「さよなら、ティラノ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / さよなら、ティラノトレーラー映像

…ティラノにはかつて、大事な友だち・ハートがいました。その頃にはティラノは肉食でした。ハートと狩りに出かけたティラノは、そこでゴルゴたちに襲われました。ハートといっしょに、崖から落ちます。

落ちたところは深い深い暗闇でした。ティラノとハートは夢中で土を掘り進みますが、どこまでも暗闇が広がります。食べ物もなくふたりは弱りました。ハートはティラノより衰弱しており、「俺を食べろ、そしてお前は生きてくれ」と言って亡くなりました…。

ティラノが肉食をやめ暗闇を怖がるのには、そうした過去がありました。ティラノが持っているのはハートの背びれでした。

ティラノとプノンはルクトたちアンタルクトサウルスの罠にかかり、落とし穴に落とされました。山のなかにはマグマがあり、そこには罠に落ちた恐竜の亡骸があります。

プノンたちはそこで、ゴッチたちが尾行していたと知ります。「天国」がゴルゴ一派に襲われると気づいたティラノは、プノンに危険を知らせろと言いました。キズもほぼ治ったプノンは風を読んで空を飛び、知らせに行きます。

トプスを見つけたプノンは、危険を知らせます。トプスはトリケラトプスの仲間のところにおり、プノンは嘘つきだと決めつけて話を聞こうとしません。

しかしトプスの前にゴルゴが姿を現しました。ゴルゴは、ゴッチたちを監視していた自分の手下から報告を受け、「天国」にやってきていました。「これで2度めだな」と声をかけられたトプスは、プノンが言ったことが真実だと気づきます。

…トプスとトプスの母は、ゴルゴに襲われていたのでした…。

プノンはゴルゴに襲われて、翼を踏まれて痛めつけられます。それでもプノンは耐えて、隙を見て崖の上から飛びました。ルクトのところへ行ってゴルゴがやってくること、自分も「天国」を守りたいことを言います。

プノンはゴルゴを足止めして時間稼ぎをすると言いました。そのあいだにルクトは落とし穴の罠をまた作ります。

やってきたゴルゴは罠に気づきますが、プノンの挑発に乗りました。ルクトたちの足踏みで落とし穴に落ちます。

ゴルゴはプノンを襲いますが、ティラノが駆け付けると代わりに戦います。互角の戦いをしたティラノは、ゴルゴを押さえていっしょに火山の噴火に巻き込まれました。ゴルゴもティラノも噴火で亡くなります。

さいごのとき、ティラノはプノンに感謝をしていました。「プノンありがとうよ。お前が教えてくれたんだ。どこにいても俺たちは、ずっとずっと一緒だ」というティラノのことばを思い出したプノンのもとには、ティラノの背びれが残っています。

ルクトたちの「天国」は守られました。ルクトはプノンに礼を言い、特例でプノンを迎え入れることを提案します。しかしプノンは丁重に断りました。プノンは、死んだティラノとの約束を守ると言い「私たちの『天国』を探す」と答えます。

プノンは飛ぶチョウを追いかけて、自分たちの「天国」を探しました。朝日に照らされて別の「天国」への橋がかかります。プノンは頭にティラノの背びれをのせて、そこを歩いていきました。

（エンドクレジット後）

戦いのさなかで存在を忘れられたゴッチとルッチ。まだ火山のなかにおり、ゴルゴに反目してティラノにマグマだまりへの道を教えてしまったから、ほとぼりが冷めるまで姿を隠しておこうと話しています。