドラマもしっかり描かれています。ワイアットとドク・ホリデイの奇妙な友情、クラントン兄弟の末っ子にワイアットが抱く共感など、主人公をめぐる人間描写も魅力的でした。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「OK牧場の決斗」の商品はこちら