映画:すずめの戸締まり

「すずめの戸締まり」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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【承】– すずめの戸締まりのあらすじ2

すずめの戸締まりのシーン2

画像引用元:YouTube / すずめの戸締まりトレーラー映像

9月26日。

フェリーは愛媛に着きました。鈴芽は椅子を持って降ります。

スマホでSNSをチェックすると、あの白い猫は「ダイジン」というあだ名をつけられて、目撃者が画像を投稿していました。ダイジンは愛らしい仕草でSNS上で人気を博しており、目撃情報がどんどん上がります。

草太は単身で追跡しようとしますが、それを鈴芽が止めます。SNSには「走る椅子」というのも話題になっていました。椅子が動いていると大騒ぎになるから自分が持って行くと言い、草太も納得します。

愛媛の道を歩いていた鈴芽は、ミニバイクからミカンを落とした海部千果(あまべ ちか)を助けてミカンを拾います。千果は鈴芽と同じ高校2年でした。鈴芽が猫を探して九州からやってきたと知り、驚きます。

2人でおしゃべりしていると、鈴芽は近くの山からミミズが出ているのを見つけました。その方向には何年か前に土砂崩れが起きて、現在は廃墟になっていると知ります。近くまで千果にバイクに乗せてもらった鈴芽は、春日中学校が後ろ戸になっていると気づきました。草太は椅子の姿で鍵をかけられないので、草太が祝詞をあげて鈴芽が代わりに鍵をかけます。

ミミズを封じてほっとしていると、ダイジンが「鈴芽、すごーい。後ろ戸、また開くよ」と声をかけて去っていきました。

千果の家は小さな民宿でした。鈴芽はそこに泊めてもらいます。

環に電話をかけて「ミニ旅行」と話しますが、過保護な環は納得しないので鈴芽は電話を切りました。環が怒っているのを、職場の同僚の岡部稔(おかべ みのる)がいなします。

椅子になった草太は、食事をしなくてもいい身体になっていました。千果と夕食をとった鈴芽は、千果と女子トークを楽しみました。千果は春日中学校に通っていたことを話し、鈴芽は持ち歩いている椅子が母親の形見だと話します。

9月27日。

寝起きの悪い草太を起こしたい鈴芽は、キスをしたら起きるのだろうかと考えます。

朝のテレビニュースで、ダイジンが明石海峡大橋を渡っている映像が映りました。それを見た鈴芽は、千果と千果の家族に礼を言って旅立ちます。千果は制服だと目立つと言い、私服を貸してくれました。ハグをして別れます。

神戸までヒッチハイクしようとしますが、止まってくれる車がありません。バスは本数が少なく次の便が6時間後です。途方に暮れていると、通り過ぎた車が引き返してくれました。二ノ宮ルミという女性が乗せてくれます。

ルミは神戸在住の女性で、幼い息子と娘を後部座席に乗せていました。実家に子どもを連れてきた帰りだと言いました。子どもたちは鈴芽がバッグに入れた椅子に、興味津々です。

高速道路で移動し、神戸淡路鳴門自動車道で神戸に入った鈴芽は、遠くに見える山のところに現在は閉園した遊園地があると教わります。

ルミが預ける予定だった保育所が休みになったので、鈴芽は働くルミの代わりに子守をすることになりました。ルミの家までついていきます。

ルミの家は九宮筋商店街のなかにある家でした。1階はスナック「はぁばぁ」で、ルミはその店のママでした。鈴芽は2階で子どもたちの相手をしますが、疲れます。見かねた草太が椅子の姿で動くと、子どもたちを乗せて遊ばせました。喜んだ子どもたちは、そのまま寝つきます。

その頃、環は鈴芽を心配していましたが連絡がきません。稔が電子マネーの履歴を見ればいいと言いました。履歴から鈴芽が神戸にいると判明します。

店に客が来て繁盛しているので、子どもを寝かしつけた鈴芽は店の裏方もします。食器洗いや氷の補充、酒のボトルを出すなどしていた鈴芽は、店内にダイジンがいることに気づきました。ルミには人間の姿に見えるらしく、「初めての人。シブめで素敵」と言います。ダイジンが店を出ていったので、鈴芽は追いかけました。窓の外から呼びかけて、草太も連れ出します。

山の上にある廃業となった「神戸ゆめの国」の観覧車が後ろ戸になっていました。観覧車の扉のひとつからミミズが出ているので、鈴芽は扉を閉めて鍵をかける役、草太はダイジンを追いかける役に手分けします。草太が逃げるダイジンを追いかけてジェットコースターのレールを走ると、タックルされたダイジンが落ちて配電盤に当たりました。電気が点いて観覧車が回り始め、扉を閉めようとした鈴芽が上昇します。

草太はダイジンに要石に戻るようにと命じますが、ダイジンは草太にその役を移したと話しました。

鈴芽は扉の向こう側の景色に、幼い頃の自分と大人の女性のシルエットを見つけていました。誘われるように扉へ入っていきます。草太はそれを助けに行き、鈴芽と2人で扉を閉めました。そのあいだにダイジンは逃げます。

後ろ戸のなかに鈴芽が見た景色を聞いた草太は、それは「常世(とこよ)」だと説明します。「死者の赴く場所なんだ。行ってはいけない」と教えます。

鈴芽が店へ戻ると、ルミが心配していました。お腹が空いたので鈴芽はルミと店の従業員・ミキと3人で、ポテトサラダと目玉焼きを入れた焼うどんを作って食べます。

スナックの店舗内のソファに泊まった鈴芽は、横になったまま草太と話をします。草太は東京でアパート暮らしをする大学生で、大学卒業後は教師になるつもりだと言いました。閉じ師は家業だけれどもそれで食べていけるわけではないと話し、教師の仕事と両立させると話します。

…眠りについた草太は、夢のなかで孤独でした。椅子に座った草太は、目の前に扉があるだけで他になにもない世界で、凍り始めていました。身体に氷がついて寒く、動きにくくなった体を見て、草太は自分が要石になりつつあることを自覚します…。

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